コレド室町ってどんなところ?
コレド室町は食とモノによって江戸・日本橋らしい粋の文化を発信する複合商業施設です。「コレド」という名前は、「CORE(中心・核)+EDO(江戸)」つまり「江戸の中心」という意味の造語で、日本橋を挟んだ所にある「コレド日本橋」と合わせて江戸の伝統を現在に伝えます。東京メトロ半蔵門線の「三越前駅」とは地下で直結しているため、雨の日でも濡れずにアクセスすることができます。
さらに日本橋駅や東京駅、人形町駅など他の駅からも近く、他の用事のついでにご飯を食べに訪れるのにもぴったりです。
コレド室町はそれぞれ1、2、3とテラス、福徳の森の5つのエリアに分けられています。2010年にオープンしたコレド室町(現在のコレド室町1)に続いて、2014年にはコレド室町2、3がオープン。2019年にはコレド室町テラスが誕生しました。
1、2、3、テラスはそれぞれ飲食店や雑貨店を中心に店舗が揃い、上層階にはオフィスやマンションが入っています。また2016年に完成した福徳の森は福徳神社に隣接し、人々の心を癒す空間として開かれている広場です。
「仲通り」と呼ばれているコレド室町1と2の間の通りは、車両が日中通行することのできない歩行者専用道路です。安心して歩くことのできるこの仲通りでは、暖簾や行燈といった日本らしいテイストが江戸時代の日本橋の賑わいを感じさせ、用事がなくてもつい通りたくなるような空間に仕上げられています。
桜フェスティバルやアートアクアリウムの開催時期は仲通りにもライトアップやデジタルアート、提灯などの華やかな装飾が施される、浴衣や着物で訪れる方も多いフォトスポットです。
見どころ
イベント開催もここ!「コレド室町1」
多目的ホールや飲食店だけでなく書店や雑貨店、カフェが入る、コレド室町の中でも規模も大きい「コレド室町1」。「日本を賑わす、日本橋」をコンセプトに、日本橋の歴史が宿る老舗店舗から、人気店の新業態など新しさを取り入れた店舗までが揃い、江戸時代の賑わいを再現しています。
日本伝統の食文化だけでなく、中華・イタリアン・スペイン料理も本格的な味が提供されるので、美味しさを追求したい方にはぴったりです。
B1Fにある「日本橋案内所」では、コンシェルジュが日本橋の観光スポットの説明や街めぐりのルートガイドをしてくれます。
さらにこの日本橋案内所は総合インフォメーションとしての利用に限らず、匠の技やこだわりの品を販売する「日本橋 TAKUMI SHOP」が用意され、日本橋の旬を感じ取ることができるスポットです。
映画とグルメが充実!「コレド室町2」
日本橋初の最新設備を導入したシネマコンプレックスを擁する「コレド室町2」。創業100年を超える老舗や人気有名店が並ぶグルメショップが充実し、さらには全国から集められたとっておきの「うまいもん」をテイクアウトでも、イートインでも味わうことができます。それぞれ専門店として強い特色があるショップが並んでいるので、店選びから迷ってしまいそうです。
2Fにあるシネコンは9スクリーン、約1,800席と大きく、他のショップよりも夜遅い時間帯まで上映しているので落ち着いて過ごすことができます。壁一面に広がる大型スクリーン「TCX」や、リアルでインパクトのあるサウンドで観客を引き込む最新のシネマ音響システムによって今まで感じたことのない臨場感のある映画体験を楽しむことができるのが特徴です。
映画館でしか味わえない贅沢な時間は、映画は映画館で観るのが一番と改めて感じさせてくれるでしょう。
コレド室町2はシネコンを除くと地下から2Fまでグルメショップが勢揃い。各地域のご当地グルメも取り揃えた和食を中心として、イタリアンやフレンチ、メキシカンが味わえるレストラン・バルも入っています。
さらに人気スイーツブランドの新コンセプトショップだけでなく、こだわりの素材や製法が魅力のコーヒーや和菓子など手土産にもぴったりなグルメショップもあり、日本の魅力を味覚から再確認することができそうです。
心地よい暮らしを支える「コレド室町3」
「食と暮らし」を軸に、質の高いライフスタイルを提案する『コレド室町3』。ファッション小物、生活雑貨、インテリアなど、すぐれた技術や知識に裏打ちされたこだわりを感じさせる商品が揃います。日本橋クオリティを見てまわるショッピングの合間には、1Fにあるカフェやバルでひと休みしてみてはいかがでしょうか。
