古くて新しい商店街 谷中銀座をお散歩しよう
東京古くて新しい商店街 谷中銀座をお散歩しよう
山手線の中にあるのにも関わらず、どこかレトロな町。谷中。 江戸時代の1657年に起きた「明暦の大火」の後にお寺が集まり、戦災でも焼失をまぬがれ、お店が集まる商店街に発展しました。 昼夜問わず、お惣菜の匂いが漂ってきて町歩きをしていると食欲をそそります。 「懐かしい昭和の商店街」といっただけでなく、最近は和カフェやおしゃれなお店もできてきて、谷中初のグルメも集まっているので、谷中を訪れるときには、おなかをすかせて来てください! 今回は日暮里駅からの1日充実コースをご紹介。 諏訪神社はちょっと離れていますが、夏の例大祭の時にはぜひ訪れていただきたい♪ ぐるっと谷中をまわって下町散策を楽しんでみませんか?
谷中商店街の外れにある「ひみつ堂」はかき氷専門店。 日光の天然氷を使ったかき氷はふわっふわで食べても頭がキーンとならないのが特徴。 その時々の旬なフルーツを使ったトッピングを選ぶのが楽しく、そしてとにかくおいしい! 冬はグラタンなど暖かいお食事を出してくれるので冬でも楽しめます。 写真は定番メニューの「ひみつのいちごみるく」。 ご主人が手動で一生懸命に削ってくれる氷にミルクを入れたり苺を入れたりと何回かに分けて削って上に重ねていきます。 冬でも食べることができるのが嬉しいメニューです。
お店の前はいつも大行列
その場で待ったり、ノートに名前を書いて待つかはその時によるので、時間に余裕をもっておでかけください。
季節限定のかき氷も!
晩柑(ばんかん)味のかき氷。 夏の限定メニューでした。 晩柑とは、ザボンに似たフルーツのようです。 酸っぱいかなぁ。と思ったんだけど、心地よいさわやかさ。 果汁たっぷりで、種が入っているくらい「しぼりたて」な感じ。フルーツの果肉もふんだんに使われたかき氷なのです。
昔はここから富士山が見えたという「夕焼けだんだん」。 谷中銀座を訪れるのは、午前中からお昼にかけてがおすすめ。 買い食いしながら歩いていると、いつの間にかおなかがいっぱいになります。 メンチカツを食べて~ビールを飲んで~とプチ贅沢な休日が味わえること、間違いなし! 16時過ぎぐらいからはお惣菜屋さん以外は品切れになっていることが多いので、ご注意を! 夕飯の買い物ついでに、ついつい買いすぎてしまう魅惑的な商店街なのです。
昭和の商店街がここにある!
豆腐屋、魚屋、お茶屋にお惣菜屋。 夕飯の買い物にちょうどよいお店が並んでいます。 お惣菜屋から立ち上る煙を感じながら、夕飯に何を買っていこうかな。と考えて歩くのも楽しいモノです。
猫の町、谷中らしい棒状のドーナツ屋さんで、「ミケ」「タマ」「キキ」とかメニューの名前が猫の名前なのです。 「キャメル」と「チョコ」がお気に入り♪
お店の前はいつも大賑わい
友達を連れていくと必ずお土産に買っていくという100%的中のお店です。お土産におススメ!
お茶屋さんってなんか敷居が高く感じるけれど、金吉園は入りやすいお店。買い物をしなくてもお茶を一杯サービスしてくれて、そこから話がはずみます。 茶葉だけでなく、急須や湯呑み、ご飯茶碗からカレー皿までおしゃれなお皿も売っていて、眺めて歩くのも楽しいものです。
金吉園で買ったカレー皿
カレーもよいけどサラダにもぴったり。フルーツを盛ってもよいな。
八十八夜
右側のお茶は金吉園で買いました。 「八十八夜」は静岡県の掛川のお茶で、後味がほんのり甘く、お菓子と一緒にいただくのにぴったりなのです。
谷中銀座の通りにある「和栗や」は茨城県の笠間栗をふんだんに使った和スイーツが味わえるお店。 砂糖など甘味料は使わず、栗の甘さだけでしっかりとした甘みが出るのです。ここの栗スイーツを食べると、他では食べれない・・・。 写真は「冬のあんみつ」。モンブランクリームと栗みつゼリーで栗三昧♪ 自家製白玉がもちもちっとしておいしいのです! こちらのお店では「ほうじ茶」がおいしいので、ぜひ合わせて頼んでみて!
夏のメニュー「緑風パフェ」
メロンなど彩られたフルーツが超ゴージャス。上にのったモンブランのクリームがしつこくない甘さで、フルーツとも合うのです。
お土産用「和栗パイ」
和栗やさんはお土産も充実! 和栗あんがパイで包んであって、このパイがまたサックサク。中に入っている和栗あんも栗の風味が豊でおいしいのです!
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谷中銀座の名物といえば「メンチカツ」。 「肉のサトー」、「肉のすずき」はどちらも人気店で行列必至。 不思議なくらい油っぽさがなく、これとビールを合わせると最高なのです!
肉のサトー
だんだんから歩いてくると手前にあるのが「肉のすずき」、ちょっと奥にあるのが「肉のサトー」。どちらも人気店です。 メンチカツを買った後は・・・
メンチカツを買った後は、近くにあるお酒屋さん「越後屋本店」でビールを一杯。 天気が良い日のメンチカツとビールは最高なのです! 屋根の上に猫がいるのが目印です。
谷中銀座を歩いたらよみせ通りを歩いて団子坂方面へ。 「菊見せんべい総本店」は明治8年創業のおせんべいのお店。 菊人形見物に来たお客さんへおせんべいを売り始めたことから始まりました。 店頭にあるおせんべいが入っているケースが年代を感じさせます。 1枚からバラ売りしてくれるので、食べ歩きにちょうどよいのです。
谷中小学校の近くにあるアンティーク雑貨のお店。 ラッピングペーパーから手芸用品のボタンやポストカードなど、他では見つけられない掘り出し物に出会えます。
寺が多い谷中でちょっと変わったお寺をご紹介。 全生庵は「幽霊画」で有名なお寺です。 幕末の「三舟」と言われた山岡鉄舟が、明治維新の時に亡くなった人々の菩提を弔うために建立したお寺で、山岡鉄舟のお墓もここにあります。 幕末から明治にかけて「三遊亭円朝」という落語家がいて、鉄舟と懇意にしていました。 円朝は「怪談牡丹灯篭」など、今で言う「ホラー」な演目を作った落語家で、彼がコレクションしていた幽霊画が後世に全生庵に寄贈されました。 そして毎年に8月にそのコレクションが公開されているのです。 暑い日に谷中を散策するのであれば、ぜひ立ち寄って幽霊画で涼しい気分を味わうのはいかが?
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薬膳とカレーがコラボしたらこうなりました! 元気になれるカレーがここでは味わえます! 野菜カレーや角煮カレーなどメニューもいろいろあります。
谷中の人気店 薬膳カレー
谷中銀座からはちょっと外れていますが、朝倉彫塑館を目指せばすぐわかります。
西日暮里駅寄りにある諏訪神社は日暮里と谷中の総鎮守。 夏の例大祭には神社へ続く道には屋台が並び、下町の祭りをいっそう盛り上げます。 お祭りでなくても谷中を訪れる際には、楽しい町歩きを祈願するのはいかがでしょう?
例大祭の時には屋台が立ち並ぶのです
夏の例大祭の時には屋台とお客さんで大混雑! 谷中散策の人も倍増! 下町でお祭り気分を味わうことができます。