江ノ島ってどんなところ?
「江ノ島」とは、神奈川県藤沢市にある「湘南海岸」から突き出た、陸続きの島のことです。昔から景勝地として有名で、日本百景の1つであり、県の名勝に指定されています。
江ノ島では、海や洞窟などの自然を活かした観光スポットが多く、新鮮な海鮮や、老舗から最先端のスイーツまで味わえます。デートスポットとしても人気の場所で、水族館や温泉まで楽しめます。また、近くに位置する「鎌倉」と合わせて観光する人も多いです。
江ノ島旅行の見どころ
自然を活かしたスポットでパワーをもらう
海に囲まれた江ノ島では、海を間近に感じながら観光することができます。そして、豊かな自然を活かしたスポットが多くあります。
「江の島サムエル・コッキング苑」では、温暖な気候に育つ植物や花々が、四季折々楽しめます。春や秋はカナディアンローズを、冬には椿やウィンターチューリップを見ることができます。
島の奥に位置する「江の島岩屋」は、長い時間をかけて自然の力が作り上げた洞窟です。江ノ島伝説が生まれた場所や、富士山と繋がっている場所ともいわれています。
江ノ島で外せないパワースポットといえば、「江島神社」です。芸能や芸術的才能、金運の向上、災難除けなどにご利益があるとされています。日本初の屋外エスカレーター「江ノ島エスカー」を利用すると、効率よく参拝できます。
江ノ島の自然スポットやパワースポットを訪れて、活力を養いましょう。
海鮮にスイーツ!ご当地グルメを食べ歩く
江ノ島のグルメといったら、つるんとした食感の生シラスを食べられることが有名です。そんな生シラス以外にも、お刺身や網焼きなどに調理された、いろんな種類の新鮮な海鮮が味わえます。サザエの身を卵でとじた丼「江ノ島丼」もあります。
江の島の入口から江島神社までの参道「弁財天仲見世通り」は、食べ歩きをするのにピッタリなスポットです。タコが丸々入った「丸焼きたこせんべい」や、昔から親しまれているご当地和菓子「女夫饅頭」、アイスや海鮮焼きなど、甘い物もしょっぱい物も食べ尽くせます。
島内には、老舗の食堂や和菓子屋から、オシャレなカフェやレストランなど、幅広いジャンルの飲食店があります。自分の観光に合ったお店が見つかるでしょう。海を見ながら食事ができるところもあります。
水族館や温泉などの施設を楽しむ
江ノ島には、水族館や温泉など1日中満喫できる施設があります。
「新江ノ島水族館」では、江ノ島がある「相模湾」を再現した大水槽や、迫力満点のイルカショー、世界初の3Dプロジェクションマッピングを使ったクラゲショーなど、多彩な展示やパフォーマンスを見学することができます。
「江の島アイランドスパ」では、江ノ島で唯一の温泉に入ったり、海や富士山などの景色を見渡せる露天プールで泳いだり、トリートメントスパや整体で癒やされることができます。施設内のダイニングでは、海を見ながらご当地グルメを味わえます。
魅力満点の観光スポットで、思いっきり遊んだり、リラックスするのもいいでしょう。
恋人の聖地でロマンティックなデートをする
江ノ島は、神奈川県で屈指のデートスポットとしても人気です。江ノ島の伝説「天女と龍の恋物語」から、恋愛の名所といわれています。
「恋人の丘 龍恋の鐘」は、伝説に基づいて作られた観光スポットで、見晴らしのいい高台にある鐘を、2人で一緒にならすと永遠の愛を約束できるとされています。また、周りにあるフェンスに、願いを込めた南京錠をかけると、2人の愛が固く結ばれるともいわれています。
日本三大弁財天の一角を担う「江島神社」の「辺津宮」には、良縁を招くとされる「むすびの樹」があります。これは辺津宮のご神木です。ピンク色の「むすび絵馬」に2人で願いを書いてこの木に結ぶと、恋愛のご利益があるそうです。
他にも、「新江ノ島水族館」やオシャレなカフェやレストランなど、デートに最適なスポットが江ノ島にはいろいろあります。
季節を感じるイベントに参加する
江ノ島では、島内全体が会場となったイベントが毎年季節に合わせて開催されています。
