ハシビロコウ
西園の「キリン・カバエリア」にいる「ハシビロコウ」は、「動かない」ことで有名な大人気の鳥です。正面から見ると鋭い目つきで怖い顔をしていますが、横から見ると頭頂部の羽が寝癖のようで愛嬌があります。
「動かない」ハシビロコウですが、ジッと見続けていると突然動き出すことがあります。飛んだり、踊ったりする様子を見るためには、時間をかけて観察しましょう。
午前中に訪れた時には、毛繕いの最中でした。じっくり手入れの様子を見ていると突然、片方の脚と翼を伸ばしはじめたハシビロコウ。動きがゆっくりなので、何事かと周りにいた観客の注目も集まっていました。
どうやら脚を使って首元をかきたかったようです。
さらにこの数分後には、翼を大きく広げて、数メートル先に飛びました。動きが少ないからこそ、レアな瞬間に立ち会えた際には喜びが感じられます。
ゴリラ
上野動物園の東園「ゴリラ・トラの住む森」にいるゴリラは、「ニシゴリラ」という種です。ニシゴリラは、ゴリラの中では比較的小さい種類で、オスは160~170cm、メスは120~140cmほどの大きさとなっています。
2017年10月に生まれた男の子のリキは、すくすくと成長中です。元気よく動き回っている様子が見られることが多く、でんぐり返しをして観客から歓声を浴びることもありました。
ゴリラの群れのリーダーであるハオコは、コモモ、モモカ、リキの父親です。最も大きいだけでなく、「シルバーバック」と呼ばれる白い背中で見分けることができます。
ゴリラは毎日15:45頃まで公開されています。放飼場はさまざまな方向から観覧できるので、見やすい位置を探してみましょう。