
奈良、金運アップのパワースポット&萩の寺で仏像めぐり
奈良奈良、金運アップのパワースポット&萩の寺で仏像めぐり
毎年秋になると、仏像マニアさんと一緒に奈良へ行き、パワースポットや美しい仏像のあるお寺を訪れています。 今回は、金運アップのパワースポットとして知られる大和郡山の”源九郎稲荷”へ行きました。 小さなお社ですが、源義経ゆかりの歴史あるお社です。 そして奈良市にある”白毫寺”、”新薬師寺”を訪れました。 仏像マニアさんは、「東大寺とか興福寺、法隆寺など有名どころの仏像は全部見ちゃった…という方にお勧め…!ちょっと地味だけど、個性豊かな素晴らしい仏像に出会えるお寺です。」とのことです。 何回か訪れたことのあるお寺ですが、今回「仏像のここに注目…!」という見どころを詳しく教えてもらったので、ぐっと印象が深まりました。 2つのお寺は、萩の寺としても知られています。古寺の風景を彩る萩の花に心癒されました。 2つのお寺の近くにある”花”という、古民家をそのまま使った糀料理の店でランチにしました。 お土産を買った”菊屋”も紹介します。ここもオススメです…!
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近鉄郡山駅から歩いて10分ほどのところにある小さなお社。 日本三大稲荷の一つと言われ、古い歴史を持つ神社です。 「源九郎」とは源義経から贈られた名前だと言われています。 ここのお稲荷さんが、兄、源頼朝に追われていた源義経の窮地を何度も助けたと伝えられています。 現在では、金運アップのパワースポットとして信仰されています。
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参道も歴史を感じます
近鉄郡山駅から歩いて行くと、こんな昔の面影を残す町並みが…!いつか取り壊されるかもしれないとのこと。「源九郎稲荷」の旗が並ぶの参道を行くと、奥に小さな社殿がありました。
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お願いは具体的に…!
「こんにちわ~!」と、社務所の方が声をかけて下さいました。「金運アップ祈願なら、具体的にね~。」とのこと。「お給料、月○万円アップ…!」とお願いするのがいいそうです。
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カワイイ絵馬がいっぱい
絵馬にお願いを書いて奉納するのもいいですね。昔からこの地区の人々に信仰されていたそうですが、スピリチュアル関係の書籍で紹介されてから、全国からお参りの人が来るようになったそうです。
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狐さんが笑ってる…?
お稲荷さんの狐さんって、普通、目がつり上がっていたり、歯をむき出していたり、怖~い顔していませんか…?ここの狐さんは、宝珠や巻物をくわえて笑っているような感じです。
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金運アップのマスコット
参拝記念にマスコットのキツネさんをゲット…!社務所の方は「お願いが叶ったらお礼参りも忘れずにね~。」では、「お稲荷さん、大和郡山までのお礼参りの交通費も一緒にお願いね~。」
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菊屋は創業400年以上の歴史を持つ和菓子屋さんです。 豊臣秀吉も好んだ”お城の口餅”で知られています。 お土産に伝統の味、”お城の口餅”とカラフルな干菓子”金魚すくい”をゲットしました。
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歴史ある佇まいです
お店は昔ながらの商家の雰囲気を今に伝えています。城下町、大和郡山らしい情緒を感じました。
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”金魚すくい”パッケージ
金魚鉢と黒猫のイラストがかわいいパッケージです。小さな箱なのでかさばらない、素敵なお土産です。
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”金魚すくい”中身
中身は、色とりどりの金魚がかわいい干菓子です。 お抹茶にも珈琲にもよく合いました。
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奈良の中心街にひっそり佇む古い歴史を持つ神社です。 ちょっと珍しい”おまんじゅうの神様”として知られています。 この神社の境内に、”源九郎稲荷神社”の小さな祠もあります。 ここも金運アップのパワースポットだそうです。 近鉄奈良駅のそばで、とてもアクセスのよいところにあります。
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ここにも源九郎稲荷が…!
漢国神社の入口にも、源九郎稲荷神社があります。大和郡山の本社(?)の”奈良出張所”のような感じでしょうか…。「大和郡山に行く時間がない時はここにお参りを…。」と教えてもらいました。
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いい眺めでしょ…! 白毫寺は高円山の中腹にあるお寺。参道の石段を上がると奈良市街から生駒山まで見渡すことができます。 天平時代、天智天皇の皇子だった志貴皇子の山荘だっと所をお寺に改めたそうです。 また、弘法大師の師、勤操僧都が創建した岩淵寺の一院とも言われています。 奈良の古寺らしい、ひなびた雰囲気が味わえるオススメのお寺です。仏像などの見どころも…!
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志貴皇子ゆかりのお寺です
志貴皇子は優れた万葉歌人として知られています。奈良時代から萩の名所だったこの地に暮らしていました。また万葉集には、皇子が亡くなられた時、民衆が詠んだ悲しみの歌も残されています。
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萩の参道がステキ…!
参道が風情あります。崩れかけた土塀の両脇に萩が生い茂り、さやさやと風に揺れていました。万葉集に詠まれた「高円の 野辺の秋萩いたづらに 咲き散るらむ 見る人無しに」の歌を思い出します。
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萩の生育がいまひとつ…?
近年、参道の萩の生育が今ひとつだとか…。確かに、以前は萩が参道に覆いかぶさるように生い茂り、もっとたくさんの花が咲いていたように思います。猛暑、天候不順の影響でしょうか…?
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まず本堂にお参りします
本堂は17世紀、白毫寺再興の時に建てられたものです。重要文化財に指定されている仏像は宝蔵に移されていますので、ほの暗いお堂の中はひっそりとした印象です。でも、ここに注目したい仏さまが…!