春には、新緑や花々が綺麗な島内で色をテーマにしたカラフルなイベント「Colors-Fest! enoshima」が、夏には、約1,000基もの灯籠が島を明るくするライトアップイベント「江の島灯籠」が行なわれます。
秋は、江ノ島と江ノ電の沿線エリアで、音楽やダンス、アート、キャンドルのライトアップなどを楽しむ体験型イベント「江ノフェス」に、冬は、関東三大イルミネーションに数えられる「湘南の宝石」に、参加することができます。
江ノ島の美しさを活かしたイベントに参加して、季節の移り変わりを体感しましょう。
江ノ島の観光スポット
江の島シーキャンドル(展望灯台)
湘南のシンボルとして有名な「江の島シーキャンドル」は、「江の島サムエル・コッキング苑」の中にある展望灯台です。2003年にリニューアルされていて、高さが59.8m(海抜119.6m)あります。
屋外展望台や、ガラス張りの展望フロアでは、西に「富士山」、東に「三浦半島」、南に「大島」などを望むことができます。1階には、カフェや郷土資料室、グッズショップなどがあります。
江の島シーキャンドルの入場料は、中学生以上が500円で、小学生が250円です。これとは別に、江の島サムエル・コッキング苑の入場料が必要です。
江の島サムエル・コッキング苑
南国の情緒が感じられる「江ノ島サムエル・コッキング苑」は、1年を通して四季折々の花や植物が楽しめる植物園です。日本では3番目に古い植物園として、長い歴史を持っています。
園内には、「江の島シーキャンドル」や、藤沢市と友好を結ぶ各都市をモチーフにした広場などがあります。
1月から3月にかけて、約280種類、約800本の椿が咲き誇ります。赤、白、ピンクなどの多様な椿は美しく、かながわ花の名所100選に選ばれています。
5月と10月には、バラの産地として知られるカナダのウィンザー市をモチーフにした広場で、カナディアンローズを見ることができます。
また、季節やお花を活かしたイベントが定期的に開催されています。特に人気のイベントは、毎年11月下旬から2月中旬まで行なわれる「湘南の宝石」です。メイン会場のこの場所では、約20,000株ものウィンターチューリップやイルミネーションなどを楽しめます。
入場料は、中学生以上が200円で、小学生が100円です。江の島の頂上にあるので、「江の島エスカー」を利用すると便利でしょう。
江島神社
江ノ島のパワースポット「江島神社」は、「奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)」と「中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)」と「辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)」の三姉妹の女神様を祭神とする神社です。
参拝すると、芸能や芸術的才能、人気力、金運の向上、悪縁切り、災難除けなどにご利益があるといわれています。境内にはそれぞれの祭神を祀る宮があるので、それらを巡るのもいいでしょう。悪縁切りの名所でもあるので、同行者とは別々に鳥居をくぐるのがオススメです。
また、江島神社のシンボル「弁天様」を祀っているお堂「奉安殿」には、日本三大弁財天の1つとして有名な「妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)」と「八臂弁財天(はっぴべんざいてん)」が安置されています。八臂弁財天の御尊像は国の重要文化財に指定されています。
「江ノ島エスカー」を利用すると、スムーズに参拝できます。ほとんど無料で参拝できますが、奉安殿では拝観料がかかります。大人が200円、中学生と高校生が100円、小学生が50円です。
恋人の丘 龍恋の鐘(りゅうれんのかね)
