
鷹峯光悦寺、源光庵を見て、紅葉の穴場鏡石通りを通り金閣寺、北野天満宮、千本釈迦堂へたどる欲張りコース
京都鷹峯光悦寺、源光庵を見て、紅葉の穴場鏡石通りを通り金閣寺、北野天満宮、千本釈迦堂へたどる欲張りコース
紅葉の有名な鷹峯、源光庵、光悦寺については、以前にもレポートしましたが、今回は、光悦寺を通り過ぎ、急坂を下ったところで合流する鏡石通を通ります。 ここは、人気(ひとけ)のほとんどない静かな通りで、紅葉狩りの穴場です。途中、吟松寺に立ち寄りながら通りを南下すると、道が開けてだんだんと住宅地になっていき、金閣寺まで出られます。変化する風景も楽しいです。 今回は通り沿いにあるインド料理屋でランチをし、北野天満宮、上七軒を抜けて、千本釈迦堂まで歩きました。ランチの時間を含めて、5,6時間の行程です。 「そんなに歩けないわ~」という方は、金閣寺、または、北野天満宮で上がりでもよいと思いますよ(^^♪
前回、昨年の様子をレポートしました。今年も同じような時期にたずねましたが、紅葉が始まり、落ち着いた静かな境内は、鮮やかな色に彩られていました。 目の前の紅葉の赤と、背景の鷹ケ峰の山の緑、はるか遠くに見下ろす京都の街の景色と、三段階に景色が展開し、 京都市の郊外にいることが実感できます。
光悦寺垣
光悦寺の有名な垣根。 紅葉がとてもきれいでした。
鷹峯三山と遠景
手前の光悦寺の紅葉の赤、その向こうにこんもりとした鷹ケ峰の山の緑、そしてはるか遠景に京都の街がみえます。
今年のJR東海のCMはこの源光庵でした。 そのため、写真は撮れませんでしたが、私が訪れたときは紅葉の一歩手前でした。お寺の方によれば、11月下旬ごろに一番きれいな紅葉がみられるということでした。
悟りの窓、迷いの窓
今年は写真撮影禁止だったため、自分で写真をとることはできませんが、 このような感じに、丸い悟りの窓と四角い迷いの窓から、紅葉を眺めることができます。
人通りのあまりない、おすすめの散策路です。 光悦寺を出たらバス停と反対側(西方向)に進み、坂道を一気に下り、鏡石通を通って、金閣寺を目指します。 30分の行程ですが、景色が山の中の道から人里へと展開する、面白い通りです。
急な下り坂
光悦寺から西方向に道を進むと、右手に然林坊という宿屋さんがあります。その前をまっすぐに通り過ぎるといきなりとても急な下り坂が始まります。
坂を下りきったら、、、
坂をおりたら、左方向(南方向)に鋭角に曲がってください。写真は、南を向いてすぐに見える景色です。 車が時々通るくらいで、人はあまりいません。この道はどこに続くのだろう、、、と一瞬ためらうかも、、、
森林浴
道はやがて林の中を通ります。マイナスイオンたくさんで、森林浴をしている気分。鳥の声も高く響いています。
眼下には清流
道の右手には、紙屋川の清流が流れています。水量は比較的あるようで、澄んだ水がとてもきれい。
景色が開けてきます
道の途中に、吟松寺というお寺などがありますが(後述)、やがて、景色が開けてきます。 左手にはリゾートホテルなどもありますが、紅葉がきれいです。 やがて道は住宅地にはいっていきます。
鏡石通の途中にあるお寺です。 観光のお寺ではないようですが、山に囲まれて大変に落ち着いた雰囲気のあるお寺です。紅葉がきれいでした。
お寺の入口
吟松寺と書いた門柱があります
お寺の門をくぐると、、
観光のお寺ではないので特に何もありませんが、入ってみました。
お墓!
お墓がぎっしり、、、、 少し申し訳なくなり、ここまでにしました。
鏡石通をずっと南下すると、金閣寺界隈に出られます。 金閣寺付近までくれば、道しるべもあるので、道はわかりやすいです。 紅葉の季節はとてもたくさんの人出ですが、立ち寄ってみるとよいと思いますよ。
金閣寺を引き揚げて、西大路通を南にしばらく歩くと、わら天神があります。 安産の神様だそうです。 腹帯等いろいろと取り揃えて販売しているようですよ。
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わら天神を出て、ほんの少し南方向に歩くと、インド料理ガネーシャに着きます。 内部は、インドみたい?な飾りつけで、 お料理もすぐに出てきます。 ラッシーもたのんで、おいしいひと時です。
ランチ
↑上の写真もランチです。 ←こちらの写真は、一番シンプルなランチ。それでも、ナンがとても大きいので食べ応え十分!
ガネーシャを出て、さらに西大路通を南下します。すると、平野神社が左手に見えてきます。 ここを通ると北野天満宮までの近道です。
すえひろがね
境内に磁石がくっつく不思議な石があります。 遊んでみてね。
言わずと知れた、学問の神様菅原道真公をまつる神社ですね。 受験期の今は、神頼みの人でにぎわっていましたよ。
見よ!この行列
そろそろ、受験の追い込みの季節だからでしょうか、人が列をなして、お詣りをしていました。 苦しい人も、そうでない人も、 日本一の学問の神様ですから、 お詣りは念入りにね。
北野天満宮の東側の門を出ると、上七軒の風情ある風景が展開しています。 京都ならではの風情ある通りを通り抜けます。
昭和レトロなお店
上七軒の入口にはこんなにレトロなお店があります。 千と千尋の世界みたい
きっとこんな風景もあるんだろうね
私が通ったときは、人がほとんどいませんでしたが、 時期、時間を選べば、こんな素敵な風景に出会えるのかもしれませんね。
今回の最終目的地は千本釈迦堂(大報恩寺)。 「おかめ」の伝承で有名です。おかめは、"美人、女徳"の象徴として有名です。 おかめが美人なのかどうかは、ご自分でご判断くださいね!?
国宝本堂
本堂は、京都市内で最古の建築物です。十三世紀前半の建物は、その後の幾多の戦火を免れて、現在国宝指定されています。
美しい仏像たち
千本釈迦堂には、行快作釈迦如来像(秘仏)や、肥後定慶作といわれる六観音(写真)、快慶作十大弟子像などの仏像がいらっしゃいます。 大変に美しいお像です。 ぜひ、会いに行ってくださいね。
おかめ塚
境内にはおかめ塚があります。 縁結び、夫婦円満、子授けにご利益があるそうですよ。
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千本釈迦堂まで行くとそろそろ一日の活動も終わりの時間です。基本的に下り坂の行程でしたが歩きごたえは十分だったと思います。 千本通まで出れば、バス停があり京都駅に乗り換えなしで帰れます。 暗くなった京都駅の少し高い場所からは、京都タワーが目の前に見えて幻想的です。 どこから見えるか、探してみてくださいね。 ヒントは、京都駅ビルの少し高いところですよ。