広島・ゆる旅が似合うJR呉線
広島広島・ゆる旅が似合うJR呉線
最近、電車の旅にハマり、ちょこちょこでかけるようになりました。ガタゴト揺られながら風景を楽しんだり、何気に降りた駅で思わぬ出会いがあったり…電車の旅ってゆるやかで、あったかくて大好きです。 瀬戸内を電車に乗って巡って見たいと思いたち、広島県を走る「呉線」に乗ってきました。内海ならではの穏やかに包まれてその土地の歴史や文化、食を感じる旅になっています。
呉線の東の玄関・三原駅。新幹線が停まる駅でもあるのですが、ナント!天守台を新幹線のホームが突きぬけているのです~(''Д'') 三原城は、毛利元就の三男、小早川隆景(こばやかわたかかげ)公が永禄10年(1567年)頃から築城した梯郭式平城で、小さな島や川の中州などを利用して埋め立て造り上げたお城なのだそうです。三原湾から毛利の水軍が出陣できる水軍城としても機能していたと言います。
三原は「タコ」の町
瀬戸内の中でも三原沖はおいしいタコが獲れることで有名。市内では、三原のブランドタコ「三原やっさタコ」を使ったタコ飯やタコ天などが味わえますよ~~。
そして、「ダルマ」の町
三原市では、室町時代末期ごろから毎年2月に「神明市」と言う伊勢神宮を祀るお祭りが開かれるんですって。江戸時代に入ってからは縁起物とされる”ダルマ”が売られるようになり、「願いが成るように」と鈴などを入れ、ハチマキをしたダルマを買い求めるのだそうです。行ってみたい💗 駅に大きな三原ダルマ発見しました!!
天守台入り口とな?
駅内の案内板に導かれたどり着いたのがココ。この扉の向こうにお城が…? しかも、22時以降は入れません。
緑のオアシス
階段を登ると天守台跡に着きました。木々が生い茂りちょっとしたオアシスです。スゴイところにあるんだな~と思いましたが、駅を作ったのはずっと後の話ですものね。 広島城の天守閣が6つも入る広さなんだとか!
築城450年!
隆景公は、兄の吉川元春と共に甥の毛利輝元を助け中国地方統一に尽力したそうです。秀吉や家康がお城を訪れた際に、その素晴らしい配置に感嘆したんですって。 今年は築城450年と言う事で、町では様々な催しが行われているようですよ。
立派な石垣です
450年経ってもなお堅固な様相を呈している石垣は「あぶり積み」と言う古代の石積工法を取り入れているようです。この曲線のフォルムがたまらなく美しいです。 お堀にはビックリするようなでっかい鯉がいますよ~。
引いてみるとこんな感じ
満潮時には海に浮かんでいるように見える事から「浮城」の異名を持つ三原城…うん、雰囲気ありますよね。 まさに、新幹線が突っ切ってます…。
風光明媚な路線を走る観光列車「瀬戸内マリンビュー」
季節運航の観光列車。呉線(三原~広島間)を1日1往復しています。この旅で願い叶い乗車することが出来ました!車体は瀬戸内カラーのブルーとホワイト。さわやかですね~。
2両編成です
横から撮ってみました。 各駅停車ではありません。普通列車もありますので停まらない駅で下車の方はそちらへ。 この列車、ディーゼルカーなんですよ。ガガガ、ゴドン…という低く重い音と共にゆっくり走り出すアノ感じがたまらなくいいんです。
1号車は全席指定席になっています
座席指定券(520円)を購入すればこちらの車両の席に座ってゆったり海を眺めながめることができますよ。船内を彷彿させるかわいい丸窓に、羅針盤、浮輪など雰囲気もバッチリ!
