
金沢、日帰りで加賀藩主ゆかりのスポットを巡る…!
石川金沢、日帰りで加賀藩主ゆかりのスポットを巡る…!
名古屋から特急”しらさぎ”を利用して、初めての”日帰りの金沢旅行”にチャレンジしました。 金沢滞在時間は、お土産ショッピングの時間を含めて8時間ほどです。 今回のテーマは”加賀藩主前田家ゆかりのスポット巡り”にしました。 8時間という制約があるので、回るのは金沢中心部だけです。 AからHまで全部歩きで回りました。 金沢の代表的な観光スポットをたくさん見て回ることができます。 このコースは、歴史ファンの方はもちろん、初めて金沢を訪れる方にもお勧めです。 まず、JR金沢駅をスタートし、バスで”兼六園”へ。その後”成巽閣”を見学。金沢神社”に参拝。 美術館カフェで昼食の後、”天徳院”、”金沢城”、”玉泉院丸庭園”を見学。 最後は、”尾山神社”に参拝して、バスでJR金沢駅へ。 金沢駅でお土産と駅弁を買って、最終の特急”しらさぎ”で帰りました。
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金沢の代表的な観光スポットである兼六園は、百万石の加賀藩主、前田家ゆかりの大名庭園です。 歴代藩主が約180年かかって築きあげた歴史を感じさせる庭園…。広い園内は、みどころがいっぱいです。 桜の季節、新緑の季節、紅葉の季節、それぞれに趣があります。 上の写真は兼六園のシンボルともいわれる”ことじ灯篭”です。 桜の満開の頃など、季節の花の見ごろの時、それぞれ1週間ほど無料開園もあります。
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唐崎の松に注目…!
兼六園の中で一番印象的だったのが、見事な枝ぶりの唐崎の松です。13代藩主が滋賀県の唐崎から種子を取り寄せて育てた松だとか…。
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眺望台の桜が見事…!
ちょうど桜の満開の時期に行きました。周囲の山々、金沢の街を見下ろす高台は、桜でいっぱい。歴代藩主さまもここからの眺めを楽しんだのでしょうね。
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雁行橋に注目…!
11枚の石でできた橋です。雁が列をなして飛んでいく姿に見立てています。園内には小川が流れ、水辺に咲く花に、ゆるやかな水の流れに、見ているだけで心が癒されます。
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根上がり松に注目…!
13代藩主さまが植えた松の木です。松が成長した後、根本の土を取り除いたらこんな姿になったそうです。今では随分大きな松に成長しましたね~。
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金城霊澤で金運アップ…?
「金沢」の地名の由来がここにありました。昔、ここでイモを洗ったら砂金が見つかったという話が伝わっています。金運アップを願ってここにコインを投げ入れる人がいますが、コインはお役所のものになり、金運アップするのはお役所だけ…!という説も…。
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武家屋敷を発見…!
金城霊澤のそばに、風格式ある佇まいの武家屋敷を発見。これは、元加賀前田家の重臣、津田玄蕃の屋敷でした。今は、兼六園管理事務所になっています。残念ながら内部は非公開です。
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加賀藩主、前田家13代藩主さまが造営した、お母様のための御殿です。兼六園のすぐ隣にあります。 江戸時代末期の1863年に完成。加賀百万石の財力と高い文化が感じられます。 上の写真は、”謁見の間”。公式の御対面所で、欄間の彫刻など”和ゴージャス”な空間です。 2階は、数寄屋風の凝った造りの部屋が7室…。色壁の使用に特徴があります。 また、毎年春に開催されるひな人形、雛道具の特別展示も見ごたえあります。
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松の間、ガラス絵に注目…!
松の間は、ご休憩の間です。書院の障子の下には、オランダ渡来のガラス絵がはめ込まれていました。小鳥の美しい絵が描かれています。江戸末期にこんなおしゃれなデザインがあったなんて驚きです。
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つくしの縁に注目…!
開放的な庭が広がっています。見回せば、この廊下には柱がない…!これは、てこの原理で屋根を支えているから。柱がないので広がりを感じさせるのですね。廊下は鴬張りになっていて、人の気配を知らせるものでした。
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群青の間、群青書見の間に注目…!
”群青の間”は、フランスから輸入された顔料、ウルトラマリンブルーが用いられた部屋です。色鮮やかな天井が印象的でした。この群青は、日本に輸入されたごく初期のもので、当時は非常に高価で貴重なものだったそうです。
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網代の間、”火伏せ人形”に注目…!
