北斎館
長野県上高井郡小布施町小布施485
北斎の晩年江戸では天保の改革の影響で絵を描けなくなったとも言われており、1842年83歳のときから老体ながら長野の小布施町の豪商高井鴻山の誘いに従い、小布施町に用意されたアトリエ碧漪軒(へきいけん)に移動して作品制作を行っています。
北斎最後の波でもある「男浪」「女浪」という対の作品が長野県小布施町の祭りの屋台(上町祭り屋台)の屋根裏に描かれています。
生涯「世界一の画工」を目指し、「百十歳にして一点一画生けるがごとくなるだろう」と語っていた北斎は83歳で長野に行ってまでして絵を描き、名作GREAT WAVEを超える二つの波を86歳で描いているわけです。必見ですね。