
京都・一人で歩く奥嵯峨
京都京都・一人で歩く奥嵯峨
一年を通して観光客でにぎわう嵐山。一人で少し心静かに散策したいという方は、「奥嵯峨」へ歩を進めてみてはいかがですか。 嵐山界隈から少し遠ざかると、急に人がまばらに…。そこは遠い昔、風葬の地だったところ。静寂と寂寥が支配する世界が広がっています。 そう、ここは一人で訪れて心を和らげる…そんな旅が似合うような気がします。
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北嵯峨、大覚寺の大沢池東にあるここ、広沢池は、宇多天皇の孫、寛朝僧正がお寺建立の際開削した灌漑用のため池です。月の名所として有名で多くの歌人がその素晴らしさを歌に詠んでいます。 『広沢の池のおほくの年ふりてなお月にこる暁の空』 藤原良経 『名月や池をめくりて夜もすから』 松尾芭蕉 『やどしもつ月の光の大沢はいかにいつとも広沢の池』西行法師 周囲1kmの鏡のような湖面に水鳥が飛来し、浮かぶ光景は絵になります。貸しボートに揺られてゆっくり山々を眺めつつ時の流れを感じてみては?
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「児神社(ちごじんじゃ)」の悲話
池のすぐ横に寄り添うように建つ「児神社(ちごじんじゃ)」に、こんな言伝えがあります。寛朝僧正に仕えていた侍児をお祀りする神社なのですが、この児、僧正が亡くなり、龍となって天にのぼったその姿を見て嘆き悲しみ、池に身を投じたのだそう…池を訪れた際には、児神社にもお参りを。
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観音さまと弁天さまに見守られ
池の西側には「観音島」と呼ばれる小さな島があり、石の橋が架かっています。そこには、石像の千手観音像が優しく微笑んでおられます。先端の祠は弁天堂です。初夏には子どもたちがここでザリガニ釣りを楽しむ姿が見られます。
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「平安郷」の桜が一般公開されます
「平安郷」と呼ばれる 世界救世教の敷地内にはそれは見事な桜が点在するのですが、年に数回 特別公開され、その美しさに浸ることができるのです。お茶席も用意され、夜はライトアップも!ココ、穴場ですよ。
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超穴場!桜守りの桜
こちらは京都の桜守りの「佐野藤右衛門さん」のお宅。代々 藤右衛門を襲名し、現当主でナント16代めだとか。最も有名なのは「円山公園のしだれさくら」かな。池近くの一条通りからも眺められる見事な桜は、無料公開!夜はかがり火がたかれ幻想的な桜が堪能できます。
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幽玄の世界「精霊送り」
毎年8月16日、嵯峨曼荼羅山に灯る「鳥居形」(五山送り火の一つ)と共に、灯籠流しが行われます。赤、黄、青、白、紫の五色の灯籠が池にそっと浮かべられ繰り広げられる精霊送りです。
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北嵯峨の田園風景
池の西側一帯は田園地帯で四季折々の風景が素晴らしいです。菜の花の黄、曼珠沙華の赤、稲穂の黄金色…特に秋にみられる一列に並んだ案山子たち。その年を風刺した案山子に仕立ててあってちょっと笑えます。
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冬の風物詩「鯉あげ」
毎年12月になると池の水が抜かれ、養殖していた鯉やフナ、モロコ、エビなどを捕って販売します。広沢の鯉は料理人に人気だそうですよ。
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弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山で、「嵯峨御所」とも呼ばれています。嵯峨天皇が、檀林皇后と成婚の際に建てられた離宮嵯峨院が寺院に改められ、歴代天皇や皇族が住持された門跡寺院となりました。境内東に位置する大沢池は、平安時代に中国の洞庭湖を模して造られた日本最古の林泉式庭園で名勝地に指定されています。 また、大覚寺は「いけばな嵯峨御流」の総司所としても知られています。 9:00~16:30OPEN 拝観料500円/JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩17分
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朱の宝塔を望む
池のほとりにある端正な姿の朱塗りの「心経宝塔」には、如意宝珠や秘鍵大師像が納められています。四季の風景にとけあう眺めです。
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「五大明王」を祀る本堂
江戸中期の創建。不動明王を中心とする五大明王が安置されています。東側は大沢池の張り出す様に広いぬれ縁(観月台)がもうけられています。
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村雨(むらさめ)の廊下
諸堂を結ぶこの廊下は、縦の柱が<雨>、直角に折れる回廊が<稲光>に例えられているとか。床は鶯張りになっています。
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「写仏体験」してみませんか?
