寒さも忘れる雪イベント！
横手の雪まつり
約450年もの歴史を持つ小正月行事「横手の雪まつり」は、毎年2月15日・16日に行われます。人がしっかりと入れるサイズの立派なかまくらから、無数のミニかまくらまで揃い、幻想的な空間が演出されています。
かまくらの中では、地元の子どもたちが甘酒やお餅でもてなしてくれます。当日は「入ってたんせ」という元気な声かけが、あちらこちらで聞こえてくるでしょう。横手公園では、ライトアップされた横手城とかまくらのコラボレーションを眺めることができます。
イベントの期間中は、各会場を巡回する巡回バスが運行されるので、移動も安心です。また、期間中にはいけないけれど、横手伝統のかまくらを体感してみたいという方には、「横手市ふれあいセンター かまくら館」がおすすめです。
田沢湖高原雪まつり
「田沢湖高原雪まつり」は、「たざわ湖スキー場」内の特設会場で、2日間にわたって開催されるイベントです。雪像コンテストや雪像のライトアップ、雪上ストリートダンス選手権、さらにはステージショー、紙風船上げ、花火まで、多様なコンテンツが目白押しとなっています。
雪の中のイベントで、寒さを感じた際には身体が温まる汁物グルメをチェックしてみてください。開催期間を通して催されている「汁−椀グランプリ」は、仙北市で人気のグルメ店舗が温かい汁物を提供するイベントです。どの汁物も均一価格のチケット制で、人気投票に参加することができます。「汁−椀チャンピオン」は、2日目の夕方に発表されます。
火振りかまくら
「火振りかまくら」は、JR田沢湖線・秋田新幹線「角館駅」の周辺で、毎年2月14日に行われている小正月行事です。五穀豊穣、無病息災、家内安全など、一年の無事を祈願するものとなっています。
約1.5mの縄をつけた炭俵にお焚き上げの火をつけ、縄の先端を持ったまま、自分の身体の周りで振り回すことによって身を清めます。暗闇の中で火の玉がグルグルと回る様子は迫力満点なので、ぜひ動画や写真にも残してみてください。
身体の芯から温まる、きりたんぽ鍋
昔のきりたんぽや
「昔のきりたんぽや」は、漫画『美味しんぼ』にも登場したことのある、きりたんぽ専門店です。メニューは、「きりたんぽ鍋」と「比内地鶏のたたき」の2つのみとなっています。こちらのきりたんぽは手作りで、備長炭を使って丹念に焼きあげられています。
大舘産比内地鶏の鶏ガラだけを使ってゆっくり8時間かけて煮出したスープと、大館産のネギ・セリ・ゴボウ・舞茸などの野菜類、生の比内地鶏肉が使われています。食材一つ一つまでこだわり抜かれたきりたんぽ鍋は、他店のものを食べ慣れている人も驚く美味しさです。
元祖 むらさき
1944（昭和19）年創業という老舗きりたんぽ専門店「元祖 むらさき」では、大館産のあきたこまちで作られた手作りのきりたんぽを味わうことができます。きりたんぽは1本1本が大きく、つゆがしっかりと染み込んでいて食べ応えがあります。
このほかにも、比内鶏料理や、ハタハタずし、じゅんさい酢、とんぶり長芋などの郷土料理を味わうことができます。地元の人々からも、観光客からも愛される、心あたたまる名店です。
ちゃわん屋
「ちゃわん屋」は、秋田の郷土料理と地酒を楽しみたい方にぴったりなお店です。JR秋田駅から近い場所に位置するので、観光の前後に訪れるのにちょうど良いでしょう。初めての方におすすめの「秋田ふる里セット」は、きりたんぽ鍋またはだまっこ鍋のほか、じゅん菜や、はたはた焼などを味わうことができます。
ここではきりたんぽ鍋のほかに、エビのすり身を入れて丸めたごはんや比内地鶏を入れた名物の「だまっこ鍋」もチェックしてみてください。きりたんぽ鍋の元祖とも言われている伝統的なお鍋で、「ちゃわん屋」の中でも大人気のメニューとなっています。数種類のきのこが入ったとろみのあるスープは、米どころの秋田の魅力がたっぷりと詰まっています。
秋田の名物行事といえば！なまはげスポット
なまはげ柴灯祭り
みちのく五大雪まつりの一つに数えられる「なまはげ柴灯（せど）まつり」は、900年以上前から男鹿市の真山（しんざん）神社で行われている神事「柴灯祭（さいとうさい）」と、「なまはげ」を組み合わせたイベントです。毎年2月の第2金・土・日に催されます。
3日間の行事では、なまはげの行事を真山神社の神楽殿で再現したあと、「なまはげ踊り」「なまはげ太鼓」と、迫力あるパフォーマンスが続きます。その後、松明をかざしたなまはげが雪山から降りてきて、境内を練り歩きます。その後、乱入してくる市内各地区の特色あるなまはげもあわせてチェックしてみてください。
なまはげ館
真山神社に近い位置にある「なまはげ館」は、一年を通して男鹿市の民俗行事「なまはげ」を学ぶことができるスポットです。丸木舟など民具を含めた男鹿市の伝統とともに、150枚を超えるなまはげ面や、なまはげ行事のムービーが展示されています。
本物のなまはげの衣装を身にまとって撮影できる「なまはげ変身コーナー」は、ワイワイと盛り上がることができるので、家族や友人と体験するのにぴったりです。さらに、なまはげ館の隣にある男鹿真山伝承館では、地元の人以外はなかなか見ることができない、なまはげ習俗を体験することができます。
男鹿水族館GAO
「男鹿水族館GAO（おがすいぞくかん ガオ）」では、「なまはげ柴灯（せど）まつり」の開催に合わせて、「なまはげダイバー」が登場します。「なまはげダイバー」は、年末年始にも行われている人気イベントです。1階にある男鹿の海大水槽に、なまはげの面と衣装を身につけたダイバーが現れ、餌やりを行います。
大水槽の魚となまはげダイバーの共演は、他の水族館では見られません。写真を撮ったり、なまはげダイバーに手を振ったりと、思い思いに過ごしてみてください。対象期間中に「なまはげ柴灯まつり」の入場券を持参すると、入館料が割引になるので要チェックです。
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