天田神社
大阪府交野市私市1丁目30-11祭神は、私市・森両部落の氏神で住吉4神。
古代、肥沃な土地で作物が豊かに実ったので甘野といわれ、川は甘野川、田は甘田であった。
この甘田に田の神を祀って建てた「甘田の宮」のが天田神社の起源。
物部氏の勢力が交野地方に及び、祖神の饒速日命を祭神として祀られた。
平安時代、宮廷貴族が狩猟に訪れ、和歌を詠んだ。
七夕伝説に因んで、甘野川が天の川、甘田は天田と書くようになった。
住吉信仰が流行し、巌船の神も海に関係があると考えられ、更には物部氏の衰退もあり、交野の神社の祭神は饒速日命から海の神で和歌の神でもある住吉神に替わったとか。
境内からは祭祀に使用された様々な土師器片が出土。