祈念の心で仏様のお姿を丁寧に筆でなぞり、ご宝前に奉納します。かの昔、壇林皇后も疫病が流行した際、多くの人々の菩提を弔うためこうして写仏されたようです。
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観月の夕べ
大沢池は、日本三大名月鑑賞池の一つ。毎年9月の中秋の名月の頃に、龍頭舟が浮かべられ月見ができるんです。
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嵐山、渡月橋の西側にそびえる標高381mの山中、切り立った岸壁に建つ秘境、『大悲閣 千光寺』を紹介します。知る人ぞ知ると言ったお寺なのですが、その眺望は…息を飲むほどの絶景!!「こんな近くにこんないいところがあったんや~!」とみなさん口をそろえて言われます。ぜひ、その目で確かめてください。 10:00~16:00open/拝観400円 嵐電「嵐山駅」から徒歩30分
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紅葉の中浮かび上がる「千光寺」
川向かいの大河内山荘展望台からの眺めです。周辺の山々も、眼下を流れる大堰川も、彼方に見える市街地の風景も全部ひとり占めです。
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緑の階段をゆくと...
渡月橋を渡って、深い青緑色の川を上流へ向かって1kmほど歩くと石段が。このつづら折りの石段を100mほど登れば千光寺に到着です。
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観音堂からの「錦絵」
ここに座ると、なんだか自分が俗世から解放されて、別天地にいるかと錯覚を起こしてしまいそうになりますよ。紅葉シーズンはまるで錦絵を見ているよう!何気においてある座布団や双眼鏡がうれしい。
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保津峡開削の祖「角倉了以」像
この方が開削で犠牲になった人々の菩提を弔うため、千光寺を建立したと伝わります。その了以が法衣姿で石割斧を持ち、立膝で座している像があります。今もなお、ここで川の安全を守っているのでしょう。
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有名な竹林のほど近くにある野々宮神社は、縁結び、子宝、学問の神様がおられる神社です。四季を通じてたくさんの人が参詣に訪れます。野々宮神社は天皇の代理で、伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ向かう前に身を清めた「野宮」に由来しています。境内の入り口にある「黒木鳥居」はかつて、クヌギの木の皮を剥かずに建てる日本最古の鳥居の様式ですが、近来は木の調達がだんだん難しくなり、現在は鉄管に樹脂でクヌギを模造しています。 9:00~17:00open/嵐電「嵐山駅」から徒歩10分
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竹林の小径
神社手前の竹林は人気の散策路。低い小柴垣と、まっすぐに伸びた竹の小径はまるでアートです。風にゆらぐとさらさらと心地よい葉ずれの音が聞こえてきます。
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雅なお守り
野々宮神社のお守りがかわいい! こちらは、人気の源氏物語の主人公、光源氏と六条御息所(ろくじょうみやすどころ)をイメージした縁結び守り。ステキです💛
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「老松」夏柑糖
和菓子の老舗、老松が経営する「茶房・玄以庵」でお菓子がいただけます。夏限定の「夏柑糖」は純粋種の夏みかん果汁と寒天をあわせたもの。香りがとてもさわやかで、酸味と甘みが程よく合わさります。ぜひ、ご賞味ください。 9:00~17:00open 無休/嵐電「嵐山駅」から徒歩3分
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よ~じやカフェ嵯峨嵐山店
古民家をおしゃれに生かした造りになっています。スイーツは和洋織り交ざったかわいらしい雰囲気。キャラクターが描かれたカプチーノやラテはやっぱりイチバン人気💗 10:00~18:00open 無休/嵐電「嵐山駅」徒歩5分
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駅でくつろぐ
