工楽松右衛門 旧宅
兵庫県高砂市高砂町今津町532江戸時代、発明家で実業家として活躍。
1743年、漁師の長男として生まれた。
1758年、船主「御影屋」の下で船乗りに。
廻船問屋北風荘右衛門に知己を得て、船持ち船頭として独立。
兵庫(兵庫県神戸市兵庫区)で廻船業を経営する傍ら、帆布改良の研究に着手。
播州の特産の木綿を使った厚手で大幅な新型帆布「松右衛門帆」の織り上げに成功し、北前船をはじめとする大型和船の航海術は向上。
1790年、択捉島に船着場を建設。
1791年、ロシア帝国の南下政策から領土保全を図る目的で築港工事法を考案し、石鈴船・石救捲き上げ装置の発明、択捉島の埠頭や箱館のドックを築造、防波堤工事などを手がける。