新大阪駅ってどんなところ?
新大阪駅は、大阪市の北部、淀川区にある駅です。JR東海の東海道新幹線、JR西日本の山陽新幹線をはじめ、在来線の東海道本線やおおさかひがし線の駅、さらに大阪メトロ御堂筋線の駅があります。鉄道における大阪の玄関口となっており、主要駅の大阪駅までは1駅で行けます。
そこから環状線に乗り換えれば、USJや大阪城などの観光名所も容易にアクセス可能。また、大阪メトロ御堂筋線なら大阪駅のあるキタ・梅田をはじめ、ビジネス街の中之島・本町、ミナミエリアの心斎橋・なんば、さらに南側の観光地新世界、天王寺などへ乗り換えなしでアクセスできるようになっています。
さらに鉄道のほか、バス網も充実しており、空港や日本各地から到着する高速バスのターミナルがあります。
JR新大阪駅の誕生は、東海道新幹線の開業と同じ1964年10月1日(木)です。実はその数日前に大阪メトロ御堂筋線の「新大阪駅」が開業しています。大阪最大のターミナル「大阪駅」には、用地買収の場所がなかったので、大阪駅から新淀川を越えた北側に新幹線の駅が作られました。当初から山陽新幹線の延伸を見込み、カーブを最小限にした結果ともいえます。
それまでは住宅地が中心だったこの場所は、新大阪駅開業後に急速に発展していき、特に駅の南側にあった西中島南方の歓楽街と一体化したビジネス街に。近年は駅西北側もビジネス街として発展。将来的に北陸新幹線やなにわ筋線の駅が作られる計画もあり、新大阪駅周辺が大阪の副都心としての役割を担うことが期待されています。
また、ターミナルであると同時に、新大阪駅は商業施設としての顔もあります。周辺がビジネス街となったこともあるため、旅行者以外の利用者も多くなっています。そのため新大阪駅に訪れる人が買い物をしたり、食事をしたりできる空間が充実。
駅改札内にある「ASTY新大阪」「エキマルシェ」をはじめ「アルデ新大阪」「味の小路」といったショッピングゾーンが駅の中にあります。また駅の周辺も、ホテルや飲食街がひろがっており、新大阪駅そのものに遊びに行くという楽しみ方も可能です。
新大阪駅の見どころ
新大阪駅は、改札内に楽しいスポットが多くあります。そのため入場券で改札内に入ることをおすすめします。入場券は130円で2時間改札内の滞在が可能。新幹線改札内と在来線改札内の両方に入れるメリットがあります。もちろん改札外にも楽しいところがありますが、より新大阪駅の良さを味わいたいのなら、ぜひ入場券を買いましょう。
旅の最前線!最上階の新幹線ホームで旅情気分を
新大阪駅の中は商業施設として楽しいところが数多くありますが、他の施設にはないのが新幹線ホーム。入場券を買って改札内に入ったのなら、この機会にぜひ最上階の新幹線ホームに上がってみましょう。新幹線ホームの上は、東海道新幹線と山陽、九州新幹線の全列車が新大阪駅に停車します。
東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「ひかり」や九州新幹線の「さくら」「みずほ」など、多彩な列車が乗り入れています。鉄道ファンでなくてもワクワクする瞬間。時間が許す限り、新幹線の様子を眺めてみましょう。そのまま新幹線に乗ってどこかへ旅をしたい気持ち、あるいは旅に出ている気分が味わえます。
また、駅構内には売店や駅弁売場もあり、出張で大阪を離れる人や旅行者があわただしく買い物をする様子が見られます。
3階新幹線改札内「ASTY新大阪」でおいしい駅弁を物色しよう!
