
秘密にしたい春スポット🌸〜京都・西陣界隈〜
京都秘密にしたい春スポット🌸〜京都・西陣界隈〜
京都の名の知れた桜は数々ありますが、人があまり訪れない、地味だけど素晴らしい桜を鑑賞できるスポットはまだまだたくさんあります。 今回は京都の真ん中、西陣と呼ばれる界隈にしぼりゆっくりと花を愛でられるスポットをご紹介したいと思います。 西陣には名だたる戦国武将や芸術家ゆかりの寺社がたくさんあるのですが観光寺院は少なく、かなりの穴場になっています。そんな寺社をあちこち見てまいりました。 過去に西陣のプランをご紹介していますので合わせてご覧にいただけると嬉しいです。 https://haveagood.holiday/plans/81820
府庁は京都御苑の西側位置します。市役所や区役所に行くことはあっても府庁にはなか足を運ばないのではないでしょうか。私も実は今の時期だけしか行ったことはありません。 ルネサンス様式のモダンなこちらの建物は明治37年(1904年)に竣工され、昭和46年(1971年)まで府庁本館として使われてきました。
旧本館
現在も執務室として使用されています。 現役の官庁建物としては日本最古だそうです! 平成16年(2004年)に国の重要文化財に指定されました。
祇園枝垂れ桜
一枚めの写真とこちらの左側の桜は中庭中央のシンボル的存在の桜。桜守・16代佐野藤右衛門氏が円山公園の枝垂れ桜の実生木(種から育った木)を植えたものだそうです。 円山公園の孫桜になるのだとか。 すでに散りかけていてはらはらと落ちる花びらと、旧本館の佇まいがなんとも風情ありです。
レトロな館内
外の"洋"の雰囲気から一変し、中は"和"のしつらえになっています。まるで工芸品のようだ、とも言われているそうですよ。納得。
ここから見る枝垂れ桜が好きです
よく写真などで見る景色ですね。本当に美しいです✨✨ ほの暗い内側から見ると儚さを感じる桜のピンク色が一層綺麗なんですね。絵画のようでした。
陽光を浴びて…
日本の春。でも、観光で訪れる外国の方の心にも同じように優しい春の景色なのでしょう。
旧議場
北側にある旧議場に入れました。 明治38年(1905年)から昭和44年(1969年)まで府議会の会場として活躍していました。 旧本館竣工110周年(平成26年)を迎えるにあたり 整備され、明治当初の姿に修復されたようです。 アーチ型に並んだ机はまるでアート!吹き抜けになっていて2階は傍聴席でした。おごそかな雰囲気です。
大河ドラマゆかりの桜も
NHK大河ドラマ"八重の桜"で新島八重を演じた綾瀬はるかさんが食樹した桜も見られますよ。 府庁があるこの土地は、京都守護職だった会津藩主・松平容保公のお屋敷があったところなんです。 会津つながりにより植えられた淡い紅色の八重桜です。
こちらは京都御苑北西にある近衛家邸宅跡地に咲く枝垂桜(糸桜)です。 近衛家(このえけ)は、貴族の最上級“五摂家”の筆頭として江戸時代末期まで数多くの摂政や関白を輩出した名家です。記憶に新しいのは内閣総理大臣を務めた「近衛文麿」ではないでしょうか。 明治がやってきて天皇が東京に移るまでこちらに一族が住んでおられたのですね。 庭園内には枝垂れ桜の大木が約60本植えられています。御苑で最も早く開花する桜だと言われています。
ピンクの濃淡が美しい❗️
様々な種類の桜が次々に開花し、約1ヶ月ほどは楽しめます。もちろん無料💓 御苑には近衛邸跡以外にも「出水の枝垂桜」や、遅咲きの「出水の小川の桜」など様々な桜が楽しめるんです。ゆっくり歩いて散策してみてくださいね。
近衛池の花筏
建物はなくなっていますが、安土桃山時代の石組みがそのまま使われた池泉回遊式庭園が残されています。歴史的な庭園遺構なのだとか。 散った花びらが池に落ち、花筏に姿を見て変えていました。散ってなお、美しいなんて…🌸
そっと触れてみました
春が手の中に💓 "桜御殿"と称された近衛邸の庭園。訪れた孝明天皇はその美しさをこんな詩にしています。 〜昔より 名にはきけども 今日みれば むべめかれせぬ 糸さくらかな〜