座り心地バツグンのソファー席💗
海側がボックス席、反対側も海が見えるように並んだロングシートにテーブルがついた快適空間に。とにかく窓が大きいので立っていても十分景色を堪能できます。
2号車は自由席
またたく間にうまっていました。ゆっくり景観を味わいたい方は指定席をおすすめします。 この日ばかりは私も乗り鉄、撮り鉄気分です。
ナイスビュー(*´ω`*)
今回は広島から呉まで乗車したのですが坂駅を過ぎた辺りからドーンと瀬戸内海が目の前に広がります。遠くをゆくフェリーやタンカー、カキの養殖でしょうか、イカダもたくさん浮かんでいました。穏やかな海原が続きます。
三原でぜひとも買いたかったのがコレ!今や、全国に店舗をかまえる有名店となった昭和8年創業の老舗・くりーむパンの「八天堂」さん。冷やして食べる新感覚のくりーむパンなんです。 駅から徒歩5分の所に総本店があるとの情報を得たので行ってみたのですが…閉まっていました💦なんでもあっという間に売り切れてしまうのだとか…。ザンネ~ン(´・ω・`)
お昼には完売してしまうんですって💦
予約販売もされているとの事なのでそちらを利用されるといいかと。総本店には、他では売られていない種類のくりーむパンがラインナップしているそうです。
お土産に買いました💛
結局、広島駅構内の八天堂さんのブースで買えました、ホッ。 定番のカスタード、カープ檸檬パンにチョコバナナ…何とも言えないふわふわパンの中からはクリームがあふれ出します。甘すぎないクリームがいい!コーヒーにもお茶にも合いますよ。
竹原市に属する海辺の鈴かな町~忠海(ただのうみ)…この地名は平清盛の実父・忠盛からつけられました。平安時代、幾度となく瀬戸内の海賊追補をして褒賞された忠盛公はこの地を賜り、もともと「乃美の浦」と呼ばれていたところ「忠」を加え「忠乃美の浦」から「ただのうみ」になったとか。 忠海駅はびっくりするぐらい観光客であふれかえっていました。外国の方も多いようです。みなさんのお目当てはウサギに会える島~大久野島でしょうか? 駅から歩いて行ける忠海港から大久野島行きのフェリーが出ています。しまなみ海道のひとつでもある大三島へのアクセスも可能ですよ。
うさぎの島~大久野島
最近、SNSやテレビなどでも取り上げられているそうで大人気になっている芸予諸島のひとつ大久野島(おおくのじま)。フェリーで12分、周囲4㎞の小さな島では約700匹の野生のうさぎがお出迎え。温泉も湧き出る休暇村大久野島があり、滞在も可能です。
戦争の爪痕が残る一面も…
この島は太平洋戦争当時、毒ガスを作る工場があったことから機密保持のため、地図から消されていたと伝わります。毒ガス貯蔵庫に発電所跡、砲台跡などが物悲しくその姿をとどめています。
アヲハタ ジャムデッキ
ジャムでおなじみのアオハタジャム。海沿いに建つ青いマリンテイストの建物の中で、工場見学やジャム作りが体験できる施設です。完全予約制で、お一人800円で4つの瓶詰めジャムが作れます。(いちご、マーマレイド、ブルーベリーの中から1つの味を選べます) *ご予約 0846261550
忠海駅から広島方面へ徒歩20分ほどの位置にある海沿いのパーキングエリア。ここから眺める瀬戸内の海原は素晴らしいのひと言です! 国道沿いではありますが、波の音が聞こえるぐらい静かで透明度の高い美しい海が広がっています。ベンチやテーブルもありますのでお弁当を広げてゆっくりするのもオススメ!
映画「エデンの海」の舞台
広島出身の作家・若杉慧の小説が映画化されこの地が舞台となったそうです。目の前には忠海沖の13の島々が見渡せ、朝日や夕日もキレイに望めます。
この透明度✨
下をのぞくと波打ち際が。 沖縄?とも思えるようなキレイな海がそこにはありました。
三原駅から鈍行に揺られる事30分、竹原駅に到着しました。ずっと行ってみたかった町です。 「安芸の小京都」とも言われる竹原は、広島県沿岸部のほぼ中央にあり、はるか昔から瀬戸内の交通の要衝として発展してきた町で、平安時代には京都の下鴨神社の荘園として栄えたのだそうです。
海の上を走っているよう
三原駅から乗車すると、須波駅から安芸長浜駅まではこんな景色が続きます。海ギリギリを走るのです。小さな港やドックなどが見渡せるので思わずシャッターをパシャパシャ切ってしまいました。あぁ~癒される…。
黄色!
