
ちょっとDeep台湾 南部台湾・屏東と高雄をもっと知る1泊2日
海外ちょっとDeep台湾 南部台湾・屏東と高雄をもっと知る1泊2日
南部台湾を代表する街「高雄」は、17世紀後半から清が統治を開始、この時代より高雄は重要な拠点となり「台湾府鳳山県(現在の左営)」が設けられました。 間もなくして「鳳山県城」が築かれ、約300年経った今もその名残をとどめています。 1858年に天津条約で開港の後は貿易港として、そして軍港としても栄え、「左営港」は現在も現役の軍港で、その付近には「海軍」にまつわる観光スポットもあります。 高雄のお隣の「屏東」は台湾最南端の県で、山も海も手つかずの自然が比較的多く残る所で、屏東南部の「墾丁」はマリンスポーツなどが大変盛んな所です。 近年「屏東」では都市計画が行われており、多くの歴史建築のリノベーションが進められていて、高雄から近い「屏東市」と「竹田」にも、観光スポットに生まれ変った所がありますのでご紹介いたしますね。 今回は、南部台湾・屏東と高雄のあまり知られていないスポットを、車でめぐる1泊2日の旅です。
このプランの行程
1日目
今回は高雄と屏東の旅です。 車をチャーターして新幹線左營駅から出発です!
32分
趣きのある木造の駅舎です。
1分
アジア最南端の日本語の図書館です。
30分
かわいいカフェやインスタで人気のかき氷屋さんもあります。
4分
4分
11分
20分
赤レンガの美しい建物のパイナップル缶詰工場跡です。
2分
3分
約110年前に造られた鉄橋が引退後、観光スポッツになりました。
42分
広くて明るいお部屋が魅力です。
5分
高雄港にあるアートパーク。夜も綺麗です。散策してみてはいかがでしょう。
8分
13分
2日目
23分
日本の軍艦と艦長をはじめ乗組員145名が祀られているお寺です。 日本と台湾の交流の場にもなっています。
16分
大谷光瑞氏の別荘として建てられた豪華な日本式の建物です。
16分
左營で人気のお店で、地元飯の昼食です。
5分
台湾の城について学ぶことができます。
12分
城門と城壁が広範囲で残っています。 城門の上にも登れますよ。
12分
高雄のシンボルスポットです。
4分
6分
左營の歴史とここの海軍について学ぶことができます。
7分
13分
このプランのスポット一覧
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1919年に頓物停車場として開業した駅。 この木造の駅舎は1938年に建てられました。 現在、新しい駅舎が後方に造られ、木造の旧駅舎は歴史建築として残されていて、内部には展示品もあり見学もできます。 近くには以前の井戸の跡やお風呂場の跡も残されています。 木造建築が「日本のよう」と有名となり、浴衣を着て日本体験(有料)することも出来ます。 月曜日休館
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駅舎
木造の駅舎内部は懐かしい雰囲気で、趣きもありタイムスリップしたみたいです。
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駅舎内の切符売り場
以前使用されていた切符売り場。 そのまま残されていて、レトロ感満載です。
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展示品
当時の駅舎全体が模型になっています。 この駅舎が現役時代の駅長さんの制服なども展示されていますよ。
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アジア最南端の日本語の図書館。 日本統治時代、軍医任命を受け竹田に派遣された「池上一郎氏」は、約2年間、負傷した兵士の治療やここに暮らす人たちの診療を行い、現地の人からの信頼も厚かったそうです。 間もなくして終戦を迎え日本へ帰国、引き続き医療に従事する傍ら、台湾からの留学生への援助も行っていました。 2001年、「池上一郎氏」が90歳の時、竹田での生活への思いから、たくさんの日本語の書籍と雑誌を竹田郷に寄贈しました。 このことがきっかけでこの図書館が出来ましたが、開館後まもなく「池上一郎氏」は他界、この図書館を訪れる事はできませんでした。 月曜日休館
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池上一郎博士文庫
現在も、いろいろな方より日本語の書籍が寄贈されているそうです。 これをきっかけに、日本からも訪問団がここを訪れる等、交流活動も行われています。
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駅前大和頓物所
竹田駅の旧駅舎の前にある建物は、以前は精米所だったところで、現在はカフェになっています。 古い建物の雰囲気もうまく利用したデザインで当時の雰囲気を醸し出しています。 コーヒー、台湾茶、ケーキも楽しめますよ。
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日本時代に建てられた陸軍の宿舎群。 戦後、国民政府に接収された後も陸軍の官舎となりました。 近年になり、21棟が市の歴史建築に指定され、新しい形で再利用し、街の活性化ができないかと、屏東市は「カルチャ―ビレッジ計画」提案。 現在はショップや展示場、カフェなどが集まる新スポットに生まれ変わりました。
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園区内の建物
写真のような日本式の建物がたくさん残っており、1戸、1戸それぞれ異なるお店になっています。 旅館になっているところもあり、若者に人気です。
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屏東冰室 御木軒
インスタで人気になっているかき氷やさん。 すぐ満席になるので、開店時間に合わせていきました!! 店内は純和風の畳のお部屋で、日本らしい装飾品もたくさん置いてあります。
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かき氷
この大きさ、すごい! これで日本円600円程度です。 一般のかき氷だけでなく、くまさんかき氷や子豚イチゴアイスクリームなども人気の商品です。
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1930年に建てられたもので、警察の武術練習や、剣道などの武術の試合会場として使われていました。 武徳殿や演武場は、大日本武徳会が、武道の精神を忘れないよう日本時代に建てたもので、台湾では現在でも何ヵ所か残っており、剣道の練習などが行われています。 ここ屏東演武場も、近年、修繕工事が行われ内部の参観が可能となり、不定期で展示会や、イベントなどが行われています。 月曜日休館
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内部
内部で展示されたいた作品を見ながら、ふと天井を見ると上棟式の際に打ち付けられた当時の棟札がありました!
