毘沙門堂
京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
天台宗(中国を発祥とする大乗仏教の宗派のひとつ)の寺院。山号は護法山。本尊は毘沙門天。正式名称は護法山安国院出雲寺。天台宗京都五門跡のひとつで、山科毘沙門堂、毘沙門堂門跡とも呼ばれる。
文武天皇の勅願により、703年、行基が開いた。
前身寺院の出雲寺は、京都市上京区にある相国寺(しょうこくじ)の北、上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)の付近にあった。
応仁の乱など、戦国時代の戦乱により焼失されたが、徳川家康の側近であった天海により復興が開始され、現在地へ移転し、毘沙門天を祀ることから毘沙門堂と呼ばれるようになった。