
三田牛、三田米が美味しい兵庫県三田市
兵庫三田牛、三田米が美味しい兵庫県三田市
まいどまいど! 江戸幕府が倒幕後、明治維新が勃発した1868年。 このときの衝撃が今でも語り継がれ、ペリーの黒船来航をはじめ、日本の永遠のテーマとなりうるできごとであった。 時を同じくして、兵庫県神戸市には近代港の「神戸港」が開港。 国際貿易の拠点として多くの人が当地に集まり、神戸の発展に携わっていたが、その中に、三田市出身の九鬼氏がいた。 九鬼氏とはもとは三重県の水軍であったが、三田に移住後、三田城の城主を務め、以後、神戸の元町や三ノ宮など繁華街の都市開発に携わった。 また、兵庫県三田市は、ビールのふるさととしても知られ、ビールの醸造に成功した川本幸民の出身地。 今でも根強い人気を集め、日本の化学の祖としても知られている。 その他、自然豊かな地域を利用した都市公園が整備され、周辺には、有馬富士などを代表とする景勝地、彫刻家による風のミュージアムという屋外のミュージアムの常設展示、三田牛、三田米が美味しいと評判で、多方面に人気を集めている。 さらに、奈良との関係も深く、市内には大和の国から分祀して建立した三田神社も鎮座。 歴史に文化にそして、美味しいグルメと出会うなら、兵庫県三田市へ!
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兵庫県三田市で活躍するマスコットキャラクター。 左はキッピー。 男。 7月1日生まれ。 キッピーの「キ」はキジの「キ」と緑の「木」、幸せを意味する「ハッピー」が由来。 中はチャッピー。 11月16日生まれ。 赤ちゃん。 チャッピーには、チャレンジ精神旺盛な元気な子になって欲しいという思いが由来。 右はキャッピー。 女。 誕生日は、キッピーと同じ7月1日生まれ。 花の街の「ハ」と、キッピーや三田市を幸せにするという意味が由来。
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えべっちゃん
兵庫県三田市の「町おこし市民グループさしすせその会」に所属し、兵庫県三田市の観光大使として活躍するマスコットキャラクター。 えべっちゃんは思いやりの心を大切する一方、マイペースで照れ屋。
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福むすび
好物は、おにぎり。 いつもおにぎりの形をした「福むすび」を持ち歩き、投げることも。 このおにぎりは、みんなが笑顔に、みんなが幸せにな〜れ!という思いが込められている。 そのため、福むすびを受け取ったときは、ただ投げ返すのではなく、辛い思い、悲しい気持ちをその福むすびに込めるといいとか。 えべっちゃんは、その辛く悲しい思いを食べてくれるという。
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兵庫県三田市は、自然豊かな地域として知られ、ここで栽培、飼育されている三田米や三田牛、三田肉が美味しい。 また、兵庫県有馬富士公園、人と自然の博物館をはじめとする観光名所が充実。 その他、三田市内の観光に関する情報は、JR西日本三田駅前にある三田市総合案内所がおすすめ。
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JR西日本または神戸電鉄の停車駅。 神戸電鉄では当駅を終点とする三田線に加え、横山駅から分岐する公園都市線の列車も乗り入れている。
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小寺公園内にある石碑。 当地は三田藩士・小寺泰次郎の誕生の地として知られている。 1836年、生まれ。 1868年の明治維新により混乱し、困窮した三田藩の財政を立て直すべく、九鬼隆義、白洲退蔵(白洲次郎の祖父)らとともに兵庫・神戸で事業を起こし、「志摩三商会」など実業家として成功。 外航船の着岸に有利な点に着目して兵庫港周辺の元町・三宮界隈の土地を買収し、大富豪に。 1885年、小寺の私邸「蘇鉄園」を建設、1911年に完成。 1941年、神戸市が譲り受け、名称を中国易経の「和悦相楽」を由来とする「相楽園」と改称。
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小寺泰次郎誕生の地
泰次郎の長男、小寺謙吉は1897年、米国で留学、エール、コロンビア、ジョンズ・ホプキンスの各大学で法律・政治学を学び、学位を取得。 欧州ではハイデルベルク、ジュネーブ両大学でも国際法学を学ぶ。 日露戦争時には諸外国の従軍記者相手のスポークスマンを務めて兵役を終えた。 1904年、31歳(当時の最年少記録)で兵庫県選出の衆議院議員に当選。 6期連続当選を果たす国際政治に精通した「学者代議士」の誕生。
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小寺泰次郎誕生の地
三田中学(三田学園中学校・高等学校)を開校。 1947年、神戸市長選挙に出馬、第11代(公選初代)神戸市長に選出。 財源対策のため、宝くじの発行、市営競馬(尼崎市の園田競馬場で開催)及び市営競輪(神戸市兵庫区の神戸競輪場で開催)等の実施。 日本貿易産業博覧会(神戸博覧会)を1950年に開催。
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1954年、兵庫県の保健所として建設された。 木造2階建。 施設では、三田市出身の科学者川本幸民にちなみ、幸民ゆかりの品や理科実験のほか、歴史・民俗資料を活かした郷土学習、体験学習や高齢者の認知症予防に関する回想法の講座などが行われている。
