
夏も冬も最高!木曽路どまん中の避暑地「木曽福島」を満喫
長野夏も冬も最高!木曽路どまん中の避暑地「木曽福島」を満喫
木曽福島という町は木曽路のほぼ中間辺りの町で、古くから名古屋地方からの避暑地として有名な町。その木曽福島へはいろいろと縁があって子供の頃から数えきれないほど行ってました。夏は涼しい高原や川で遊び、冬はスキーを楽しみ、美味しい蕎麦を食べて美味しい酒を飲む。夏も冬もオールラウンドに楽しめる木曽福島。ここ数年間ご無沙汰してることもあり、写真はほぼ全て押さえてありますが残念ながらデジではなくフィルムしかありません。写真の原本を探すのも面倒なので今回ばかりは大幅に助けを借りることにします。 今回はズバリ「木曽福島とその周辺」。昔の思い出に浸りたいと思います。
JR木曽福島駅です。久し振りに駅前に行ってみたら、あれ? いつの間に建て替えたのでしょう。以前はタクシー乗り場の辺りまでが駅舎だった筈。いかに何年か来てないってことですかね。
駅前はおなじみの店がずらり
駅舎に比べると反対側の商店群は変わらんねー。大昔のままでした。一番手前のおんたけ交通バス停が常に行動の起点になります。
この辺り、当然ですが宿場町だったりします。中仙道の「木曽路」、福島宿ということになります。規模的にそれほど大きくありませんが、景観保存地区があって昔ながらの姿を偲ぶことが出来ます。
この辺りが唯一の見せ場
宿場っぽくなっているのはほぼこの辺りだけ。周囲の町は普通に古い感じなので歩きまわってもそれほど違和感ありません。
中仙道ですね
少々新しいのがアレですが、きっちりと中仙道と書いてあります。この辺りそれっぽく作り込んでありますね。
唯一の観光施設のはずが
残念ながら時間が遅かったのか、お休み。せっかく無料だったのに惜しいことをしました。
赤ポストが似合う街
この街にはやっぱり古い赤ポストが似合うでしょ。
古い町並み横の路地に入り真っ直ぐ歩いた突き当りが大通寺。武田信玄の三女真理姫の供養塔があるそうです。
木曽町で最も古い建物
1778年建造されたという大通寺の鐘楼門がここ木曽福島では最も古い建造物。
ここもやはり例の温泉手形を利用して入浴しました。もう、最高ですよ。手形を利用した中では一番の泉質。ヌルヌルすべすべは勿論のこと、天然の微炭酸を含むのでいつの間にか細かな泡だらけ。ウン十年木曽福島に通ってるけど、このような素晴らしい温泉があったとは知りませんでした。何故もっと早く知らなかったのか悔しくてなりません。
結構山の中です
場所は木曽福島駅前から木曽福島スキー場方面に進み、途中分岐した先。秋口が最高だと思われ。冬だとこの辺り積雪できっついかも。
温泉手形が使用できます
毎度お馴染みの温泉手形がここで使用できてしまいます。冊子中の紹介を見てここまで来ましたが、来て本当に良かったです。
御嶽山山麓に数多く存在する温泉の一つ。場所がとてもややこしいので注意。主に登山客か周囲の避暑、キャンプ利用者が利用しに来る掛け流しの温泉。お湯の特徴は鉄分が多いこと。うかつにタオルを湯につけてしまうとたちまち黄色く変色するので注意。
木曽福島の町には有名な酒蔵が2つあります。木曽福島二大酒蔵ですね。その一つが「七笑」。どのような種類の酒を選んでもスッキリ系でグイグイ飲める飲みやすい木曽を代表する地酒。最近は近所の酒屋にも置いてあるのを見たことがあります。
七笑の蔵元はこちら
蔵元は街道沿いにあるのですぐ分かるかと思いますが、とにかく時間が遅かったせいでお店が既に閉まってました。特に蔵元の原酒が美味しいんですよ。残念。
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知る人ぞ知る木曽の銘酒「中乗さん」の蔵元です。酒蔵は七笑とは川を挟んだ反対側になります。「♪木曽の~仲乗りさん、御嶽山~♪」という歌の酒がこれ。木曽福島出身の友人の親父さんが心から愛した酒でもあります。こちらもまた「旨口」の酒なのでグイグイと飲めてしまって非常に困ります。七笑よりはやや手に入れにくい木曽の地酒。
木曽の桟というのは木曽上松町あたりにある橋のこと。詳しい話は調べておくんなまし。その「木曽の棧」ブランドの酒を醸造してるのが須原の西尾酒造。正直言ってどの酒を選んでも最高に美味しくハズレはありません。特に酒蔵限定の「生原酒系」あるいはにごりの「杣酒(そまざけ)」がベスト。近くを通った際は必ず立ち寄ります。
安定の旨い酒はここで
場所は旧中仙道須原宿のど真ん中あたり。旧道に入るには中津川からだとドラッグストアを、木曽福島方面からだと学校が目印。
木曽福島より北に位置する宿場町、奈良井宿の中にある酒蔵。かなり以前、最初は何気に入ってみただけなのですが、その店でたまたま購入した「原酒」がとにかく旨かった。原酒というのはこんなに旨いと初めて気が付かせてくれた酒蔵でもあります。ちなみに通常の清酒は15~16度ですが、これは商品として度数調整してある場合があります。逆に全く調整していない20度前後の酒を「原酒」と呼び、その強い味わいを一度覚えたら戻れません。 ※現在休業中だそうです
