
そこに伊吹山があるから撮ってみる
岐阜そこに伊吹山があるから撮ってみる
伊吹山は岐阜市近辺は勿論、愛知尾張からも、あるいは滋賀県側からもよく見える山で、 ある意味この地方のランドマーク的な存在となっています。 別の言い方をすると、何処にいても伊吹山に見守られているとも言います。 この辺りで風景写真を撮る際、無意識のうちに伊吹山を探してしまうんですね。 そういう理由からか伊吹山を撮った写真が少なくありません。 探してみると、想像以上に多く出てきました。 伊吹山は見る場所によって見え方が随分違います。よく見える場所探しの参考にどうぞ。
伊吹山というのは岐阜県と滋賀県の県境にそびえる山で、日本百名山の一つに数えられているようです。写真は揖斐川鉄橋から撮影したもの。丁度光り輝く日没直前の夕日が伊吹山に差し掛かる手前。揖斐川に光が強く反射していました。
伊吹山山頂
伊吹山は登山で有名ですが、山頂近くまでドライブコースが完備されていて、車での登山が可能。駐車場まで来たら山頂は目前。どなたでも容易く山頂に到達できます。
琵琶湖が一望できる
山頂に登ってみて初めて360度展望であることに気が付きます。北は山地、南は養老山系、東は濃尾平野を。そして西は琵琶湖全体を一望できます。
山頂はなだらかな丘みたい
伊吹山の山頂はよくありがちなゴツゴツした岩場ではなく、なだらかな丘のようです。ここでは春から夏にかけて一面に花が咲きます。
ドライブコース入口
国道21号線関ヶ原バイパスの正面がドライブコースになっています。料金所はもう少し進んだ先にあります。
撮影した場所は大垣市の南、養老~高田の辺りです。牧田川の河川敷辺りから一直線で丁度いい具合に伊吹山を望むことが出来ました。伊吹山山頂に丁度たまたま雪が降った時ですね。
穂積あたりの田園地帯を通っていた時、水面がキラキラしていたのを見て足を止めてみたものです。水田の表面が光で輝いているのをメインにして、モチロン伊吹山も忘れずにフレームイン。この時の風景としては本当はもう少し明るいのですが、あえてアンダー目に調節してみました。
大垣駅北側にあるアクアウォーク屋上駐車場からです。この辺りからは何処からでも伊吹山を見ることが出来ます。なかでもアクアウォークの屋上からはほぼ障害物が無いので空が大きく撮ることが出来る貴重な場所。撮影時に色温度で色をやや寒めに調節してあります。
既に夕日はとっくに日没しており、空にわずかな光が残る間に撮れた一枚です。本当はもっと真っ暗でしたが、シルエットの周辺に僅かに残る光が何とか写ってほっとしました。
墨俣から分岐して流れる五六川からの一枚。常々右側にある木を入れて撮ってみたいと思っていたら偶然そのタイミングに合いました。実は拡大すると木の下に小さな祠があるんです。見えないですよね。
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表題の写真と比較的近い場所です。ちなみに写っている鉄橋は薄墨桜で有名な根尾の樽見に向かう樽見鉄道。空の光と揖斐川の光が同じ色で溶け込んでいました。
上の写真とやや違う場所。樹木は完全にブラックアウトさせて、空と夕日と山と鉄橋のシルエットだけを狙ってみました。この直後に本当にストンと日が沈みました。日没速度を侮っていけません。シャッターチャンスはほんの数秒ですね。
場所は墨俣辺りです。この辺りは水郷地帯になっていて比較的川幅が広く障害物は鉄塔以外は何もありません。水面のキラキラした感じが面白かったです。
殆ど伊吹山が見えないかに思えますが、よーく見ると実は左上に少しだけ入っています。場所は住宅地中にある水田の前で、空と水面が溶け込んでいるかのようでした。くどいですが、ちゃんと伊吹山が入ってますからねー。
微妙な空の色がそのまま水面に写り、全体として何とも不思議な色を醸し出しています。まるでジャングルを探検しているいち場面を見ているかのように・・・・・見えませんかね。モチロン中央の突起が伊吹山です。