こちらの車両に乗ってきました。 近代的なのもありましたが…いい感じです~。 ただ、ロングシートなので、海側に座ると体をひねって後ろを向くことになります…。イテテテ…( ノД`)
懐かしさあふれる駅舎
こういう駅が少なくなったなぁ~。 普段は車で旅することが多いのですが、駅ってのは旅情をかきたてますよね。
かえってきました
そんな気持ちにさせてくれる文字がまず、目に飛び込んできます。 「ただいま💛」
ご当地マンホール~竹原市~
撮らずにはいられない!可愛いですね~。「竹」は市木に指定されているんですって。
さぁ、ここからは竹原観光です。 竹原市のメインスポット、「たけはら町並み保存地区」へは駅から徒歩15分。懐かしい商店街をゆっくり歩いて向かっていると、いい香りがしてきました。 ナント!かまぼこ屋さん!!海沿いの町らしいですね~。店頭で新鮮な魚介を使ったかまぼこ作りをされています。
かわいいピンクのかまぼこあります
お店の方が「すぐ食べるんだったら玉子天と松かさ天があるよ」と。ではでは、そちらをいただきましょう。
ひとつひとつ手作り
小さく切ったゆで卵をお魚のすり身で包んで作っておられました。機械ではなく手作りです。 おいしくないはずない!
ジュジュ~(*´ω`*)
揚げたてがいただけます! こんなフワフワのかまぼこ食べたことないってぐらいやわらかいですよ。松かさ天は一口サイズ。いくらでも食べられちゃいます💗
ご当地マンホール(案内バージョン)
商店街からこのように矢印のついた案内用マンホールが設置されていて町並み保存地区までの道のりを教えてくれますよ。
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町並み保存地区の入り口に建つ道の駅。周囲の景観にあった伝統的な趣のある外装になっています。 こちらでは、竹原の農産物やお土産はもちろん、メス牛のみを飼育する珍しい倒下牛(たおしたぎゅう)を使った牛めし弁当や、人気の「マッサン」のモデル、竹鶴酒造関連商品などご当地の魅力たっぷりのアイテムがズラリ並びます。 また、レストラン「Le BAMBOU」では、本格フレンチもいただけるとか!ディナーの時間も営業されているのが嬉しい♡
デカッ!
入り口から入ってすぐ、上を見上げると竹で造られた大きな魚が!?
早い時間がねらい目✨
お野菜や果物を買うなら朝早い方が品数が多いです。 海産物の種類も豊富でしたよ。
地元産のぶどう
いろんなぶどうが並んでいました。瀬戸内の温暖な気候でこのようなおいしそうな果物が採れるのでしょうか。
酒粕ジェラートにじゃがいもアイス
絶対食べるご当地アイス! 竹鶴酒造さんなど、竹原を代表する銘酒の酒粕を使ったジェラートも捨てがたかったのですが、名産だと言うじゃがいもが入った最中と、レモンピールのジェラートを購入。じゃがいもとアイス…う~ん💦
ハイボール!
おぉ~っ!マッサンのハイボール発見~~! 私は連ドラ、見てなかったんですがファンにはたまらないんだろうな( *´艸`)
頼山陽の像
道の駅をはさんだ向かいは公園になっていて頼山陽像が設置されていました。幕末の志士たちに影響を与えた江戸時代の儒学者ですね。大阪生まれ、竹原育ちだそうです。現在も竹原には頼家の旧宅が残っているんですって。 生誕200年を記念して日本で最初の頼山陽像が建立されました。
ここ、竹原は平安時代 京都の下鴨神社の荘園として栄えました。江戸時代後期に、酒造業や製塩で成功した商人たちが建てた大きなお屋敷や蔵、由緒ある寺社が点在する町並みが今も残っています。 1982年に「町並み保存地区」として国に選定を受け大切に守り続けられています。”安芸の小京都”と言われる由縁はここにあるのですね。ゆっくりそぞろ歩きして家々のしつらえを愛でたり、おいしいものの食べ歩きを楽しむのはいかがでしょうか。
本町通り
保存地区のメインストリート。 主要スポットはこの通りに集まっています。350年前のにぎわっていた頃を思い描きながら散策してみました。
趣向をこらした飾り
軒先にはおもてなしのお花が飾られ、工夫を凝らした格子は家ごとに異なり様々な形があるので探すのが楽しいですよ。
かわいいですね
こちらは千鳥ですね。 古いものを大切に語り継ぐ文化が垣間見られます。
どこを撮っても絵になる
