
和歌山『九度山・高野山』で真田一族の思いに触れる
和歌山和歌山『九度山・高野山』で真田一族の思いに触れる
2016年の大河ドラマ「真田丸」で今アツイ和歌山県、九度山町と高野山。 関ヶ原の戦いの後、西軍だった真田昌幸、幸村親子は徳川方に捕らえられ死罪を言い渡されますが、徳川についていた昌幸の長男、信之の助命嘆願により高野山、後に九度山に流されたと言います。この地で約14年…真田親子が雄伏の時を過ごし、大阪夏の陣で再び戦いの場に返り咲くまでの間の思いに、そのゆかりのある地を巡りながら触れてみました。 また、弘法大師により真言密教が誕生した高野山は、昨年 開創1200年を迎えました。賑わいが少し落ち着いた高野山に改めて訪れ、今もなお私たちを守る弘法大師の深い愛と、信仰と言う感謝をささげる人々にも触れてきました。
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関ヶ原の合戦で敗れた西軍に属していた真田昌幸、幸村父子が蟄居生活を送った屋敷があったとされています。当初、高野山に配流されましたが妻子との生活が許され、麓の九度山に居をおくことになったようです。幸村はこの地で14年間を過ごしたと言われています。昌幸没後に、地蔵菩薩が安置されお堂も創建、「真言宗・善名称院」となりました。
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ぼたんの名所でもあります
ご本尊は延命子安地蔵菩薩です。 他にも雷封じの井戸、真田地主大権現など見どころいっぱいです。春にはぼたんが境内に咲き彩りを添えます。
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真田家旗印「六文銭」が至る所に…
六文銭は「三途の川を渡る際の渡船賃」と言われ、この事から「死を恐れず戦う」気概を知らしめたのでは…と言われています。<日本一の兵>と評された真田幸村一族の家紋にふさわしいですよね。
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真田宝物資料館
真田庵の境内に建つ資料館。昌幸、幸村父子の九度山での生活をテーマに、そのゆかりの品や資料を公開しています。
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ファン必見のお宝がズラリ!
幸村愛用の槍先や鎧、武具や書状などが見られます。蟄居生活とは言え、比較的穏やかに暮らしていたのでは…と思ったりも。真田家の生活を支えていたとされる「真田紐」も製造機具なども展示されています。 9:00~16:00 OPEN 入場料:200円
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真田紐
蟄居生活中、昌幸と幸村が家臣と一緒に作って売ったと伝わる機で織った平らな強い組紐で、昌幸が初めてこの紐で刀の柄(つか)を巻いたとされています。後に千利休も茶道の桐箱を結ぶのに使ったそうです。元々は、蟄居の身である昌幸親子が家計を支えるために作っていたとされる真田紐ですが、行商の際に売り子に情報を集めさせるツールの役割もあったとか…。
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「真田の抜け穴」?
真田庵から東へ200mほど行ったところにある「真田古墳」と呼ばれる穴で、幸村が大阪城へ馳せ参じる際にこの抜け穴を通って戦場へ出向いたとか…。実際は、古墳時代後期の古墳らしいのですが、なんともロマンを感じさせる伝説です。
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平成16年、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一環として世界遺産にも登録された弘法大師の母公が晩年を過ごしたお寺です。高野山への女人の立ち入りが厳しく禁じていたため、母をも入山を許さなかったと言います。その為、弘法大師は月に9度、高野山から参道を降り母を訪ねられたそうで この事から、この地を「九度山」と呼ぶようになったようです。 母公の没後、その菩提を弔う為この地に弥勒堂(本堂)を建立し弥勒菩薩像を安置しました。今もこの弥勒菩薩は秘仏で国宝指定を受けています。 有吉佐和子の小説「紀の川」冒頭では、まもなく嫁ぐ娘を連れて弥勒堂に詣でる場面が描かれてます。
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秘仏のご本尊「弥勒菩薩像」
町石道のスタートはこちらの弥勒菩薩さま。高野山へお参りの際には手を合わせてから向かいましょう。弘法大師の命日の21日にちなみ、ご開帳は21年に1回とか。平安初期の彫刻で国宝指定を受けています。
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拝堂
ご本尊が安置されている弥勒堂と対面して建つこのお堂は、拝堂から弥勒堂のおご本尊を拝するように作られました。内部にはたくさんの吊り灯籠がありとてもキレイです。
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一瞬ドキリ!おっぱいの形?!
