豊洲ベイサイドクロスってどんなところ?
2020年6月にオープンした「豊洲ベイサイドクロス」は、オフィス、ホテル、そして商業施設が揃うスポットです。1980年代から始まった、豊洲2・3丁目再開発プロジェクトの一環として建設されました。
豊洲ベイサイドクロスの核となる「豊洲ベイサイドクロスタワー」の地下1階から4階には「アーバンドック ららぽーと豊洲3」が、33階から36階は「三井ガーデンホテル 豊洲ベイサイドクロス」が入り、中層階をオフィスゾーンがつなぐ構成です。
名称にある「クロス」には、ヒトやモノ、コトを「交差させる」という意味が含まれています。豊洲ベイサイドクロスが出来ることにより、地域住民の交流が活発化したり、オフィス・飲食店・ショップ・ホテルなど施設同士が交流したりといった活動が生まれ、豊洲の街を盛り上げる効果が期待されています。
なんといっても魅力的なのは、ゆりかもめ「豊洲駅」と東京メトロ有楽町線「豊洲駅」ともに直結であるという立地の良さでしょう。銀座エリアまでは10分圏内という都心の中心部にありながらも、豊洲が持つ海や緑などののどかな自然を感じられる点もまた魅力です。
豊洲の地域住民だけでなく、都内で働くオフィスワーカーや買い物を楽しむファミリーにとっても、好アクセスの場所に位置していると言えます。
さらに既存の「アーバンドック ららぽーと豊洲」もあわせてリニューアルが行なわれました。開業以来最大となる約70店舗のリニューアルを実施し、外壁の全面塗替えに加え、フードコートの拡張、授乳室などのサービスが拡充されました。
新たにオープンした店舗の中には「アカチャンホンポ」や「トイざらス」といった、子供向け用品を取り扱う店舗も増え、ファミリーにとってはより欲しい物が揃うお店のラインアップとなりました。
豊洲ベイサイドクロスから海側に位置する「豊洲公園」や「ららぽーと豊洲」へは、デッキやブリッジを使用することによって訪れやすい工夫がされています。これは豊洲ベイサイドクロスだけでなく、他の施設への回遊性を高めることで、人の流れを増やし豊洲エリア全体を賑やかにする効果があります。
豊洲公園にかかる「豊洲パークブリッジ」の手前には「ピンポンフォレスト」、「クロスプラザ」の2つの広場もあります。ベンチが多く設置されているほか、卓球ができる場所もあり、さまざまな人のリフレッシュスペースとして使い勝手が抜群です。
豊洲ベイサイドクロスへ訪れる際には、公園や海、商業施設など他の施設も同時に巡ってみることで、より一層豊洲の街を楽しむことができるでしょう。
見どころ
新しいららぽーと豊洲を満喫する
豊洲ベイサイドクロスの地下1階から4階にオープンの「アーバンドック ららぽーと豊洲3」には、商業施設初出店4店舗、新業態3店舗を含む全36店舗が揃います。オフィスワーカーも利用しやすい飲食を中心に、書店・家電・託児所・クリニックモールなど生活基盤を支える店舗ばかりです。ららぽーと豊洲3と既存のららぽーと豊洲は、デッキでつながれているため、自由に行き来して買い物を楽しむことができます。
まず地下1階にあるのが、クイックランチに便利なイートインスペース。飲食店で料理を購入した後は、イートインスペースでそのまま食事をすることができます。東京ベイサイドクロスやその近隣で働く人にとっては、素早く食事が済ませられる便利なスポットです。
ヘルシーなメニューを取り揃えた「RF1 SALAD MEAL」や、一流シェフによるラーメン「麺や一途 導(shirube) 」などの飲食店のほか、ベーカリーショップやスーパーマーケットが営業し、時間がない時は軽めに食事を済ませることが可能です。
また早朝から夜遅くまで営業している1階のカフェやレストランは、出勤前や仕事終わりに訪れるのにピッタリ。ワイン醸造所が提案する「発酵食とワインふさみ食堂」や、オーガニックレストランの「WE ARE THE FARM 豊洲」など、高級感や大人の雰囲気を感じられるお店が多く営業しています。
2~4階には、書店・家電専門店・託児所・クリニックモールなどの生活に関わる店舗や施設が入っています。
2階で営業の書店「有隣堂」は、豊洲ベイサイドクロスで働く人や、近隣のオフィスワーカー向けの書籍が多めに取り揃えられ、書店にはカフェが併設されているため、購入後その場ですぐに読書をすることも可能です。(2021年8月現在、コロナ対策として書籍の持ち込みは中止されています)書店の上にある3階ではデジタル家電専門店の「ノジマ」が営業中のため、家電がお目当てであればぜひ覗いてみてください。