網代の間には”火伏せ人形”が祀られていました。徳川家から贈られたもので、江戸城が火事になっても、いつもこの人形のある部屋だけは被害を免れたとか…、不思議な話が伝わっています。
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加賀藩主前田家ゆかりの神社。兼六園の隣(もしかすると敷地内か…?)にあります。 前田家の祖先である学問の神様、菅原道真公を祀っています。 近年では学問成就のパワースポットとして注目されています。
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ラッキーを呼ぶ稲荷鳥居
加賀藩主前田家に喜びごとがあった度に一本ずつ奉納された、縁起のよい鳥居です。鳥居をくぐれば、藩主さまにあやかって、ラッキーなことを呼び寄せることができるかも…。
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お水取りもできます…!
境内にはおいしいお水の湧き出る井戸があります。金城霊澤と同じ水源のお水で、体によい成分がたくさん含まれているそうです。健康運アップが期待できそう…。
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古九谷の名品など、石川県の伝統的な美術品を収蔵する美術館。 加賀藩主前田家に伝わるコレクションの他、企画展示室での特別展も充実しています。 金沢神社からは、道路を渡ってすぐのところにあります。 この日は時間の都合により美術館を見るのはパス。 美術館のカフェでランチにしました。 とてもいい雰囲気のカフェ。オススメです。
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ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ
石川県立美術館には居心地よくケーキのおいしいのカフェがあります。石川県七尾市出身のカリスマパティシエ、辻口博啓氏がプロデュースしています。
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森を眺めながら休憩…!
カフェのケーキが評判ですが、お店の雰囲気もステキです。全面ガラス張り。お庭の眺められる席が人気です。緑豊かな森を眺めながら、ちょっとゆっくり休憩できました。
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ランチもお勧め…!
ケーキの他にスープの付くランチもあります。ランチはリゾットとパスタの2種類あって、10食限定だそうです。平日でも特別展開催中は混み合っているみたいなので、お早目に…!
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ショップでお土産を…!
カフェの隣のショップには、ケーキをはじめ、いろいろなスイーツが並んでいます。金沢らしいお土産を発見…!兼六園の雪吊りの縄をイメージした焼き菓子、”YUKIZURI”です。雪に見立てたシュガーにほのかに梅の香が…。
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常設展も特別展も充実
国宝の色絵雉香炉は、専用の展示室でいつでも見ることができます。特別展も注目しています。前田家ゆかりの文化財を多数展示する特別展も開催され、見に行ってきました…!
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加賀藩主前田家に、徳川家から嫁いだ天徳院珠姫の菩提寺です。 前田家と徳川家が微妙な対立関係にあった江戸時代初期のこと。 両家の平和を保つため、家康の孫娘、珠姫は3歳で前田家3代藩主利常公に輿入れしました。 14歳で正式に妻となり、24歳で亡くなるまで、両家の融和に心を尽くしました。 政略結婚ではありましたが仲睦まじく、二人の間には10年間の結婚生活の間に8人の子供があったとか…。 お寺では、そんな珠姫の物語をからくり人形のステージにして、毎日上演しています。 金沢神社からは20分ほど歩きました。バスもありましたが…。。
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金運アップの弁天さま
お寺に祀られている”水かけ金洗い弁財天”さまは、金運アップのご利益があるそうです。弁天さまのお水でコインを洗うと福銭になって、たくさん仲間を連れて帰ってくるそうです。
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珠姫さんゆかりのお寺
お寺では、江戸初期に徳川家と前田家の絆を深めるため嫁いだ珠姫さまをからくり人形劇にして上演しています。珠姫さまゆかりの宝物や、信仰された虚空蔵菩薩も拝観できます。奥には美しい庭園も…。
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待ち時間にお抹茶は…?
からくり人形ステージが始まるまでの待ち時間にお抹茶とお菓子をいただきました。「あいおい」というお茶菓子は、前田利常公と珠姫さまをイメージして作られたものだそうです。
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天徳院から次の目的地、金沢城へ歩く途中、「加賀藩祖、前田利家公とお松の寺、宝円寺」の看板を見つけたので立ち寄りました。 前田利家公が創建し、前田家代々の菩提寺となっていました。 昔は豪壮華麗な建物の並ぶお寺だったそうですが、火災によりすべてを失い、本堂だけ再建されたそうです。 一般公開されていると聞きましたが、ちょうどお留守のようで、今回は内部を見せていただくことはできませんでした。
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お寺には、利家公の髪が埋められている…?
