
飛行機への愛とNRT(成田空港)とその歴史と【定番からマニアックまで】
千葉飛行機への愛とNRT(成田空港)とその歴史と【定番からマニアックまで】
飛行機ってやっぱりロマン。以前はそれほど気にしてなかったのですが整備場見学してからというもの飛行機を見るのが好きになってしまいました。というわけで空港周辺での飛行機見物をたまに実行したくなるのですが、そうするとやはり成田空港がお勧めです。しかし、この成田空港はその建設の過程で世界的にも反省事例として引き合いに出されるくらいの激しく長い暗い歴史があります。今回はそんな歴史も垣間みれるプランにしてみました。驚きとともにご覧ください。
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建設から開港そして現在まで様々な歴史を重ねてきた成田空港ですが、羽田の国際線の拡張以来ややその存在感は下がっています。 しかし、四方が陸でかつ様々な航空会社の飛行機が飛ぶという意味で飛行機好きにはとてもたまらない空港なのは変わりませんし、飛行機見物の名所も多数あります。 また、建設の過程での複雑な歴史を重ねたこともあり未だに残る未収用地の問題もあったりします。
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滑走路
メインのA滑走路、サブのB滑走路の2本で運営されています。建築計画にある横風用のC滑走路も予定されています。 Aは4000mの国内最長クラスですが、反対派の用地買収の関係で2012年までは3250mでした。 Bは2500mですが、こちらも反対派の関係で長らく2,180mで利用され大型機の着陸が出来ませんでした。
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未収用地
丸で囲んだところが国や空港会社が土地を取得できていない土地です。こんな虫食いの空港は世界でも類を見ません。開港後数十年経って未だにこのような状態という事態を引き起こしてしまった過去には多いに学ぶべきなのでしょう。
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成田に行くならこの航空博物館にも是非いきたいところです。A滑走路の南端ですので、飛行機の見物スポットとしてもなかなかの場所です。
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公園
目の前にある公園には様々な飛行機の展示などがあります。
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YS11
MRJも話題ですが国産旅客飛行機のYS11に会えるのも魅力の1つ!
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入口
博物館のエントランスも独特。
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さて肝心の飛行機見物。比較的新しいスポットとしてひこうきの丘が整備されました。
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丘
平地の中の小さな丘を芝生などで整備しただけなので非常にシンプルです。A滑走路の南端にあります。南風の時の離陸利用が一番の見所ですかね。
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滑走路を真横から見るとこができる三里塚さくらの丘もなかなかオススメです。 あのパイロット役のキムタクのドラマ「GOODLUCK!!」でもロケ地として使われ、キムタクと整備士役の柴咲コウのデートシーンで、しばしば出てましたね。
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小山
こちらも丘というか小山の上にありますが、桜が植えてあるのでひこうきの丘よりは公園ぽいです。
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「GOODLUCK!!」
キムタクと整備士役の柴咲コウのデートシーンで、しばしば出てましたね。
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メインのA滑走路の北端にある公園です。南風のときは離陸待ちの飛行機が列をなし誘導路からターンをして滑走路に出て行く様をファッションショーの様にみたててランウェイなどと呼ぶのですが、まさにランウェイビューの貴重な公園になります。
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広い
比較的広い公園ですが、ほぼみなさん金網にへばりついています。
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桜
三里塚さくらの丘と同様さくらが名所ですのでその時期だとすごいです。
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公園360
公園内の360度の様子です。
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空の駅さくら館
「道の駅」ならく「空の駅」さくら館が併設されているので地元の物産などお土産物も多数売られています。
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成田の歴史は国家による土地収用に絡む闘争の歴史ともいえます。成田空港に車で行くと以前は必ず検問があったのですが近時はなくなったように長きに渡る闘争も落ち着きを見せてきています。そんなことからもあの闘争がなんだったのかを一度振り返るのも良いかもしれません。
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空港粉砕
成田の用地買収に関する問題の複雑化長期化は多くの問題を生みました。テロ的行為や訴訟など大きな国家的損失を伴ったため世界中で反省材料として研究されたようです。 結果日本では関空や中部のような海上空港が増えました。
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歴史館
わざわざ歴史館が建てられるくらい成田の歴史には色々あるのです。時代背景を知り、今の感覚を踏まえ国家というものを考えましょう。
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日本でもっとも職務質問させる神社として有名な東峰神社でし。ある意味空港反対派の聖地のような位置づけになってしまったことから厳戒態勢がしかれていることからこのような言われ方をしています。 参拝が禁じられているわけではないので、びくびくしながらいくことになりますが、滑走路の目の前にある関係上、ど迫力の飛行機ビューが楽しめることになります。 ロケットニュースにも記事がありました→
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職質
周りは空港ですので、まさに陸の孤島。道路はありますが通常誰もいません。ですので近づくとセンサーなどで監視されすぐに警備に捕捉されます。結果職務質問されることになるので、怪しいものを持って近づくのはやめましょう。
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位置
B滑走路の南端で誘導路に繋がるところの目の前にあるので、本当に空港の真ん中にいる気分になります。 なにしろB滑走路の端から67m。離陸なら飛行機が真上を轟音を立てて飛んで行くわけですね。
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入口掲示
入口もこのような感じで極めてわかりにくいですし、車を駐める場所もありませんので、わざわざ行く人はバイクで行くのが便利なようです。
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入口
入口の表示を曲がるとこのように神社が見えてきます。
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実は航空神社?
もともとは民間航空のパイオニアであった伊藤音次郎さんが1937年に津田沼の伊藤飛行機研究所に空難者を祀るために建立した神社だったようです。それを伊藤が戦後東峰に入植して農場主になったことから移設遷座したという歴史。もともとは「航空神社」という神社名でもあったそうで縁を感じますね。
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成田ゴルフ倶楽部に向かう道にある丘の展望台。
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スポット内のおすすめ
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スポット内のおすすめ
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ここで観られる飛行機たち
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公園図
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なんということでしょう。空港の真ん中に家が建っています。空港敷地に囲まれたこの誘導路の間の未収用地は、いわゆる一坪運動の対象となった場所で、共有者の闘争の象徴的な位置づけとして家となんとプールが建てられています。その家が最近ではペンションとして運営され、イベントなどに使われたりしているそうです。なんとfacebookページまであってイベントの告知とかしてます!なんだこれは!→
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グーグルMAP
グーグルMAPでみるとこんなことになっています。驚!
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誘導路から
誘導路から見えるこんもりしたかたまりがこの木の根ペンションとプール。
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地下トンネル
ここへは成田空港の地下を走るトンネルを使って行くことができるのですが、ここのためにこういうトンネルを掘って道を通したということなのでしょうかね?ま、ここも通さなければならなかったって感じ?よくわかりません。
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立ち入り禁止
立入禁止という立て札がありますが、私有地につきということはこの私有地の方の許可の問題ですから警察にとがめられるのは???です。 実際に行ったyoutubeを見つけました。 <https://www.youtube.com/watch?v=BIizN1a7Zx4>
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その昔
その昔はこんな光景があったのか!
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