オービィ横浜(Orbi Yokohama)ってどんなところ?
オービィ横浜(Orbi Yokohama)は、2013年に「大自然超体感ミュージアム」として、マークイズみなとみらいという屋内商業施設にオープンしたエンターテイメント施設です。
ゲーム会社のSEGAが企画開発した斬新なデジタルテクノロジーとリアルな動物たちを掛け合わせた全く新しい形のエンターテイメントパークで、「オービィ」という名前は「Orb(球体)」「Orbit(軌道)」を掛け合わせた地球を連想させる造語が由来になっています。「探求」「癒し」「仲良し」をテーマに、様々なコーナーやアクティビティを展開しています。
実際に動物とふれあえるコーナーやイベント、美麗な映像を駆使した臨場感あふれるシアター、大自然にふれるアクティビティなどがあります。迫力の映像と動物とのふれあいが1度に楽しめ、自然について学ぶことができるまさに新感覚のエンターテイメントパークです。
都会にいながらも普段なかなか出会うことのできない動物や貴重な映像を通して大自然を体感することができます。2018年4月にリニューアルオープンして、これまでのアクティビティに加えて、貴重な動物や、ねこがたくさんいる癒しの空間ができたりなど、動物たちとふれあえるコーナーが大幅に拡張されました。
※オービィ横浜は、2020年12月31日をもって閉館しました。
見どころ
普段会えない動物とふれあえる!アニマルガーデン
入場ゲート入ってすぐ右手にあるのがアニマルガーデンです。ここでは普段出会うことのない動物たちとふれあうことができます。
入り口で注意事項と時間の印字された紙を渡されます。混雑時は1回15分と時間制限がありますが、そうでない時は心ゆくまで動物とふれあうことができます。また、小学生以下のお子さんには16歳以上の方の付き添いが必要です。
それぞれの動物は「ふれあいOK」「スタッフに声をかければOK」「限定イベント時のみふれあいできるよ」「近くで観察してね(触れあえません)」の4種類に分けられていて、子供にもわかりやすく注意書きされています。
フラッシュをたかなければ間近で一緒に写真撮影もできるので動物好きにはたまらない空間です。また、300円でカピバラとリクガメのおやつを購入することもできます。仲良くなる絶好のチャンスなので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
森の中を散策して動物たちを探すというコンセプトのコーナーです。普段なかなかふれあえることができないような動物とふれあうことができます。
カピバラやムツオビアルマジロ、グリーンイグアナ、ケヅメリクガメは「ふれあいOK」です。2メートルほどもあるカーペットニシキヘビやミーアキャットはイベント時にふれあえます。カピバラはとってもおとなしく、撫でてもじっとしていました。毛並みは硬く、タワシのような感触でした。
アマゾンの熱帯雨林に生息するオニオオハシはカラフルな体から「アマゾンの宝石」と呼ばれるほど。
体の半分を占める大きなくちばしは一見重そうに見えますが、実はスポンジのような質感になっていて、飛ぶのに支障がないようになっています。
おなじみの動物とふれあえる!アニマルスタジオ
さらに階段を登って次のコーナーに行くと今度はアニマルスタジオがあります。ここでは比較的馴染みのある、ヒヨコやウサギ、インコやハリネズミ、トカゲなど、かわいらしい小動物や少し珍しい爬虫類とふれあうことができます。アニマルガーデンと同じように、混雑時には時間制限があります。また9歳以下のお子さんには16歳以上の方の付き添いが必要です。
ウサギやモルモット、ヒヨコ、ハリネズミ、インコなどは「ふれあいOK」です。ヒヨコは柵の中に手を入れるやいなや寄ってきてくれました。押し寄せる小さなヒヨコの可愛さは悶絶級です。フトアゴヒゲトカゲは見た目からしてチクチクしてそうだと思いましたが意外と柔らかく、そして温かかったです。
ハリネズミはハリで手を傷つけないように軍手を装着してふれあいます。
特に人懐こかったのがズグロシロハラインコという名前のインコ。頭が黒く、腹部が白いことからこの名前がつきました。
手を差し出すと飛んで来てくれました。それだけではなく、もっとさわってと言わんばかりに手を甘噛みしてきては頭をこすりつけてきたり、なんとも愛らしい仕草がたまりません!