京阪「出町柳駅」から徒歩圏内の本満寺をご紹介します。最近、こちらの枝垂桜がSNSなどで注目されはじめ、桜のシーズンになるとたくさんの方で賑わうようになってきました。 本満寺は日蓮宗の本山で日蓮宗京都八本山のひとつとされています。創建は応永17年(1410)。 本尊は十界大曼荼羅。「出町の妙見さん」とも呼ばれている小さなお寺です。 江戸時代には徳川吉宗の病気平癒を祈願したことにより、徳川家の祈願所になったそうです。
西門
寺町通り側から入るとこちらの門をくぐります。 早くも桜が出迎えてくれました。
参道を覆う桜
所狭しと桜が植えられておりトンネルをくぐるかのような艶やかな風景が広がっています。 境内はなんと、無料❗️これだけ見事な桜をみさせていただけるのです。お参りもきちんとしたいですね。
存在感ある枝垂桜🌸
方丈前の大きな枝垂桜は本満寺のシンボル的存在。 樹齢は約90年、有名な円山公園の枝垂桜とは姉妹樹らしいですよ。(比較的早く咲きます) なんとも形が整ったバランスの良い桜…。たくさんの方がカメラを構えて撮影されてました。 樹の真下に入ってみてください。空いっぱいに広がった桜の花が見事です。
浄土のよう…
整備された白砂と桜の淡い桃色のコントラストがきれいですね。
堀川今出川を南に下がったあたり、堀川に架かる一条通の小さな橋です。794年、平安京造営の際に「土御門橋」として架けられました。 「戻り橋」の名前は、918年に亡くなった漢学者・三善清行(みよしきよゆき)の葬列がこの橋を渡るときに一時生き返ったという言い伝えが由来となっているとか。 他にも、渡辺綱(わたなべのつな)が橋の上で鬼女が化けた美しい女性に遭遇するも、水面に映った影から鬼女だということを暴きその片腕を切り落としたという伝説も…。 また、すぐ近くの晴明神社の地に屋敷があった安倍晴明が橋の下に式神を隠したとも。 そんな数々の奇妙な伝説が残る場所なのですが…
紅色が鮮やかな河津桜🌸
こんなに美しい桜が咲いています! ソメイヨシノよりも断然濃いピンクでひときわ目立ちみているだけで元気が出る桜なのです。 おどろおどろした伝説が残る場所ですが、春はこの桜が咲く事で周囲は明るくなり、人が集まる場所になっています。
堀川沿いの遊歩道を散策してみるのもいいですね
きれいに整備された堀川沿いは格好の散歩コース! 春の花々を愛でつつ散策してみてください。
向かいにある「晴明神社」
京都屈指のパワースポットとも言われる晴明神社は目と鼻の先。こちらには、かつての戻橋の石材を使った小さな橋が復元されていますのでチェックしてみてくい。式神さまもいますよ。
京都に建立された最初の法華道場。開祖日蓮上人の孫弟子にあたる日像(にちぞう)上人により元享元年(1321年)に開創され、時の後醍醐天皇の祈願寺となりました。 寺之内通りに面している総門はいつでも入ってお参りできるようにと常に開かれているそうです。 枝垂れ桜が美しいですね。
大本堂
手前に建つのは"妙顕寺型灯籠"と呼ばれるそうです。 本堂は、1788年に洛中を襲った「天明の大火」によって焼失しその後、40年以上かけて焼失以前の姿に復元されました。 かつて本堂には、二匹の龍の天井画「二大龍王図」が描かれていましたが、1975年に老朽化で天井が崩壊。修復不可能と判断されたため、当時寄進した方々の家紋が配置されています。
寺務所(拝観受付、納経はこちら)
「琳派」の画家 尾形光琳の菩提寺でもあり、「寿老松竹梅三幅図」が所蔵されています。 また、尾形光琳の作品をもとに造られたという"光琳曲水の庭"や、孟宗竹の坪庭、また、客殿前の"四海唱導の庭"など様々な趣向のお庭を拝観できる穴場の寺院です。 ご朱印もこちらでいただけます。
ご朱印〜龍の踊るが如し〜(波ゆり題目)
「日像上人が鎌倉の由比ヶ浜の海水に浸かり百日間修行しました。最終日、海面にお題目を描くと不思議なことにそのお題目が金色に光って海面から浮かび上がり、波に揺れるように漂ったと言い伝えられています」 *妙顕寺印刷物より引用
はじけそうです!
