海遊館ってどんなところ?
海遊館は、大阪市港区にある水族館です。大阪港の再開発として整備された、天保山ハーバービレッジのなかでも中核施設として1990年に完成しました。水族館としての延べ床面積や年間来場者数としては日本トップクラスで、屋内水槽の規模に至っては世界でも有数の規模を誇ります。
屋内の巨大水槽はアクリルガラスを使用。館内には14もの大水槽をほぼアクリルガラス製にしたために、当時の世界年間生産量の1.5倍もアクリルガラスを使用した計算になります。
海遊館のコンセプトは、環太平洋生命体(リング・オブ・ライフ)と環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)のふたつ。コンセプトの対象地域ごとにそれぞれテーマが決まっていて、各水槽にはその地域に生息している海の生き物たちを飼育・展示しています。
その中でも最大級の水槽が「太平洋」で、水量5,400立方メートル、深さ9メートル、最大長34メートルの規模を誇り、ここに世界最大の魚類とされるジンベエザメを飼育しています。
海遊館には、さまざまなエピソードがあります。たとえばネーミングは、タレントの上沼恵美子氏が命名したとされます。これは海遊館のネーミングを一般募集したところ、「マリン」と名前が付くものが多く寄せられました。
ところがマリンは全国的にありきたりな名前。それではインパクトが弱いと上沼氏が異議を唱えます。そこで漢字三文字で1票だけあった海遊館の名前が採用されることになりました。
また海遊館の企画に深く携わったプランナーのジェームズ・ラウスは、アメリカの俳優エドワード・ノートンの祖父。そのような関係でノートン本人も1年近く大阪に滞在していました。
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見どころ
本格展示前のアクアゲートも見ごたえあり
海遊館に入ると、すぐに名物のジンベエザメがいるのではありません。海遊館は最上階からスロープを降りるように鑑賞ルートが決まっており、ジンベエザメの水槽前にもいくつかの見どころがあります。
しかし、その前段階も注目点が。例えば海遊館の建物に入ると、複数のことばで書かれている館内案内のパンフレットが置いています。
それは、日本語、英語、中国繁体語、韓国語、そしてタイ語のものがあります。まさしくインバウンドで訪日外国人が増えている、大阪の有名観光地らしいおもてなしの配慮。
さて最初に登場するのがアクアゲートです。これはトンネルのようになっていて、床の部分を除いた面は水槽になっています。
左右はもちろん、天井にも魚が優雅に泳いでいて、ここだけでも満足してしまいそうな気持ちに。観光客の多くは早速カメラのシャッター片手に、サクラダイなどの魚たちを狙ったり、記念撮影を行ったりします。
もし時間があれば、ここに数分ほどたたずんでみましょう。海の生き物たちの魅力あふれる空間を前にあっという間に癒されます。
アクアゲートを過ぎるとそこにはスタッフが待機しており、ジンベエザメの模型をバックに海遊館の思い出として記念撮影してくれます。グループ全員が映りますのでぜひお願いしましょう。
そのあと非常に長いエスカレータが登場します。3階部分から一気に8階部分まで上昇しますから5階分上がる計算に。普通に乗るのには何の問題もありませんが、間違っても後ろを振り返らない方が良いです。特に上の方で振り返ると、想像以上の恐怖心が襲ってきます。
最上階は日本の森
エスカレーターで登り切ったところが最上階。ここからが事実上のスタートです。最上階は日本の森というテーマになっており、日本の森の中の生態系を再現。
日本古来の植物が多い茂った空間が形成されており、その中に日本の山の中の小さな水辺で生息している魚などの生き物たちを展示・飼育しています。具体的にはアマゴ、オオサンショウウオ、サワガニ、コツメカワウソなどです。
実際に歩いていると、上部から自然の光も差し込むようになっていて、あたかも植物館の温室にいるような雰囲気に。そして池のようにも見える水槽があり、そこに日本の森に生息している生き物たちの姿があります。
アマゴのような渓流にいる魚のほか、オオサンショウウオという貴重な特別天然記念物もいて見ごたえは十分。このときはちょうどコツメカワウソの餌やり時間と重なりました。そのため飼育員が魚を見せると嬉しそうに寄ってきて平らげる、かわいいカワウソたちが見られました。