腹薬といえば昔から百草丸か正露丸かと言われてますが、我が家では昔から百草丸が常備薬。しかも「日野」ではなく必ず「御岳」。何となくパッケージを見て決めたというのはナイショ。
今迄各地で蕎麦を食べていますが、一番美味しいと思う蕎麦がここ。木曽福島駅近くの古い建物の老舗。他に支店が国道沿いのや中津川にもありますが、こだわるならやっぱり木曽福島の本店が一番です。
分量がカワイイのが玉にキズ
夏の基本はやっぱり盛りそばでしょ。汁が辛めなので先をちょっとつけてガガッと飲み込む感じでしょうか。一人前でざる2枚ですが、満腹まで食べようと思うと財布が危険なので注意。ところである寒い日のこと、温かいとろろそばを初めて注文した時のこと、出された蕎麦の表面がとろろで真っ白。これはこれで物凄くおいしかったです。
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木曽福島に立ち寄った際にお土産として必ず立ち寄る店がこちら。地元の友人から木曽福島で一番旨い蕎麦饅頭だと教えて貰って以来ずっとこの店で購入しています。
木曽駒高原に初めて行ったのは小学生の頃。毎年夏休みに会社関係の避暑施設を利用していました。実際の話、ゴルフ場以外は特に何も無いのです。軽井沢のような賑わいもありません。その分普段出来ない川遊びや森の中を散策等、思う存分遊びました。後年は、学校で出会った友人のおかげで山小屋を利用したキャンプを楽しむことが出来ました。
この写真はスキー場拡張が行われた後の最盛期ですね。この当時、友人の山小屋がスキー場の真ん前にあったので、冬には仲間で休みの度に自主合宿をしていました。※現在木曽駒高原スキー場は休止中だという噂です。
自分的には比較的新しいスキー場。御嶽山を望むことが出来るスキー場ですね。こちらのスキー場が出来た当初、珍しさもあって随分通ったものです。
2014年に自然災害があってからずっと閉鎖されていましたが、2015年2月に規制地域縮小により営業が開始されました。自分達の間ではおんたけスキー場は上級者のスキー場という位置付。というのも、全体にゲレンデが長くて狭く、特に最上部の急斜面に立つと、まさに狭い谷に落ちてゆく感覚。何はともあれ営業再開できてよかったです。
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木曽福島といえば御嶽山を外すわけにいきません。今も路線があるのか不明ですが、かつて木曽福島駅前から田ノ原まで定時バスが運行していて、田ノ原までなら何とか日帰り可能でした。もし山頂を目指すならせめて明るくなる前に田ノ原に到着している必要があります。※2014年現在は規制により入れません。果たして2015年は規制解除されるのでしょうか。
いわゆる岩の間を流れる川によって徐々に侵食されて出来た奇景。ここまでになるのにどれほどの時を要したことでしょうか。この辺り、無料駐車場は存在しません。寝覚の床に立ち寄ると決めてるなら入口に近い駐車場、もしくは土産屋にさっさと入った方がいいです。迷ってるうちに町を通りすぎてしまうので注意。
この周辺は全て国有林であり、同時に木曽ひのきの産地として有名なエリア。この辺りでは一級品の森林。トレッキングとまででなくとも、散歩するだけで気分が最高。この森に入ると空気が違います。森のアロマというのか、マイナスイオンというのか、癒される効果満点。しかし、近年スギ花粉が話題になってきて敬遠する方も少なくないのでは。
トロッコ列車が運行
かつて木曽ヒノキの産地として伐採した木材を運び出すのに使用していたトロッコ列車が、観光用に転用されています。・・・・今もあるのかな?要確認ということでよろしく。
この辺りはいわゆる「開田蕎麦」の産地。花のシーズンには辺り一面白い花が咲きます。また、この辺りは牧場やキャンプ場、冬になるとスキー場もあり、夏でも冬でも楽しむことが出来ます。ただ、冬は雪が相当深いのでそれなりの装備が必要。
木曽路の宿場町といえば「妻籠」が有名でメジャーですが、いやいやどうして木曽福島北に位置する「奈良井宿」もまた立派な宿場町。むしろ大々的に観光地になりきってない分かえって面白いかも。
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まぁ、これはオマケです。地図上の位置的には木曽駒高原の丁度反対側で、すごく近く見えますが、実際には直接繋がっていません。従来は恵那あるいは塩尻までぐるりと大きく遠回りする必要がありました。しかし現在は権兵衛峠のトンネル開通によって回れないこともない圏内になりました。ロープウェイ口まではマイカー規制によりバスでしか通れません。時刻表とよくにらめっこしましょう。
権兵衛峠の開通によって駒ケ岳同様に伊那市へも行き来しやすくなりました。ということで何と、木曽へ遊びに行ったのに伊奈の名物「ソースかつ丼」を食べることが出来てしまします。ちなみにこの店はかつて信州大学に通っていた友人に教えて貰った店です。店は信州大学近くの路地中にありますが、わかると思います、多分。