嵐電「嵐山駅」のはんなりほっこりスクエアの2階にある「OBUCAFE」。開放的なテラスから嵐山の風景がよく見えますよ。京都一保堂のお茶や和風スイーツがいただけます。歩き疲れたらちょっとほっこりしましょ(^^♪ 11:00~20:00open 無休
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人気の京おばんざいビュッフェ店
天龍寺の前にある「ぎゃあてい」は30品目以上のおばんざいが食べ放題のお店です。湯豆腐、生麩など女性に人気のヘルシーな京料理や、うどん、カレー唐揚げなど家族連れのうれしいメニューも! 大人1800円・中学生1500円 小学生1200円・幼児800円 嵐電「嵐山駅」隣 11:00~14:30まで入店OK
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地元では「釈迦堂」と呼ばれ親しまれている浄土宗のお寺さんです。「源氏物語」の実在モデルと言われる源融の別荘があった場所だとか。ご本尊は、国宝・釈迦如来立像でお釈迦様の生前の姿を写しとったものと言われていて、その体内には内臓をかたどった納入物があり「生来如来」と呼ばれています。 9:00~16:00open 本堂拝観 大人400円・中高生300円・小人200円
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隠元禅師書「栴檀瑞像」
ご本尊を安置する本堂。現在の堂宇は1701年に徳川綱吉と、生母・桂昌院らにより再建されたものとされます。正面の大額は黄檗宗開祖、隠元禅師の書だとか。
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多宝塔
紅梅に彩られてたたずむ多宝塔は1703年に建立され、東をむいて建っています。紅葉もこの辺りが特に素晴らしい。
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嵯峨名物「あぶり餅」で一服
境内にある甘味処「大文字屋」でいただけます。焼いたお餅に甘辛い白みそのたれがかかっています。 10:00~16:00open あぶり餅630円
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嵯峨豆腐「森嘉(もりか)」
安政年間の創業。釈迦堂の東にある有名な豆腐の老舗。油揚げとひろうす(関東のがんもどき)はナント!食べ歩きできるんです。付属の塩を振ってアツアツ出来立てをパクリ…究極の幸せです。嵐山で湯豆腐を出すお店の多くはこの森嘉さんのお豆腐を使っています。 8:00~18:00open ㈬定休日
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何もつけずともうまい白豆腐(嵯峨豆腐)
2丁分入った嵯峨豆腐(410円)は絹ごしのようになめらか❤ ひろうす、あげは油抜き不要なんですって! 絹ごし豆腐(410円)、からし豆腐(大1つ170円/小2つ240円)は夏季限定。わが家はからし豆腐Loveです★
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MOMICAFE(モミカフェ)
釈迦堂近くにあるカフェ。大きな窓からは木漏れ日が差し込み、庭のお花も見えて心地よくナチュラルな店内です。森嘉のお豆腐や、地元の無農薬野菜を使った「精進ごはんランチ」がオオスス。 11:00~17:00open ㈫&㈬定休日 JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩20分
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京おかき処「京都嵯峨 春秋庵」
釈迦堂から門前通りを南へ下がった道沿いにあるおかき屋さん。四季の彩りを表したきれいなおせんべいが有名です。オススメしたいのは『あられ茶屋』と言うぶぶ漬け(お茶漬け)を楽しめる商品。梅干しと、あられ、つゆの素がカップに入っていてお湯を」注げばハイ出来上がり(^_-)-☆ 新食感ですよ! 10:00~17:00open
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清滝街道沿いにあるカフェ。こちらでは、オーナー姉妹さんが生み出す北欧を思わせるテキスタイルファブリックも展示販売されています。 嵯峨野の景観や、自然からインスピレーションを得て紡ぎだされるデザイン…広沢の葦、嵯峨の竹林、京野菜のくわいなど…を「手捺染」と言う日本の伝統的な手法で染め上げているそうです。 店名の「テトラミリュー」とは、~自分を取り囲む身のまわりの環境~をイメージした造語だそうです。