最上階4階にある新業態の「SPBS TOYOSU」は、ライブラリー、カフェ、ワーキングスペース、社会人スクールが合体したブックラウンジ。SPBS TOYOSUは、人と人、人と知性の出会いをサポートするのが目的の施設です。人と人の交流を活発化させるためのイベントやワークショップが開催されるため、興味がある人は訪れてみると良いでしょう。
広場や公園を利用する
豊洲ベイサイドクロスには、緑豊かな豊洲地域の特徴を活かしたエリアがいくつかあります。そのなかでも特に豊洲公園から繋がるように存在する「ピンポンフォレスト」と「クロスプラザ」は、休憩場所や遊び場として活用できる憩いのエリアでしょう。
敷地内には木々が植えられ、高級感のある豊洲ベイサイドクロスの建物と相まって落ち着く空間を作り出しています。屋外で卓球をすることもできるため、家族や友人との交流としても使い勝手が抜群です。ここでは、定期的にイベントが開催される予定です。
このピンポンフォレスト、クロスプラザのすぐ横にある豊洲公園もぜひ訪れておきたい癒やしのスポットです。豊洲ベイサイドクロスから豊洲公園までは「豊洲パークブリッジ」という橋がかかり、簡単に足を運ぶことができます。
ユニークな種類の遊具が揃う子供から人気の公園で、公園内には滑り台やブランコ、複合アスレチックなどがあり、地域の子供たちが集まって遊んでいる光景が目に入ります。春には桜が咲き誇り、お花見の名所としても人気。夏には水遊びをすることができるなど、季節ごとに楽しみ方が異なるのも豊洲公園の魅力でしょう。
また、眼下に広がる海沿いの遊歩道は豊洲ふ頭をぐるりと囲む「豊洲ぐるりパーク(豊洲ふ頭内公園)」です。全長が約4.5kmあり、豊洲エリアにある4つの公園を結びます。散歩やランニング等を楽しむことができる他、先端部ではレインボーブリッジや東京タワーを見ることもできます。時間に余裕のある方は湾岸の景色を楽しみながら散策もおすすめです。
ホテルに宿泊する
「豊洲ベイサイドクロスタワー」の33階から36階には、ホテル「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」が入っています。「Tokyo Floating Journey 空に突き抜ける東京の旅」というデザインコンセプトの通り、ホテル全体のインテリアには航海になぞらえたストーリーが展開され、水辺や水面などをモチーフにしたデザインが施されています。
潜水や浮上を意識したエントランスに、出港を意味するエレベーター、航海を表現した36階からのパノラマビューなど、ホテルでは空の旅を感じながら贅沢なひとときを過ごせることでしょう。
客室は全225室で、東京タワーやレインボーブリッジの夜景を楽しむことができる客室や落ち着きのある庭園を眺められる客室があります。客室のタイプはダブルやツイン、トリプルと幅広いため、1人で宿泊するのはもちろん、家族など複数人での宿泊にも対応可能です。
窓からは東京タワーやレインボーブリッジを望むことができ、夜景の名所とも呼ばれる豊洲の絶景を感じられるのがポイント。また客室だけでなく、ホテルに完備された大浴場からもこのロマンティックな夜景を臨むことができます。空中に用意された中庭は、夜になるとライトアップされ幻想的な空間を作り上げます。
レストランで提供されるのは、豊洲市場の新鮮な魚介を使ったイタリアン。イタリアのマルシェを意識したカウンターや、本格的なピザ釜など、料理の味はもちろん高級イタリアンの雰囲気作りにも手が込んでいます。
ライブキッチンで調理現場を眺めるのと同時に、窓からは美しい東京タワーを望むことも。美味しい料理と美しい夜景は、記念日などの特別な日に利用するのにおすすめです。レストランは、夕食だけでなく朝食やランチを提供しています。宿泊をせずに食事のみを目的に訪れることもでき、静かで上品な空間は取引先との接待や打ち合わせに最適です。
おすすめの周辺スポット
豊洲ベイサイドクロスから徒歩10分圏内でいけるランチ
万福食堂 豊洲駅前店
万福食堂は、豊洲で長年愛されている和洋中の料理を提供するお店です。もともとは中華専門のお店として営業を続けてきましたが、リクエストに応え続けるうちに現在では和食や洋食を含め100品の料理を提供するようになりました。
