少林寺
大阪府堺市堺区少林寺町東3丁1-20 少林寺挑源宗悟が開山。
寺号は、開甚大檀越小林修理亮法の姓をとり「小林寺」。
後に、「少」の字に改称。
本尊は釈迦牟尼佛、鎮守白蔵主稲荷明神。
禅通寺と合併し、今池弁財天を祀る。
全盛期には、現在の寺地町・少林寺町を合わせ両町の海浜にまでの範囲を境内としていたが、織田信長に没収され、次第に縮小した。
塔頭耕雲庵の住持白蔵主が、鎮守稲荷明神に參籠して霊狐を得る。
狂言大蔵流の始祖・霊狐の所作を狂言に作り、釣狐として上演。
それ以後、釣狐を狂言や歌舞伎にて上演する際は、少林寺に参詣し、成功を祈願すると言う。
寺内の逆芽竹を1本祈祷してもらった上で持ち帰り、上演の時の杖に使用する慣習になっている。