江の島屈指のデートスポット「恋人の丘 龍恋の鐘」は、見晴らしのいい高台にある観光スポットです。自然散策路の一部にあり、目の前に海が広がっている美しい景色が堪能できます。晴れている日には、伊豆大島が望めます。
江の島の伝説「天女と龍の恋物語」にちなんで作られた龍恋の鐘は、2人で一緒にならすと永遠の愛を約束できるといわれています。
また、鐘の周りにあるフェンスに、お互いの名前や願いを書いた南京錠をかけると、2人の愛が固く結ばれるといわれています。南京錠は入り口付近で購入できます。
「江島神社」の「奥津宮」の近くにあるので、合わせて訪れるのもいいでしょう。映画「陽だまりの彼女」のロケ地として使われた場所なので、映画ファンも見逃せないスポットです。
江の島岩屋
島の最も奥に位置する「江の島岩屋」は、長い年月を経て波の浸食でできあがった洞窟です。江の島信仰発祥の地であるこの場所では、「弘法大師」や「日蓮上人」が修行し、「源頼朝」が勝利祈願のために訪れたといわれています。
岩屋は2つあります。奥行き152mで、富士山の氷穴に通じている「第1岩屋」と、奥行き56mで、龍神伝説の舞台といわれている「第2岩屋」です。そして、岩屋を繋ぐ橋は、相模湾と富士山の景色が一望できる穴場スポットです。
洞内は、神秘的な音響や照明で演出され、岩屋の歴史や逸話などが解説されたパネルが展示されています。竜のオブジェや「与謝野晶子」の詩が刻まれた歌碑などもあります。
入洞料は、高校生以上が500円で、小学生と中学生が200円です。洞窟内は、一年中15度から18度ほどです。訪れる際は、体温調節できる服装がいいでしょう。観光の始めに江の島岩屋へ向かう方は、船「べんてん丸」を使うとスムーズにアクセスできます。
弁財天仲見世通り
「弁財天仲見世通り」は、江の島の入口から江島神社までの参道に連なる歴史ある商店街です。飲食店やお土産屋、旅館などが並んでいて、賑わいのある場所です。入り口にある「青銅の鳥居」は約200年前に建てられたもので、市の指定文化財になっています。
この通りに来たら、「丸焼きたこせんべい」や、老舗の和菓子屋で売られている「女夫饅頭」など、ここでしか食べられないご当地グルメを食べ歩くのもいいでしょう。また、江ノ島の名物として有名な「シラス料理」をお腹いっぱい堪能することもできます。
江の島アイランドスパ
「江の島アイランドスパ」は、入浴や食事、宿泊などができる総合施設です。
「温泉エリア」では、江ノ島で唯一の天然温泉が楽しめます。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で、保温保湿効果に優れているそうです。デトックス効果や代謝アップが期待できる高濃度炭酸泉のお湯や、サウナなどもあります。
「屋外スパエリア」には、海越しに湘南海岸や富士山が見渡せる絶景が魅力の露天プールがあります。夕日を眺めたり、日没後のライトアップを見たり、時間帯によって違う空間を満喫しましょう。
また、トリートメントスパや整体で癒やされ、眺めの良いダイニングで江の島グルメを味わうこともできます。
1日中プールと温泉が利用できる「ワンデイスパ」の料金は、大人が3,175円で、小学生が1,540円です。温泉のみの料金は、大人が1,250円で、小学生が600円です。駅からの送迎車が利用できる場合もあります。公式ホームページでチェックしてみてください。
新江ノ島水族館
2004年にリニューアルオープンした「新江ノ島水族館」は、片瀬海岸の「湘南海岸公園」にある水族館です。
すぐ側にある「相模湾」をテーマにした展示が充実していて、「相模湾大水槽」では、銀色に輝きながら泳ぐマイワシの約8,000匹の大群を見ることができます。世界で初めて行なった、江ノ島の特産品である「シラス」の常設展示もあります。
「クラゲサイエンス」では、約30種類のクラゲが展示されています。ここでは、クラゲの生態や生活、食事の様子などを知ることができます。「クラゲファンタジーホール」では、幻想的なクラゲのショーが開催されています。