最新型の猫カフェ⁉︎ キャットパラダイス
リニューアルオープンした際に、新しく登場した「キャットパラダイス」。ここではかわいい猫たちと思う存分ふれあうことができる、その名の通り猫の楽園です。こちらも混雑時には時間制限があり、また小学生以下のお子さんには16歳以上の方の付き添いが必要です。
都内には様々な猫カフェもありますが、キャットパラダイスはただ猫とふれあうだけだなく、猫が喜ぶような映像やキャットタワーが完備していて、自由奔放に動く猫の姿をしっかりと見ることができるんです。
こちらはシャム猫のトムくん。とっても活発で、キャットタワーを縦横無尽に移動していました。しなやかな身体と耳や足先の黒が美しく、間近で観察できるのもこの場所の魅力のひとつです。
猫の体調や健康に合わせて展示時間の制限を持ち、定期的に日光浴などもさせているので、猫がありのままの姿でのびのび活動しているところを観察できます。まさに、猫にも人間にも優しい最新型の癒しスポットです。
BCCが提供する超美麗映像で大自然を体感
英国放送協会、BBCが提供した映像をもとにSEGAが臨場感あふれる映画を製作しました。4D上映や巨大スクリーンで見る大自然の映像は、まるでそこにいるのかと錯覚してしまうほどです。
臨場感あふれる映像!マウンテンゴリラ
マウントケニヤやマウンテンゴリラのコーナーでは大自然を実際に体感することができます。
普通なら体験することができないような大自然の体験もここでなら体験することができるんです。ぜひ貴重な経験をしてみてはいかがでしょうか。
また、小学生以下のお子さんは16歳以上の方の付き添いが必要です。
マウンテンゴリラは映像を五感で楽しむことができる4D上映の映画です。絶滅危惧種の野生のマウンテンゴリラの生態に迫ります。荒くれるマウンテンゴリラを間近で体感できる貴重なアクティビティです。臨場感あふれる4D映画に大興奮すること間違いなしです。
大自然を体感できるシアター23.4
シアター23.4は日本最大級のスクリーンを誇る映画館です。この23.4という名前は地球の自転軸の傾きが23.4度というところから名付けられています。この自転軸の傾きによって様々な季節や気候の変化をもたらし、多様な生物が生きる環境ができたのです。
スクリーンは客席に沿って少し曲がっている作りになってます。見渡す限りのスクリーンでみる映像は臨場感たっぷりですよ。
また、毎日13時30分からはフクロウやインコが客席の上空を飛ぶイベント「フライトトレーニング」が行われます。大きなくちばしが特徴的なオニオオハシの飛んでいる姿はとても貴重です。
少ない待ち時間で楽しめるアクティビティ
子供とお出かけを楽しむ時に気になるのは待ち時間ですよね。オービィ横浜は平日は混雑することはあまりありませんが、それでも待ち時間はできるだけ少なくしたいものですよね。そこで、数あるアクティビティの中でも待ち時間なしにすぐ体験ができるものをご紹介します。
メガバグズ
メガバグズは自分が昆虫のサイズになったとき、どのように世界が見えるかをテーマに、木の枝や葉っぱや巨大な昆虫を模した遊具で遊ぶことができます。大人でも楽しめるような世界中の珍しい虫を集めた標本コーナーもあるのでじっくり観察してみるのもいいかもしれません。
珍しいクワガタの標本がずらりと並んでいました。昆虫が大好きな子供たちはたまらない場所です。
他にも、蝶や蛾の標本や世界的に珍しい昆虫の標本など様々なものが展示があります。
ベースキャンプ
パーク内の中央に位置する、白い立方体が積み重なった不思議な空間。ここは世界中の大自然の映像がプロジェクションマッピングで映し出されるスポットです。砂漠から海中に、森林になったと思えば滝が流れ、くるくると移り変わる映像は見ていて飽きることがありません。
ひと休みできる椅子と、自動販売機もあるので休憩スペースにはもってこいです。
インフィニットアクアリウム
熱帯魚の泳ぐ水槽がいくつか展示してあるのですが、壁が全て鏡張りになっていて、鏡に写る水槽が何個もあるように錯覚させるようなミニ水族館です。
永遠に続くように見える水槽の道は、青く照らされてとっても幻想的な雰囲気で、写真映え間違いなしのスポットです。
ケニア山の気温を体感!マウントケニア
マウントケニアでは、その名の通り赤道直下にある高山である、ケニア山の気候を体験できるというアクティビティです。
ケニアというと年間を通して暑いイメージがありますが、高山付近は日中は25度、夜にはマイナス15度という非常に寒暖差が激しい場所なんです。1日で劇的に変化するケニア山の寒暖差は約35度。
マウントケニア内はこの気候を忠実に再現していました。25度、0度、マイナス15度のブースの分かれていて、それぞれの気温を体験していく仕組みです。
マイナス15度のブースは気温もさながら顔面に冷たい突風を吹き付けられるなかなかハードなブースでした。3歳以下のお子さんは「マウントケニア」内にある「強風ルーム」は利用できませんので、ご注意ください。
おすすめの周辺スポット
オービィ横浜から徒歩10分圏内でいけるランチ
オービィ横浜と合わせて観光におすすめ
オービィ横浜と合わせて観光におすすめの人気スポットには、みなとみらい駅より徒歩約2分のところにあるよこはまコスモワールドやインスタントラーメンの世界を学んで楽しむカップヌードルミュージアム横浜、元町中華街駅から徒歩3分の山下公園などがあります。