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菩薩さまのポーズに注目…!
本堂の阿弥陀如来さまの両脇の小さな菩薩さまに注目を…!ひざまずき、ぐっと前かがみ…。独特のポーズです。衣の裾が舞い上がり動きがあります。これは極楽浄土からお迎えに来た姿だとか…。
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宝蔵、”宝殿”は必見です
宝蔵には重要文化財の仏像が集められています。ご本尊の阿弥陀如来さま他、迫力ある閻魔王、その眷属である司命、司録像など多くの仏像が並んでいて、間近でお目にかかることができます。
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阿弥陀如来さまに注目…!
ご本尊の阿弥陀如来さまは本堂ではなく、宝蔵”宝殿”に祀られています。平安から鎌倉期に作られた、穏やかなお顔の定朝様式です。ちなみに本堂の阿弥陀様は室町期のもの。作風の違いを見比べてみましょう。
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迫力の閻魔さまに注目…!
”宝殿”で最も印象的だったのがこの閻魔さまです。鎌倉時代のもので重要文化財。口をぱかっと開いて、鋭い眼でじっと見るお姿はすごい迫力…。でもどこかおおらかで親しみを感じました。 。
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春は五色椿を…!
境内には樹齢約450年の椿の古木があります。春になると、一つの樹に白、淡紅、赤、赤白絞りなど、さまざまな色の花が咲きます。一度、椿の盛りの時期に行ったことがありますが、その美しさは今でも記憶にあります。
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眺望スポットも…!
本堂の横には、小さな苔と石の庭が作られていました。そこが眺望スポット。庭の向こうに奈良市街が一望できます。平城京跡も見降ろせます。その昔、志貴皇子もここから奈良の都を眺めたかも…。
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志貴親王御忌
白毫寺では毎年、敬老の日に”志貴親王御忌”が執り行われています。萩の花など万葉の花を供え、法要が行われます。筝曲や歌の奉納もあり、親王を偲ぶ静かなひと時を過ごすことができました。
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白毫寺と新薬師寺の中間地点に糀料理の古民家レストラン”花”があります。 小さなお店なので、予約がお勧めです。 地元の食材と発酵調味料をふんだんに使った、他では味わえないお料理がいろいろ…。
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隠れ家的存在かも…。
このお店は奈良の中心部からちょっと離れているので、まだ穴場的存在ではないでしょうか…?奈良の人気店はほとんど行った…という”仏像マニア”さんもこのお店は知らなかったそうです。
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古民家をリノベーション
お店は、古民家にちょっと手を加えて再生した感じ…。室内も昔からあるものを生かしたインテリアです。お料理もお店の雰囲気も、イラスト入りのお料理の説明書も、手造りの温かみを感じるものでした。
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これが”花盆”コース
ランチは1850円の「花盆コース」にしました。納豆甘糀・塩糀豆腐・季節のサラダ・糀の和え物・醤油糀の炊き込みご飯、メインはお肉かお魚を選びます。お料理の詳しい説明もありました。健康にいい”ゆる薬膳”だそうです。
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糀デザート盛り合わせ
プラス250円でデザートを”糀デザート盛り合わせ”に変更できました。ゆず餡、ココナツ風味のお饅頭が絶品です。飲み物は”当帰葉茶”をチョイス。珍しいお菓子が並ぶデザートプレートはお勧めです。
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糀製品も置いてます
店内の一角では、お料理に登場する糀製品や、”くこの実”など健康にいい自然食品も売っています。”発酵ごはん料理コース”など毎月月替わりメニューで料理教室も開いているそうです。
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天平時代、聖武天皇の眼病平癒を祈って、光明皇后が建てたお寺と伝えられています。 天平時代の建物は現在の本堂だけ。他は鎌倉時代の建物です。 国宝の薬師如来、十二神将など仏像の傑作で知られており、仏像マニアにはたまらない魅力を持つお寺です。 萩の寺としても知られています。
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まず本堂を眺めます
初めて訪れた時、ここに立って本堂を眺めて「お~!天平時代にタイムスリップだ~!」と嬉しさがこみ上げてきた思い出があります。当時はもっと寂れたような雰囲気があったように思うのですが…。
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本堂に入ります
本堂は新薬師寺に残るただ一つの天平建築です。この建物は最初、本堂ではなかったとか…。もとは食堂か修法を行う建物だったようです。台風で倒壊した金堂の仏像をここに移したそうです。
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本尊薬師如来さまに注目…!
本堂の中には中央にご本尊、薬師如来さまがおいでです。この仏さまはお堂より新しく、平安時代初期のものだそうです。大きな目が特徴。眼病を治す薬師さまにふさわしいお姿かも…。
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十二神将さまに注目…!
荘厳な雰囲気の中、十二神将さまが薬師如来さまを囲んでいます。12体の内、11体が天平彫刻の傑作で国宝。1体は新しく補われたものです。そっくりに作られていて、どれが新しいものか、ぱっと見ただけではわかりにくいです。
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人気の伐折羅(バサラ)大将
十二神将はそれぞれ独特の表情、動きのあるポーズで並んでいます。仏像マニアさんの間では、伐折羅大将さまが一番人気だそうです。この仏さま、ちょっと写真写りが良すぎかも…。
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年齢がわかる…?お参りです
十二神将の中、自分の干支の仏さまにお参りすると、ご利益あるそうです。自分の干支の仏さまの前で、蝋燭に火を灯してお参りするとご利益あるかも…。
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盗難にあった香薬師さま
3度盗難にあった香薬師さま。お堂の中にレプリカが祀られていました。穏やかな表情の小さな白鳳仏です。最近、右手だけが発見され、お寺に戻ってきました。11月12日まで公開されています。胴体も発見されることを願っています。
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