3階にある新幹線改札内には、「ASTY新大阪」と呼ばれているショッピングストリートがあります。エリア内にはいくつかのキオスク(小さな売店)があり、それぞれ「GRAND KIOSK」「Bellmart Kiosk」「GIFT KIOSK」「Book KIOSK」といった具合で、お土産物屋やコンビニエンスストア、新幹線内の読書に最適な本屋など、移動前についつい欲しくなるようなものがしっかりと並んでいます。
ここでいちばん目を引くのは、駅弁の存在です。駅弁は複数の売り場があり、新大阪駅や大阪の駅弁をはじめ、関東、北陸地方など各地の駅弁が集結。駅に遊びに来たお土産に買って帰るのも良さそうです。わかりやすく、大きな弁当の写真やディスプレイもあるので、気になるお弁当はすぐに見つかります。
ただ人気の弁当や、見るからに気になる弁当は売り切れるのも早いので、ご注意を。またクレジットカードの使用も可能。旅行や出張で新幹線に乗車する直前のお客さんがほとんどですから、購入後は「行ってらっしゃい」と声をかけてくれます。
ASTY新大阪内では、イートインが可能なラーメン店やスターバックスなどのカフェもありますが、もし出発前に食べておきたいと思うのなら「大阪のれんめぐり」がおすすめ。大きな店内はフードコートのようになっており、そこに大阪の名店がそろっています。
たとえば道頓堀の「たこ屋道頓堀くくる」うどん屋さん「道頓堀今井」があります。また新世界の串カツ店「だるま」そして新大阪駅の近くにある繁華街十三(じゅうそう)にある「ねぎ焼きやまもと」など味の強豪ぞろい。大阪観光に来た人が大阪の名物を食べ損ねたとしても、ここでラストチャンスとして食べられます。
3階JR改札内「エキマルシェ」には名店のお土産が選び放題!
新大阪駅の在来線側の改札内にも「エキマルシェ」と呼ばれるショッピングタウンがあります。ショッピングゾーンとグルメゾーンに分かれており、多くはショッピングゾーンになっています。ここは新幹線改札内を利用する旅行者に加えて、通勤で新大阪駅を利用する地元の人も多い場所。
とはいえ、ショップの多くは大阪にゆかりのあるお店が多くあります。「551蓬莱」「吉野鯗(よしのすし)」「丸福珈琲店」あるいは近くの十三エリアにある「喜八州総本舗(きやすそうほんぽ)」という和菓子店などがあります。また駅弁も販売していますが、大阪の名店が出しているオリジナル弁当があるので必見。
たとえば、日本初のインスタントラーメン「チキンラーメン」のコンセプトショップ「チキラーハウス」のチキ弁をはじめ、「新世界グリル梵」の牛カツサンド、「神戸ビフテキ亭DELI」のステーキ弁当など、ボリュームとおいしさ満載のグルメが並びます。
スイーツも大阪では人気の「りくろーおじさんのお店」のチーズケーキや「宇治園」の抹茶スイーツなどもそろっており、どれも名店そろい。そして駅ナカらしい駅鉄ポップショップの新幹線・鉄道グッズもあり、こちらもお土産に最適です。
エキマルシェのグルメゾーンも名店そろい。「オムライス北極星」や「点天バル」の餃子、「くくるハナタコ」のたこ焼きをはじめ、「どうとんぼり神座」「海鮮回転すしがんこ」といった大阪発祥のグルメチェーン店も軒を連ねます。
またお酒を飲めるところも多く、ビアパブの「ヴィア ビア オオサカ」や「逢酒場ちろり」の日本酒バーで電車の待ち時間、もしくは乗換の途中で立ち寄って飲むのも楽しいところ。
そして究極なのは「松葉」です。この店は、長年、地下鉄梅田駅のそばにあった超人気店。立ち食いの串カツ店ですが、きれいな新大阪のエキナカにありながら、大阪環状線の駅前にありそうな大衆店が並ぶエリアにありそうな雰囲気です。
気軽に入れるのも良いところです。立ちながらいただくアツアツの串カツと一緒に飲むお酒のうまさは何とも言えないひと時。開放的な店内は、出張者もしくは地元のサラリーマンらしき人の姿が見られます。
階下在来線ホームで駅の壮大な規模をチェック
入場券で新大阪駅に入り、制限時間の2時間にまだ余裕があれば、在来線のホームに降りてみるのも楽しいところ。新幹線開業とほぼ同時にできた駅なので新幹線に注目が集まりがちですが、在来線ホームは、おおさかひがし線開業などもあり、現在10番ホームまであります。
普段は通勤用の普通車や快速列車が発着するだけですが、定期的に運行する関空特急の「はるか」紀伊半島に向かう特急「くろしお」あるいは北陸方面に向かう「サンダーバード」など、各地に向かう特急列車の姿を時折見られます。
新大阪駅から北梅田駅・なにわ筋線延伸計画もあり、ますます進化する在来線の様子は、鉄道ファンでなくても見る価値は十分です。
3階JR改札外の通路の飲食店街で感じるコスパの良さ!