8階のエリアを巡回すると、そのまま7階のエリアに降りられます。基本的に一方通行なので迷う心配はありません。そして7階に降りたらわかりますが、下の階の展示スペースが、そのまま上階のスペースで見たことがある場所と同じになっているところがあります。
つまり上から見下ろしていた水中の生き物たちが、下の階では真横から見られるということ。これは海遊館の多くの水槽の共通点。上から水面ごしに見える魚たちと真横の水中から見る魚たち。同じはずなのにどこか違うものを見ているような新鮮さがあって、2度3度と楽しめるようになっています。
躍動感あふれるアシカとペンギン
7階から本格的な展示エリアとなっており、テーマごとにいろんな海の生き物たちに出会えます。7階「モンタレー湾」では、ゴマフアザラシやカリフォルニアアシカたちがいるのですが、動物園よりも近くで見られるためか非常に迫力が。
突然大きな声で鳴き出したかと思えば、いきなり水中に入って暴れまわるかのように泳ぎはじめます。思わず見ている人の視線が釘づけになります。2019年7月にアシカの赤ちゃんが生まれたこともあり、大きな親アシカと小さな子アシカの大きさの違い、子を守るように行動している親の姿なども必見です。
7階にはもうひとつの見どころ「南極大陸」があります。ここにいるのはペンギンたち。貫禄十分なオウサマペンギンに、目の上にある白い紋様が個性的なジェンツーペンギン。そして一般的なイメージのペンギンで、とにかく可愛らしいアデリーペンギンなどがいます。
天井からは定期的に氷を砕いたものが落ちるようになっており、このエリアだけ気温も低め。普段のペンギンたちは、人形のようにおとなしく立ちながら、ときおり毛づくろいをしていました。
陸上では、おとなしく立っていて2足歩行でゆっくりと歩くペンギンたちですが、水中に入ると途端に動きが俊敏になるのが驚くところ。泳ぐ速度はシャープさとスピードが加わり、華麗に水中を泳ぎ抜けて行きます。
南極大陸の水槽は7階から5階部分までを構成しており、下の階で降りたときに改めて南極大陸の水槽を見ると、その姿は上階の陸にいたペンギンとは別物でした。そんなペンギンですが、泳ぎ終わって再び陸に上がると、これまで通り2足歩行でよちよち歩きますから、そのギャップに驚きと愉快さを感じます。
イルカショーは餌やりタイムがねらい目
水族館でおなじみのイルカショーのような施設がないのが、海遊館唯一の欠点かもしれません。しかしそんな海遊館にもイルカ(カマイルカ)が飼育されております。
そして運が良ければ、イルカのショーに近いものを見ることができます。それは餌やりタイム。ちょうどイルカの餌やりタイムの時間に遭遇したタイミングでその様子が見られました。飼育員が餌をやりながらイルカに調教したであろう、細かい芸を見せてくれます。
飼育員の指示に従い、イルカたちは餌をもらった後は、芸をしながら軽やかに泳ぎ、そして再び飼育員たちの元に戻ってきます。その繰り返しを餌の魚が無くなるまで続けます。同じような動きをするとはいえ、何度見ても見飽きないのが不思議なところ。イルカの餌やり時間は、毎日11:30、13:20、15:30の3回です。
魚の形をしているとはいえ、高等生物の哺乳類でかつその中でも知能が高い方といわれるイルカですから、餌という打算だけで動いていることは間違いなのかもしれません。しかし実際に見るとわかるのですが、毎日のように顔を合わせる飼育員との息の合った姿が見られ、信頼関係の高さがうかがえます。
海遊館の小さなイルカショーもそういう意味では楽しいイベントのひとつ。ちなみにイルカのほかにもカワウソ、アシカ、カピバラなどいくつもの動物たちの餌やりタイムがあり、スケジュールは公式ページに掲載されています。あらかじめお目当ての時間を目指してみるのも良いでしょう。
ジンベエザメが泳ぐ太平洋は別格の迫力
海遊館最大のみどころといえるジンベエザメは、「太平洋」というエリアの水槽にいます。もちろん海遊館最大の規模となっており、6階から4階にかけて存在。ここまで大きいと水槽というよりも、人間側の方が水の中の建物に入っているかのようなスケール。
そんな巨大水槽では2匹のジンベエザメが我が物顔で優雅に泳いでいるのがわかります。水槽でしばらく待っていると、ジンベエザメがすぐ近くまで接近することがあります。その瞬間は迫力満点。世界トップクラスの魚類は、見た目だけでなく泳ぐさまも別格です。