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白が基調のスタイリッシュな内観
木の香りが漂ってきそうなナチュナルで、落ち着ける空間です。 嵯峨野巡りで疲れたらひと休みしてみては…? *週末だけの営業だそうです。HPをご確認くださいね。
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くつろぎのカフェ
スイーツなどのメニューは季節によって変わるとか。 写真はあんずジャムがサンドされたスコーン。
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嵯峨野の小倉山中腹にある緑に包まれた古刹。日蓮宗大本山の本圀寺16世の日禎上人が隠棲した庵を、寺に改めました。百人一首の選者、藤原定家の時雨亭があったところと言われています。本堂、妙見堂、多宝塔などが並んでいます。常寂光土に遊ぶような風情があるところからこの名前が付いたとされています。 9:00~17:00open 大人400円/小学生200円 市バス「嵯峨小学校前」から徒歩15分
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200本の楓のトンネル
山門から仁王門、本堂へと続く参道には楓などが植えられ、紅葉時は真っ赤なトンネルになります。夏のみずみずしい緑もすばらしいですよ。
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冬の静寂も然り…
急な石段を上った先にある多宝塔。こちらからの眺望は最高!雪の常寂光寺も静けさが漂っていいですよ。
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松尾芭蕉の門下、向井去来が庵を結んだ事が始まりとされています。都から来た商人が柿を買う約束をしていたのですが台風で一夜にしてその柿が落ちてしまった故事から「落柿舎」の名の由来になったとか…。今も柿の木が見られます。 去来の没後、衰退し正確な場所も不明となっていましたが、昭和7年、現在の地に再興されたようです。 9:00~17:00open 拝観200円/市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩10分
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前の畑に…
干し柿が演出されていました。心づかいがにくいです(笑)
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句碑巡りできます
*松尾芭蕉の句、 『五月雨や色紙へぎたる壁の跡』 *向井去来の句、 『柿主や梢はちかき嵐山』 *西行法師の句、 『牡鹿なく小倉の山のすそ近み ただ独りすむわが心かな』
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嵯峨野巡りは人力車で
風流に人力車に乗って散策してみては?嵐山、嵯峨野を知り尽くしたえびす屋さんなら、ガイドブックに載っていない超穴場スポットや京都の知られざる逸話などを軽快な走りと共に届けてくれますよ。予約もできます。 京都嵐山總本店:075-864-4444
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真言宗の尼寺で「平家物語」の遺蹟。江戸時代までは広大な敷地を占めていましたが、明治時代に荒廃。しかし、祇王の悲話に心を動かされた当時の京都府知事によって残されることになったそうです。 草庵の控えの間にある大きな窓は吉野窓と言い、影が虹色に見えることから「虹の窓」とも称しています。 9:00~17:00open・大人300円/小学生100円 市バス「嵯峨小学校前」下車徒歩17分
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撮影スポット!苔むした庭園
竹林に囲まれた祇王寺、境内も濃い緑があふれています。入り口の門をくぐると見えてくる茅葺きの本堂には、祇王ら4人と平清盛の木像が安置されています。
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苔の紹介コーナー
祇王寺の苔を紹介するところもありました。
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「平家物語」にも出てくる悲恋の尼寺
白拍子の祇王は、清盛の寵愛を受け、後に仏御前に愛を奪われて捨てられたあと、母や妹と庵を結びました。しばらくして負い目を感じていた仏御前もこの草庵にやって来て、4人は朝夕熱心に仏前に花香をそなえ、共に暮らし往生の本懐を遂げたと伝わります。その伝説により ここは、祇王寺と呼ばれることになったようです。
