旧岡山藩藩学校跡
岡山県岡山市北区蕃山町6江戸時代、岡山藩主池田光政によって開設された藩校(藩の運営としては最古)。
熊沢蕃山の主宰により藩校の前身・花畠会を創設し、花畠教場を開いたが、廃止。
松平政種の邸宅を学校に転用したが、生徒の増加に伴い、移転を計画。
当時、光政が弾圧した日蓮宗不受不施派の円乗院があったが、廃寺となった為、建造。
岡山藩は、播磨国明石に居た熊沢蕃山を招いて開校式を行う。
初代学校奉行には津田永忠・泉仲愛。
幕府が正学としていた朱子学を中心に教えた。
授業内容は、主に小学・四書・五経などの誦読と講習、合間に武技の演習が行われたが、廃藩置県の際、閉校。
戦時中、岡山空襲により焼失。
現在、国の史跡に指定。