坂本龍馬避難の材木小屋跡
京都府京都市伏見区過書町497-2
薩長同盟を成し遂げた直後の寺田屋事件での襲撃から間一髪難を逃れた龍馬が隠れたとされる材木小屋の跡です。左手の指を怪我した龍馬を残し長州藩士・三吉慎蔵が伏見の薩摩藩邸に助けを呼び、助かったとされます。
この負傷は最初にあびせられた太刀を左手に持っていた拳銃で受け、その際に負ったと言われています。慎蔵の日記で、その後も終始拳銃で応戦していて、この北辰一刀流免許皆伝の腕を持つ龍馬が、応戦中一度も刀を抜くことがなかったと記されているようです。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」などでは、なかなか刀を抜かない龍馬のイメージが描かれていますが、このあたりから来ているのかもしれません。