3階は、新幹線や在来線の改札があり、その中に楽しめるショッピングエリアがひろがっていますが、実は改札の外にも店がいくつかあります。ここは入場券も必要ありませんから、より気軽に立ち寄れます。
東口と西口の間の連絡通路のような場所に数軒のお店が並んでおり、甘党の方におすすめの「御座候」や「印度倶楽部」とターミナルらしく名店が続いています。
2階「アルデ新大阪」には、行列のできる名だたるグルメの名店がずらり
新大阪駅の2階部分は、西口に大阪メトロ御堂筋線の駅と直結している部分。ここにもショッピングゾーン「アルデ新大阪」があります。こちらはグルメエリアがメインとなっており、3階同様名店がそろっています。
中でも若い女性客の行列が目立つのが、2階フロアの特徴で、フレンチおでんで脚光を浴びている「コウハク(赤白)」には、多くの女性の姿が。またうどんの名店「美々卯」や「本町製麺所・天の上」お好み焼きの「ぼでぢゅう」漬物の「西利」「グリルキャピタル東洋亭 新大阪店」などの名だたる店があります。
ショッピングエリアは「ユニクロ」や「ダイソー」「コクミン」といった定番をはじめ、ファッション雑貨類の「エピソード」アクセサリーの「イノセンス」など、ターミナル駅らしく旅行用品がそろう「ace.(エース)」の専門店もあります。
アパレルや服飾雑貨のお店もあるので、ひょっとしたらショッピングセンターで買い物をしているような錯覚に陥るかもしれません。書籍・文具の「リブロ」もあり、新幹線などに乗る前に気になる本を探すのも容易です。
近隣の会社員もカジュアルに立ち寄る1階飲食街「味の小路」
新大阪駅の2階正面にある出入口には、豊臣秀吉が馬印に用いたとされる「千成ひょうたん」のモニュメントがあります。そこから階段を下に降りると1階エリアに到達。ここは団体客用の待合所がありますが、その隣には「味の小路」と呼ばれる小さなグルメ横丁があります。ここは最も気軽に入れる駅のグルメショップ街。
麺スタンドなどもあり、2階から上にあるようなお店よりも全体的にカジュアルな雰囲気があります。しかし実際、店の多くはどれも本格派。うどん、居酒屋やカレー専門店、ビアレストラン、串カツ酒場などがそろっており、近隣の会社員の姿も多く見られます。
また徒歩圏内にはいくつかホテルもありますから、ホテル宿泊者にとっても通いやすいグルメストリートといえます。
新大阪駅構内のおすすめランチスポット
らーめん しおじ(3階・ASTY新大阪)
「らーめんしおじ」は、新幹線改札内、ASTY新大阪内にあるラーメン店です。11時から22時まで通し営業しているので、遅いランチも安心。豚骨と丸鶏をぜいたくに使ってじっくり煮だししたスープはうまみが違います。
また使用している麺も、4種類の国産麦を吟味・厳選したもの。イチオシは純正 塩らーめん(720円)です。中太のストレート麺は、歯ごたえも、のどごしもちょうど良い味わい。大きめのチャーシューやメンマ、ネギとの相性もばっちりです。
だし茶漬けえん(3階・エキマルシェ)
「だし茶漬けえん」は、3階改札内エキマルシェにある、だし茶漬けの専門店。コンセプトが和食の高級フードということで、気軽ながらもリッチな気分で茶漬けがいただけます。12種類のだし茶漬けは、すべてセットとなっており、小鉢21品と漬物付です。
ご飯の量は小盛から大盛りまで選ぶことができ、だしはお代わり自由。また、二種類の茶漬けが楽しめるハーフ&ハーフもあります。そのほかおにぎりセット、うどん、丼物もあります。
パシオン・エ・ナチュール(2階・アルデ新大阪)
「パシオン・エ・ナチュール」は、2階アルデ新大阪内にあるダイニングバーです。ランチタイムは16時までとなっており、遅いランチも安心。ランチセットは大山ハーブ鶏のチキン南蛮や国産牛煮込みハンバーグランチをはじめとした8種類あります。