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阿猴城東門
「阿猴」とは「屏東」の旧地名。 屏東も約190年に阿猴城が築かれましたが、現在は城壁は残っておらず、城門も唯一この東門(朝陽門)しか残っていません。 屏東演武場の近くの屏東公園中華路駐車場にあるので、興味のある方はご覧ください。
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信号機
屏東演武館前の十字路や、付近の十字路の歩行者信号は話題の信号機で、赤信号の時には男性がプロポーズをする絵で、青信号になると子供と一緒に横断する絵が動きます。 可愛すぎて、横断せずにずっとこの絵を見てしまいます。
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約80年前に屏東駅前に建てられた「大和旅社」。 建てられた当時は駅前で唯一の旅館で、1999年まで営業をしていました。 その後はレンタルの店舗として使用されていましたが、昨年「駅前大和咖啡館」というカフェになりました。 当時の様子を再現するかのように、建物の3階部分に「大和ホテル」の看板があります。 台湾茶やケーキも楽しめますよ。
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すでに生産停止となった「旧台湾製糖株式会社」と「屏東紙漿廠(パルプ工場)」を整備して開放されているスペース。 現在も整備は続けられていて、工場跡の建物を利用した展示やオブジェなどが置かれています。 夜はライトアップされ、公園全体が幻想的な雰囲気になります。 屏東県民公園の横に流れている河の河原も整備され「河岸綠水園區」となり、公園と隣接しています。
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屏東県民公園
「屏東紙漿廠(パルプ工場)」だった建物。 内部は、紙を材料としたオブジェなどが置かれ、古い建物をうまく利用しリノベーションされています。
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赤レンガの建築が大変美しいパイナップル缶詰工場跡。 高雄の東「九曲堂」という所にあり、この工場の創立者は台北「大稻埕」の実業家である「葉金塗氏」。 このパイナップル工場で富を得て、「大稻埕」に建てたパイナップル御殿は今も残っていて、増築されホテルになっています。 月曜日休館
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台湾鳳梨工場 (九曲堂泰芳商會鳳梨罐詰工場)
約100年前に造られたもので、戦後は自動車整備工場の職員宿舎などに利用されました。 リノベーションの後、2018年にパイナップル工場時代の歴史を展示する博物館になりました。
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展示品
パイナップル缶詰の広告ポスター。 「今日のおやつは私の好きなパイナップル」。 カタカナ表記と女の子の表情が印象的です。
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展示品
当時、台湾で生産されていたパイナップル缶詰のラベルが展示されています。 こんなにたくさんの生産されていたんですね。。
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パイナップル
お庭にはパイナップルが栽培されていて、どのような種類があるか説明があります。
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日本時代の台湾総督府鉄道部の技師「飯田豊二氏」の記念碑。 高雄港の物資と生産物輸送の為に1914年供用の下淡水溪鐵橋を設計、建設した功績をたたえて建立されたものです。 台湾鳳梨工場のほど近い所にあるので、お時間があればぜひお立ち寄りください。
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飯田豊二紀念碑
飯田豊二は日本静岡県出身。 鉄道屏東線の建設の担当者となり、下淡水渓鉄橋を建設の際、職務を全うし疲労も蓄積、台南病院にて死去、享年40歳。 と書かれています。
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高雄と屏東を結び、高雄港の物資と生産物輸送の為に1913年竣工、1914年供用の下淡水溪鐵橋。 日本技師、飯田豊二氏の設計、建設したもので、高屏渓(河)の流れは急なため工事は難航したと言われています。 鉄橋としての働きは1992年に引退、歴史的に価値のある橋のため古跡に指定、赤レンガで造られた橋脚なども当時のまま残されています。 残念なことに2005年の台風で高屏渓が増水、中央部分の橋脚は流失してしまいました。
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旧鉄橋
岸に残されている部分の鉄橋は現在歩道が造られ、一般開放されています。 夕刻には美しい夕日をバックに写真を撮ることが出来ますよ。
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舊鐵橋濕地生態公園
現在は北側に造られた新しい橋が活躍しています。 橋の横には湿地があり、緑も多く「生態公園」となっています。
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鉄橋の説明
旧鉄橋の下の部分にあった鉄橋の説明(中国語)。 この説明を見ると鉄橋の建築についてさらに理解できますよ!
