式内名神大社 木嶋坐天照御魂神社(蚕の社)
京都府京都市右京区太秦森ケ東町50-1
通称、木嶋神社、木島神社、蚕の社、蚕ノ社。
境内には稲荷山・松尾山の冬至線、比叡山四明岳・愛宕山の夏至線に関する三柱鳥居として知られ、京都三鳥居の一つ。
祭神は天之御中主神、大国魂神、穂々出見命、鵜茅葺不合命、瓊々杵尊。
604年、広隆寺創建に伴い勧請。
嵯峨野・太秦周辺は渡来系氏族の秦氏が開拓した地で、広隆寺・松尾大社・蛇塚古墳などの関係寺社・史跡があることから、秦氏ゆかりの神社とも。
蚕養神社は、秦氏が招来した養蚕・機織・染色技術に因む。
800年代、僧・道昌が勅命により木島名神の池水に祈雨のため加持を行い、祈雨の神として崇敬。
平安時代、伏見稲荷大社や石清水八幡宮と並ぶにぎわいを見せた。