メインのほか付け合せ、サラダ、ライスがついており、ライスは食べ放題。プラス150円で日替わりスープ、プラス300円でグラスワインも飲めます。
グリル洋食サシヤ(1階・味の小路)
グリル洋食サシヤは、1階味の小路にある洋食店。どことなく不思議な懐かしさがある本格的な洋食店で、Aセットはハンバーグ、海老フライ、コロッケのセット、Bセットはハンバーグ、海老フライ、一口カツと、このふたつが特におすすめ。
このほかCセット、トルコライス、キーマカレー、アジフライセット、コロッケカツカレーがあります。もし冬場でしたら、この期間限定のカキフライセットを味わってみましょう。
新大阪駅のおすすめのお土産ショップ
GRANDKIOSK(3階・ASTY新大阪)
GRANDKIOSKは、新幹線改札内ASTY新大阪にある、土産物店です。ここは大阪土産が集まっている場所。定番のたこ焼きに関するお土産、赤福などの伝統的な和菓子、阪神タイガースに関するお土産など、大阪らしいものが勢ぞろい。
大阪観光や出張でお土産を買う際にここに来れば、手渡す相手に最適なお土産が見つかります。
アントレマルシェ(3階・エキマルシェ)
アントレマルシェは、3階エキマルシェにあるお土産物店。大阪や神戸、京都など関西土産を数多く取りそろえています。こだわりの洋菓子や和菓子類の中には試食が可能な物も。
またコンビニエンスストアの機能もあり、お土産を探しながらコンビニ商品を買えますので、時間に余裕がない時に非常に効率よくショッピングができます。
おみやげ街道(2階・アルデ新大阪)
おみやげ街道はアルデ2階にあり、大阪をはじめ関西の銘菓がそろうお店。旅行者向けはもちろん自宅用の生菓子なども取りそろえており、新大阪駅に来るあらゆる人が利用できるようになっています。
そして最近大阪では非常に多くなったインバウンドの訪日観光客向けの免税サービスも。改札外にあるお土産物店なので、近くのホテル滞在中に買いに行くのにも便利です。
そのほか新大阪駅にある便利なスポット
3階タクシー乗り場
新大阪駅は国際空港のターミナルのような作りになっており、3階まで自家用車やタクシーが乗り入れて、そのまま新幹線の改札口に直行できるというメリットがあります。自家用車はその後すぐに立ち去る必要がありますが、タクシーはその先にあるタクシー乗り場で待機して新大阪駅からタクシーを利用する乗客を待ちます。
ところで新大阪駅のタクシー乗り場は、種類によって4ヵ所にカテゴリーが分かれています。順番に小型車専用、中型車専用、近距離用、そして大型のジャンボタクシー乗り場となっています。
用途に応じて使い分けましょう。また行先と利用するタクシーの種類によって大まかな相場が提示してあるので、乗り込む前からある程度の予算が把握できます。
東口近くのコインロッカー
新大阪駅の構内にはコインロッカーがありますが、東口側にはひときわ大きなコインロッカーがあります。スーツケースも楽々入る大きさなので、出発前や到着後に大きな荷物を駅のコインロッカーで預けて、移動するのにも大変便利。場所はJR在来線の東改札口から東口に向かう途中にあります。
北口周辺
新大阪駅の北口は新大阪阪急ビルと直結しており、一体化して利用できます。こちらのビルにはビジネスホテルやいくつかの店舗、また1階には高速バスのバスターミナルがあり、ストレスなく移動が可能。
大阪メトロの新大阪駅からも行きやすい場所にあるので、飲食店のほか靴屋や理髪店の「QBハウス」といった生活にも便利なお店が並んでいます。
レンタカー
新大阪駅の西口や北口を中心にレンタカーサービスは数多くあります。大阪観光や出張で、車を利用と考えているときには非常に便利。新大阪駅周辺のレンタカーは競争が激しいこともあり、比較的リーズナブルな料金で借りられます。
おすすめの周辺スポット