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小倉山山麓に佇む天台宗のお寺。承和年間に嵯峨天皇の勅願により、慈覚大師円仁によって開山されました。その後衰退しましたが、鎌倉時代に法然上人らによって再興されました。秋の「紅葉の馬場」としてあまりに有名な二尊院、2012年秋の「そうだ、京都、行こう。」キャンペーンの舞台になったことで全国にその名が広まりました。 写真の梵鐘は「しあわせの鐘」と呼ばれていて、第一に<生かされている幸せを感謝>し、第二に<生きとし生けるもののために>、第三に<世界人類の幸せのために>と3回撞くのだそうです 9:00~16:30OPEN 拝観500円/JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分
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総門
この門は、豪商 角倉了以が伏見城の「薬医門」を移築したと伝わる門。ここをくぐると勅使門までが「紅葉の馬場」と呼ばれる参道です。ただただ美しいです。夏の緑もガラリと変わり涼やかで心地いいんですよ。
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2体のご本尊だから「二尊院」
通常お寺にご本尊は1つなのですが、ここには2つのご本尊が安置されています。本堂奥の右に、人生の旅路に出る衆生を送り出す「発遣の釈迦如来像」、 左には、寿命を全うした人を極楽浄土よりお迎えくださる「来迎の阿弥陀如来像」がおられます。共に鎌倉時代の作。
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「小倉餡発祥の地」の碑
小倉と言えば…「あんこ」ですよね!そう、ここがあんこ発祥の地なんです。空海が中国から小豆の種を持ち帰り小倉山で栽培、菓子職人の和三郎さんがその小豆であんこを作り、御所に献上したのが始まりだそうです。
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「嵐山花灯路」でライトアップされた参道
2005年から嵯峨・嵐山地域で開催されている京の新たな風物詩。「灯り」と「花」をテーマとし、寺社やまち並み、小倉山や渡月橋に至るまで露地行灯の光といけばな作品の花で彩る行事です。12月初旬に開催されます。 二尊院では散りもみじがライトアップされ、この世のものとは思えない幻想的な風景になります。
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和雑貨「寿庵」
和雑貨やオリジナルキャンドルなどがそろうお店。京都らしい風呂敷が人気なんだとか。 11:00~17:00open/不定休
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嵯峨野でゆで卵?
冬から春と季節限定オープンの「たまごや」さんの赤にぬき!黄身が濃い赤っぽい色をしている半熟のゆで卵なんですが、これがなんともおいしいんです。1つ100円、みなさん店の前でカラを剥いてパクついてられます。ついついもう1つ…。他、焼ぷりんや卵かけごはんまであるよ。 10:30~16:30open/不定休
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ステキなご朱印がいただけるとの噂を聞き行って参りました。二尊院にほど近いこちらのお寺は、慶長19年(1614年)に開創された浄土宗の寺院。境内のお庭にはかつてたくさんのさつきが植えられていたことから「さつき寺」とも呼ばれていたそうです。 周辺は観光客でにぎわう界隈ですが、一歩中に入ると静けさと、ぬくもりが漂う空間となっています。 山門脇に置かれているのは、お寺の方、手描きの「しおり」です。秋限定かな?もみじの押し葉が添えられているステキなしおりです♡(1枚200円~)
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ご本尊拝観とご朱印授与はこちら
山門をくぐった左手にある建物。「ようこそ、どうぞお入りください」と優しい笑顔の女性が招いて下さいます。 玄関口には、お庭でとれたゆずがいっぱい!山門のところでも売られていました。
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ナント!地中にあった?!
正面にそびえる名号石には「南無阿弥陀仏」の文字が…かなりの年数が経っているな感じました。 実は、この石柱、地中に埋もれていたのを掘り起こしのだとか!