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夜もにぎやかなアートパーク「駁二芸術特区」エリアにあり、高雄港もすぐそこ。 ライトレールの駅も近く、MRT鹽埕埔站へも徒歩圏内と好立地です。 また、ホテルのある鹽埕区は地元飯のお店も多く、いろいろなグルメも楽しめますよ。
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客室
とても広い客室。 窓も大きくてとても明るく、宿泊したお部屋からは、旧倉庫をリノベーションしアートとショップがあるエリア「駁二大義倉庫群」が目の前に見えました。 夜も静かでゆっくり休むことが出来ました。
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イノベーションをテーマにしたアートパーク。 以前、高雄港へ運んだ物資の倉庫をリノベーションした商業スペースで、建物の外壁もペインティングされ、ところどころにオブジェも置かれています。 レストランやカフェ、雑貨店、本屋などのテナントにもなっています。 ライトレール側にも芸術品やオブジェが置かれており、散策していて飽きることはありませんよ。
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駁二芸術特区
ほとんどが台湾糖業公司(製糖会社)が以前使用していた倉庫で、よく見ると台糖という二文字が〇で囲まれているマークが残っています。
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駁二大義倉庫群
アートエリアより落ち着いた雰囲気で比較的静か。 ここにも芸術的オブジェありますよ。
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ライトレール
ライトレールは台湾には高雄と淡水にあります。 高雄ライトレールは2015年に開業、駁二大義倉庫群の横を走っており観光にも大変便利です。 運賃清算はMRT地下鉄等で使用する悠遊卡(EasyCardイージーカード)もしくは一卡通(iPassアイパス)。 乗車体験してもいいですね。
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以前はフェリーや貨物線の倉庫として利用されていました。 現在は建物前広場では、ストリートパフォーマンスが行われたり、館内では雑貨ショップやレストランが入る港横の新しいスポットになっています。 夜もライトアップされ綺麗ですよ。
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泰山汕頭火鍋
高雄でしか食べられない人気の火鍋店。 高雄には3店舗あり、その支店のの一つがKW2の中にあります。 個人的にお勧めしたい、高雄地元食です。 ボリュームの満足度はもちろん、お値段も経済的でコスパ最高! お腹いっぱいいただけますよ。
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青い瓦屋根が美しく、中国式のお寺とは異なる風貌の紅毛港保安堂は、1944年にマニラに向かう途中、バシー海峡で米軍の潜水艦の魚雷に撃たれ沈没した軍艦「蓬38号」と、その艦長をはじめ145名の乗組員を祀っています。 そのご神体は「海府大元帥」といい、70年余りこの地で祀っていましたが、実は近年までその詳細は不明でした。 2018年、機密解除された当時の軍事資料を確認することができ、軍艦、乗組員などの詳細が判明。 現在は、艦長の写真や乗組員全員の名前を記入した提灯なども祀っていて、その歴史を知る方やご親族なども訪れる、日本と台湾の交流の場所にもなっています。
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紅毛港保安堂
保安堂の入口には大きく富士山が描かれていて、菊の文様も見られます。 ここにもあった「小さな日本」に少し気が休まりました。
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紅毛港保安堂ご神体
保安堂のご神体、「蓬38号」の艦長「高田又男大尉」。 高雄・紅毛港で乗組員と一緒に祀られています。
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お神輿
保安堂にはお神輿もありました。 お祭りの時には、ご神体を載せて担ぎます。 赤と金がとてもきらびやか。 懐かしさを感じ、記念写真をお神輿と一緒に撮りました。
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浄土真宗本願寺派第22世法主「大谷光瑞氏」の別荘として1939年に建てらました。 「大谷光瑞氏」は冒険家で、中華民国政府の最高顧問も務めた事もあります。 当時、建物周辺に広範囲で農園を作り、バナナ、マンゴー、パイナップル等のフルーツ栽培していました。 戦後、国民政府に接収された後、農園にも家が建ち「国防部陸海空軍第二總病院」の関係者や軍人家族が暮らす「眷村」となりました。 約25年前、古い「眷村」の建直し計画が提案され、「逍遙園」も計画対象となりましたが、多くの人の働きにより歴史建築に指定、当時の姿に甦らそうと建物の修復、周囲の建築解体、整備が行われ、2020年11月に開園しました。 月曜休館
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逍遙園
建築にはいろいろな特徴もあります。 玄関の軒の中央部分には「九条下がり藤の家紋」が、外階段の上には「丸窓」が、2階には「唐破風」があったりと建築美も楽しめます。 1階部分には防空壕も造られています。
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逍遙園内部
2階の広間。 純和風のつくりになっていて、広さ、床の間など、贅沢なつくりであったことがわかります。
