かぼちゃでアートな直島
香川かぼちゃでアートな直島
まいどまいど! 瀬戸内海上に浮かぶ大小27の島で構成される直島諸島島々は瀬戸内海国立公園に指定され、アートとして注目を集めてまんねん。 古くから崇徳上皇、応神天皇ゆかりの地とされる。 製塩業が盛んで瀬戸内の交通の要衝として栄えた。 江戸時代、男木島、女木島とともに「直島3島」と総称。 廻船業(北前船)などで活躍する家もあり、天領であったため歌舞伎や人形浄瑠璃などの公演が許可され、琴弾地浜や城山での公演では島内外からの一座や観客でにぎわった。 銅製錬所で水害が発生し、豊島廃棄物中間処理施設から産出される飛灰を処理し金属などの資源として再生する産廃処理施設を総合的に整備「直島エコタウン事業」構想(エコアイランドなおしまプラン)が開始。 自動車やパソコンのシュレッダーダスト等と共に金、銀などの重金属を抽出して再資源化に。 1989年、研修所・キャンプ場を安藤忠雄のマスタープランで開業。 ベネッセアートサイト直島、地中美術館、李禹煥美術館周辺では、島全体を使った現代美術展(スタンダード展)、無人の古民家を保存・再生する現代美術のインスタレーションの恒久展示場とする家プロジェクトが始まった。
1994年、水玉をモチーフにした草間彌生氏の作品。 「太陽の「赤い光」を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」という。
香川県香川郡直島町宮ノ浦2249 岡山県玉野市にある宇野港または香川県高松市にある高松港とを結ぶ四国汽船の港湾。 宮浦港は道の駅なおしま、直島町観光案内所と隣接する。 道の駅なおしまは、SANAAの設計による作品の一つ。 2010年、プリツカー賞を受賞。
2015年、直島町町制施行60周年記念で制作された建築家藤本壮介氏による設計オブジェ。 コンセプトは、大小27の島で構成される直島諸島の「28番目の島」。 約250枚のステンレス網で構成。 蜃気楼で海面に浮いているように見える「浮き島」を表現。
祭神は、航海の安全を守護する住吉三神。 宮本梶平翁の像が建立。
応神天皇腰掛岩
品陀和気命大王が吉備国に向かう際、直島に立ち寄った。 応神天皇が上陸した際に腰掛けたとされる「応神天皇腰掛岩」が祀られている。
有線放送新人賞・日本作詩大賞大衆賞を受賞し大ヒットした「おやじの海」。 三菱マテリアル直島精錬所で働く二人の男によって生まれた。 作詞作曲は直島出身の佐義達雄。 歌は秋田県出身の村木賢吉。 古代から負けたことのなかった日本は、第二次世界大戦で大敗。 貧しいながら漁師であった父愛蔵と母ツネに育てられた。 1977年、「親の苦労をねぎらい作った」という「おやじの海」は北海道で人気を集め、日本放送協会(NHK)新日本紀行で紹介され、日本全国で人気となり300万枚売れた。
1994年、草間彌生氏の作品で、南瓜。
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現代美術の美術館兼宿泊施設。 岡山県岡山市に本社を置く出版・教育関連企業ベネッセコーポレーションが展開する直島文化村プロジェクト・ベネッセアートサイト直島の中核施設。 福武總一郎氏と建築家安藤忠雄氏が設計した海外でも知名度の高い日本のリゾート施設の一つ。
自然・建築・アートの共生
コンセプトは、自然・建築・アートの共生。
自然・建築・アートの共生
コンセプトは、自然・建築・アートの共生。
李禹煥氏と建築家安藤忠雄氏のコラボレーションによる美術館。 2010年、直島福武美術館財団が運営する李禹煥初の個人美術館で「瀬戸内国際芸術祭」のプレオープンとして開館。 李は洞窟のような美術館で、半開きの空が見え、胎内へ戻るような、お墓の中へ入っていくような空間を目指した。 安藤は、李が着想した3つの箱型の展示空間を屋根を持たない三角形の広場でつなぐプランを提案した。 内部では、韓国生まれで現在は日本とフランスに住み、欧米を中心に活動する作家李禹煥の絵画・彫刻作品が展示。
2004年、棚田状の立体式塩田跡の地下に博物館として開館。 塩田とは、海水から水分を蒸発させて塩のみを取り出す施設。 岡山県岡山市に本社を置く出版・教育関連企業ベネッセコーポレーションが展開する直島文化村プロジェクト・ベネッセアートサイト直島の中核施設。 設計は建築家安藤忠雄氏。 運営は、公益財団法人福武財団。 クロード・モネ氏、ウォルター・デ・マリア氏、ジェームズ・タレル氏による作品を展示、公開。 施設内では、作品を体感する建築空間を構成。