乳房の形をした絵馬。子授け、安産祈願のために奉納するとか…ナルホド。
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多宝塔
弘法大師のよって建立されたと言う多宝塔。現存するものは寛永年間に再建されたものらしいです。朱色が周囲の緑に溶け込んで美しいです。慈尊院のシンボル的存在ですね。
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弥勒堂横に鎮座するお地蔵さん
約100体もあるそうです。こちらにもお参りお参り…。
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案内犬・ゴンの碑
野良犬だったゴンはいつしかこの慈尊院に住むようになり、高野山へ参詣する人々を町石道を通って、その入り口の大門まで毎日案内したと言います。今はもう亡くなってしまったゴンの偉業は、1200年前に弘法大師を高野山へ案内した紀州犬の生まれ変わりと言われ、手厚く供養されているそうです。不思議な、そして心があったまるお話しですね。
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弘法大師が慈尊院を創建した816年、その鎮守として丹生都比売と高野大神の二神を祀ったのが始まりとされています。慈尊院の奥、急な階段を登ると見えてきます。境内には、猟師姿の狩場明神と白、黒2頭の犬、それと弘法大師の出会いの場面が描かれた大きなパネルがあり開山の成り立ちがわかりやすく伝えられています。
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木立の中の石段を登ると
慈尊院境内、奥の石段の途中にひっそりと「百八十町石五輪卒塔婆」があります。ここを登れば慈尊院の守護神、丹生管省符神社です。
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本殿
再建された本殿は3棟からなり、国の重要文化財にも指定されています。一間社春日造、檜皮葺。朱が美しい社殿です。真田幸村奉納の太刀を所蔵しているとか。
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高野参詣の表参道「町石道」
慈尊院から高野山の伽藍まで24km続く「高野山町石道」。高さ3mの町石と呼ばれる石柱が一町(109m)毎に180本建ち、かつての参詣者たちは一町毎に合掌しながら登山したとされる道なのです。『祈りの道』なんですね。
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丹生明神と狩場(高野)明神の導き
密教の根本道場の地を探し求めていた弘法大師は、山中で狩人に化身した「狩場明神」に出会います。黒と白の2匹の犬に導かれ天野の社で丹生明神と出会い、ご神領「高野」を授かったと伝わります。
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創建は高野山開山よりも早く今から1700年も前だと伝わります。丹生都比売大神は天照大神の妹神で、紀の川流域に降臨し農耕を広められたとか。 子の高野大神が、上記の弘法大師を高野山に導いた神とされ、神領であったこの山を丹生都比売から譲り受け 高野山を開山したとのことでこの神社は高野山との関係が深いとされています。
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外鳥居
朱塗りの本柱の前後に稚児柱がつけられ屋根もついています。これは、仏教神道が大きく反映された鳥居の象徴だとか…。
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奥には「輪橋」が
鏡池と呼ばれる池に架かる橋で、平安、鎌倉期にはこの上で神事が行われていたと言います。いわゆる「神の渡る橋」なんですね。雪が降る時期は通行が不可になるそうです。
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室町時代の作「楼門」
ピンと張った檜皮葺き屋根が美しい楼門は重要文化財に指定されています。
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4つの本殿
右側の第一本殿から左へ第四本殿まで並び、それぞれの本殿内に宮殿がありご神体が祀られています。
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白壁に真田の六文銭が描かれた緋色の幟のお店…2010年にできたお蕎麦屋さん、「幸村庵」です。幸村は故郷の信州・上田のそばを九度山に伝えたそうで、このお店でも信州産のそば粉を使い、全く同じ打ち方でそばが作られているのだそう。
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九度山のおいしいものがギュッと
オススメは「幸村御膳」紀州真田そばとそば豆腐、柿の葉寿司がセットになってます。
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ここにも真田のトレードマーク