新大阪から徒歩10分圏内でいけるランチスポット
新大阪 海鮮食堂 おーうえすと
「大阪 海鮮食堂 おーうえすと」は、新大阪駅東口の近くにある居酒屋です。ランチのイチオシは「海鮮丼」で、「海鮮温玉ゆっけ丼」や「釜揚げしらす丼」があります。豪華なところでは、ウニ・イクラなど6種類の海鮮入りの「北海丼」数量限定の「生うにいくら丼」の海鮮を堪能できるメニューも。
そして1日3食しかないという「大漁よくばり丼」があります。海鮮丼にはみそ汁が付いてごはん大盛りが無料。さらにプラス料金でみそ汁をミニうどんに変更できます。
中華料理 チャイナテーブル 新大阪ワシントンホテルプラザ
「チャイナテーブル新大阪店」は、新大阪駅正面南口にある「新大阪ワシントンホテル」の23階にある中華レストラン。新大阪駅などの絶景を見ながらゴージャスな食事にありつけます。ランチメニューは季節ごとに3ヵ月単位で変更するようになっており、旬の味が堪能できます。
また1日20食限定の「おもてなしランチ」や「麺セット」ど、お得なランチセットもおすすめ。また完全予約制の中華旬彩弁当も侮れません。
牛傳(ぎゅうでん) ニッセイ新大阪ビル店
「牛傳 ニッセイ新大阪ビル店」は、新大阪北口にある「ニッセイ新大阪ビル」内にある焼肉店です。ランチタイムはサラダ、スープ、ライス(おかわり自由)がついている「日替わり焼肉ランチ」が食べられます。またあらかじめメニューが決まっている「牛傳焼肉ランチ」もあります。
このほか焼肉屋さんのチーズハンバーグランチはお手頃価格で食べられます。逆にリッチなのが「特選焼肉御膳」で米沢牛をお昼から楽しむこともできます。
パリワール 新大阪店
「パリワール 新大阪店」は、新大阪駅東口にあるインドレストランです。ランチメニューは「カルワールランチ」やドリンクがついているお得な「バリワールランチ」をはじめ6種類。そのうちの1種類は小学生以下限定のお子さまランチとなっております。
またコーヒーやチャイ、ラッシー、アイスクリームなどはプラス料金で追加が可能。ナンやカレーも追加料金で食べられます。
新大阪と合わせて観光におすすめ
大阪城
大阪城は、大阪を代表する観光名所。新大阪駅からは1駅先の大阪駅で環状線外回りに乗り換えて行けます。これは、安土桃山時代に豊臣秀吉が築城した城です。当初の城は大阪の陣で焼け落ち、現在は昭和時代に市民の寄付で再建された天守閣が建っており、登録有形文化財に登録されています。
天守閣の内部は博物館。また大手門や櫓(やぐら)などは、重要文化財に指定されています。西の丸の部分は有料の庭園。その近くには豊国神社もあります。また外堀の西側は梅園があり、さらに桜の名所でもあるので市民の憩いの場となっています。
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)
USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)は、大阪に観光に来たならぜひ訪れたいテーマパーク。USJがオープンしてから商業都市だった大阪が観光都市となりました。そしてて訪日観光客が訪れるようになります。行き方は新大阪駅からは大阪駅で環状線内回り、西九条駅でさらに乗り換えます。
休日になると人気のアトラクションは非常に待ち時間が長いので、遅い時間がねらい目。20世紀初めのアメリカ西海岸などを再現した街並みや、その雰囲気の中で食べるグルメもおすすめです。
道頓堀
道頓堀(どうとんぼり)は、大阪の名所として知名度の高い場所。新大阪駅からは大阪メトロ御堂筋線で難波駅下車で、乗り換えなしでアクセスできます。道頓堀川に沿って、堺筋から御堂筋にかけて東西にある歩行者専用のストリート。