慶長4年、利家公が、伏見城で徳川家康と会見する時、死を覚悟で臨んだそうです。会見の前に自画像と自分の髪をこのお寺の御影堂に埋めた…との伝承があります。
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金沢の代表的な観光スポット、金沢城は藩主前田家の居城です。 移転した金沢大学の跡地には、少しずつ昔の絵図や古文書に基づいてお城の復元が進められています。 来るたびに美しく、そして充実してきたと感じます。 2015年春に橋爪門と玉泉院丸庭園が復元されました。
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桜の季節は感動的です…!
ちょうど桜の満開の時、訪れました。どこも全部、絵になる風景です。金沢城のデザインの特徴は、鉄板で保護された黒い隅柱と優美な白壁のコントラストです。
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復元された玉泉院丸庭園
三代藩主利常公により作庭された大名庭園です。明治時代に廃絶されましたが、平成25年から発掘調査をし、絵図、文献に従い、整備、復元されました。
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玉泉庵でお抹茶を…!
復元された玉泉院丸庭園の中、江戸時代には、庭を整備管理する役所が置かれたそうです。ここに休憩所「玉泉庵」が作られ、庭園を一望することができます。和室で呈茶もあります。(720円)季節の和菓子、九谷焼の器も楽しめます。
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菱櫓は南蛮寺にそっくり…!
15年ほど前に復元され美しい姿を見せる菱櫓は、京都の南蛮寺の絵図にそっくり。これは偶然か…?慶長期の改修時にキリシタン武将、高山右近が関わったためではないか…?とも、言われています。
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玉泉院丸庭園を見学した後、坂を降りていくと、尾山神社はすぐ近くにありました。 初代加賀藩主前田利家公と正室であるお松の方を祀る神社です。 ここで利家公を祀るようになったのは明治時代になってから…。 徳川家に遠慮して、利家公は江戸時代の間、卯辰山八幡宮に密かに祀られていたそうです。 この神社は、藩主前田家の金谷御殿の跡地だそうで、元御殿の庭園だったお庭も残されています。 尾山神社まで来た時は、もう夕方になってしまいました。 ”南町”のバス停からバスでJR金沢駅に戻りました。
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神苑は”楽器の庭”…!
元藩主前田家の御殿(金谷御殿)の庭だったところが神苑になっていました。”琵琶島””鳳笙島”など、古代舞楽の楽器に見が立てた大名庭園が広がっています。
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前田利家公に注目…!
戦国の世を生き抜いた、若き日の前田利家公の姿がありました。若き日は戦乱に明け暮れ、晩年は豊臣家、徳川家との間に入って苦労された生涯だったようです。
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ステンドグラスの神門
尾山神社のシンボルともいえるステンドグラスの神門です。明治になってから作られたもので、三層目は、ギヤマン張り。和洋折衷、ちょっと中国風でもある珍しい門です。
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東の神門にも注目…!
旧金沢城の二の丸唐門が尾山神社に移されています。裏側は質素ですが、表側には豪華な彫刻があります。金沢城は度々火災にあいましたが、この門の龍が水を呼んで焼失を免れたと伝えられています。
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金沢駅では列車の時間までに、カフェで休憩、お土産、お弁当を買いました。昔からあるお店も新しい商品を出していますし、新しい金沢土産も登場しています。今回ゲットしたものを紹介します。
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森八の”さくら最中”
森八は、昔からある老舗のお菓子屋さんです。落雁の”長生殿”が看板商品ですが、さくらの季節の”さくら最中”も二色の皮と餡が楽しめる素敵なお土産でした。
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まめや金沢萬久のまめ菓子
新しい金沢土産の代表としては、この豆菓子です。パッケージもかわいい…!うさぎ、パンダ、猫、金沢らしい絵柄も…。みたらし団子味のお豆がおいしかったです。
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金かすてら「野遊びうさぎ」
金箔を貼ったカステラを見つけました。「まめや萬久」の商品です。野遊びうさぎのカット入り。型抜きしながら食べていくと、金色のうさぎさんの形に…!
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不室屋のカフェと”すだれ麩”
生麩でできた花見団子とお茶のセットです。黒蜜ときなこを付けていただきます。我が家で”治部煮”を作る時に欠かせない”すだれ麩”も爆買い(?)しました。金沢以外で入手するのは難しいです。
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お弁当は、”利家御前”です
大友楼の”利家御前”は、前田利家公をはじめ歴代藩主の宴席メニューを現代風にアレンジしたものだとか…。伝統的な加賀料理の治部煮がメイン。列車の中で手軽にお殿様気分を味わえるお弁当です。
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