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美しい来迎阿弥陀三尊さま
ご朱印を書いていただいている間に奥の部屋に通してもらい、ご本尊を拝みます。スマートな阿弥陀さまと、脇侍には、勢至・観音菩薩がおられました。美仏です!
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散華(さんげ)いただけます
仏さまが見えるテーブルの上にいろんな種類の「散華」が。「1枚ずつどうぞ」とのことでした。蓮華をかたどったもの、菩提樹の葉脈に色付けしたもの、仏画が描かれた物…お好みでいただいて下さい。うれしい。
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ご朱印としおり
秋バージョンのご朱印はもみじのスタンプが押してもらえます(^-^)見開きになっていてお地蔵さまがなんとも言えないかわいさ! 山門のところで販売されていたしおりも購入。ホッとしたり、励まされたり…様々な言葉の贈りものだいただけます。
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化野(あだしの)と呼ばれるこの辺りは昔、風葬の地でした。当時、弘法大師空海が野ざらしになっていた遺体を哀れに思って埋葬し供養したのがこの「化野念仏寺」の始まりだとされています。その後、法然上人が念仏道場を開いたことがきっかけになり浄土宗に改宗。境内には、たくさんの無縁仏の小さな石塔や石仏が並び、さながら賽の河原の様だと言われています。 9:00~16:30open/大人500円・中高生400円 京都バス「鳥居本」下車徒歩5分
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「トラナ」と言う変わった形の鳥居
お寺に鳥居?こちらは、インドの寺院ではよく見られる『トラナ』と言われる門なんだとか。京都ではここでしかお目にかかれないそうです。仏舎利殿の前にあります。
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竹林の小径
嵯峨野らしさが漂う竹林もありました。階段になった小径の先には、六面六体のお地蔵さまが祀ってあります。
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夏の「千灯供養」
8月23、24日は境内にある8000体の石塔、石仏に献灯し供養する「千灯供養」が行われます。
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紅葉の季節もキレイです
赤や黄色に染まった光景は、どこをとっても絵になりますね。
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竹細工のお店 あだしの「井和井」
竹細工はもちろんお香、清水焼の器、和雑貨など京都らしい物が揃います。店員さんが、竹製の湯のみにお茶を入れて振る舞ってくださる心づかいがうれしい。苔むした中庭が見事です。 9:00~17:00open 京都バス「鳥居本」下車徒歩5分
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今から1250年前、聖武天皇の娘、称徳天皇がここに愛宕寺(おたぎじ)を建てました。しかし、平安時代の初期 洪水で廃寺となってしまいますが、天台宗の僧、「千観」により見事復活。いつも念佛を唱えていた千観は、民衆から「念佛聖人」と呼ばれるようになり、この事から寺名も<愛宕念仏寺>と呼ばれるようになったということです。ご本尊は「厄除千手観音」。また、<火之要慎>のお札で知られる、あたご本地仏「火除地蔵菩薩」もお祀りされています。 8:00~17:00open 大人300円/京都バス「愛宕寺前」下車すぐ
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表情豊かな「千二百羅漢」
寄り添うように佇む羅漢さんは、昭和54年から10年の歳月をかけ、寺の復興を祈念して参拝者自身の手によって一つずつ彫られたものだとか。笑ったり、困っていたりと1200体、一体一体がとても個性的です。
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「愛宕街道」を歩く
鳥居本の下地区、上地区は石畳みの風情ある街道になっていて、町屋風の建物や、茅葺きの農家風の歴史的な家屋が建ち並びます。江戸時代より愛宕神社の門前町で栄えた鳥居本の街並みは「愛宕街道」と呼ばれています。
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あたご古道街道灯し(あたごふるみちかいどうとぼし)
8月23~25日に開催される 嵯峨野の清凉寺から、愛宕神社一の鳥居までの1.5kmを、大小さまざまな形の行灯で幻想的に彩る行事です。灯籠は地元の小中高生や、嵯峨芸術大学の学生が製作。和紙のあたたかみあるほのかな明かりが古い町並みを優しく飾ります。