脇道の小路のいい感じですよ。雨の中、しっとり歩くのも風情があるかも。 江戸、明治、大正、昭和それぞれの時代に建てられた建造物を一挙に見る事が出来るなんて…贅沢な空間です。
猫と竹原格子
飴色の格子がどのおうちにも見られ歴史を感じずにはいられない風格を醸し出しています。 観光客に媚びない猫がのんびりお散歩していました。
板屋小路
平入りの町屋が建ち並ぶ小路。 まっすぐ抜けると川、そして市営駐車場に出ます。
懐かしい木箱の消火栓
小さい頃はよく見られた光景ですが、すっかり見られなくなりましたものね。風情があります。
光本邸の海鼠壁
町の北の方にある中ノ小路沿いにある竹原生まれの陶芸家、今井政之・眞正・裕之親子の邸宅。三人の作品が展示されています。このような海鼠壁もそこかしこで見られますよ。 *入館料200円
竹原は、NHKの朝ドラ「マッサン」の舞台になったことが記憶に新しいのではないでしょうか。まさにここが、マッサンこと竹鶴政孝氏の生家!「小笹屋」の屋号で酒造りを営んでいた竹鶴酒造、政孝氏はニッカウヰスキーの創業者で、”日本ウイスキーの父”と称されています。 竹原は、大正時代50社もの酒蔵があり西条をしのぐお酒の産地だったそうです。現在は3社が稼働していますが、その中でもイチバン長い歴史を持つのが竹鶴酒造なのです。
創業時は製塩業
享保18年(1733年)、酒造業をスタートさせるまでは製塩業を営んでいたようです。以前は資料館として内部の見学が出来たそうなのですが、現在は非公開みたいです。 江戸時代に建てられたどっしりとした風格ある町屋です。
町並み保存地区を代表する建てもので、市の重要文化財に指定されている商家お宅です。 江戸時代末期の建立ですが明治12年(1879年)に全面改装し、現在の形になりました。波打つように見える大屋根、上部の塗り込め窓の菱格子が印象的。内部の座敷は全体が数寄屋風の意匠で統一されています。 *入館料 200円
たけはら町並み保存地区に位置する浄土宗の寺院・西方寺。メインストリートの本町通りの東側、高台にあるこのお寺に来たら町のシンボルとも言える観音堂・「普明閣」にも足を運んでみてください。甍が美しい竹原の町が一望できる絶景のスポットなんです。 元は禅宗のお寺で、地蔵堂の隣にあったのですが現在地に建っていた禅寺・妙法寺が火災で焼失したことによりこの地に移り改宗したのだとか。
立派な石垣を見ながら階段を登ります
左は古い蔵が立ち並び、右にはお城のような立派な石垣を見つつ石段を登ります。てっぺんからはすでにこのような景観が望めますよ。 ここは、映画「時をかける少女」の撮影が行われたようです。
本堂
山門をくぐると前に佇むのは本堂。朝のお勤めでしょうか。読経されていました。静かにまずはお参り。
朱塗りの懸け造りのお堂が
本堂の南側に普明閣があります。小早川隆景公が京都の清水寺を模して宝暦8年(1758年)に建てたのだそうです。 思いの外 柱が細くて舞台に上がれるの?と思っていたらお墓参りに来られていた老夫婦の方が「上がれるよ~」と教えてくださいました。
上まで登ってきました
山肌に沿うようにして造られた石段を登って舞台までやってきました。靴を脱いでおじゃまします。どことなくエキゾチックな感じですよ。 ご本尊は十一面観音さま、お参りをして振り返ると…
お~~!ナイスビュー!!
手前に広がる甍屋根の町並みから市街地までさえぎるものなく見わたせます。心地よい風が吹き、いつまでもこうしていたい…そんな場所でした。
洞窟発見!
普明閣に登る途中左手に細長い洞窟が…。小さな階段がついていましたのでこわごわ近づいてみると、石仏さまがいらっしゃいました💦 失礼しましたー((+_+))
にゃんこに遭遇=^_^=
境内をのんびりお散歩ですか?
山門越しに見れば額縁付きの景色に
ここから見る竹原の姿もいいですよ。
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ランチはここに決めていました。元は、大正8年創業のお醤油屋さんだったそうで、築200年の醤油蔵を改装してスタートされました。 広島お好み焼きと一口に言ってもその地域地域でいろんな種類があるらしく、ここ竹原でも「たけはら焼」なるお好み焼きが頂けるとの事でやってきました~。 こちらで味わえるお好み焼きの生地には純米吟醸の「酒粕」が練りこんであってびっくりするぐらいもちもちなのです❤こんなお好み焼き食べたことな~い!!
