日本橋とカレー?
歴史あるお店が立ち並ぶ紳士淑女の街、というのも日本橋の一面ですが、このあたりは知る人ぞ知る美味しいカレーが食べられるエリアでもあります。
インドやネパールの本格的なカレーから、日本風のアレンジが効いた独自のものまで幅広く味わうことが可能で、もはやカレーのためだけに何度も訪れたいレベルです。これから数回にわたって、日本橋で注目のカレー店を実食してピックアップします。
お店2つくらいならはしごも楽しめるし、色々な味があるので、歴史建築巡りの1日の合間にランチとディナーを楽しんでもOK。1回目は和の雰囲気を感じるカレーをチョイスしてみました。長い歴史を持つ名店から、フュージョンまで、日本橋で独自の進化を遂げたカレーをぜひコンプリートしてみてください。
日本橋駅近辺のシェアサイクルポート
カレー屋さん含めた街巡りに便利なシェアサイクルポートが東京メトロ日本橋駅と三越前駅のすぐ近くにあります。このあたりは昇り坂が無い上に、電動自転車だからスイスイ走れます。借りる前に、充電残量、空気圧と、ペダルがスムーズに回るかを確かめましょう。
カレー店と日本橋をめぐるおでかけ
シェアサイクルを使った日本橋のおでかけプランです。さくっと数時間、カレーと日本橋を楽しんできました。見どころがたくさんあるので、カレーでお腹を満たしつつ、自分だけのルートを開拓してみてください。
①よもだそば
東京メトロの日本橋駅から歩いてすぐ、飲食店が立ち並ぶ八重洲中通りにあるのがよもだそば。しかも両隣にもおそば屋さんがあるので、1ブロックに3軒連なる独特な立地です。「よもだ」は創業者の出身地である愛媛の言葉で
愛媛県松山地方の方言(伊予弁)で、「いいかげん」「ふざけている」「ぬけている」「だらしない」「悪ふざけ」というような意味で使われる事が多いのですが、実は親しみを込めて「しょうがないねぇ」「なんだか憎めない」という苦笑いのユーモアを交えて愛されている言葉
(公式WEBより引用)
とのこと。素材にこだわったそばだけでなく、遊び心溢れるメニューやインドカレーの開発にも「よもだ」のスピリットが生きているのでしょうね。
チェーンの立ち食いそばのお店でこれだけのレベルのカレーに出会える喜び。そばのかけつゆをベースにしているため、遠くに和のテイストを感じるも、味そのものはトマトや鶏肉がじっくりと煮込まれた本格的なスパイスカレーです。ボリュームのあるご飯はやや硬めに炊かれていて日本人好みです。おそば屋さんならではの卓上の七味をかけて味変をするのも楽しいです。大将と女将の人柄もあり、常に店内はにぎわっていて常連さんも多そうです。カレーを食べている方もちらほら見受けられました。
サラサラとしたルーに、ほろほろの骨つき鶏肉が入っている、どこか懐かしくも新しい味。お蕎麦ももちろん美味しいので、カレーをハーフにして両方楽しむのもおすすめです。
今回いただいた料理
自家製インドカレー 520円(税込)
SHOP INFO
店名:よもだそば 日本橋店
住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目1−20
電話:03-3273-0505
営業時間:7:00〜20:00
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載している内容と異なる場合があります。事前に店舗にご確認をお願いします。
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②インドカレーフジヤ
東京メトロの三越前駅から歩いてすぐ、老舗もチェーン店も混在していたるところから美味しい匂いが立ち並ぶ、むろまち小路にあるカレースタンドがインドカレーフジヤ。カレー店の創業は1996年ながら、もともとは100年以上続くお店だったそう。お昼時は周辺で働く方々がひっきりなしに訪れてカウンターでカレーを楽しんでおり、タイミングによっては外で並ぶケースもあります。ちょっとお昼時をずらして訪問すると良さそうです。
ここのチキンカレーは日本人の舌に合うように作られているスパイスカレー。野菜や果物がしっかりと煮込まれたであろう優しい甘さのあとにスパイスが追いかけてくるタイプです。骨付きの鶏肉はホロホロと崩れる柔らかさで、ルーも最初ガツンと辛さがくるわけでははありません。食べやすいのでどんどんスプーンが進みますが、次第に汗が吹き出てきます。しかし、これは辛いな、と認識する頃には残念ながらご飯もルーもなくなってしまう、そんなカレーです。ご飯だけでは物足りない人には、Bセットはご飯とナンも付いてくるのでお腹いっぱいになりおすすめです。キーマカレーを頼んでいた人も多く、何度も行って、カレーのメニューをコンプリートしてみたくなります。
今回いただいた料理
チキンカレー Aセット 850円(税込)
SHOP INFO
店名:インドカレーフジヤ
住所:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目12−13 遠藤ビル
電話:03-3241-4330
営業時間:11:00〜15:00
定休日:日曜
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載している内容と異なる場合があります。事前に店舗にご確認をお願いします。
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③紅花別館
1937年、ジャズ喫茶エリントンという流行の喫茶店から始まったお店は、戦火の荒波をくぐり抜けたあとに海を渡り、日本食ブームを巻き起こした「BENIHANA TOKYO」に。鉄板焼きがメインのお店の賄い料理で始まったスリランカカレーは、本場の味に日本のテイスト加えたオリジナルのココット(鍋)カレーになり、30年以上愛されています。
厚手のココットの蓋を開けると、一気に良い香りが立ち上ってきて食欲をそそります。サラっとしたカレーにジューシーな鶏肉とじゃがいも、たまねぎ、ピーマンがゴロゴロ入っており、色々なスパイスの味がしっかり効いていてます。
こちらもフジヤさん同様、食べてすぐの舌への当たりはマイルドですが、後からかなりの辛さがやってきてスプーンが止まりません。ご飯もたっぷりですが、カレーが辛いのでちょうど良い塩梅です。水、サラダ、福神漬けで箸休めしながらじっくり食べるのがおすすめです。鉄板焼きのテーブルでカレーを食べる、なんだか贅沢な体験ができます。
今回いただいた料理
ココットカレー チキンのスパイシーカレー 1,650円(税込)
SHOP INFO
店名:紅花別館
住所:〒103-0027 東京都中央区日本橋1丁目2−15
電話:03-3271-0600
営業時間:【月~金】
ランチ 11:00〜14:00(L.O. 13:30)
ディナー 17:00〜20:00(L.O. 19:00)
【土】
ランチ 11:00〜15:00(L.O. 14:30)
定休日:日曜
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載している内容と異なる場合があります。事前に店舗にご確認をお願いします。
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その他の日本橋和カレーのお店
④らいん
三越前駅。シンプルでオーソドックスな日本のカレーです。
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⑤Brasserie TOYO
日本橋駅前。歴史のある洋食屋さんはカツカレーが最高です。
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⑥札幌ドミニカ
日本橋駅前。札幌発祥の本格スープカレーを東京で。
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