そして太平洋の水槽はジンベエザメ以外にも大小多くの魚たちが泳いでいます。小さいものから大きいものまで、ジンベエザメと比べると小さいだけで十分な体格のある魚たちが、ひろびろとした水中を楽しそうに遊泳。
お互いテレパシーがあるのでしょうか? 衝突しそうに見えても、見事にお互い譲りあってストレスなくすれ違います。
そして6階の最上エリアから水槽の下を見ると、立体的な空間の奥行きの広さが。魚たちはただ回遊するだけでなく、水中の高度を上下させながら立体的に泳ぎます。
ついついジンベエザメに注目が集まりますが、ジンベエザメ以上にこの巨大水槽を優雅に泳いでいるのがエイのグループ。マンタなどの複数のエイが数多く遊泳している様子が見られます。その泳ぎ方は三角形をしたヒレを、あたかも鳥の羽根のようにゆっくりと上下させながらバランスよく遊泳します。
あまりのエレガントさに、水中ではなく空中ではないかとの錯覚を感じるほど。この太平洋巨大水槽は、時間を忘れて眺め続けたくなります。また最も下の4階部分まで降りて行けば、睡眠タイムに入っている魚たちが、難破船のように、動くことなく底でじっとしているさまも確認できます。
地域ごとにわかる生態系の違い
海遊館の水槽の数は、新しく誕生した「海月銀河」などもふくめるとその数19個。それぞれ地域などのテーマが決まっており、その地域に生息する海の生き物たちが観賞できます。そしてそのテーマの水槽の前には、日本語と英語でテーマに関する説明が。
同じ水槽でも各階の展示エリアごとに説明書きがあり、フロアにより違う内容のコメントが書いてあります。水槽で直接生き物たちを見るだけでも十分感動しますが、時間があれば説明書きのコメントと共に見た方がより分かりやすいです。
環太平洋地域に限定されているとはいえ、世界中の海や淡水に生息する生き物たちの姿はどれも素晴らしいものばかり。ゆっくり見ていると、あっという間に時間が過ぎ去ります。
例えば獰猛な肉食魚で有名なピラニアは、エクアドル熱帯雨林の水槽でおとなしく泳いでいました。しかしどことなく、いかつい空気を感じ取れるのが不思議なところ。驚くことに他の魚も一緒に泳いでいました。また陸上部分にはカピバラの姿もあります。
いろんな水槽がある中で、ひとつだけ異常に過保護に感じる水槽がありました。それはマンボウが泳いでいる水槽。ここはマンボウ以外の生き物はいません。そして水槽の中にビニールシートのような物が入っていて、直接水槽にぶつからないような工夫を施していました。
さらに、ここだけフラッシュ撮影厳禁の案内が。この日は他の水槽でもフラッシュ撮影するような人などいませんでした。海遊館の館内は、フラッシュなどがなくてもスマートフォンで十分撮影が可能です。
それにも関わらずわざわざ案内があるということは、それだけマンボウは神経質な魚であるのがわかります。当のマンボウはゆったりとリラックスして泳いでいるように見えました。
ミクロなかわいさの世界
海遊館はジンベエザメを筆頭に、大型の魚や生き物たちが豪快に泳ぐ水槽が目を引きますが、逆に小さくてかわいい魚たちを集めているエリアがありました。これは、ぎゅぎゅっとキュートというエリアで、5階の企画展示室で行われています。特に期間は設けられておらず、当分の間は見られそうです。
ぎゅぎゅっとキュートは、3つの小さなエリアに分かれています。カラフルゾーンでは、半球型をした水槽が展示しており、そこには美しい天然アートといえそうななサンゴやイソギンチャクがいます。
その中には人気のカクレクマノミやナンヨウハギといったカラフルな魚たちが泳いでいます。さらにもうひとつ、こちらも人気のチンアナゴの水槽があります。白い砂の中に細い棒のように体を出し入れしながら水中を漂うさまは、何かをしてくれそうな不思議な期待感を持たせてくれます。
カタチゾーンにくると3面から見られる水槽が並んでいて、小さな生き物たちが泳いでいます。注目すべきはタツノオトシゴ。他の魚とその形も泳ぎ方も全く違う、摩訶不思議な動きはついつい注目。最後に空間体験ゾーンがあります。
これは映像とイラストを組み合わせた不思議な空間で、疑似海中体験ができるようになっていました。フォトスポットでもあるので、ぜひ素敵な1枚をとりたいところ。この空間では、ときおり光の色に包まれることがあります。
幻想的な海月銀河
2018年3月に海遊館では新しいコーナーが誕生しました。それは「海月銀河(くらげぎんが)」。クラゲ専門の展示エリアですが、これは常設展示最下部の4階まで見終えてからとなります。場所はエスカレーターを降りた3階にあります。