公式アプリでは、館内マップを見たり、ショーなどのスケジュールが確認できたり、お得なクーポンやガイド機能が利用できるので、事前にダウンロードしておくのがオススメです。
入場料は、大人が2,500円、高校生が1,700円、中学生と小学生が1,200円、3歳以上が800円です。コンビニストアでお得な前売り券を購入できます。車でアクセスする場合、専用の駐車場はないので、近くにある有料の駐車場を利用しましょう。
江ノ島のご当地グルメ
シラス料理
江ノ島の名物グルメといったら「シラス」が有名です。中でも、新鮮でなければ食べられない「生シラス」は、江ノ島に足を運んだら、ぜひ食べたい1品です。つるんとした食感で、甘みのある生シラスは、丼にして提供されているお店が多いそうです。
生シラスが食べられない時期や、生ものが苦手な人は、「釜揚げシラス」を食べるのもいいでしょう。ふんわりとした食感のしらすも美味しいです。
また、シラスを使ったハンバーガーやアイス、パン、おにぎり、コロッケなど、いろんなシラス料理が島内で販売されています。自分の好きなシラス料理を見つけてみてください。
江ノ島丼
「江ノ島丼」とは、甘めの出汁で煮たサザエの身を刻み、卵と玉ねぎで綴じて、ご飯に載せた料理のことです。昔は沢山捕れたサザエを活かした丼で、島内にある「ハルミ食堂」が発祥といわれています。現在は、いろんな飲食店で販売されています。
元祖の江ノ島丼を食べるなら、やはり「ハルミ食堂」。自家製の甘めの出汁で味付けされたサザエと、釜揚げシラスと、卵は、ご飯が進みます。
丸焼きたこせんべい
「丸焼きたこせんべい」とは、醤油ベースの秘伝のタレで味付けしたタコに、粉をまぶし、最後に上下から熱々の鉄板で挟みこんで作る、大きなせんべいです。タコをまるまる2、3匹使っているのが特徴で、パリッとした食感とタコを活かした味が特徴です。
島内では、「弁財天仲見世通り」にある「あさひ 本店」と、「江ノ島頂上店」で購入できます。お店を訪れる醍醐味は、焼きたてを食べられることです。食べ歩きにもちょうどいいですよ。
また、お土産としても人気です。おやつにも、酒のお供にもピッタリです。エビせんべいやクラゲせんべいなども販売されています。
女夫饅頭(めおとまんじゅう)
「女夫饅頭」は、お酒を使った白い饅頭と、黒砂糖を使った茶色い饅頭の2つがセットになったものです。鎌倉にある女夫石(めおといし)が由来で、江ノ島でも昔から親しまれている和菓子です。
島内では、老舗の和菓子屋を始めとして、いろんな場所で購入できます。「弁財天仲見世通り」にある「紀の国屋本店」では、黒蜜の皮とつぶあんの茶色い饅頭と、お酒が入った皮とこしあんの白い饅頭が、女夫饅頭として販売されています。
江の島シーキャンドルと江の島岩屋の間に位置する「中村屋羊羹店」の女夫饅頭は、全国菓子大博覧会の名誉金賞を受賞したこともある、こだわりの1品です。店頭のみで販売されています。
女夫饅頭は、1人で2つの味を楽しむのもよし、一緒に旅をしている人と1つずつ食べるのもいいでしょう。
江ノ島への主要エリアからのアクセス・所要時間
飛行機で江ノ島へ行く
江ノ島へ飛行機でアクセスしたい場合は、東京都の「羽田空港」か、千葉県の「成田空港」を利用するのがいいでしょう。
各地から羽田空港までの所要時間
- 青森空港からの場合:約1時間20分
- 関西国際空港(大阪府)からの場合:約1時間10分
- 福岡空港からの場合:約1時間40分
- 宮崎空港からの場合:約1時間40分
【羽田空港から江ノ島までの所要時間】
- 電車を利用する場合:約1時間10分~1時間30分
- 空港連絡バスと電車を利用する場合:約1時間30分~約2時間
各地から成田空港までの所要時間
- 新千歳空港(北海道)からの場合:約1時間40分
- 仙台国際空港(宮城県)からの場合:約1時間10分
- 広島空港からの場合:約1時間30分
