白河院跡・法勝寺跡
京都府京都市左京区岡崎法勝寺町
白河院はかつて藤原良房の別荘であった。
藤原良房は公卿として知られ、公家の中でも日本の律令の規定に基づく太政官の最高幹部として国政を担った。
以後、右大臣藤原不比等の次男藤原房前を祖とする家系で藤原四家の一つ北家藤原氏によって代々受け継がれてきたが、藤原師実の時、白河天皇に献上。
1075年、天皇によって当地に法勝寺が建立。
法勝寺とは尊勝寺、最勝寺、円勝寺、成勝寺、延勝寺と並ぶ六勝寺と総称された寺の一つで、境内には金堂、講堂、阿弥陀堂、法華堂、五大堂、八角堂、常行堂などが立ち並んでいた。
中でも、池の中島の八角九重塔は壮大な高塔であったとも。