エリアに来ると最初にクラゲに関する資料館のようなエリアに到着。ここではクラゲの種類や生態の説明がパネル展示しています。また映像コーナーもあり、実際に海遊館で展示しているクラゲを、どこでどうやって捕獲したかといった様子が流れています。
資料展示室を過ぎるといよいよ実際のクラゲを展示しているエリアに。いろんな種類のクラゲが、銀河宇宙をイメージした暗い部屋の中で水槽だけが明るく灯されています。そして幻想的なクラゲたちの姿がそこにあります。
夏の海水浴でシーズンの後半になると現れ、遊泳の邪魔をするだけでなく、ときには刺して激痛を与えるために忌み嫌う存在のはずだったクラゲ。ここにいるクラゲはとてもそのように思えないような美しい姿をしています。
そしてクラゲの下からは糸のように細長い脚がでており、芸術性を感じるものに見えます。
資料展示室のパネルでも紹介していましたが、元々は海で捕獲したクラゲの繁殖活動にも力を入れているらしく、海遊館で生まれ育ったクラゲたちが美しい姿を見せてくれます。
半透明で内部の様子までスケルトンに見えるクラゲは、ひとつのノーマルな照明だけで十分というのが頷けます。身近な存在が宇宙空間の不思議な存在のように見せるクラゲの世界。ここも時間を忘れてじっくりと観察して癒されたいところです。
新体感エリアは最後のお楽しみ
海月銀河と同じ3階のエリアには、海遊館の展示として最後になる新体感エリアがあります。2013年から始ったこのエリアは、見る(視覚)と聞く(聴覚)という従来の方法以外で、海の生き物たちを感じられるようになっています。
具体的にはサメとエイのボディに実際に触れられるというもの。生簀(いけす)のような大きな水槽には、サメとエイが泳いでいて、実際に体に触れられるようになっています。
実際に触る際には、いくつかの注意点があります。触る前と後には必ずその場所にある手洗いでしっかりと手を洗う必要があります。これは魚、人間双方にとっての感染症予防の意味も。そのほか触れてよい場所は、背中の部分だけと決まっています。
後は触るときには優しく、そして魚たちの動きは遅いですが、決して捕まえてはいけません。実際に触ってみましたが、エイの背中はゴツゴツと硬いのに対して、サメの方はヌメッとした柔らかい感触がありました。
新体験エリアの周辺は、面白いコーナーがいくつもあります。例えば北極海を体験したというスタッフの記録。あるいは身近な海の生き物たちと人間の関係について哲学的に紹介・展示しているコーナーなどです。
そして、最も面白いのが上の画像にある魚の影が見える照明。この照明内にはセンサーが作動するようになっていて、この中に人間が入るとセンサーが反応して魚が群れになって人間に寄ってきます。そして最後に海をテーマにした絵画作品が並んでおり、これを観賞すると出口となります。
館内のおすすめサービス、カフェ、ショップ
海遊館のサービスでおすすめなのが、ニンテンドーDSを使ったガイドです。これを持っていれば持ち込みもでき、その際にはガイドのコンテンツ料が無料。また海遊館で有料レンタルもできます。入口すぐのところにあるサービスカウンターで受付です。
館内には3ヵ所のダウンロードポイントがありますから、そこでコンテンツをダウンロードします。後はイヤホンでガイドを聞いてください。ただDSの電源をオフにしたり、他の機能を起動させたりするとコンテンツが消えますので、そうなった場合は再度ダウンロードが必要です。
海遊館では飲食の持ち込みは禁止です。館内で食事ができるレストランはありませんが、4階に「カフェマーメイド」があります。ここは「日本海溝水槽」の奥にあり、中に入ると展示エリアとは全く違う明るい店内。大きな窓があり、本物の海(大阪港)が見えます。
ここにはジンベエソフトをはじめ、ここでしか食べることができないようなオリジナリティあふれたメニューが目白押し。時間があれば鑑賞の休憩に立ち寄って、ソフトクリームやドッグなどを味わいましょう。
海遊館のお土産が買えるショップは2ヵ所あります。ひとつめは海遊館に入ったすぐのオフシャルショップで、エントランスビル3階にあります。ここは実際に入館した人だけが利用可能。オリジナル商品を多数取り扱っています。
また新体感エリアから出口に行かなければオフィシャルショップに戻れますから、鑑賞の後でお土産を買いたいときも安心です。もうひとつは2階にあるミュージアムショップ。ここは海遊館に入場しなくてもショッピングが楽しめます。