- 那覇空港(沖縄県)からの場合:約2時間40分
【成田空港から江ノ島までの所要時間】
- 電車を利用する場合:約3時間
- 空港連絡バスと電車を利用する場合:約2時間40分
新幹線で江ノ島へ行く
江ノ島へ新幹線でアクセスしたい場合は、神奈川県の「小田原駅」を利用するのがいいでしょう。
各地から小田原駅までの所要時間
- 仙台駅(宮城県)からの場合:約2時間30分
- 名古屋駅(愛知県)からの場合:約1時間40分
- 金沢駅(石川県)からの場合:約3時間40分
- 京都駅からの場合:約2時間30分
【小田原駅から江ノ島までの所要時間】
- 江の島駅まで電車を利用した場合:約50分
- 片瀬江ノ島駅まで電車を利用した場合:約40分
- 湘南江の島駅まで電車を利用した場合:約1時間
江ノ島駅・湘南江の島駅・片瀬江ノ島駅を紹介
江ノ島駅
「江ノ島駅」は、江ノ島電鉄の駅です。江ノ電は車窓風景が楽しめ、主要な観光スポットを繋いでいるため、観光にはピッタリの電車です。観光シーズンは混雑が予想されます。
江ノ島駅は、島内にありません。江の島へは、歩行者専用の「江の島弁天橋」を渡って徒歩で向かうか、江ノ電バスを利用できます。
湘南江の島駅
「湘南江の島駅」は、湘南モノレール江の島線の駅です。すぐ近くに「江ノ島駅」があります。島内に位置しないので、江ノ島へは徒歩で向かうか、江ノ島駅からのバスで向かいましょう。
片瀬江ノ島駅
「片瀬江ノ島駅」は、小田急電鉄江ノ島線の終着駅です。「江ノ島駅」や「湘南江の島駅」よりも江ノ島に近く、唯一東京都から直通でアクセスできます。駅舎は竜宮城をモチーフにして作られていて、写真映えが期待できます。
江ノ島へは徒歩か、江ノ島駅からのバスで向かいましょう。
江ノ島の年間イベント情報
5月
Colors-Fest! enoshima
「Colors-Fest! enoshima」は、江ノ島で新緑や花を見ながら、春を感じるイベントです。毎年4月下旬から6月上旬まで、「江の島サムエル・コッキング苑」や「中津宮広場」、「亀ヶ岡広場」などの島内全体を会場として、行なわれます。
期間内には、色をテーマにした、いろんな催し物に参加できます。例えば、湘南エリアで活動中の芸術家が多く関わるアートイベントや、ハワイアンなフラダンスのフェスティバル、夕日をバックにした音楽ライブなどが開催されます。
メイン会場の江の島サムエル・コッキング苑では、深紅のバラなど、春と初夏の花々を見たり、普段は入れない「温室遺構地下室」を見学できます。
8月
江の島灯籠
江ノ島の夏の風物詩「江の島灯籠」は、約1,000基もの灯籠が島を明るくするライトアップのイベントです。毎年8月いっぱい、「江島神社」や「龍口寺」、「江の島サムエル・コッキング苑」など、島内全体で開催されます。
江島神社では、「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」の境内がライトアップされます。カラフルな灯籠が飾られた景色は、幻想的です。
江ノ島サムエル・コッキング苑では、「影絵灯籠」で江ノ島についての伝説を再現したり、影絵で遊べる広場などが設置されます。そして、影絵のライブパフォーマンスが行なわれる日もあります。
浴衣や甚平で訪れると、オリジナル手ぬぐいがもらえるそうです。日本の伝統的な夏を満喫しに、江ノ島灯籠へ行きましょう。
10月
江ノフェス
「江ノフェス」は、江ノ島や江ノ電の沿線エリアで、音楽や写真などを楽しむ体験型イベントです。毎年9月中旬から11月上旬まで、「江の島サムエル・コッキング苑」や「新江ノ島水族館」、「鎌倉文学館」などで開催されます。
期間中、メイン会場「江ノ島シーキャンドル」のイベントステージやサンセットテラスでは、ハワイアンイベントや野外音楽フェスティバル、お子様向けのワークショップなど、楽しいイベントが盛りだくさんです。