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明治時代、洋風建築と和風建築の意匠が混在した全国でも数少ない「擬洋風建築」として建設された。 三田藩家老職を代々勤めた九鬼家の住宅として知られ、設計は、当主であった九鬼隆範が自ら描いたとか。 元々、九鬼家とは藤原北家熊野別当の末裔で三重県尾鷲市で起こり、三重県鳥羽市を拠点に九鬼水軍を統率、秀吉の九州征伐や朝鮮出兵で水軍総督を務めた大名。 守隆の死後、五男の久隆と三男の隆季との間に家督争いが勃発し、水軍力を恐れた徳川家光は九鬼氏を分割、内陸の三田と綾部に移封させた。 これにより九鬼氏は鳥羽の地と水軍を失い、宗家を三田に移し、三田藩を統治することになる。
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日本で初めてとなる民間博物館「三田博物館」が開館。 1914年、帝国博物館総長の九鬼隆一の提唱により、旧有馬郡役所の建物を洋風木造2階建てに改装し、開設。 九鬼隆一が収集した美術品を展示していたが、1941年に閉館。 邸内に九鬼隆一を顕彰する銅像が建立されていたが、太平洋戦争中に供出された。 また、桜之馬場跡としても知られ、かつては三田城の一部であったとか。
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三田城の前身、車瀬城が築城。 城主は、摂津有馬氏、九鬼氏ら。 財政は入封早々より行き詰まっていたとか。 2代隆昌により、藩の機構が整えられた。 7代隆由により、藩校の国光館を開く。 8代隆邑により、増税され農民一揆が勃発。 10代隆国により、江戸城神田橋御門・常盤橋御門番を務めた功績を称え、城主格大名に。 藩校の国光館が新たに造士館となった。 13代隆義は藩政改革を行い、軍隊を洋式に改めた。 明治維新が起こると、白洲退蔵、小寺泰次郎らとともに輸入商社の志摩三商会を設立。 神戸港周辺の都市開発や神戸女学院の前身、女子寄宿学校・神戸ホームの創立に関わった。
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幕末から明治時代にかけて活躍した蘭学者の川本幸民
日本の化学の祖とも。 父は三田藩侍医の川本周安。 三田藩藩主九鬼隆国に命ぜられ江戸に留学。 足立長雋、坪井信道らに蘭学を学び、物理・化学に精通。 藩医となり、薩摩藩藩主島津斉彬に見出され、薩摩藩籍となる。 薩摩藩校学頭、蕃書調所教授を歴任後、英蘭塾を開校。 白砂糖、マッチ、銀板写真、さらに日本で初めてとなるビールを試醸。 浅草の曹源寺で試飲会を開催。
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本尊は、釈迦牟尼仏。 旧三田藩主九鬼家の菩提寺として知られている。 位牌堂以外全て江戸時代に建設されたとか。 本堂正面の庭では、梅・桜・さつき・紅葉などの名所となり、見物客でにぎわう。 旧三田藩歴代の墓所として知られ、白洲次郎・正子、九鬼隆一など多数の墓がある。 1633年、勢州鳥羽より移封された九鬼氏が、家代々の宗廟として、旧領の菩薩寺常安寺の覚雄是的和尚を開祖として建立した。 また、山門は関ヶ原戦後、時の領主有馬豊氏が豊臣家から譲り受けた有馬温泉御殿の遺構の一部と伝える。
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ロースハム、和牛ステーキ。三田青磁などが楽しめるレストラン。 メニューは黒毛和牛ステーキをはじめ、チーズ盛り合わせ、黒毛和牛唐揚げ、ローストビーフなど。 レストランでは三田青磁を使用。 三田青磁は中国で1200年以上前に生まれた焼き物で、その特徴は青く澄んでいるところ。 日本には平安時代に上陸し、今に伝わるという。 江戸時代には日本国内で生産され、摂津三田、尾張瀬戸、肥前三河内の3カ所。 そして三田屋本店で復活したという貴重なもの。 レストランではピアノの生演奏。 ゆったりまったりとした時間が流れる中で聞こえてくるピアノの演奏は特別な空間。
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もも肉を使用した黒毛和牛ステーキランチ
もも肉を使用した黒毛和牛ステーキランチ。
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デザート
デザートにアイスクリーム。
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有馬能舞台
1987年、建立。 一流の出演者による能・狂言を定期的に上演。 三田屋本店だけの特別な時間を過ごすことができる。
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自然史・地球史を主とする博物館。 テーマは、「人と自然の共生」。 1992年、フラワータウンに開館した。 愛称は「ひとはく」。 施設内では「兵庫の自然誌」「人と自然」「新しい文化」「生物の世界」「地球、生命と大地」という5つの分野にわかれている。 2006年、兵庫県丹波市山南町の篠山川河床の篠山層群下部層(白亜紀前期1億4000万から1億2000万年前)で発見された国内最大級の恐竜で草食のティタノサウルス類(竜脚類)とみられる化石(丹波竜)の調査・発掘にも携っているとか。