現在は菓子メーカーのグリコ看板や動くカニの看板、あるいは太鼓をたたくくいだおれ人形といった派手で個性的な看板が連なるエリアとなっていますが、かつては五座と呼ばれる劇場が並んでいました。また川ぞいには道頓堀のストリートとは別に遊歩道があり、遊覧船が頻繁に往復します。
通天閣
通天閣(つうてんかく)は、大阪の下町新世界エリアの象徴。天王寺動物園とも近く、新大阪駅からは大阪メトロ御堂筋線で乗り換えなしでアクセスできます。現在の建物は2代目で高さは108メートルとあまり高くなく、タワーとしての価値は低いものの、独特の形や内部にいるビリケンと呼ばれる神の存在が見ものとして、今なお人気を誇っています。
また通天閣の周辺は、大阪の下町の代表選手、ジャンジャン横丁などの商店街があります。さらに24時間営業している串カツ店なども林立。すぐそばにはスパワールドという温浴施設もあります。
万博記念公園
万博記念公園は、大阪の北部にある観光名所。新大阪駅からは、大阪メトロ御堂筋線で、大阪市の中心とは逆方向の千里中央駅にむかい、そこから大阪モノレールでアクセスできます。1970年に開催された万国博覧会の跡地が公園となっております。
公園内には、2018年から内部公開されている「太陽の塔」や季節の花が咲き誇る「自然文化園」広大な日本庭園や興味深い展示物が多い「国立民族学博物館」など見どころ満載。また南側はエキスポシティという複合施設があり、そこには「ニフレル」という話題の水族館などがあります。
新大阪駅から簡単に行ける大阪の名所
センイシティ
「センイシティ」は、新大阪の北西にあるショッピングセンター。ここはもともと大阪駅にあった繊維問屋街が新大阪駅に移転したものです。21世紀になりテナントが少なくなり、最盛期の10分の1程度に縮小しています。
しかし現在も「ゆめっせ」という名前で営業を続けており、衣料品がリーズナブルに購入できます。またかつてのセンイシティだった建物は、ホームセンター「コーナン」やスーパーマーケットの「ライフ」になっています。
天然温泉 ひなたの湯
「天然温泉 ひなたの湯」は、新大阪駅の西側にあるスーパー銭湯です。単純温泉の泉質を持つ本物の温泉が、新大阪のすぐ近くで入れる施設。日々の仕事に疲れたビジネスマンを癒す空間として人気があります。
清潔な浴室は銭湯というよりプールであるかのよう。露天風呂や人工炭酸泉、サウナなどがあります。そして地上9階から見える新大阪駅とその周辺の絶景は見もの。特に夜景が美しいと評判です。また、ときおり眼下に、新幹線が走り抜けるのを見ることができるのも新大阪駅に近いからこその醍醐味です。
水道記念館
「水道記念館」は、新大阪駅から見て南側にある、「柴島浄水場」内にある施設。大阪一の繁華街、梅田キタ地区とを隔てる新淀川沿いにあります。大阪市の水道通水100周年を記念して1995年に開館し、建物は1986年まで現役だった、旧第一排水ポンプ場を使用しました。
この建物は国の登録有形文化財に登録しています。2017年10月に学習施設としてリニューアルオープン。土日祝日のみ一般公開しており、水道のこと、上水道のシステムについて学べます。
西町公園
「西町公園」は、新大阪の西側にある小さな公園です。近くに住んでいるファミリーなどの住民が多く利用。この公園の目の前は新幹線の高架と宮原操車場になっており、新幹線や操車場を往復する在来線の車輛が見られます。
鉄道好きならたまらない場所。公園として特に目立ったものはありませんが、晴れた日などでは、のんびりと鉄道車両を見ながら静かなひと時を過ごすのには最適なスポットです。
はぐるま
「はぐるま」は、大阪メトロ新大阪駅のすぐ近くにある居酒屋で、大阪名物のたこやきを肴にお酒が飲める大衆店。16時から営業しているので新幹線の時間待ちなどで、早い時間から利用できます。夜は近隣に務める会社員の憩いの場として人気があります。