コレド室町3の4Fには「ちばぎんひまわりギャラリー」というアートスペースがあります。千葉銀行がプロデュースしているこのギャラリーは、訪れた人々に「忙しい日々の中にアートなひとときを」提供することをコンセプトに、有名作家の個展などの企画展や千葉県ゆかりの作家の公募展を開催しています。
入場無料で公開されているので少し時間が空いた時やショッピングの合間の目の保養として気軽に利用してみてください。
2Fから4Fにかけて日々の暮らしを彩ってくれるインテリア・ライフスタイル雑貨の店舗が多く入っているのがコレド室町3の特徴です。Made in Japanを誇る商品や世界中から選び抜かれた逸品の数々を見ていると、自分だったらどのように使ってみようかと想像を与えてくれます。質の高いモノの心地よさを体感してみるとそのモノを贈りたいと思う相手の顔も自然と浮かんできそうです。
2019年9月にオープン「コレド室町テラス」
コレド室町1、2、3に続き2019年9月、日本橋に新しく「コレド室町テラス」がオープンしました。地下1階、1階、2階の3フロアに、こだわりの食・コト・モノが楽しめる31店舗がぎゅっと詰まっています。
コンセプトは「『価値ある時間』を過ごす場所」。1階には大屋根がある広場が設けられ、ふらっと立ち寄りたくなる気持ちのいい空間が広がっています。
コレド室町テラス注目の店舗は、台湾・中国・香港で40店舗以上を展開する「誠品生活」の日本1号店となる「誠品生活日本橋」です。
「書籍ゾーン」、「文具ゾーン」、「セレクト物販・ワークショップゾーン」、「レストラン・食物販ゾーン」の4つのゾーンで構成され、本屋の枠にとどまらない店づくりとなっています。
「誠品生活」で特に特徴的なのは、多彩なワークショップや体験を経験することができることです。本格的な釜で吹きガラスのワークショップができる「日本橋玻璃工房」のほか、「注染手ぬぐいにじゆら」での染め物や、「meta mate」「L&Co.」でのアクセサリー作りなど、さながらテーマパークのようです。
コレド室町テラスはカフェも“初”が目白押しです。日本初上陸のナポリの老舗ピッツェリエ「Gino Sorbillo Artista Pizza Napoletana(ジーノ・ソルビッロ・アーティスタ・ピッツァ・ナポリターナ)」。関東初出店の福岡名物、だしいなりの店「だしいなり海木(かいぼく)」。北海道外に初出店、「白い恋人」でおなじみの「ISHIYA」が手がける北海道外初の直営カフェ「ISHIYA NIHONBASHI」。他にも注目の飲食店が軒を連ねています。
コレド室町テラスのコラムはこちら
都会にいることを忘れさせる「福徳の森」
コレド室町周辺を散策する上で欠かせない福徳の森は福徳神社に隣接した空間です。この福徳神社は貞観年間(856〜876)には既にあったとされている古くから伝わる神社です。徳川2代目将軍秀忠公によって名付けられた別名、「芽吹神社」という名でも呼ばれています。
幕府から富くじの発行を許されていた数少ない神社であったことに由来して、現在では多くの宝くじ当選祈願者が足を運ぶスポットです。福徳の森には福徳神社の他に、無病健康や病気平癒にご利益があるとされている薬祖神社も遷座されているので、合わせて参拝してみてください。
福徳の森B1Fには、非日常世界が体験できる食事処「水戯庵(すいぎあん)」があります。店の中にある舞台の上で繰り広げられる能や狂言といった伝統芸能を鑑賞しながら、美味しい日本食を味わうことができるお店です。江戸や京都の老舗のお寿司やお酒、甘味などは、江戸から大正期の時代物の器に盛り付けられて提供されます。五感で極上の伝統を感じることができるラグジュアリーな空間となっています。
おすすめの周辺スポット
コレド室町から徒歩10分圏内でいけるランチ
コレド室町と合わせて観光におすすめ
コレド室町と合わせて観光におすすめの人気スポットには、三井記念美術館やKITTE、三越前駅からすぐの老舗デパート日本橋三越店などがあります。
三井記念美術館
三井記念美術館は三越前駅から徒歩1分の位置にあり、コレド室町からも徒歩約3分ほどで着きます。
三井記念美術館には、日本の商業や工業分野で有名な三井一族が所有する4,000点以上もの芸術作品が保管されています。3世紀をかけて収集された作品は、重要な日本の文化遺産です。
コレクションの中で最も古いのは江戸時代の作品で、能学の衣装、茶道具、香炉、日本刀や書道の作品などがあります。