お座布団もホラ、緋色で六文銭。こだわってますね~(p_-) 幸村公の鎧(レプリカ)に見守られながらおそばを堪能できますよ。 11:00~18:00 OPEN/定休日㈪
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2014年に開業した道の駅。地産地消のスーパー、ドライブインとして地域の利便性や、コミュニティーとして利用されています。農産物直売所や、ベーカリー、世界遺産の情報コーナー、各種体験施設などができますよ。 また、真田ミュージアムのオープンに合わせて真田グッズなどを販売する「おみやげ館」もできました(営業時間9:00~17:00。)
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和歌山の特産品が並ぶ
農産物直売所の「よってって」には、新鮮・安心・安価な地場産品が所狭しと並びます。九度山をはじめ、県内の食品や加工品、お土産なども豊富です。
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世界遺産情報センター
「世界遺産の町・九度山」と「高野山」の情報発信をしているコーナー。パネルや展示品でその歴史などを学ぶことができます。
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子どもが遊べる「アミューズメント広場」も
大型の遊具が設置されドライブ途中の子供の遊び場にもなっています。
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こいのぼりの丹生川渡し
4月から5月にかけて、施設の前を流れる丹生川の川幅いっぱいに100を超える鯉のぼりが渡されます。桜と元気いっぱい泳ぐ鯉のぼりが見られますよ。
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真田祭り
真田親子を偲び、毎年5月4~5日には「真田祭り」が開かれています。市やステージイベント、武者行列なども行われ町中がにぎわいます。
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「九度山は真田のこころ生きる郷」を掲げNHKドラマ「真田丸」を盛り上げつつ、九度山の良さを知ってもらおうと企画された期間限定(平成28年3月13日~29年2月28日)のミュージアムです。 真田昌幸、幸村と九度山で生まれ12歳で大阪夏の陣に参戦した幸村の嫡男、大助の3代の九度山での生活をパネル展示と、映像で紹介しています。 近くには「道の駅・柿の郷九度山」などもありますよ。
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これが見たかった!
甲冑試着体験、真田紐織り体験や十勇士スタンプ巡りなどの楽しいイベントも続々開催されています!
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幸村(信繁)さま見参
実際に俳優さんがドラマで身に着けた衣装や小道具なども展示されていますよ💗 幸村は、ドラマでは「信繁」で登場してるんですね。
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真田ファンにオススメのお店がここにも!九度山の特産品を使ったオリジナル食品や六文銭グッズ、真田紐など豊富な品揃えです。近くには「真田ミュージアム」もオープン。これから注目のスポットになること間違いなし!
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趣のある古民家のお店
お店の方の幸村情報がスゴイ!町の人だけが知るスポットなどの情報GETもここなら可能です。
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幸村にちなんだオリジナル商品
Tシャツ、タオル、ハンカチ、ストラップ…きっとお気に入りが見つかるはず!他にも、紀州の特産、名産品も購入できますよ。 平日 10:00~16:00 土日祝 9:00~17:00
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イメージキャラ「ゆきむらさま」
大河ドラマ「真田丸」くどやま推進協議会がキャラクターを全国に募集したところ111件の応募が!厳選なる審査の結果この「ゆきむらさま」に決定したそうです。今年の活躍に期待!
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普段は落ち着いた駅舎なんですが、今はごらんの通り緋色の真田カラーに変身!「六文銭」をあしらった暖簾や幕を掲げ、真田ゆかりの地を演出しています。よくよく見ると、自動販売機やコインロッカー、公衆トイレまで「六文銭」が…。 九度山観光に便利でお得な「真田・九度山きっぷ」も好評販売中!真田ミュージアムの割引券などもついてます。
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ホームのこの通り✨
めっちゃテンションあがります!
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赤備え列車運行中
こちらもドラマ放送を記念して作られたラッピング列車。南海高野線の難波駅から極楽橋駅間を平成27年11月1日から約1年間走行します。
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ファンにはたまらない装飾でしょうね
真田のもう一つの家紋「結び雁金」も登場。シートにも…。ここまで極めればあっぱれです。
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レンタサイクルで九度山巡り
自然と歴史の町、九度山を自転車で観光してみては?オレンジは特産品の「富有柿」をイメージしたんだとか。5台ある3段ギア付きの自転車には、それぞれ幸村号、昌幸号、大助号、佐助号、才蔵号とネーミングされてます。 九度山町役場でレンタル。(9:00~17:00・1日500円・5台)
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地産地消の健康ランチを中心に心と体に優しい空間を提供する古民家カフェ。里山のゆっくりした時間を感じながらホッと一息つきませんか?
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大正時代の古民家
元々は旅館だったとか。趣のある建物です。窓からはのどかな田園風景が望めます。店内の家具や調度品は元々、ここにあったものをうまく活かしてインテリアにされています。
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九度山ランチ
地元のお野菜をたっぷり使った週替わりの「九度山ランチ」は前菜、メイン、汁物が付いてます。200円で白米を酵素玄米にチェンジできるんです。体が喜ぶメニューばかりがうれしい。
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真田プリン
カルメラのかわりにの柿のシロップがかけられます。豆乳ベースのトロットロプリン❤
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真田庵からほど近くの柿の葉寿司専門店「九和楽(くわらく)」では、保存料無添加の柿の葉寿司がいただけるんです。昔ながらの手作り製法で冷めてもおいしい柿の葉寿司をぜひご賞味ください。売り切れ必至なので予約しておくのがベターかもです。 鮭、鯖、しいたけの3種類…お好みはどれ?
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九和楽の意味
「九和楽」とは…「喰うは楽しい」で「くわらく」。作り手の愛が詰まったお寿司です。
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珍しい「しいたけ寿司」
ジューシーで優しい甘さのしいたけ寿司は秀逸!一度食べればトリコになります。
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鮭冬葉(さけとば)
天日干しで作る鮭とば。皮つきと皮なしがあります。これはビールのお共です❤うまい~。
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九度山では、温暖な気候を利用して数々の果物が栽培されてい増し。柿、みかん、もも、いちご…季節折々のフルーツを直売や味覚狩りで楽しんでください。 写真は「イチゴランド カプリ」さんのいちご。広い園内を散策しながら減農薬栽培のいちご狩りが楽しめます。高設栽培なぼで子どもが摘むのに最適です。 1時間食べ放題 小学生以上1500円、幼児1000円 練乳200円/~5月中旬まで/10:00~17:00open
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「富有柿」の産地なんです
九度山はブランド柿の「富有柿」の産地。秋になると町の柿の木にたわわに実った柿が見られます。農園の軒先でもおいしい柿が直売されます。
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標高900m、蓮華のごとく八葉の峰々に囲まれた山上盆地に広がる高野山。ここは、弘法大師空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地です。壇上伽羅(だんじょうがらん)を本部とした「学問の道場」であるとともに、奥之院の弘法大師御廟を中心とした「信仰の霊場」なのです。 弘法大師(お大師さま)は、今もなお奥の院の御廟内に生身(いきみ)のままでおわされていて、56億7000万年後に弥勒菩薩(みろくぼさつ)が出現するその時まで人々を救い続けているとかたく信じられています。
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高野の山入り口「大門」
高さ25.1mの朱塗りの威風堂々とした総門。左右には運慶作の「金剛力士像」がにらみをきかせています。
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高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」
5万坪の広大な境内に主殿や書院などがあります。歴史に名を残す絵師による襖絵や、豪壮な台所のほか、秀次自刃の間などが見られます。 8:30~17:00/中学生以上500円
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国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」
金剛峯寺、奥殿にある日本最大級の規模を誇る石庭。その広さは5000坪とか!京の白川砂と四国の名石を使用し雄龍と雌龍が配され金胎不二(胎蔵界と金剛界は二つで一つと言う真言密教の教え)を表すとされています。雲海の中、奥殿を守る二対の龍ですね。
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根本大塔内の「立体曼荼羅」
弘法大師が真言密教の根本道場におけるシンボルとしたことから根本大塔と呼ばれています。本尊の大日如来を金剛界の四仏が取り囲み、16本の柱には堂本印象の筆による十六大菩薩、壁には密教を伝えたとされる八祖(はっそ)が描かれ堂内そのものが「立体曼荼羅」として構成されています。一歩足を踏み入れると荘厳さに圧倒されます! 8:30~17:00/200円
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修行僧の方々
金剛峯寺内を歩かれていた僧の列。背筋が伸びる思いです。
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徳川家霊台
1643年に三代将軍、家光が建立した家康と秀忠の両霊屋。日光東照宮を思わせる豪奢な造形美です。重要文化財に指定されています。 8:30~17:00/200円
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総本堂「金堂」
819年、弘法大師によって創建された金堂。幾度も焼失し、現存するお堂は7度めの再建だそうです。ご本尊は薬師如来。 8:30~17:00/200円
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三鈷の松
唐で密教の奥義を伝授された弘法大師は帰国の際、唐の浜より真言密教を広めるのにふさわしい場所を求め法具の「三鈷杵(さんこしょ)」を投げられたました。その三鈷杵がこの高野山の松の枝に架かっていたと言います。
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苅萱堂(かるかやどう)
親子の名乗りをあげないまま修行に明け暮れたという苅萱道心と石童丸の悲しい物語ゆかりのお堂。壁面にはこの物語の絵画が掛けられています。
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一の橋から御廟までの約2kmの参道には樹齢何百年にもなる老杉がそびえ、木々の間には武将から庶民まで20万を超す苔むした墓碑が並んでいます。 生前は戦い合った者同士のお墓が、所業関係なく並んでいる光景はなんだかホッとする光景でもあるような…。みな、お大師様の元で安らかに眠りたい…そう思われているのでしょうね。
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戦国武将のお墓がいっぱい!
歴史上の名だたる武将たちの墓標や供養塔が点在する参道。織田信長、明智光秀、豊臣家、徳川家に武田信玄…全てを逃さず見たい方は、「一の橋」と言うバス停で降りて下さいね。ここからスタートすると奥の院の醍醐味が味わえます。
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化粧地蔵さん
このお地蔵さんにお化粧をしてあげると自分もきれいになるそうですよ。
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汗かき地蔵さん
中の橋近くにあるこのお地蔵さんは、世の中の人びとの苦しみを一身に受けている為、いつも汗をかいているのだとか…。その右手には「姿見の井戸」があり、覗いて自分の顔が映らないと3年以内に死んでしまうと言う伝説が!
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しろありさんも眠る
企業の物故者供養塔などもたくさんありました。ヤクルトやロケット、福助なども…ちょっと面白いです。
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水向地蔵
先祖供養の地蔵菩薩の他にも不動明王、観音菩薩が玉川を背に立っています。この玉川は、かつて禊の場だったそうです。川の中に水難やお産で亡くなった方の卒塔婆が立てられ供養されています。
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御廟橋
この先はいわゆる異世界。荘厳な空気が流れているのが肌で感じられます。ここからは脱帽、私語禁止。入定(生きたまま仏になること)されたお大師さまが今も、生きとし生けるものの為に瞑想中だとか。納得できるような気がします。写真撮影も不可となります。
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燈籠堂
老女お照が献じた「貧女の一燈(祈親燈)」、白河天皇が献灯の「白河燈」が一千年来燃え続けている御廟前にあるお堂。全国から献ぜられた万燈が堂を埋めて静かに揺らめいて幽玄の世界を醸し出しています。 弘法大師が瞑想されている御廟はこの奥。ここが大師信仰の中心聖地であり、現在でも肉身をこの世にとどめ、深い禅定に入られていて現在も参られる方々を救い続けていると信じられ日夜多くの参拝者が絶えません。
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お大師さまにお食事を届けてます「生身具」
生身具(しょうじんぐ)とは、毎日6時と10時30分の2回行われるお大師さまにお食事を届ける儀式。御供所から運び出されたお食事は唐びつに入れられ、嘗試地蔵(あじみじぞう)さまに味見してもらってから、2人の僧が担ぎ御廟へ運ばれます。1200年に渡り脈々を繰り返されている光景です。
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高野山初のゲストハウス。国内外問わず祈りの山、「高野山」を訪れる人たちの為に生まれたお宿です。<Kokuu>とは、仏教の用語で「空間」、「青空」を意味するとか。ゲストが心地よくゆったりとした時間を過ごせるようにと思いを込めてつけられたそうです。宿泊はインターネットから予約してください。
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3種類の客室
プライベートが確保されるカプセルタイプ、ダブルベッドタイプ、ダブルベッド&ロフトベッドタイプの3タイプをご用意。白で統一されスタイリッシュな空間になっています。
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お食事も充実してます
基本的に素泊まりですが、朝晩の食事もいただけます。朝は、自家製のパンにハムエッグ、自家製のジャム、コーヒーなどがつきます。夜、バーではお酒や本格カリーが…!持ち込みもOKです。
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煙突が目印の外観
奥の院近くに位置するKokuu、ダークグレーのおしゃれな建物。一見、ゲストハウスには見えないのですが…。 館内はまるで白い教会の様、斬新なスタイルになっています。
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高野山における真田家の菩提寺。蟄居生活を命じられた昌幸、幸村父子が最初に暮らしたのがこの蓮華定院でした。院内の至る所に六文銭があしらわれ、当時の面影をうかがい知ることができます。一般拝観の他に、宿坊として泊まることもできますよ。 朝夕のお勤めや住ご職による法話…宿泊した人にしかできない体験をしてみませんか?
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本堂手前の庭園
白砂が美しい庭園です。中央に書かれている模様はご住職自ら書かれるもので、ご本尊の阿弥陀如来の梵字「キリーク」。梵字は池に咲く白い蓮華と、その上で禅定に入る阿弥陀如来を象徴しているのだとか。
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本堂
1860年に真田家によって再建された本堂でご本尊は阿弥陀如来。心がす~っと落ち着く感覚になります。こちらでは、朝夕2回のお勤めがあり、夕方のお勤めで「数息観(すそくかん)」と言う瞑想体験ができるとか。
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まっすぐに伸びる廊下
磨きこまれた廊下…。宿坊の風情があります。庭園には「高野槇」が植えられています。風が渡るすがすがしい場所となっています。
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本場でいただく「精進料理」
お寺でいただくお料理とは思えない豪華で、見た目も美しい精進料理です。優しい味付けの煮物や、ごま豆腐、山の幸が贅沢に使われたおもてなしに感服です。
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上段の間
ここは、真田親子が滞在したとされる上段の間を再現した部屋で一般公開されています。
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真田家の墓所
敷地の奥には、真田家のお墓があり幸村の兄、信之と、その息子・信政が祀られています。
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写教もオススメ
高野山真言宗の経典を書き写しします。集中力が鍛えられるとか…。無の境地でしばし、自分に向き合うのも大切な事かもですね。 *蓮華定院 0736-56-2233 一泊二食付き9500円~
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高野山にはおいしいものがた~くさん!お参りの帰りに名物をパクリ!もいいですね(^^)v 写真は創業100年の老舗ごま豆腐店「濱田屋」のごま豆腐。とってもクリーミーです💛店内でもいただけます。早いめに行かないと売り切れちゃいます~(汗) *濱田屋 9:00~17:00
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上きしやの「やきもち」
素朴な風味の手作りあんこがおいしい焼きもちは、白餅とよもぎ餅の2種類。開山当時から高野山のお土産として親しまれてきました。 *上きしや 9:00~18:00
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麩善の「笹巻きあんぷ」
よもぎを練りこんだ生麩であんこを包み、クマザサで巻いたお菓子。ふわっとした生麩に笹の香りがマッチしておいしいです。 *麩善 9:00~18:00
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高野山大師堂の「お香」
高野山で唯一製造直売の香老舗。線香をはじめ、塗香、焼香、香木、アロマオイルなど幅広いラインナップですよ。火をつけるとお経が浮き出るお線香も! *高野山大師堂 9:00~17:00
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みろく石本舗かさ國の「みろく石」
持ち上げると願いが叶うとされる奥の院にある「みろく石」にちなんだ名前のお饅頭。金剛峰寺の御用達菓子司だそうです。 *かさ國 7:30~20:00
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珠数屋四郎兵衛
元禄年間創業のお念珠屋さん。現在は12代目がお店を守られているとか。お念珠を中心に様々な仏具がそろいます。お念珠ブレスレットなどもかわいいですよ。 *数珠屋四郎兵衛 7:30~20:00
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高野山ではやはり「精進料理」をいただきたいものです。想像しているより華やかで食べやすくボリュームもある精進料理のお店が何件かあります。最近はステキなカフェなどもでき、徐々に充実しつつあるお食事スポット。 写真は「高野山料理・花菱」さんのお料理です。天皇陛下もお召し上がりになったと言う由緒ある精進料理のお店。一品一品手の込んだお料理でおいしいんです。明治時代からずっと、参詣の人びとの心とおなかを満たしてこられたのだろうなと思いを馳せながらいただくことができます。 *花菱 11:00~18:00open/不定休
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中央食堂さんぼう
金剛峯寺から徒歩3分。こちらでもボリュームたっぷりの精進料理がいただけますよ。お昼は行列ができるお店です。 10:00~17:00open/不定休
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穴場!とんかつ定の「サクサクとんかつ」
観光客にもあまり知られていない穴場の名店。奥の院から車で2~3分のところにあります。黄色い屋根のお店なのですぐわかるかと。トンカツはとってもジューシー!高野山でこんなにうまいとんかつが食べられるなんて…。 11:00~14:00、17:00~22:00open 定休日㈫
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高野蕎麦・天宏(てんこう)
高野山の入り口、大門近くの町屋のおそば屋さん。十割の手打ちそばがおいしいお店です。香りがとてもいいおそば♥生のわさびを自分でおろして使います。ココ、ポイント高い! 11:00~16:00open 不定休(冬季12~3月は休業)
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上野屋の「オムライス」
人気のビッグサイズオムライス店。シンプルなケチャップ味が懐かしいです。若いあなたにオススメ✴ その他メニューも豊富。 11:30~13:00、17:00~21:00open 定休日㈰
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Kasakuni cafe(かさ國カフェ)
みろく石本舗プロデュースのカフェ。木の温かみを感じられる作りの店内ではおいしいスイーツがいただけます。オススメは「かさ國ロール」。ナント、かさ國の和菓子が入ってるんです!持ち帰りもできますよ。 9:00~17:00open/定休日㈬㈭
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梵恩舎(BON ON ShyA international CAFE)
古民家を改装した素敵なお店でえす。地の野菜を使ったベジタリアンランチや精進スイーツがいただけます。 10:00~日没open 不定休、1~3月は㈪~㈭
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高野龍神国定公園、日高川沿いに位置する龍神温泉は、1300年前、役行者が見いだしそれから100年後に弘法大師が難陀龍王のお告げによって温泉を開いたとされています。難陀龍王は龍の神さまであったことから「龍神温泉」と名づけられました。群馬県の川中温泉、島根県の湯の川温泉と並び「日本三大美人の湯」として知られています。
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日帰り入浴ならココ
「龍神温泉元湯」は源泉かけ流しの共同浴場。ナトリウム炭酸水素塩泉のお湯は、肌がツルツル、しっとりします。渓流を眺めながら入る露天風呂が最高!! 7:00~21:00open 大人700円、小学生400円
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下御殿
龍神家のよる経営で、江戸時代 紀州徳川家の頼宜公下知による温泉管理(湯守)を今に伝えています。川沿いの岩作りの露天風呂(注!混浴デス)に大名気分で入っちゃおう!! 日帰り入浴12:00~21:00/1000円
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上御殿
820年続く歴史ある上御殿。こちらも頼宜公お気に入りのお宿で、「御成りの間」は徳川公がお泊りになった部屋として今も当時にままで残っています。日帰り入浴は不可。
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季楽里龍神
2004年にリニューアルオープンした公共の宿です。広々とした内湯の大浴場は木漏れ日が差し込み開放感があります。岩作りの露天風呂もゆったりとしていて癒し効果バッチリ! 11:00~20:00open 大人700円、子ども350円
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