円政寺
山口県萩市南古萩町61254年、山口市円政寺町で創建。
大内氏の祈願所であったが、大内氏の滅亡後、毛利輝元が長州藩を治めていた萩城の築城とともに城下の塩屋町(現在の多越神社の地)へ移転、毛利氏の祈願所となった。
1870年、神仏分離令により法光院と合併、現在地に移転。
伊藤博文はこの寺に住み、親戚の住職の下で勉学に励んだ。
境内の金毘羅社は古くから鎮座し、神仏分離令の発令時に廃社を免れ、神仏習合の寺院となった。
境内には、十二支の彫刻が施された社殿があり、朱色の大きな「天狗の面」がある。
高杉晋作や桂小五郎、伊藤博文らは幼少期、それぞれの家人に連れられてこの天狗の面を見、物恐れしないようにと躾けられたとか。