10月中旬からは、8,000基のキャンドルが柔らかな光で、江の島サムエル・コッキング苑を包み込む「湘南Candle」が始まります。日本最大級のキャンドルイベントです。
秋の心地よい潮風と美しい海岸を感じながら、江ノ島や湘南・鎌倉エリアで自分に合ったイベントに参加しましょう。
12月
湘南の宝石
関東三大イルミネーションの1つ「湘南の宝石」は、江ノ島全体が会場となった、大規模な冬の祭典です。毎年11月下旬から2月中旬に、メイン会場の「江の島サムエル・コッキング苑」を中心に、「龍恋の鐘」、「江の島岩屋」などで行なわれます。
「江の島シーキャンドル」を始め、江ノ島全体を彩るイルミネーションは、期間中ずっと見ることができます。思わず写真を撮りたくなっちゃうほど、幻想的な光景が広がっていますよ。
12月下旬から1月下旬までの間は、江の島サムエル・コッキング苑で、約20,000株ものウィンターチューリップを楽しめます。また、江の島岩屋での珍しい洞窟のイルミネーションや、ヨットハーバーのイルミネーション、音楽ライブが行なわれる時もあります。
江ノ島観光の移動手段
江の島エスカー
日本初の屋外エスカレーター「江ノ島エスカー」は、「江島神社」の入り口付近から江の島の頂上までを繋ぐ、4連のエスカレーターです。登り専用で、頂上へは約4分で到着できます。そして、江ノ島エスカー自体が観光の1つになります。
利用料金は、3つに分かれた区間によって変わります。全区間は、中学生以上が360円で、小学生が180円です。江島神社の入り口から辺津宮までの1区のみだと、中学生以上が200円で、小学生が100円です。
江島神社や、「江ノ島サムエル・コッキング苑」、「江の島シーキャンドル」などへのアクセスに便利です。下りは、階段を徒歩で帰ります。
バス
島内をバスは走っていませんが、江ノ島駅から江ノ島までアクセスするために、江ノ電バスを利用できます。片道180円、約6分で到着します。猛暑日や寒い日、雨の日などに活用しましょう。
船
江ノ島と湘南海岸を結ぶ「弁天橋」の中腹から、江ノ島の奥に位置する「稚児ヶ淵」へアクセスできる船が、「べんてん丸」です。約6分間の海上遊覧は、江の島を眺めたり、天気の良い日には富士山も見ることができます。
料金は、中学生以上が400円で、6歳以上が200円です。「江の島岩屋」を始めとした江ノ島の奥のエリアへ最初に観光する人、最後に観光して帰る人が利用すると便利でしょう。
お得なフリーチケット
江の島1dayパスポート「eno=pass」
島内の施設やお店を1日中お得に利用できるフリーチケットが、江の島1dayパスポート「eno=pass」です。
江ノ島観光で人気の4つの施設「江の島シーキャンドル」「江の島サムエル・コッキング苑」「江の島岩屋」「江の島エスカー」で何回も利用することができます。これらの施設の通常料金と比較するだけでも、大人が560円、小学生が230円お得になります。
他にも、協力加盟店舗の島内の飲食店や土産品店で割引されたり、「新江ノ島水族館」と「江の島アイランドスパ」の入館料が10%割引されたりと、特典が満載です。
【フリーエリア】
江の島シーキャンドル、江の島サムエル・コッキング苑、江の島岩屋、江の島エスカー
【料金】
- 大人:1,000円
- 小学生:500円
【販売期間】
通年
【有効期間】
通年の1日
【発売場所】
江の島エスカー1 区券売所、片瀬江ノ島観光案内所、藤沢市観光センター
江の島・鎌倉フリーパス
江ノ島と一緒に鎌倉や江ノ電沿いのエリアなどを広く観光する人にオススメのフリーチケットが、「江の島・鎌倉フリーパス」です。
まず、江ノ島と鎌倉エリアの鉄道が1日中乗り放題になります。そして、小田急線や西武線、相鉄線、田園都市線沿線の中から選んだ発着駅と、藤沢駅までの往復切符が付いてきます。この発着駅によって料金が変わるので、公式ホームページでチェックしてみてください。