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生菓子(ケーキ)とバウムクーヘン、焼き菓子などを製造販売する洋菓子専門店。 2003年、パティシエの小山進氏によって創業。 小山氏は京都の洋菓子職人の家に生まれ、神戸の洋菓子店「スイス菓子ハイジ」で修業。 周辺にはカフェ、ショコラブティック「Rozilla」、パン工房、複合空間「FRAME」、ギフトサロン、「子どもと大人をつなぐパティスリー 未来製作所」など8ブランドの店舗や施設が建ち並ぶ。 「お菓子のテーマパーク」「スイーツの一大ワンダーランド」などと呼ばれることも。 テレビ番組「TVチャンピオン」味覚部門第1位を受賞。
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ロールケーキ「小山ロール」
ロールケーキ「小山ロール」はショコラの本場フランスでも好評であるとか。 ケーキを作る際「どんなものを作りたいか」よりも「どんな想いを伝えたいのか」を考えるため、コンセプトがない商品はない。 「すべての想い」=「ストーリー」を商品に入れ込む。 バウムクーヘンに使用する卵は、兵庫県多可郡多可町加美産。 子供時代を多可町で過ごした歴史と幼少期の木にまつわる想い出をバウムクーヘン作りに重ね合わせている。
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ショコラなどを製造販売する洋菓子専門店。 外観は石造りの要塞を思わせる造り。 コンセプトは路地裏とゴジラを掛け合わせたネーミング「大の大人が本気で作る秘密基地」。 a・ZITTO(アジト)ではセミナーも開催される。
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洋菓子
クッキーなどの洋菓子も。
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三輪神社は、日本最古とされる大和の国一之宮・大神神社から分祀。 祭神は、大己貴神。 出雲大社の祭神として知られる大国主大神の幸魂で、健康で豊かになるようにとの願いが込められている。
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三輪神社の裏に位置する三輪明神窯跡は、1799年から1944年にかけて、青磁、染付け、色絵、白磁などの製品を生産していたとか。 そのなかでも「三田青磁」は優れた製品として称賛され、発掘調査等により出土した製品が展示、保存され、見学することができる。 また、当時、実際に使用していたという連房式窯跡の見学、体験学習が可能。
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2001年、開園。 テーマは、みんなでつくるふるさと公園。 兵庫県民とのパートナーシップによる公園づくりを行っているのが特徴。 ここでは、自然体験や生物の観察ができる棚田、鳥の道、林・水辺・草地の生態園やかやぶき民家がある。 三田の民話に基づく創作遊具施設である「あそびの王国」が完成、2007年5月には「休養ゾーン」が開園。
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パークセンター
昆虫のこと、自然のことを詳しく知る、体験することができる。
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有馬富士
標高374m。 北東には、花山法皇が隠棲した花山院菩提寺がある。 「有馬富士ふもとの霧は海に似て波かときけば小野の松風」と詠歌にも詠まれているとか。
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兵庫県立有馬富士公園の休養ゾーンに常設展示される野外ミュージアム。 里山風車には、発電機能があり、夜間には小屋に取り付けた照明が風車を照らし出すという。
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里山風車
兵庫県三田市在住で風や水で動く作品で知られる彫刻家の新宮 晋が兵庫県に寄贈した「里山風車」と風で動く12点の彫刻が、展示。 世界で初めての野外ミュージアム。
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風のミュージアム
彫刻家の新宮 晋さんは、1937年、大阪生まれ。 東京芸術大学絵画科を卒業後、イタリアに留学。 滞在中、風で動く作品を作り始め、現在でも、自然エネルギーで動く作品を作り続けている。 ハーバード大学視覚芸術センター客員芸術家とも。
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清酒「千鳥正宗」醸造元 1889年、創業。 当初、醤油の醸造元であったが、酒造業となった。 古くは「山草正宗」と銘じていたが、「千鳥正宗」に商標を改めた。 「千鳥」は縁起の良いものとされ、古くより茶道では「千鳥」という酒の酌み交わし方があるとか。 明治時代には周辺に14軒の造り酒屋があったが1軒が現存するのみとなった。
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茅葺屋根
建屋の茅葺屋根が特徴で現在でも葺き替えているとか。
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波豆川農業生産組合によるコスモス畑。 見ごろを迎える時期には約10万本のコスモスが色鮮やかに咲き誇る。