よこはまコスモワールド
よこはまコスモワールドはみなとみらい駅から徒歩約2分の位置にあり、オービィ横浜からも徒歩15分ほどで着きます。
よこはまコスモワールドは、「ワンダーアミューズ・ゾーン」、「ブラーノストリート・ゾーン」、「キッズカーニバル・ゾーン」の合計3つのゾーンから成る、世界で初めての画期的な都市計画から生まれた未来志向の都市型立体遊園地です。
みなとみらい駅から徒歩約2分とアクセスも抜群で、高さ112.5m、480人乗りの世界最大級の観覧車「コスモクロック21」がシンボルになっている都市型遊園地です。入園無料の園内には約30種類のアトラクションがそろっています。
特に観覧車は横浜の景色が一望できることから人気で、夜景も一層ロマンチックです。家族連れやデートにピッタリのスポットです。
カップヌードルミュージアム横浜
カップヌードルミュージアム横浜はみなとみらい駅から徒歩8分の位置にあり、オービィ横浜からも徒歩約15分ほどで着きます。
カップヌードルミュージアムは、インスタントラーメンにまつわる様々な展示や体験工房などを通じて、発明・発見の大切さやベンチャーマインドについて楽しみながら学べる体験型食育施設です。
世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明し、地球の食文化を革新した日清食品創業者・安藤百福(あんどう ももふく)の「クリエイティブシンキング=創造的思考」を数々の展示を通じて体感することができます。
「チキンラーメン」を手作りできる「チキンラーメン ファクトリー」や自分でデザインしたカップにお好きなスープと具材をトッピングして、世界で一つだけの「カップヌードル」を作ることができる「マイカップ ヌードル ファクトリー」、アジアのナイトマーケットをイメージした空間で、世界中のさまざまな“めん”を味わうことができる「NOODLE BAZAAR」など、ここでしか味わえない麺のお楽しみがいっぱいです。
見て、さわって、遊んで、食べて、楽しみながら発明・発見のヒントを学び取れる、大人も子どももワクワクする体験が待っています。
山下公園
山下公園は元町中華街駅から徒歩3分の位置にあり、オービィ横浜からも電車で約25分ほどで着きます。
ベイブリッジや港を行き交う船の眺めがロマンチックな公園です。童謡で馴染みの深い「赤い靴はいてた女の子」像や、「かもめの水兵さんの歌碑」、在日インド人協会から1937(昭和12)年に寄贈された「インド水塔」、姉妹都市であるアメリカ・サンディエゴ市から贈られた「水の守護神」など、海外との豊かな交流を感じさせる記念碑が多いことでも有名です。
1930(昭和5)年3月に開園した公園です。関東大震災のがれきを埋め立てて作られました。また、山下公園は横浜のバラの名所でもあり、毎年春と秋の時期には、「未来のバラ園」に約160種1,900株のバラが咲き誇ります。
さらにおすすめ
アクセス情報
電車で行く場合
- みなとみらい線「みなとみらい駅」直結
- JR・市営地下鉄「桜木町駅」より動く歩道を利用し、徒歩約8分
車で行く場合
- 首都高速横羽線みなとみらいランプより約1分
- 横浜駅から高島町MM21地区入口より、約5分
バスで行く場合
- 横浜駅東口から、京急バス141系統「美術の広場前」下車
- 桜木町駅から、市営バス156.292系統で「横浜美術館」下車
よくある質問Q&A
館内をまわるのにどのくらい時間がかかりますか?
エキシビジョンやシアターを全て見る場合には2時間半ほど時間がかかります。
再入館はできますか?
正面ゲートにある「前売り券・年間パスポート・再入場」のゲートにてチケット購入時のレシートを提示してください。
ベビーカー・車イスの貸し出しはありますか?
車イスの貸し出しは行なっていますが、ベビーカーの貸し出しは行なっていません。
ベビーカーはマークイズみなとみらいのインフォメーションセンターにて貸し出しを行なっているのでそちらを利用すると良いでしょう。
基本情報
オービィ横浜(Orbi Yokohama)
※オービィ横浜は、2020年12月31日をもって閉館しました。
【住所】神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号 MARK IS みなとみらい 5F
【営業時間】
- 月~木9:00〜21:00(最終入館 20:00)
- 金~日・祝・祝前日9:00〜22:00(最終入館 21:00)
※一部のエキシビションは営業時間が異なります。
※マークイズみなとみらいの施設点検に併せて休館日が年1回程度あります。詳しくは公式サイトにて確認ください。
【料金】
フリーパスポート
- 大人:2,400円
- 中学生・高校生:1,800円
- 小学生:1,600円
- 幼児:1,200円
- シニア:1,800円
入場料金
- 大人:800円
- 中学生・高校生:500円
- 小学生:300円
- 幼児:無料
- シニア:300円
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