単伝庵
京都府八幡市八幡吉野垣内33-33 らくがき寺別名、らくがき寺。
本尊は釈迦牟尼仏像と、観音菩薩。
訪れた人々は御堂の大黒堂の白い内壁に大願成就を願って筆を入れる「落書き祈願」が有名。
大黒様に願いごとが見えやすいように、壁に願いを書き入れるもの。
京都妙心寺の単伝和尚が救苦観音を安置したのが由来。
1711年、臨済宗妙心寺派の僧侶である瑞応によって再建。
大黒堂に安置されている大黒天は足を踏み出しているように彫られているため「走り大黒」と呼ばれている。
南北朝時代に活躍した武将である楠木正成が、戦の勝利を祈願して石清水八幡宮に寄進した楠の一部から作られたとも。