濃いピンクですね〜🌸🌸
本堂裏手にも桜、さくら
本堂をぐるりとまわってみてくださいね。 あちこちに桜が植えられています。 右手にあるのは菊の御紋があしらわれた”勅使門"。 皇族はこちらから入るのだとか。 渡り廊下からの眺めもよさそうですねぇ😊
日蓮宗本山。妙顕寺、立本寺とともに三具足山のひとつに数えられています。 1378年、四条大宮の小野妙覚の邸宅に日像上人を迎えて開山。19世日饒(にちじょう)上人が斎藤道三の子であったことから娘婿である織田信長上洛時の定宿となったそうです。20回の上洛のうち妙覚寺には18回も宿泊してるそうです。(ちなみに本能寺には3回宿泊し、3回目に本能寺の変が起こったそうです)
大門前の枝垂桜
濃いピンクで存在感ある枝垂桜が出迎えてくれました。こちらは上御霊前通り沿いの表門(大門)で、聚楽第から移築したものだそうです。寺院には珍しい武家風の薬医門になっており重厚感があります。
祖師堂
日蓮上人坐像(重要文化財)、日朗上人坐像、日像上人坐像が安置されています。 大門、本堂、祖師堂、華芳塔堂は、京都府指定有形文化財に指定されており、いずれも江戸時代、1788年の天明の大火の後再建されています。
法姿園
新緑と紅葉の季節のみ公開される妙覚寺の庭園。 客殿の前の苔庭に多くのもみじが植られた自然庭園になっていて、法華経の中の“諸法実相(あるがままで素晴らしい)"という教えに基づき、特別な手入れはせず掃除だけで維持されてきているそうです。 紅葉の時期は一面真っ赤に染まります。
ご朱印
日蓮宗のお題目。 《新緑特別拝観 ~信長の茶会~》 開催期間 5月1日(月)~5月31日(水) 受付時間 10:00~15:30 (15:00最終受付) 拝観料 800円(小学生以下無料)
境内より門前に咲いてます🌸
境内には大きな桜の木はほぼありません。門前には枝垂れ桜と八重桜が見られます。 奥にある塔頭の「善明院」の山門の向こう側に見事な紅枝垂れ桜が見られますよ。
愛らしいピンク💓
道ゆく人が足を止めて桜見物されていました。 桜ってホント不思議な花ですよね。見る人を一瞬にして笑顔にするんですもの。
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堀川通り沿いにある日本最初の天満宮。赤い幟がはためいていて気になっていたのですが参拝するのは初めてです。 延長元年(923年)、醍醐天皇の勅願により菅原道真公の神霊を祀ったのが始まりとされています。 火難水難除けの神さまとして知られ、当初は上京区上天神町にあったようですが堀川通りの拡張により昭和25年に現在の地に移されました。 ここは知る人ぞ知る隠れた桜スポットなんですよ〜🌸🌸
境内を覆う紅枝垂桜🌸
これです!3月の終わり頃から咲き始める紅枝垂れ桜が枝をぐんぐん伸ばし、まるで境内を覆うようになり参拝者を包み込んでくれています。 目線辺りまで垂れ下がった枝には無数の花が…。息を飲む美しさです。
拝殿にも桜
空が見えなくなるぐらいの桜。濃い紅色が印象的ですね。 天神さまなので学業成就はもちろん、立身出身や安産のご利益、また、眼病に効くと伝わる井戸などこじんまりながらも霊験あらたかなお宮さんなのです。
登天石(とうてんせき)
"菅公登天石"とも呼ばれていて、道真公の霊がこの石の上に立って都を水害から守ったという言い伝えが残る霊石です。
この世の春
小さな境内はお参りの方と写真を撮りにこられてる方でいっぱいでした。 それでも心静かに桜を愛でることができらるんですよね。あ〜、春だなぁって🌸
永享8年(1436年)、日親上人により開創された日蓮宗の本山のひとつ。安土桃山時代から江戸時代にかけて書、絵画や陶芸、漆芸などで活躍した"本阿弥光悦"の菩提寺であり、同じく安土桃山時代から江戸時代初期を代表する絵師"長谷川等伯"ゆかりのお寺でもあります。 小川通りに面したこちらの仁王門には石橋がかかっており、当時、小川(こかわ)という清流が流れていた名残が残っています。 境内にはあちこちに桜が植えられ伽藍とのコントラストが美しいです。
本堂
