五重塔
広島県廿日市市宮島町419室町時代の様式を今に伝える重要文化財。
応永14年(1407年)に建立された塔で、和様唐様折衷の造りになっています。現在は国の重要文化財に指定されており中に入って観覧することはできませんが、内陣の天井には龍が、外陣の天井には葡萄唐草の模様が描かれているそう。壁には極彩色の鳳凰が描かれているなど、絢爛豪華な様相。鮮やかな赤色の塔は厳島神社の朱色とよく合っています。本殿から少し離れた小高い丘の上に建っており、この場所は厳島の戦いで毛利元就に対する陶軍が陣を置いた場所と伝えられています。