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実は伊吹山にとても近い場所。手前のあたりは山に向かって急坂になっています。ここまで近いとかえって山の姿としてあまり面白くないかも。
滋賀県側、琵琶湖湖畔から見える伊吹山。この辺りを通るのはいつも夕方から夜なので必ず順光になります。たまには早朝の逆光を狙ってみたいと常々思うのですが、近いくせに早起きがものぐさなのでなかなか実現しません。
近江長岡にある長浜城の天守閣から伊吹山を撮ってみました。しかし、正面に邪魔なホテルが有るんですよね。高層ビルでないだけマシでしょうか。
近江長浜の大きな池がある公園、三島池から伊吹山が見えます。この時はばっちり順光でしたが、もう少し時刻を考えたらいい写真が撮れるような気がします。
関ヶ原から木之本に抜ける抜け道で、この辺りが一番伊吹山が近い場所でしょうか。ここはたまたま開けてますが、近すぎると森のかなに入ってしまうので案外山が見れません。
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近江長岡駅のすぐ近くに流れる川の端から撮ってみました。このあたりは当たり前のように伊吹山がありますね。
前の写真から少し離れた辺り。この辺り一帯はほたるの保護区になっているようで、夏にはたくさん光が見られるのでしょうか。ホタルと伊吹山・・・・同時には写りませんね。
伊吹山の頂上から金華山は眼下にはっきりと見えます。なので当然伊吹山も見えることになります。岐阜市内では一番景色の眺めが良い場所ですね。
一宮と言っても木曽川公園内のタワーです。このタワーからは360度の展望があり、西の方角には伊吹山が展望できます。しかし少しでも空気が濁ると見えないのではないでしょうか。天気と相談して登って見るといいです。
墨俣の長良大橋の南側の堤防といえば、養老山脈~伊吹池田山山系が横一列に眺めることが出来る場所。今の季節だと当然山頂に雪があります。撮影日は何故かその山頂だけが光が当たって輝いていました。
冬の間は養老山系に日が落ちる
左の長良川に映り込む日没風景は正確に言うと養老山系、養老の滝あたりに日が沈んでいます。伊吹山は右側に見切れています。
日没間もない時刻には
初冬の伊吹山です。山頂にやや白い雪が見える頃。この時期は伊吹山ではなく養老方面に日が落ちる関係で空と山の境が緩やか。比較的淡い色をしています。
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愛知県一宮市から木曽川を超えて岐阜羽島方面に伸びる濃尾大橋から見た伊吹山。ここからだと空気が濁っていると伊吹山は見えないが、空気が澄んでいると伊吹山を中心に養老山系から伸びる山脈を眺めることが出来る。
通常、伊吹山は岐阜側から見ると西側。琵琶湖側から見ると東側。国道21号線や名神高速から眺めると南側が見えますが、北側だけは見ることが出来ないはずです。しかし唯一、北側から眺めることが出来るのが真北に位置する国見峠。林道国見線を延々と走ってようやく到達できる場所。この風景はレアですよ。
伊吹山の真横、西側至近距離からの眺めです。ここまで近いと残念ながら頂上は見えません。写真で映ってるのは中段にある滋賀鉱産伊吹鉱山。伊吹山全体が岩山で出来ており、昔から石灰岩が採掘されています。
道の駅伊吹の里2階テラスから駐車場超えに見える伊吹山です。これだけ近いと頂上部分の石灰岩採掘場がはっきり見えてしまいます。2階テラスには伊吹山を眺めて座れる展望席があります。下の店で購入した美味しい弁当を食べながらのんびりするのもアリですね。
9月末頃は伊吹山南側に蕎麦畑が拡がります。知る人ぞ知る「伊吹蕎麦」なんですね。市場には殆ど出回らないようです。しかしもしかすると道の駅伊吹の里で手に入るかも。
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2022年、今季初冠雪の伊吹山。昨日から突然冷え込んできたと思ってたら結果が出てました。12月3日現在、ドライブコースは冬季閉鎖中。