おすすめの周辺スポット
海遊館から徒歩10分圏内でいけるランチスポット
洋食のビーハイブ
洋食のビーハイブは、大阪港にあるハンバーグのおいしいお店です。1951年創業の老舗。ランチタイムにはハンバーグステーキをメインに海老フライ・白身魚フライのセットが選べます。
冬期期間はかきフライトのセットメニューもあります。ランチセットには付け合せのサラダと、ごはん・パンから選べます。
ベジタブルレストラン グリーンズ
ベジタブルレストラン グリーンズは、野菜料理を中心にランチ営業を行っています。菜食主義のひとはもちろん、そうでない人もヘルシーな野菜料理を食べられます。メインとデザート以外のサラダバーはバイキング形式で10種類あって食べ放題です。
ごくまれに卵や乳製品を使いますが、その他は植物性由来の素材だけを使っています。化学調味料は使っていませんので、健康的な食事にありつけます。
ドルチェ
ドルチェは天保山公園のすぐ横にある洋菓子店。カフェを併設しています。少しわかりにくいところにありますが、レベルの高いパンやケーキ、焼き菓子を提供しています。テイクアウトもできるので、晴れた日などは天保山公園のベンチでランチを取るのにも最適です。
オーションビュー
オーションビューは、大阪港でオムライスが食べられるお店。オムライスは通常のサイズか、大サイズと小サイズから選べます。またミニサラダやスープをセットで追加することも可能。オムライスのほかにはチキンカレーがあります。元の店から近くに移転しましたが、老舗の味は変わりません。
築港麺工房 本店
築港麺工房本店(ちっこうめんこうぼうほんてん)は、レトロな商船三井築港ビルの中にあるうどん屋です。だしの旨さとコシのあるうどんが特徴。
本日のうどん定食をはじめ、定番のうどんから、ひとひねりしたメニューまで豊富にあります。うどんのサイドメニューとして炊き込みご飯やコシヒカリ、牛小丼などもあります。
海遊館と合わせて観光におすすめ
天保山
天保山(てんぽうざん)は、大阪港で人工的に作られた山で、標高は4.53メートル。日本ではトップクラスに低い山として有名です。江戸時代の天保年間に、安治川へ大型船が入港しやすくするために、大量の土砂を浚渫(しゅんせつ)して出来上がりました。公園として整備されており、見晴らし台などがあります。
天保山マーケットプレース(天保山ハーバービレッジ)
天保山マーケットプレースは、海遊館に隣接した商業施設。「なにわ食いしんぼ横丁」というフードテーマパークやレゴランド・ディスカバリー・センター大阪などが入居していて、また大阪のお土産も一通りそろっています。またすぐ隣には112.5メートルの高さがある、天保山大観覧車があります。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、大阪を代表する観光名所でテーマパークです。海遊館からは「キャプテンライン」のクルーズで10分ほど。子どもも大人も楽しめる人気のアトラクションや、精巧にできた街並みなどが見もの。ハロウィンなどの季節限定で楽しいイベントも目白押しです。
アジア太平洋トレードセンター
アジア太平洋トレードセンター(ATC)は、海遊館から海底トンネルを越えた咲洲(さきしま/南港)にある複合施設。オズ棟とITM棟に分かれており、さまざまな飲食店やショップが入居しています。
またJリーグのセレッソ大阪のオフシャルショップや大塚家具のショールームも入居。各種イベントも行われています。さらに九州に向かうフェリー乗り場もあります。
インテックス大坂
インテックス大阪は、咲洲にある国際見本市会場。1号館から6号館まであり、年間を通じて様々なイベントが行われています。延床面積13万2,709平方メートルもあります。全館を使い、1日かけて見渡せるような大規模な催しから、一部だけを使った小規模な展示会までいろいろ行われています。
海遊館とセットで立ち寄りたい大阪名所
大坂城
大阪城は大阪を代表する観光名所です。豊臣秀吉が築城し、大坂の陣で落城した後に徳川氏が改築。当時の石垣や櫓などが残っています。
ちなみに天守閣は昭和の時代に市民の寄付で再建され、現在は国の登録有形文化財。内部は博物館となっています。また天守閣の周辺には西の丸庭園や大阪城公園など市民の憩いの場ともなっています。
中之島公園
