弥次喜多像
京都府京都市中京区 中島町1802年から1814年に刊行された十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」。
栗毛は栗色の馬、膝栗毛は自分の膝を馬の代わりに使う徒歩旅行の意。
東海道中膝栗毛に登場する主人公でお江戸・神田八丁堀の住人、栃面屋弥次郎兵衛と居候の喜多八の2人の名前を足した「弥次喜多」。
喜多八は妻と死別、仕事上の失敗から勤務先を解雇されるなどの不運が続き、つまらぬ身の上に飽き果て、身上を整理して財産を風呂敷包み一つにまとめ、厄落としにお伊勢参りの旅に出た。
江戸から東海道を西へと進み、伊勢神宮、京都、大坂へと巡る。
道中、狂歌・洒落・冗談を交わし合い、いたずらを働いては失敗を繰り返し、行く先々で騒ぎを起こす。