仁王門から参道を進むと本堂が見えてきます。右手の大きな桜が満開でした。 本堂は、寛政9年(1797年)建立。正面上には掲げられた扁額の「本法寺」の文字は光悦直筆だそうです! 左手には長谷川等伯の像と本阿弥光悦御手植えの松が。
多宝塔と桜
桜越しの多宝塔。
大摩利支尊天(だいまりしそんてん)
力(気力、体力、財力)の守護神である摩利支尊天。狛犬ならぬ、狛亥が阿吽の呼吸で守っていました。
かわいらしい薄いピンクの花弁
溢れんばかりに咲く桜。
長谷川等伯の圧巻 "佛涅槃図"
等伯晩年の作で京都三大涅槃図。 縦10m、横6mという巨大な「佛涅槃図」は現物が保存されており、毎年桜の季節(3月下旬 〜 4月頃)に原本が公開されますよ。(普段展示されているのは原寸大のレプリカ) 《令和5年 春季特別寺宝展 大涅槃図開帳》 2023年3月14日(火)~4月15日(土) 10時~16時 大人:1,000円/中高生:600円
裏千家 今日庵
仁王門の向かいには小川通りをはさんで檜皮葺き兜門の"裏千家"があります。お隣には"表千家 不審庵"も。 この辺りは茶の湯の中心部で着物を着てお茶のお稽古に向かう方をよく見ます。なんともいい雰囲気の界隈です。
なんとかわいいうさぎさんの額❗️境内のあちこちに桜と伽藍を切り取って写真撮影ができる工夫がされています。本堂近くにはこのうさぎさんがスタンバイ。おもしろいですね。 妙蓮寺は堀川寺之内の少し西側にある本門法華宗の大本山。宗祖日蓮大聖人の孫弟子・日像聖人によって永仁2年(1294年)に開創されました。当初、日像に帰依した柳家という造り酒屋が邸宅内にお堂を建て“妙法蓮華寺"としたのが始まりとされています。 たびたび移転を繰り返した後、天正15年(1587年)に現在の地にたどりついたそうです。
山門
大火により消失してしまい文政元年(1818年)に御所から拝領、移築された薬医門です。 両サイドの桜がその門を守っているようです。
日蓮大聖人の像
見事な桜の中にあるお像。なんとも圧巻です❗️
拝観受付はこちら
方丈では、春の特別展拝観が開催中でした。 こちらが受付になっています。 書院では、長谷川等伯の襖絵や豊臣秀吉から贈られた石を配置した石庭などがゆっくり拝観できます。人も少ないので穴場かも。 《襖絵、大公開。》2023年「春」特別拝観 2023年3/25(土)〜4/5(水) 日中拝観 10:00〜16:00 夜間ライトアップ 18:00〜20:00 拝観料 800円
十六羅漢の石庭
拝観料を納め、書院へ進みます。 枯山水の庭園が現れました。玉淵坊日首(ぎょくえんぼう にっしゅ)作庭。豊臣秀吉から賜った"臥牛石"を中心にした石庭、"十六羅漢の庭"だそうです。 縁側に腰掛けてしばしほっこり。 青空と桜のピンクが色を添えています。
「まるごと美術館」同時開催
お寺や神社の特別拝観に合わせて、寺宝と京都の伝統工芸品やアート作品をコラボするイベント。 斬新で色とりどりの工芸品が展示されていました。 歴史あるものと現代の美術…相反しているようで近しいようで…。
四季の襖絵(春)
こちらは幸野豊一画伯の「四季の襖絵」(春の野、夏の池、秋の山、冬の川)です。 どの季節にも銀箔が使われているそうで光の当たり具合で不思議に変化します。私は秋が好きだなぁ。 カメラ撮影okです。 長谷川等伯の襖絵は見られませんでした。
妙蓮寺椿
中庭には有名な"妙蓮寺椿"が咲いていました。 早咲きの椿で古来より文化人に好まれていた品種だそうです。つややかな葉、ころんとした花弁。日本的な雰囲気が強いですね。 妙蓮寺はほかにも芙蓉など四季折々花が咲いてうつくしいですよ。
寺紋を模った額も
玄関の枝垂れ桜が見えます。角度を変えると風景も変わります。
桜、見頃です✨✨
あふれんばかりの桜、さくら、サクラ🌸
今出川智恵光院を北にあがったところにある神社。 この時期境内を彩るのは「枝垂れ桃」なんです。 桜ではないのですが、こちらの桃の花には人を惹きつける魅力がたっぷりなんです✨ 平安京遷都の頃からこの地に鎮座。宇佐八幡宮より御神霊を勧請し祀られたのが始まりとされ、誉田別尊(ホンダワケノミコト)、比賣大神(ヒメオホカミ)、息長帯姫命(オギナガタラシノミコト)の三神が祀られています。 あの源義経が奥州に旅立つ際に立ち寄り道中の安全を祈願したと伝わる神社なんです。