また、江ノ島と鎌倉の人気スポットや飲食店をお得に利用できます。例えば、「江の島シーキャンドル」や「新江ノ島水族館」、「江の島岩屋」、「江の島アイランドスパ」などの入場料が10%割引されます。
【フリーエリア】
- 小田急線(藤沢駅~片瀬江ノ島駅)
- 江ノ電
【料金】
発着駅によって料金が異なる
- 新宿駅からの場合:大人1,520円:子ども770円
- 横浜駅からの場合:大人1,410円:子ども730円
- 新百合ヶ丘駅からの場合:大人1,210円:子ども610円
【販売期間】
通年
【有効期間】
通年の1日
【発売場所】
小田急線各駅の窓口や券売機、小田急トラベルの各営業所、一部の旅行代理店、西武線各駅の窓口や券売機(池袋駅、小竹向原駅、新桜台駅、西武新宿駅、多摩川線の各駅以外)、相鉄線各駅の券売機(大和駅、湘南台駅以外)、田園都市線各駅の券売機(中央林間駅以外)
江ノ島近くのおすすめホテル7選
サザンテラス
基本情報
【住所】〒251-0035 神奈川県 藤沢市片瀬海岸2丁目16-21
【価格帯】税込 74,500円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
BREATH HOTEL
基本情報
【住所】〒251-0037 神奈川県 藤沢市鵠沼海岸1-7-11
【価格帯】税込 22,980円~/1泊2名
【子供連れ】不可
【ペット】不可
相鉄フレッサイン藤沢駅南口
基本情報
【住所】〒251-0055 神奈川県 藤沢市南藤沢22-17
【価格帯】税込 5,400円~/1泊1名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
アルモントイン湘南藤沢
基本情報
【住所】〒251-0052 神奈川県 藤沢市藤沢110-4
【価格帯】税込 4,500円~/1泊1名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
鎌倉パークホテル
基本情報
【住所】〒248-0021 神奈川県 鎌倉市坂ノ下33-6
【価格帯】税込 17,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
スマイルホテル湘南藤沢
基本情報
【住所】〒251-0055 神奈川県 藤沢市南藤沢19-12
【価格帯】税込 3,800円~/1泊1名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
ホテル法華クラブ湘南藤沢
基本情報
【住所】〒251-0025 神奈川県 藤沢市鵠沼石上1-6-1
【価格帯】税込 5,200円~/1泊1名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
江ノ島のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
新幹線でどのくらいかかりますか?
新幹線で江ノ島へアクセスする場合は、同じ神奈川県の「小田原駅」を利用するのがいいでしょう。
仙台駅(宮城県)からは約2時間30分、名古屋駅(愛知県)からは約1時間40分、京都駅からは約2時間30分で、小田原駅へアクセスできます。
小田原駅から江ノ島近くの駅までは、約40分~1時間かかります。
江ノ島の気候はどうですか?
江ノ島の気候は、年間を通じて比較的温暖な気候ですが、冬は冷え込みます。1日の気温差が小さく、比較的降水量が多いのが特徴です。海風や雨によって体感温度が変わるので、体温調節できる服装がオススメです。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
江ノ島までの所要時間が短くて、観光かイベントのどちらかを楽しみたい方は、日帰りでもいいでしょう。江ノ島までの所要時間が長い方や、観光もイベントも満喫したい方、鎌倉や湘南エリアも一緒に旅したい方は、1泊2日以上を確保すると満足する旅ができるでしょう。