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繭人形「あだしのまゆ村」
愛宕街道沿いにある、日本で唯一のまゆ人形のお店。群馬の富岡製紙場で造られた「まゆ」を使い、可憐な人形が生み出されます。京都発祥の「絹てまり」は繊細な美しさですよ。体験教室もアリ! 9:00~17:00open 年中無休/京都バス「鳥居本」下車5分
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囲炉裏のあるあゆ茶屋「平野屋」
愛宕神社、一の鳥居前に建つ風格のある茅葺き屋根…江戸時代創業の料理茶屋「平野屋」さん。茶屋と鮎問屋を商っていて参詣者や旅人に振る舞っていたと言います。店内には囲炉裏席もあり、大根焚きなどもいただけます。この界隈は、まるでタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。
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愛宕名物「志んこ」
平野屋さんでは、愛宕神社参詣者の間で人気になった和菓子、「志んこ」もいただけます。くるくるとねじれたお餅にきなこがかかっています。ほろ甘く素朴な味わい。お抹茶と一緒にどうぞ。 (お抹茶とセットで840円) 平野屋 9:00~19:00open 市バス「鳥居本」下車徒歩5分
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愛宕山の東南麓にある納涼避暑地、清滝。愛宕神社への参詣路でもあります。かつては、芭蕉や与謝野晶子も逗留し句を詠んだとされています。 ゲンジボタルなど天然記念物生息地にも指定されている渓流で紅葉の名所としても知られています。清滝川に架かる朱色の猿渡橋から眺めるモミジは素晴らしいの一言!
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あの清滝トンネル…
心霊スポット?としてよく、テレビに取り上げられていますね。京都の人は通過はすれど、あまり立ち寄ったりはしません。確かにちょっと不気味です…。
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緑に染まる歌碑
『ほととぎす嵯峨へは一里京へ三里水の清瀧夜の明けやすき』 河川敷に建てられた与謝野晶子の句を刻んだ碑です。
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愛宕神社
京都市の最高峰の霊山、愛宕山の山頂に鎮座する「愛宕神社」。全国にある愛宕神社の本社で古くから、火伏、防火に霊験のある社と崇められてきました。清滝から徒歩約2時間の登山が楽しめます。毎年、7月31日の夜から8月1日の未明にかけて行われる「千日詣り」が有名です。
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嵯峨鳥居本「遊山」
化野念仏寺からすぐ、和食の職人と、フレンチのシェフが作る和洋折衷の創作懐石のお店です。ロケーションも抜群! JR嵯峨嵐山駅から徒歩10分 ランチ11:30~15:00 ディナー17:00~21:00 年中無休
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奥嵯峨の鳥居本と高雄を結ぶドライブウェイ。全長10.7kmでその沿線にはフラワーパークや展望台、フィッシングエリアなどが点在しています。通行料を払えば様々な施設で一日遊べますよ~~!!ドッグランもアリ。 8:00~20:00open 通行料<軽・普通車 1180円><二輪車 830円>
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爽快ドライブ♪
春は桜、夏は新緑、秋には紅葉…季節の移り変わりを感じながらドライブが楽しめます。2つのゲート間は、何回でも往復できます。
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小倉山展望台
保津峡と京都の市街地の眺望がすばらしい!特に夜景は本当に宝石箱をひっくり返したような輝きです。
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池のほとりでBBQ
菖蒲谷池遊園地内にある水辺のバーベキューコーナー。1卓8~10人利用可能な設置炉を完備。屋根付きもあります。 10:00~16:00open 要予約/入場料無料
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観空台遊園地
トランポリン、サイクルモノレール、パターゴルフやアドベンチャートリムなど、子どもと一緒に遊べる施設です。春と秋にはここからすぐのところにフラワーパークが開園します。