中之島公園は、大阪の繁華街キタの南側にある中州(中之島)の東端にあります。堂島川と土佐堀川にはさまれた都会の公園。いわゆる「コテコテ」イメージの大阪とは一線を画します。公園内にはバラ園があります。また公園のすぐ近くに中央公会堂などのレトロな建物があります。
心斎橋
心斎橋は、大阪のミナミの繁華街にあるストリート。現在の長堀通りに架かっていた橋の名前です。心斎橋のあった場所から南北には長いアーケードの商店街があります。北側の船場エリアは安売り街が本町駅まで続きます。
また南側の商店街は観光地として道頓堀やアメリカ村などと接続しており、最終的に難波駅に到達します。
天王寺公園
天王寺公園は、大阪のミナミ側のターミナル天王寺にある公園。28万平方メートルの敷地内には動物園や市立美術館、植物温室、庭園の慶沢園(けいたくえん)があります。
ターミナルに直結しているだけでなく、あべのハルカスや新世界といった観光名所とも隣接しているのでセットで回りましょう。一時期は有料でしたが現在は慶沢園などの一部施設を除いて無料開放しています。
石切剣箭神社
石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は、東大阪にある神社です。海遊館からは大阪メトロ中央線とそれに相互乗り入れしている近鉄けいはんな線を使えば乗り換えなしでアクセス可能。
腫れ物に対するご利益があると、百度詣りをしている人の姿を見かけます、祭神は饒速日尊(にぎはやひのみこと)とその御子可美真手命(うましまでのみこと)の2柱です。
アクセス情報
電車で行く場合
- 大阪メトロ中央線「大阪港駅」1・2番出口から徒歩5分
車で行く場合
- 阪神高速天保山出入口から大阪港方面へ5分
バスで行く場合
- 大阪シティバス「天保山ハーバービレッジ」下車後すぐ
よくある質問Q&A
海遊館の見学時間の目安を教えてください
回答:海遊館は早く回れば1時間程度で回れますが、平均的には2時間半程度をかけて回る人が多いです。
海遊館を一旦出て再入場することはできますか
回答:海遊館は当日であれば再入館が何度でも可能。ただし出口近くにあるサービスカウンターで手の甲に透明のスタンプを押してもらう必要があります。再入場時にそのスタンプをチェックします。
海遊館の中で食事はできますか?飲食物の持ち込みはできますか?
回答:観覧通路での飲食は禁止です。海遊館内4階「cafe R.O.F」には、軽食があります。感染予防のため座席数に制限がありますのでご注意ください。なお、水筒やペットボトルなど蓋付きで密閉できるものに限り、飲み物の持ち込みはできます。
近くのホテル情報を教えてください
回答:海遊館に一番近いホテルはホテルシーガルてんぽーざん大阪です、あとは小規模のゲストハウスや旅館が徒歩圏内に。またキャプテンラインを使えばUSJに行けますが、そこにはUSJのオフシャルホテルが数軒林立しています。
海遊館の基本情報
【営業時間】
- 9:30〜20:00(季節や日によって営業時間は変わる場合があります)
チケット情報
通常料金
【通常料金】
- 高校生・16歳以上:2,400円
- 小中学生:1,200円
- 4歳以上:600円
- 65歳以上のシニア:2,200円
障がい者割引
身体障害者手帳、療育手帳、被爆者健康手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者は、本人と介護者1名に対して割引が適用されます。
- 高校生・16歳以上:1,200円
- 小中学生:600円
- 3歳以上:300円
セットになったお得なチケット
- ジンベエバックヤード(お食事タイム)付 入館チケット 高校生・16歳以上:4,400円、小中学生:3,200円
- ジンベエバックヤード付 入館チケット 高校生・16歳以上:3,400円、小中学生:2,200円
- 海遊館・サンタマリア共通券 高校生・16歳以上:3,400円、小中学生:2,200円、3歳以上:1,700円
- 海遊館&キャプテンラインセット券(往復) 大人:3,600円、中学生:2,600円、小学生:1,800円、幼児:1,000円
駐車場情報
海遊館と一体化している天保山マーケットプレースの地下に大型駐車場があります
【駐車スペース】1000台
【営業時間】8:00から23:00(出庫は24:00まで)
【料金】
- 平日30分:200円(最大料金が1,200円)
- 土・日・祝日30分:250円(最大料金が2,000円)