お昼は大行列です
開店前に撮った写真なのですが、これが開店するや否やドド~ッ!と人が押し寄せてきます。私が入った時は開店直後だったためかまだ席は空いていましたが、その後から次々にお客さんが入ってきてました💦早い目に行かれることをオススメします。
入ってビックリ!
いらっしゃ~い!! と、威勢のいい声が。蔵なのにお好み焼き屋さん(゚д゚)! テーブル席がいくつかありましたが、奥にもお座敷があるようです。さすが天井も高~い!ソースのいい香りが充満しています。シアワセな空間。
純米吟醸たけはら焼!
酒粕を練りこんだ上下の生地は、両面を焼いてから炒めた具を挟むと言うスタイル。生地自体に厚みがあり存在感バッチリ!鼻に抜けるお酒の香りがたまりません。 自家製のソースがまたうまい!とってもフルーティーなんです。
映画の小道具らしい
お店の前にかかる雰囲気のある看板。実はコレ、映画「時をかける少女」の小道具なのだとか。映画で尾見としのりさんが演じた”堀川吾郎”は堀川醤油の息子…という設定だったそうです。この看板は大林監督からのプレゼントらしいですよ(現存するのは2代目)。
お好み焼き屋さんの斜め向かいにある本家のお醤油屋さん。90年に渡ってその味を守り続けて来たこだわりのお醤油が買えます。レモンポン酢、ゆずポン酢、だいだいポン酢を購入。カラフルなボトルに入った各種ポン酢はお土産にもいいかもです。 醤油の塩辛さはおさえ気味でマイルド。香り豊かな柑橘がプラスされ何にかけてもおいしいですよ。
向かいの母屋(吉井邸)は竹原でイチバン古い建物で、元禄4年(1691年)建立だとか。広島藩の本陣として使われていたそうです。 こちらは初代郵便局の跡地に建てられた上吉井邸。当時のものと同じような「郵便ポスト」がありました。ナント!現役だそうです。
ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝氏とリタ夫人です。ドラマ放映を記念して建てられたそうで真新しかったです。
竹原市歴史民俗資料館
広場の横にはこの界隈では珍しいブルーの洋館が…。江戸時代にあった竹原書院の跡地に建てられたそうです。昭和初期には図書館として活躍したとか。 製塩に関する史料が展示されています。 *入館料 100円
竹原にもお願い事を叶えてくださるお地蔵さまがいらっしゃるとの事でやってきました。その名も「おかかえ地蔵」。大小2つの祠があります。小さい方にお祀りしてあるのがおかかえ地蔵さまです。心で祈願にてお地蔵さまをかかえ、思っていたよりも軽く感じるとその願いは叶うのだそうです。LET'S TRY!!
赤い幟を頼りに
資料館を過ぎたところで山側の細い路地に入ります。いきなり坂💦頑張って登ってくださいね。
おかかえ地蔵さま
ピカピカの前掛けとお帽子をかぶっておられました。信仰のあつさを感じます。 失礼して…ヨイショッ!これは軽いの?重いの…?まだまだ修行が足りんのだな~。さてさて、その願いは叶うのか!? お地蔵さまはかかえるのにちょうどいい大きさです。
こちらもお地蔵さま
おかかえ地蔵さまの左手にもいらっしゃいました。こちらは、大名地蔵さまと言うらしいです。 子宝、安産、結婚、受験、病気平癒などにご利益アリだそうです。
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入り口の竹で造られた風車が風を受けクルクルまわっていました。ここは、竹細工の体験もできる工房兼、お店。 職人さん方が作品を作っているところが見られます。 兵庫の竹細工の職人さんに習ってその技術を習得したのだとお店のおじいさんが誇らしげに話してくださいました。交代でお店番をしながら作り方を教え合い、お客さんに喜んでもらえるような商品を生み出されているそうです。
見とれるような竹細工がいっぱい
箸置きから一輪さし、大小のかごに竹ひごを組み合わせてつくられる模様が美しいざる…竹って、こんなものまで作れるんだ~と感心してしまいます。まさに工芸品!
