法華寺
奈良県奈良市法華寺町882
光明宗の本山の寺院。
奈良時代、東大寺が総国分寺であったのに対し、法華寺は日本の総国分尼寺とされた。
別名、法華滅罪之寺。
本尊は十一面観音。
開基は光明皇后。
元は真言律宗に属したが、1999年に同宗を離脱し、光明宗と称する。
藤原不比等の邸宅跡に造られた光明皇后ゆかりの門跡尼寺。
不比等の没後、娘の光明子・光明皇后が相続して皇后宮とした。
741年、聖武天皇は国分寺・国分尼寺建立の詔を発した。
745年、皇后宮を宮寺としたのが法華寺の始まり。
平安京遷都後は衰退。
1180年、平重衡の兵火では被害を受けた。
鎌倉時代、東大寺大仏殿の再興を果たした僧・重源は、法華寺の堂宇や仏像を再興。