ランチには、定食や麺飯セットなど20種類以上の料理を用意。もともと中華専門店だったこともあり、特にジャージャー麺やタンメンなどの中華料理が人気です。
青ゆず 寅 豊洲(テイクアウト専門)
お弁当専門店の青ゆず 寅では、主に魚河岸料理を販売しています。公園やベンチが充実している豊洲では、ここでお弁当を購入して屋外でランチをするのもおすすめです。銀だらの西京焼きが一押しメニューで、引き締まった身としっかりとした味付けは食べ応えが抜群。その他にも海鮮丼や揚げ物など、バラエティー豊かで豪華なお弁当が多数販売されています。
味処いちむら
味処いちむらは、1983(昭和58)年に創業した老舗の定食屋です。少し古びてレトロなお店は、開発が進む豊洲の中でも懐かしさを感じさせる佇まいをしています。特に人気のメンチカツ定食は、巨大なメンチカツがお腹を満たしてくれる豪華な1品。その他にもポークソテー定食や生姜焼き定食など、ボリューミーで家庭的な料理を味わうことができます。
石臼挽きそば 石楽 豊洲店
石臼挽きそば 石楽は、豊洲フロントの1階にある小洒落た蕎麦屋です。ららぽーと豊洲のすぐ近くにあるため、買い物帰りに寄ってみるのも良いかもしれません。石臼挽きしているそば粉を使った麺は、コシがありのどごしが最高。かけそばやもりそばなどのシンプルなメニューだけでなく、旬の食材を使った季節限定メニューも人気を集めています。
WILDMAGIC - The Rainbow Farm -
WILDMAGIC - The Rainbow Farm -は気軽にBBQを楽しむことができる施設です。都会にいながらもリゾート感覚のグランピングを体験することができます。
様々なプランがあり、道具のみを借りることができるプランや食べ物や飲み物を全て調達することができるプランなど様々です。
BBQのしたくなる夏や特別な日のランチなどにぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
豊洲ベイサイドクロスと合わせて観光におすすめ
キッザニア東京
キッザニア東京は、子供が遊びを通しながら様々な職業について学ぶ施設です。体験できる職業は100以上にのぼり、子供たちはその仕事のユニフォームを着て職業体験をします。働いた後は「キッゾ」という専用通貨で給料をもらう仕組みのため、ただ遊ぶだけでなく、仕事やお金の大切さを学ぶにはピッタリのスポットでしょう。
台場一丁目商店街
お台場デックスにある台場一丁目商店街は、昭和の時代を再現したレトロな空間。商店街では昔ながらの駄菓子や雑貨が販売され、懐かしい気分を味わいながらショッピングを楽しむことができます。
また商店街にある「怪奇学校」というお化け屋敷は、つい叫び声を上げてしまうほどのリアルな演出です。
豊洲市場
2018年に築地市場から移転した、水産物、青果物を取り扱う総合市場です。閉鎖型の施設で、場内はもちろんのこと、一般の見学エリアや飲食店舗、物販エリアも気温や天気に左右されないのがうれしいところ。
また、水産卸売場棟で開催される早朝のマグロのせりが観光客に人気です。その他にも食堂で新鮮な海鮮料理を味わったり、お土産を購入したりすることができます。なお、見学については、一部制限がありますので事前に公式サイトで確認してください。
日本科学未来館
日本科学未来館は、現在世界で起きている事柄を科学の視点から考えるために作られた施設。常設展は「世界をさぐる」「未来をつくる」「地球とつながる」の3つのゾーンに分かれています。宇宙や地球、生命にまつわる展示物が多く、国際宇宙ステーションやロボットなどあらゆる知識を身につけることができます。
アクセス情報
電車で行く場合
- 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅2番出口直結
- ゆりかもめ線「豊洲」駅より直結
バスで行く場合
豊洲駅周辺に停まるバス路線は以下です。
- 門前仲町ー東京テレポート 区間の「海01(KM01)」
- 門前仲町ー東京ビッグサイト 区間の「門19」
- 森下駅ー日本科学未来館 区間の「急行06(土・休日のみ運行)」
- 錦糸町駅ー晴海埠頭 区間の「錦13」
- 東京八重洲口ー深川車庫 区間の「東15」
- 東京八重洲口ー東京ビッグサイト 区間の「東16」
- 新橋駅ー東京スカイツリー駅前 区間の「業10」
よくある質問Q&A
授乳室やベビーカーは利用できますか?