智恵光院通りにひっそり鎮座
もとは内野八幡宮(うちのはちまんぐう)という社名だったのですが、義経が出発するにあたり"出発"の意味を持つ"首途(かどで)"かつけられたそうです。 これらのことから、旅立ち、旅行安全の守護神として信仰を集めるようになりました。 "首"には「最初」という意味合いがあるんですって。 参道の中あたりには「源義経奥州首途之地」と刻まれた石碑があります。
参道を彩る枝垂れ桃
見ていただきたいのは参道を埋め尽くす枝垂れ桃。 しかも、紅白混じった"源平咲き"なんです。 ここに邸宅があったとされる清和源氏の祖のひとり、桃園親王が敷地内にたくさんの桃の木を植えたそうで、その名残りでしょうか、今なお参拝者を和ませてくれています。
たまらなくきれいです
義経が立ち寄った神社に源平咲きの桃…単なる偶然なのでしょうか。
この時期だけの絶景
お隣の桜井公園の桜とのコラボが見られますよ。
八幡さまはハトがお使いですね
境内のあちらこちらにハトが。屋根瓦にも手水鉢にも…。ハトは八幡さまの使徒として古代より崇敬されている"八幡宮"の八の字もハトが向かい合うように描かれていますよね。
奥の高台に本殿があります
二の鳥居をくぐると参道が二股になり、左へ行くと本殿。右には弁財天さまのお社があります。 本殿は少し高くなった先にあり階段で登れるようになっていました。 八幡さまを厚く信仰した天皇家とのゆかりも深いため、一説には首途八幡宮は墳墓の上に建てられているという話もあるそうです。
すてきな絵馬
白鳩とあざやかな桃の花がモチーフになってるのですね。旅行安全の神として信仰を集めていますが、あらゆる旅立ちや人生の転機に際してお参りしたい神社です。
すぐ横の桜の園のような公園です。平成13年に造られたまだ新しい公園です。 お花見に近所の方がちらほらこられていました。 市内でもこんな桜にあふれた公園は見たことがありまへん。穴場中の穴場です🌸
大人も子どもも愛でる桜
ソメイヨシノ、枝垂れ桜、オオシマザクラにヤマザクラ…様々な桜が次々と咲いていきます。
お弁当広げたいなぁ
次の春は私もお弁当持参で来たいです。
井戸がありました
この辺りには「西陣五水」と呼ばれる名水が湧いていました。そのひとつの"桜井"は首途八幡宮の社務所内にあるそうです。こちらはそれを模したもの。 ここから公園内に小川が流れており、夏には水遊びもできるそうですよ。 残り4つの井戸は染殿井、安居井、千代野井、鹿子井。非公開だったり、お寺の境内にあったり…。
桜の他にも…
ピンクの小さな花が無数にゆれる馬酔木。 かわいいです。
地域の皆さまのおかげです
地域の方によりきれいに整備されています。 季節の花々もこんなに美しく咲いてますよ。
空高く❗️
人が少ないのでゆったりお花見できます。 首途八幡宮さんの桃。桜井公園の桜…ぜいたくな競演を楽しまれてみては❓☺️
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正式には「家隆山 光明遍照院 石像寺」と言います。 千本今出川を上がった東側にひっそりとある小さなお寺ですが、地元の方々に愛され、参拝者が絶えません。いつも人が集い、お線香の香りが立ち込めています。 弘仁10年(819年)、弘法大師によって開創されました。人々の心と身体の"苦を抜く"お地蔵さま➡︎"苦ぬき"➡︎"くぎぬき"➡︎“釘抜地蔵"がご本尊です。
感謝の一本桜
境内の隅ある細身の枝垂れ桜…これは信徒の方が奉納したものだそうです。まだまだこれこら花を咲かせるぞ〜❗️といったところでした。 手前にあるのは銅で作られた巨大釘抜。日本画家、堂本印象が奉納したものだそうです。(ご本尊前にあります)
地域のみなさんに愛されるお地蔵さまがご本尊
釘抜地蔵では本堂のまわりを自分の年齢(数え年)の数だけ回る参拝方法があります。お若いうちにどうぞ💦
釘と釘抜の絵馬がびっしり!