これ、ほしいな~
ちょっと手が出ませんでしたがいいでしょ?竹で作られたバッグ。着物にも洋装にもあいそうです。
地元のおばあちゃま方が作られている風車
なんだか懐かしいですね。童心にかえれます。地元の方の手作りで、作り手によってちょっとずつ表情がちがうんだとお店の方が言われていました。手作り品ですもの、個性がでるんですよねぇ。
体験できます
竹かごや風車作りなどの体験も可能。45分から1時間ほどあればできちゃいますよ。風車一連800円・竹トンボ500円など。 (体験してみたい方は15時までに来店してください)
「たけはら情景の路」でも竹が使われています
毎年10月に開催される「町並み竹灯り~たけはら情景の路」では、数々の竹を使った作品でライトアップされた美しい町を見る事が出来ます。なんとも幻想的な灯りですよね。
本町通の北のドン突きに位置するお堂です。1500年代に、出雲の国から分神を迎えて建てられたと伝わります。大国主命と事代主命をお祀りしています。酒造と製塩で栄えた土地を守る商業の神さまです。 ここでも映画「時をかける少女」の撮影が行われたそうです。
酒造用井戸
お堂の右手を進んでいくと、大きなフタがついた六角形の井戸がありました。江戸時代に酒造りの井戸として使われていたそうです。最盛期の大正時代には26軒もの造り酒屋があったそうで、「安芸の小灘」と呼ばれていた時代もあったとか。
歩き疲れた足を休めるべく入ったカフェ。竹鶴酒造から歩いてすぐのところにあります。古い蔵を利用したクラシカルな雰囲気がステキ♥ 店内には書家としても活躍されているオーナーさんの作品がセンスよく飾られています。地元のみなさんの憩いの場にもなっているようです。
いい感じ(^^♪
蔵のレトロな雰囲気にマッチしていません?
ケーキセット
スイーツ3点盛り!美しいですよね。飲み物もついて810円。
ボリューミーな「青ランチ」
ソースまですべて手作りだと言うランチセット。おなかいっぱいになります。
本川の左岸、道路沿いにものすご~く古いおうちを発見。昭和7年に建てられた木造3階建ての写真館で、国の重要文化財に指定されているとか。いやいや~これはスゴイ!写真の「写」が「寫」ですもの! アニメ「たまゆら」にも登場する建物だそうですよ。 現在、こちらの写真館は別の場所で営業されているそうな。
海軍さんの町・呉。呉駅から徒歩圏内で海軍ゆかりのスポットへ行けるのが嬉しい♡最近では映画「この世界の片隅で」の舞台にもなり注目のエリアとなっている呉。 平和な現代だからこそ知っておかなければいけない、見ておかなければいけないものがここにはあるような気がします。
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)
駅から徒歩5分のところに突如現る潜水艦!知らずに行ったらビックリします((+_+))まず思う事は…「どうやって運んだん?」でした。2004年まで実際に活躍していた潜水艦「あきしお」。内部に入って乗組員を疑似体験できます。
史料館にて
ナニコレ?こちらは、海中に設置した兵器「機雷」を除去する作業に使うフロート(ブイ)だそうです。爆弾かな?と思った💦
大和ミュージアム
戦艦「大和」はここ、呉の海軍工廠で造られました。世界最大で最強だった大和でしたが先の戦争で沈没してしまいました。その大和が1/10のスケールで再現されているんです。 他にも零戦や砲弾の展示、数々の資料から戦争の恐ろしさを体験することができるミュージアムです。
館内から眺める呉港がステキ
ミュージアム前には大和波止場が広がり海風に吹かれながら大型貨物船や港の様子が眺められます。
中央桟橋
こちらから広島港や音戸の瀬戸ゆきの船に乗ることができます。
巴屋の「アイスもなか」
旅のお供に最適!戦後に親しまれたアイスクリンの味を再現したアイスをもち米で作った皮にはさんであります。季節に応じてアイスの味を調節されているそうですよ。なんともさわやかなお味なんですよね~♪私は夏に食べたいかなっ。 残念なことに、市内にあった3つの店舗が閉鎖されてスーパーや観光施設での販売になってしまったようです。
ボンネットバス!
呉駅前のバスターミナルで発見! 「呉探訪ループバス~くれたん~」と言う市内観光スポット巡回バスに懐かしのボンネットバスが期間限定で登場しているんですって。運よく乗れました(^^)/
床面が木製!
