日本一お米が美味しい!?稲が美しい稲美町を散歩
兵庫日本一お米が美味しい!?稲が美しい稲美町を散歩
まいどまいど! 稲が美しいと書いて「いなみちょう」と読む稲美町。 散策していくと住宅街や工場地帯、そして、田畑が広がる場所などいろんな顔がおます。 町内では近畿地方で最大規模とも言われるJAの直売所がおまして、東播(東播磨)地域(播磨町・稲美町、明石市、加古川市、高砂市など)で収穫された新鮮な野菜や果物、明石市で水揚げされた魚や加古川和牛などが加工、販売されてまんねん。 まさに播磨地域の台所。 野菜を中心としたレストランは特に人気で、地域で話題になっとうねん(←関西地域の方言の一つの播州弁)。 決して納豆の話をしているワケではございません(笑) さて、兵庫県では、ため池の数が全国1位ってことを皆さん「知っとって」ですか? 矢継ぎ早に播州弁を放り込んでいますが(笑) 「知っとって」とは播州弁で「ご存知ですか」という尊敬語。 全国的に播州弁はあまり知られてへんねんけど、地元の人との交流を重ねていくうちに独特の播州弁を感じることができるかもしれまへん。 話は戻して天満大池は、兵庫県下では最古にして2番目にごっついことで知られ、憩いの場として親しまれとうねん。 稲美も何やらおもろおまっせ。
稲美町のマスコットキャラクターとして活躍する「いなっち」。 2004年、稲美町制施行50周年。 2005年、マスコットキャラクター「いなっち」が誕生。 「いなっち」は、町の特産品の「米」がモチーフ。 額には町花の「コスモス」、足元にはため池がある。
惣菜パンや菓子パンなどを製造販売する専門店。
惣菜パンや菓子パンなどを製造販売する専門店。 メニューは食パンやフランスパンなど。 ニシカワ食品が運営する。 1947年、創業。
パン
シナモンパンなど。
黒毛和牛を中心とする弁当・総菜の専門店。 テイクアウトのみ可能(店内飲食は新型コロナウイルス感染症拡大により終了)。 1978年、創業。 メニューは黒毛和牛ヒレステーキ、和牛ステーキ、黒豚ロースステーキ、、ジャンボハンバーグ弁当、和牛特製ハンバーガー、チキンカツ、和牛ビーフカレーなど。
かつめし
黒毛和牛を使用したかつめし弁当。 かつめしを中心にキャベツ、出汁巻き卵、から揚げ、スパゲッティ。
600年代、天満大池の前身、岡大池(蛸草大池)として築造。 加古郡を含む東播地方は全国で一番のため池地帯として知られ、その数は4万以上。 天満大池は、兵庫県下で最も古いため池として知られ、規模は、兵庫県下第二位である。 2010年、農林水産省のため池百選に選定された。 また、絶滅危惧種に指定されているアサザが生息。 アサザ観察会、アサザ里親プロジェクト、フォーラムなども開催されている。 また、池の中にある島には弁財天が祀られている。 他、公園では、ぶらんこ、滑り台などの遊具やバーベキューサイト、駐車場などが設置された。
JA兵庫南の大型農産物直売所「にじいろふぁーみん」は、近畿地方では最大規模(直売所として)。 東播地域で採れた農作物や明石浦で水揚げされた地魚、肉は加古川和牛、国産豚や鶏を加工、販売している。 出荷者として登録している組合員は現在約500人。 また、隣接するレストラン「にじいろレストラン」では、バイキング形式のランチとカフェが楽しめる。 ランチは野菜が中心で、30〜40品が並ぶ。
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祭神は、天満天神、大年大神(池大明神)、市杵島姫命(弁財天)。 元は、王子権現や隣接する天満大池を神格化した池大明神を祭神としていた。 菅原道真が大宰府に向かう途中、当地に立ち寄り、休息したとか。
大きなわらび餅と抹茶が有名なカフェ。 もちろん、店内ではランチなどを楽しむことができる。
わらび餅
重厚な箱にぎっしり詰められているため、お持ち帰りも可能。
わらび餅
一つ一つが大きく、弾力があり、きなこもたっぷり。
ランチ
ランチの時間帯には定食も。
1900年、長崎県発祥の文明堂。 もともと長崎で創業した文明堂は、中川安五郎、宮崎甚左衛門によって全国展開。 稲美工場では、製造・販売され、カステラや和菓子が主力商品。