背よりも高いところまで絵馬が貼り付けられています。かなり古いものから真新しいものまで…。様々な苦しみから解き放たれたお礼としての絵馬だそうですから篤く信仰されていることがわかります。 ここには歌人として有名な藤原定家や、家隆が住んだこともあると伝えられ、境内の墓地には定家、家隆、寂蓮の供養塔もあります。
商店街にひっそり
左側にある休憩もできるベンチでしばし桜を眺めていました。ほっこりしますよ。 この辺りは商店街になっていて、おいしいお漬物や佃煮、昆布加工品などのお店が軒を連ねています。お散歩がてらぶらぶらしてみてくださいね。
1227年に義空上人により開創された洛中の名刹。
本堂
重厚感ある本堂はあの、応仁の乱の戦火を免れ奇跡的に残った木造建築物として国宝に指定されています。本尊は釈迦如来坐像。 霊宝殿では、快慶作の十大弟子像をはじめ、六観音像など多くの文化財が…こちら必見ですっ❗️
阿亀(おかめ)桜
早咲きの枝垂れ桜です。天蓋のように広がり、長く枝を垂れるさまが美しくお寺の境内を彩っています。 朝早くから入れますので人が少ない時間を狙って見にいらしてください。早咲きの桜です。まごまごしていて散りかけてる〜😭なんて年もありますのでちょっと早いめにお出かけください。
おかめさんの像
福々しいそのお顔は見ているだけで幸せになれそう。でも、おかめさんにはこんな悲しい物語があるのです。 おかめさんは、本堂建築にあたった大工の棟梁の妻。ある日、大工が重要な柱を切る時に失敗をしてしまいおかめさんの助言により窮地を脱しました。 しかし妻に助けられたとあれば夫の恥とし自害してしまったのです。 この物語からおかめ信仰の発祥地となり、縁結びや夫婦円満、子授けのご利益があるとされているのです。
まだまだこれから!
品種によってはこれから開花するものもたくさんありました。こちらは薄い緑色の花が咲く「御衣黄(ぎょいこう桜」。
椿と桜の競演
冬から春のバトンタッチ…かな。
北野白梅町を北にあがったところにある桜の名所です。京都で桜…と言うとまず名前が出てくるスポットではないでしょうか。 延暦13年(794年)、平安京遷都にともない都の災いを鎮めるために奈良から遷座されました。平安時代中期に花山天皇が境内に数千本の桜を植えたことから桜の名所となり現在も京都の春を彩っています。
魁(さきがけ)桜
本殿に続く神門のすぐそばに見事な枝垂れ桜が見られます。こちらは魁桜と呼ばれる早咲きの桜で"平野神社発祥の桜"なのだとか。この桜が咲き始めると「京都の花見が始まる🌸」とされていたそうです。 みなさん、こちらで記念撮影されてました。 そうそう、平野神社のご神紋は「桜」なんです。まさに桜尽くしですね。
寝覚桜
こちらも平野神社を原木とする品種のひとつ。 白くやわらかな花にうっとりしますよ。 他にも境内には60種400本の桜が3月半ばから4月半ばにかけて次々と開花していきます。 珍しい品種もたくさんあり、平野神社原産の「平野妹背桜」や「平野突羽根」、「手弱女桜」。「胡蝶桜」や「御衣黄桜」など多種多様な桜が見られる貴重なスポットなんです。
拝殿横の大楠
左手にそびえる楠。参拝者を守っているかのようです。
本殿
本殿四棟は「平野造」または、「比翼春日造」と呼ばれており一間社春日造の社殿を2つ、つなげた形になっています。それぞれに千木が付けられていますね。 国の重要文化財に指定されています。
出世導引稲荷社
こちらの桜も見事です。鳥居の朱と桜たちのピンクのグラデーションはこの時期だけ見られる光景です。
平野の夜桜
シーズン中は夕方からぼんぼりや灯籠に灯りがともり夜桜が楽しめます。江戸時代より京都の春の風物詩になっている夜桜、一見の価値あり! また、桜苑(入場料500円)では、桜と菜の花の競演が見られますよ。こちらも是非。
西大路通り側の大鳥居より
桜の時期になるとだれもが足を止めてシャッターを切るスポットになっています。 京都に住む人は、この鳥居越しに桜が咲き始めると「平野さんの桜が咲いてきたしもう春やなぁ」と言いますが、私の母もよくそう言たのを思い出しました。