金前寺
福井県敦賀市金ケ崎町1-4高野山真言宗の寺院。
本尊の十一面観音は、縁結びの袴掛観音。
736年、聖武天皇の勅願により泰澄が開山。
泰澄は寺を建立し、天皇から下賜された金光明経を金櫃に納めて山に埋めた。
これにちなみ山は金ヶ崎、寺は金前寺と名付けた。
十一面観音が金光を発することから金前寺と名付けた。
金ヶ崎の戦いが勃発し、南朝方の新田義貞が後醍醐天皇の皇子・恒良親王と尊良親王とを奉じて、金ヶ崎城にて北朝方の斯波高経の軍と戦った。
織田信長による越前攻めで朝倉氏の築いた金ヶ崎城は落城、金前寺も兵火により灰燼に帰した。
打宅宗貞らが観音堂を再建したが、敦賀空襲により焼失。