2005年に開館した美術館は、三井本館ビルの7階にあります。昭和初期の西洋デザインが目を引くビルは、重要文化財に指定されています。
館内には日本の芸術品のほか、有名な如庵茶室の本物さながらのレプリカも展示されています。素晴らしい芸術作品の数々から、日本文化を学びましょう。
KITTE
KITTEは東京駅から徒歩1分の位置にあり、コレド室町からも徒歩で約25分ほどで着きます。
KITTEは、2013年に開業した日本の中心・東京丸の内にある商業施設です。多種多様なショッピングとダイニングの複合施設であるKITTEは、地下1階から地上6階まで7つのフロアがあり、都内でも変わったミュージアムや観光情報センター、東京中央郵便局などが入っていて、屋上テラスからは東京駅を一望できます。
真っ白な外観や照明で飾られた三角形のアトリウムなど、2020東京オリンピックスタジアムの建築家、隈研吾氏がデザインを手がけました。3つの側面でスペースを囲んだ5つのショッピングフロアから、買い物をしながらアトリウムを見ることができます。
KITTEは、「切手」と「来て」の意味を込めて付けられた名前で、各階に特別なテーマが込められています。レストランフロアは全国の人気郷土料理を、別の階では日本の美、また別の階では古い感覚と新しい感覚の融合を掲げています。
そのほか、2・3階にある日本郵便と東京大学が運営する無料のミュージアム「インターメディアテク」は特にオススメです。学術標本コレクションの展示は見応えがあります。4階には、旧東京中央郵便局長室が再現されていて、昭和時代の局長室の様子を見ることができますよ。6階の屋上ガーデンからは東京駅を見下ろすことができ、人気のフォトスポットとなっています。
日本橋三越本店
日本橋三越本店は三越前駅から徒歩1分の位置にあり、コレド室町からも徒歩約5分ほどで着きます。
日本で最も歴史ある老舗デパートです。最寄駅には「三越前駅」という名前が付いていますので、観光客にもとても分かりやすいですね。1673年、一流呉服店の越後屋として創業以来、今なお多くの人々に親しまれています。
本館と新館がある日本橋三越には国内外のあらゆるブランドがあります。コンシェルジュサービスも利用できます。
さらにおすすめ
アクセス情報
電車で行く場合
- 東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前駅」から直結(A6・A4・A8番出口)
- JR総武線快速「新日本橋駅」から直結
バスで行く場合
- メトロリンク日本橋(無料巡回バス)東京駅八重洲口~地下鉄日本橋駅、日本橋南詰~東京駅八重洲口「日本橋室町一丁目」または「三井記念美術館」下車徒歩約1分
よくある質問Q&A
駐車場は利用できますか?
コレド室町の周辺には4箇所駐車場が用意されています。
コレド室町駐車場
【営業時間】6:00〜26:00
【料金】250円(税込)/30分
【駐車台数】約290台
福徳の森駐車場
【営業時間】6:00〜26:00
【料金】250円(税込)/30分
【駐車台数】約27台
コレド室町テラス駐車場
【営業時間】6:00〜26:00
【料金】250円(税込)/30分
【駐車台数】約330台
コレド日本橋駐車場
【営業時間】6:00〜24:00 (入庫は23:00まで)
【料金】250円(税込)/30分
【駐車台数】約30台
三越パーキングビル駐車場
【営業時間】9:30〜三越閉店時間15分後まで
【料金】250円(税込)/30分
【駐車台数】200台・120台(自走式・機械式)
映画館の半券提示でお得なサービスはありますか?
TOHOシネマズ日本橋のシネマチケットを提示するとコレド室町1、2、3に加えて日本橋三井タワーの該当ショップにて割引やサービスといった特典を受けることができます。詳しくは各店舗でご確認ください。
基本情報
コレド室町
【営業時間】
- ショップ:10:00〜21:00
- レストラン:11:00〜23:00
※一部店舗は異なる
【住所】
- コレド室町1:東京都中央区日本橋室町2-2-1
- コレド室町2:東京都中央区日本橋室町2-3-1
- コレド室町3:東京都中央区日本橋室町1-5-5
- コレド室町テラス:東京都中央区日本橋室町3-2-1
【問い合わせ先】公式ホームページはこちら