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京都在住でもまだ、訪れた事がなく、一度行ってみたいなと思っているのが嵯峨の奥の秘境「水尾地区」。川の上流に位置することから<水の尾>⇒<水尾>になったとか。 ここは「ゆずの里」と呼ばれる山村集落で、冬になると愛宕山の斜面で栽培しているゆずが収穫を迎えます。日本のゆず栽培発祥の地、水尾のゆずは香りが強く高級品だと言われているそうです。
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予約必須の鶏鍋
この新鮮なゆずを使った鶏鍋や鶏すきが味わえるんです。40年ほど前から始まった10月から3、4月頃までの限定企画で数軒の民家が解放され、お客さんをもてなしてくれます。(鍋はどちらかチョイスできますよ)
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香り高いゆずを惜しみなく
鶏すきでは具を付ける溶き卵にゆずを絞って香り付け…。鶏鍋はフレッシュな搾り汁とだし醤油で味わいます。
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ゆず風呂(柚子湯)
聖武天皇の時代からあったとされるゆず風呂。冬至にゆず風呂に入るとしの一年は病気知らずとも言いますね。だいたいのおうちがこのお風呂と鶏鍋をセットにして提供しています。4名からの受付ですが、平日なら2名からでもOkな場合あり。行ってみたいと思われる場合はまず、「柚子風呂振興連絡会」に電話連絡を。アクセスはJR保津峡駅から自治会バス(要予約)水尾まで。 柚子風呂振興連絡会:☎075-882-7456
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ゆずのおやつも…
ゆず茶と黄金色に輝くゆず菓子までいただけるのです!甘酸っぱさにまたも癒されること必至。
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アサギマダラが飛ぶ「藤袴畑」
秋の七草の一つ、フジバカマの蜜を好んで渡り蝶である「アサギマダラ」が集まってくるのですが、ここ水尾には自治会の方々やボランティアさんによって休耕田でフジバカマ畑が育てられているそうなんです。9月末~10月初めにかけて畑が無料開放されます。午前中のなるべく早い時間の方が見られます。 JR保津峡駅から徒歩10分
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清和天皇陵
この水尾は第56代清和天皇ゆかりの地でもあるんです。源頼朝や義経の祖先が清和源氏(せいわげんじ)だと言うのを聞いたことはありませんか?子孫のの系統が武家の血筋と交ざり清和源氏を名乗ったと伝わります。集落から山道を30分ほど歩くと中腹にご陵が…。31歳で亡くなった清和天皇は愛したこの水尾の地でやすらかに眠られているのでしょう。 JR保津峡駅より徒歩60分
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水尾よりさらに奥深い山中をたどると、そこは棚田の里・越畑と樒原(しきみがはら)。亀岡市との境目に位置しますが、れっきとした右京区で「宕陰(とういん地区)」とも呼ばれる山里なのです。美しい棚田と茅葺き民家で知られ、特に越畑は<京都の信州>に例えられることもあるとか。
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日本の棚田100選「樒原の棚田」
樒原の棚田は、麓から見上げる武士の鎧の様にも見えることから「鎧田」とも呼ばれているのですよ。
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越畑のそば処
「越畑フレンドパーク」です。おそばがおいしいと評判のお店です。四季のきれいな風景を眺めながら、いただくおそばは格別!越畑の名水を使って打つおそばは十割そば。 りんごや、ブドウなど地元の特産の果物も販売しています。 11:00~16:00open ㈫定休日 京都縦貫道千代川ICより25分
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リピーター続出!
山奥にもかかわらずおいしいおそばの噂を聞きつけてかお客さんがひっきりなしだとか。 地元の採れたて旬菜の天ぷらもぜひ、あじわってほしいです。
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極めつけはコレ!
もっちりとした食感のそばプリン。コレだけを食べに来てもいいかもと思わせるお味デス。
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茅葺き屋根と女郎花
甘い独特の香りを持つ女郎花(おみなえし)お盆の頃に開花します。棚田を使ってあちこちで育てられているようです。一面の黄色いじゅうたんのようですよ。
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