周囲は田畑に囲まれ自然豊かな雰囲気漂う洋食屋。 オムライスやカレーライス、ハンバーグ定食、エビフライ定食、ミンチカツ定食、ビーフカツ定食など洋食ならではの定番メニューが並ぶ中、全国的にも珍しいメニューを見つけた。 それが、かつめしである。 かつめしとは、加古川市や高砂市などで古くから地域で愛されてきたご当地グルメの一つで、気軽に楽しむことができる。 かつめしとは、洋皿に盛ったご飯の上にビフカツ(または豚カツ)を乗せ、たれ(主にドミグラスソースをベースとしたもの)をかけて、ゆでたキャベツを添えた料理。
稲美中央公園内にある公共施設のアクアプラザと、稲美町立郷土資料館。 稲美中央公園では、草木が生い茂る自然豊かな雰囲気の中でスポーツなどを楽しむことができる。 また、アクアプラザでは、健康増進を目的としたトレーニングプールと温水プールなどがある。 稲美町立郷土資料館では、稲美町の歴史、文化の保存、公開を目的に設置され、稲美町のことが詳しく紹介されている。
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稲美町には約9万冊を数える本の貸し出しと、ビデオの視聴コーナー、そして、ホールや展示室などがある。 運営は、NPO法人ライブラリーCOSMO。 多くのボランティアスタッフによって運営されているとか。
今も昔も緑に恵まれた自然豊かな地域で、町内には多くの公園があり、近隣から多くの観光客が訪れる。 一方で、開発が進み、工業団地では工場・社屋が目立ち、一部では住宅街が目立つが、古の時代から変わらないのが、ため池という存在。 稲美町はもともと雨量が少なく、川も少ないので、田畑に利用するために多くのため池を築造し、今も残っている。 ここではそんな稲美町の歴史を保存し、一般公開している。
播州ぶどう園歴史の館
明治時代、田畑が広がる一方で、欧州産葡萄の栽培とワインの醸造などを目的に開設された国営の葡萄園「播州葡萄園」が設立された。 播州葡萄園は、殖産興業政策の国家プロジェクトの一つであったが、衰退。 現存する資料はほとんど残っていないとか。 ここでは、当時の関連施設の材木の一部や発掘調査で発見された遺物、写真パネルなどで「“幻の”播州葡萄園」を紹介している。
田畑に囲まれた自然豊かな場所に位置する古民家レストラン。 その他、プリンにもこだわっているといい、お土産としてお持ち帰りとする人も多いとか。
古民家レストラン
古民家を改築して2017年12月にオープン。 味噌と野菜にこだわったメニューをモーニング、ランチ、ディナーのそれぞれで楽しむことができる。
インスタ映え
最近、巷でブームとなっている、いわゆる「インスタ映え」にもこだわっているといい、色とりどりの野菜や定食メニューが並ぶ。
稲空ランチ
ご飯は玄米か雑穀米のどちらかを選択できるといい、雑穀米とした。 最初に運び込まれてきたのは、地元の食材を生かしたという色彩豊かな本日の野菜。 稲空ランチでは、特製やわらかローストポーク、小鉢5種、味噌汁、食前酒。
その他にも
単品も注文することができる。
月替わりランチ
月替わりでは、ハンバーグがメイン。
お口直し
ランチを注文すると最後にはお口直しとして甘味が登場する。
食パンや総菜パンなどを中心とするベーカリーショップ。 隣接する畑で栽培された国産小麦「せときらら」を使用。
カレーの味
淡路玉ねぎを使用したカレーの味のパン。
コロッケのバーガー
コロッケのバーガー。
兵庫県加古川市を中心に展開するレストラン。 店内はテーブル席のみ。 トーストを中心とするモーニングやランチなどを味わうことができる。 今回は加古川市や稲美町など播磨地域で古くから愛されてきた郷土料理の一つであるかつめし。
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毎年、桜が満開を迎える時期になると花見客で賑わう。 公園内には約700本に及ぶ多くの桜が植えられていて、散歩道が整備されている。 その他、遊具やトイレ、駐車場、そして、学問の神様として知られる草谷神社にも近い。
さくらの森公園
休日になると多くの花見客で賑わう公園も、平日は花見客も少なく、ほぼ独り占め。 あなただけの特別な時間をお過ごしください。
農業用溜池。 1661年、中西条村(加古川市八幡町)の庄屋加古沢兵衛、沼田喜平次、本岡治兵衛により築造。 兵庫県下最大の溜池。 広大なヨシ原が保存。 2023年11月、アニメ「ドラえもん」のひみつ道具の一つ「どこでもドア」が中山哲郎稲美町長により設置。 ドアは高さ約200cm、幅約80cm。 「見た人を笑顔にし、若い人に『こんなことしたい』との自由な発想が、実現できるということを伝えたい」との願いが込められているとか。