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三島由紀夫「仙洞御所」からの抜粋 特定の季節を除いて、御所の拝観は誰にも許されるものではないから、私はこの、現代から護られた特権的な、又、逆説的な静寂の場へ、一歩一歩近づきつつあるのを感じた。といふのは、一定の空間、一定の時間にわたる静寂を得るには、実に煩雑な手続きを要するのが現代だからである。静寂は、今では蝶の一過のやうに、すぐ捕えなければ忽ち飛び去ってしまふ一瞬のものになつた。(中略) それにしても仙洞御所はすでに焼亡し、そこに住んでをられる方はない。美しい庭だけが、ただまれ人に見られるために、しじふ身じまひをして、黙然と座ってゐる。美しい老いた狂女のように。
2020年8月27日
江戸時代のはじめ、皇位を退かれた「後水尾上皇」の御所として建てられました。何度かの火災と再建が行われましたが、現在は建物はなく庭園が残されています。作庭は幕府の作奉行・小堀遠州で回遊式庭園となっていて、北池と南池を巡りながら四季折々の風景が楽しめます。 写真は南池に架かる「八ツ橋」。橋の上部が藤棚になっていてシーズンには美しい姿を見せてくれます。
2016年4月15日
見学には参観許可が必要です。事前に宮内庁HPから京都事務所に申請する以外に、同年8月10日からは、当日11:00頃から配布される整理券(70人)による受付も可能になります。
2015年8月29日
2017年1月10日
営業時間外9:00~15:30
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三島由紀夫「仙洞御所」からの抜粋
特定の季節を除いて、御所の拝観は誰にも許されるものではないから、私はこの、現代から護られた特権的な、又、逆説的な静寂の場へ、一歩一歩近づきつつあるのを感じた。といふのは、一定の空間、一定の時間にわたる静寂を得るには、実に煩雑な手続きを要するのが現代だからである。静寂は、今では蝶の一過のやうに、すぐ捕えなければ忽ち飛び去ってしまふ一瞬のものになつた。(中略) それにしても仙洞御所はすでに焼亡し、そこに住んでをられる方はない。美しい庭だけが、ただまれ人に見られるために、しじふ身じまひをして、黙然と座ってゐる。美しい老いた狂女のように。
2020年8月27日
江戸時代のはじめ、皇位を退かれた「後水尾上皇」の御所として建てられました。何度かの火災と再建が行われましたが、現在は建物はなく庭園が残されています。作庭は幕府の作奉行・小堀遠州で回遊式庭園となっていて、北池と南池を巡りながら四季折々の風景が楽しめます。
写真は南池に架かる「八ツ橋」。橋の上部が藤棚になっていてシーズンには美しい姿を見せてくれます。
2016年4月15日
見学には参観許可が必要です。事前に宮内庁HPから京都事務所に申請する以外に、同年8月10日からは、当日11:00頃から配布される整理券(70人)による受付も可能になります。
2015年8月29日
2017年1月10日