ちなみに、はぐるまの場所から南側は西中島南方の繁華街に続く道となっており、新大阪駅の近くでのホテルで宿泊する機会があれば、はぐるまやその先にある繁華街で大阪の夜を過ごすのも良いでしょう。
アクセス情報
電車で行く場合
- 新幹線線「新大阪駅」直結
- JR東海道線「新大阪駅」直結
- 大阪メトロ御堂筋線線「新大阪駅」5番出口から直結
車で行く場合
- 名神高速豊中ICから大阪市内方面へ13分
バスで行く場合
- 高速バス「新大阪駅」下車徒歩1分
- 空港バス「新大阪駅」下車徒歩1分
- 大阪シティバス「新大阪駅東口(北)(南)」下車徒歩1分
大阪空港からのアクセス
大阪空港からは新大阪駅行きのリムジンバスがノンストップで運行しています。1時間に2・3本のペースで運行されており、所要時間は25分程度。リムジンバスのほかには、大阪モノレールで千里中央駅に出て、そこから北大阪急行(御堂筋線相互乗り入れ)で新大阪に行けます。ただよほどの渋滞でもない限り、バスの方が快適にアクセスできます。
関西空港からのアクセス
関西空港からはJRの空港特急はるかが最も早く、新大阪駅までアクセスできます。1日30往復近くあり、関西空港から新大阪駅までの所要時間は50分程度。途中天王寺駅に停車します。時間帯によっては日根野、和泉府中、西九条駅にも停車。
特急を使わない場合は、新大阪駅から大阪駅に向かい、関空快速に乗り換えます。またリムジンバスを使って関西空港と新大阪駅を移動する場合は本数が1往復のみです。早朝新大阪から関西空港に行く便と、夜に関西空港から新大阪に向かう便が1本あるだけです。
大阪駅からのアクセス
大阪駅から新大阪駅へのアクセスは非常に多くあります。JRでは1駅で新大阪駅に到着し、普通列車から新快速列車まですべてが停車します。所要時間は5分。また大阪メトロ御堂筋線では、大阪駅と一体化している梅田駅から3駅で行けます。
実はこのほか大阪シティバスも大阪駅から新大阪駅東口まで、41系統のバスが運行しています。しかし、途中十三や西中島南方などを経由し、30分以上かかるので現実的ではありません。
よくある質問Q&A
JR以外の交通機関について教えてください
新大阪駅は、JRのほかに大阪メトロ御堂筋線と大阪シティバスがあります。特に御堂筋線は大阪市内各所に行くのにJRより便利で、梅田、本町、なんば、天王寺といった大阪の主要な場所には乗り換えなしでアクセスでき、その他のほとんどの場所にも1度の乗り換えで行けます。
近くのホテル情報を教えてください
新大阪駅の北口に直結した「レム新大阪」をはじめ、南側正面には「ワシントンホテル」「コンフォートホテル新大阪」東口には「大阪コロナホテル」西側には「ホテル メルパルク大阪」など、大きいところから小さいところまでさまざまなホテルがあります。
また新大阪駅から徒歩圏内にある西中島南方周辺にも数軒のホテルがあり、新大阪駅よりもリーズナブルに泊まれる施設もあります。
基本情報
ASTY新大阪
【営業時間】5:30〜22:00
【定休日】無休
エキマルシェ
【営業時間】6:30〜23:00
【定休日】無休
アルデ新大阪
【営業時間】5:00〜23:30
【定休日】無休
味の小路
【営業時間】7:00〜23:00
【定休日】無休
駐車場情報
新大阪駅の駐車場は、西口の大阪メトロの新大阪駅7番出口の前に「大阪市立新大阪駅南駐車場」があります。24時間営業しており、収容台数は241台。駐車料金は、昼間は30分300円からとなっており、新幹線のホームまでお見送りをしたい時には、こちらの駐車場で車を止めて利用できます。
夜間は60分100円とよりお得に。12時間最大1,400円で以降は最大1,000円となっておりやや割高。短時間なら周辺にある民間の駐車場の方がお得かもしれません。また自動二輪は1時間100円で駐輪できます。