バス内部です。車掌さんがいらっしゃってアナウンスしたり運賃を受け取ったりされていました。乗客と談笑したりなんともほんわかしたいい雰囲気です。 古き良き時代の空気感に触れられたな~。
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ボンネットバス(くれたん)に揺られること15分。「子規句碑前」バス停で下車し、山側へあがったところからは、たくさんのクレーンやドックなど呉らしい景観が望めます。 戦艦「大和」が造られたドック跡もここから見えるんですよ。
今度は「潜水隊前」でバスを降り海上自衛隊・呉基地の横にあるアレイからすこじまへ。ここは目の前に潜水艦が望める海沿いの公園。こんなに間近で見られるのは日本でここだけらしいです。 毎週日曜日は艦艇を一般公開していて、現役の海上自衛隊の方が艦内を案内してくれるそうです。船艇は毎回異なるようなのでHPでご確認を。
黒光りしている潜水艦
本当に初めて見ました✨ まさに「鉄のくじら」だな~と感慨深い思いに。 海上自衛隊の方々の大変な業務の様子まで見えるような思いです。
護衛艦も
桟橋の向こうには2隻の護衛艦も見られました。なんともカッコイイです。ひとつずつナンバーがついていました。
気持ちのいい海沿いの小径です
アレイとは「小径」を意味するそうです。そして、かつてあった烏小島(からすこじま)と言う島から名前がついたようです。
遊歩道の両側に砲が…
何気にあるので気に留めなければ通り過ぎてしまいそうになります。これも呉の歴史を知るための大切な遺産です。 ベンチなどもあり、潜水艦や護衛艦を眺めながらひと息つくことができます。
魚雷用クレーンも💦
今はモニュメントとしてここにあるようですが、呉が軍港として活躍していた頃、船艇に魚雷を積み下ろしするのに使われていたクレーンだそうでその大きさから船の大きさも想像できます。 何もかもが、日常からかけ離れていて驚きの連続でした.
レンガ倉庫群もありました
海軍が倉庫として使っていたものがそのまま残っています。現在は会社が入りオシャレなレトロ感満載の建物になっています。
潜水艦を眺めながらコーヒーがいただけるカフェ。アレイからすこじまの向かい、セブンイレブンの入っているビルの2階にある港町珈琲店です。 紅葉も進みお天気も良かったのでテラスに座ってみました。
テラスからは潜水艦ビュー
ワンちゃんも入店OKなテラス席は開放的で見晴らしもサイコー! ゆっくりできます。
海自カレー①「くろしお特製 広島風柔らか牛すじカレー」
呉市内では30店舗で海自認定のカレーがいただけるそうです。 ここ、港町珈琲店でもコラーゲンたっぷりの牛すじ入りカレーを味わうことができるんですよ。
[れんが通り]と言う商店街の入り口にある大人気のお好み焼き屋さん。こちら、多幸膳さんでいただけるのは「くれ焼」。 広島焼との違いは中に入っているのが”細うどん”だと言う事。短時間でゆでられる細うどんは、忙しい海軍さんがササッと食べられるよう考え出されたのだそう。焼うどんにして生地の上に乗せ半分に折ってあります。 この、半分に折るのがくれ焼のポイントなのだとか。鉄板がせまかったからとか、持ち運びに便利だとかいろいろ説があるようです。
店内の様子
テーブル席とお座敷があります。 広島風お好み焼き、関西風お好み焼きにタコ焼き、どんぶり、海自カレーまで食べられるというメニューの豊富さ! う~ん!期待大(^^♪
まんががズラリ!
ナント!2000冊もあるそうです。好きな人にはたまらないですねー。 広島カープ関連のポスターも貼ってありました。広島に来たんやな~と実感。
隠し味に…
キタキタ~!おいしそう( *´艸`) 中には、ピリ辛の味噌だれが入っています。かすかなお味噌の香りとコクが食欲をそそります。一枚ぐらいペロリと食べられちゃいますよ♬
海軍さんの麦酒💗
せっかくなのでいただきました。 海軍さんの麦酒は、呉にある灰ヶ峰の湧き水で仕込んだ地ビール。フルーティーでさっぱりした飲み心地です。ラベルの戦艦が雰囲気ありますよね。
海自カレー②「呉基地業務隊牛すじカレー」
多幸膳でいただける海自カレーは、野菜と牛すじ肉のスープをベースにし、隠し味としてブルーベリージャムやグレービーソースなどが入っているんですって。