授乳室は、館内の以下の場所に設置されています。
- ららぽーと豊洲1 1F サウスポート(デリーモ横)
- ららぽーと豊洲1 2F センターポート(THE SHOP TK横)
- ららぽーと豊洲1 3F センターポート(オリンピア横)
- ららぽーと豊洲2 1F(フードストアあおき横)
- ららぽーと豊洲3 1F(100本のスプーン横)
- ららぽーと豊洲1 2F ノースポート(四谷大塚横)
ベビーカーの貸し出しはセルフで行なっているため、自由に利用できます。ベビーカーが置かれているのは、以下の場所です。
- ららぽーと豊洲1 1F サウスポート(アフタヌーンティー・リビング横)
- ららぽーと豊洲1 1F センターポート(nano・universe前)
- ららぽーと豊洲1 1F センターポート(niko and…前)
- ららぽーと豊洲1 1F ノースポート(コギー横)
- ららぽーと豊洲1 2F サウスポート(MOMO natural前)
- ららぽーと豊洲1 2F センターポート(caon横)
- ららぽーと豊洲1 3Fサウスポート(江戸前寿し すしつね匠横)
その他の子供向けのサービスについては、公式サイトから確認することができます。
ペットは同伴できますか?
ペットの同伴可能エリアは、公式サイトから確認ができます。
ただしそれぞれの店舗によってペットの入店可否が異なるため、各店舗に直接問い合わせするようにしてください。ドッグランやペットの一時お預かりサービス、ペットカートのレンタルなども利用可能です。
コインロッカーはありますか?
コインロッカーは、館内の以下の場所に設置されています。
- ららぽーと豊洲1 1F センターポート エレベーターホール 利用可能時間:24時間
- ららぽーと豊洲1 1F センターポート「&mallデスク」裏エレベーターホール 利用可能時間:10:00〜21:00
- ららぽーと豊洲1 2F ららぽーと豊洲1-2連絡通路入口 利用可能時間:10:00〜23:00
- ららぽーと豊洲3 B1F「成城石井」前 利用可能時間:5:00〜25:00
- ららぽーと豊洲1 3F ノースポート エスカレーター横 利用可能時間:10:00〜23:00
- ららぽーと豊洲1 4F ノースポート エスカレーター横 利用可能時間:10:00〜23:00
基本情報
豊洲ベイサイドクロス
【営業時間】
アーバンドックららぽーと豊洲内の各施設
- ショッピング:10:00〜21:00
- サービス:10:00〜21:00
- レストラン:11:00〜23:00
- フードコート:11:00〜22:00
【定休日】年中無休
【駐車場】
場内駐車場:2,200台
駐車時間:24時間可能
駐車料金:最初の1時間無料、以降30分ごとに500円の加算 (2021年9月6日(月)より30分ごとに400円へ変更)
【住所】東京都江東区豊洲2-2-1
【公式HP】
ららぽーと豊洲
三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス