うだつの町並み
徳島県美馬市脇町大字脇町162-2
うだつは平安時代、「うだち」と言ったが室町時代以降「うだつ」と訛った。
本来、梁(うつばり)の上に立てる小さい柱のことを指したが、自家と隣家との間の屋根を少し持ち上げた部分を「うだつ」と呼ぶようになった。
桃山時代から江戸時代初期にかけては木製のうだつが存在した。
当初、防火壁と言うよりも屋根が強風で飛んだりするのを防ぐ防風の意味合いや、また装飾的な意味合いも。
構造として、隣家と接するケラバ(切妻屋根の両端)部分の壁を少し持ち上げ、独立した小屋根を乗せたものを「うだつ」と呼ぶようになった(本うだつ)。