宝鏡寺(人形の寺)
京都府京都市上京区寺之内通堀川東入ル百々町547禅宗寺院で、宗旨は臨済宗系の単立。
無学祖元(鎌倉円覚寺開山)の弟子で尼僧・無外如大が京都の五辻大宮に開いた尼五山筆頭景愛寺の6代寺持であった。
室町時代、伊勢の二見浦にて漁網に掛かった聖観世音菩薩を景愛寺子院の建福尼寺に安置。
足利義満の時代、隣地には小川御所があったとされ、母や実弟の別宅であったが、応仁の乱の折、戦禍から御殿は焼失。
後水尾天皇皇女の理昌女王(久厳尼)が入寺して以降、代々の皇女が入寺する尼門跡寺院となった。
これまで数多くの人形が贈られ、孝明天皇ご遺愛の人形などを保存して供養をしていることから人形寺とも呼ばれ、人形の供養と京人形の人形塚が建立。