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逍遙園内部
2階のダイニング。 奥が台所になっていて、その台所もダイニングと同じくらいにひろいんです。 左側にはお料理の渡し窓が見えます。
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逍遙園内部の落書き
2階の書斎と奥の製図室は、白と青の市松模様になっているのが大変特徴的。 製図室には、「眷村」の時代に描かれた「カーペンターズ」の落書きがそのまま残されています。
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逍遙園展示
「大谷光瑞」の別荘は高雄だけではありません。 中国の大連、旅順、上海、インドネシアに、日本でも神戸や別府に別荘があったと説明されていました。
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地元「左營」で人気の牛肉麺のお店。 特に目立つ外観のお店ではありませんが、味には定評がありいつもお客さんがたくさん。 店内はローカル色が濃く、メニューも豊富でスープは2種類あり、また「汁なし牛肉麺」などもありいろいろチョイスできます。 麺の量はボリュームがあるので、注文の時ご注意を! 火曜日休館。
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牛肉拌麺
汁なし牛肉麺。 大きな牛肉が5つ入っています。 麺の種類も、手延べ麺、細麺など3種類から選ぶことが出来るんです。 今回は細麺でいただきました。
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サイドメニュー
トマトの蜜付けやキュウリの塩もみ、台湾キムチなど小皿サイドメニューも充実しています。 こちらも味わってみてください。
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2018年に開館の「見城館」。 鳳山県舊城 東門の近くにあり、台湾の築城の歴史を紹介している博物館です。 AR(拡張現実)の技術が導入されていて、ハンドモニターをレンタルすれば、展示されている城門や模型を立体的に見ることが出来ます。 楽しみながら、歴史を学ぶことが出来ますよ。 月曜日休館 要入場料
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見城館 内部紹介
城門、城壁にも木柵や土、石で造られたものがあり、時代によって強固にされたいった流れが書いてありました。 勉強になります。
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見城館 内部紹介
各城門についての説明もあります。 各所の名称やその特徴についても理解することが出来ました。
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見城館 内部展示
定刻でビデオと動く模型が、高雄・鳳山県旧城の築城の歴史を説明(中国語)してくれます。
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見城館 高雄グッズ
港街高雄らしいグッズと定番の絵葉書やマグカップ、グラスなども記念品として販売されていました。
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1722年に築かれた鳳山県舊城東門は、別名「鳳儀門」と呼ばれ、城門の中央部上方にそれが刻まれています。 この城門の上に行くこともでき、そこから城壁の上も歩くことが出来ます。 私も、300年前のお城門を守っていた人の気分になって歩いてみました!
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鳳山県舊城 東門(鳳儀門)
ここの城壁は取り壊されることなく、比較的広範囲で残されています。 一部、この城壁を「住居の壁にしていた」という痕跡が残っているところもあり少し驚きましたが、ほとんどの都市で城門しか残っていないので、これだけの城壁も残っているのは大変貴重です。
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オブジェ
公園の敷地内に、海軍のオブジェもありました。 5人の兵隊さんが敬礼をしてこちらを見ていたので、私も敬礼!
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高雄のシンボルにもなっている龍虎塔は、約50年前に造られたものです。 塔は7階建てで、その前には曲がりくねった九曲橋もあります。 龍虎塔に入る時は縁起を担ぎ、龍の口から入って、虎の口から出ます。 虎塔の内部にはいろいろな神様が描かれているので、お祈りしながら中を通るとご利益をいただけますよ。
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九曲橋
塔から眺める龍と虎。 その前には九曲橋が続いています。 上階から見ても迫力ありますよ!
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龍虎塔から徒歩約5分の所にある「春秋閣」。 龍の上に立つ観音菩薩様が大変印象的で、龍虎塔と同様、龍の中に入ることが出来ます。 その後方両サイドにある「春閣」と「秋閣」を合わせ「春秋閣」と呼ばれているもので、1953年に、お向かいのお寺「左營啟明堂」によって建てられまし た。
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左營啟明堂
1899年に建立された、商売、ビジネスの神様「關聖帝君」を祀っているお寺。 建立当初は、別の場所にありましたが、1906年に現在の場所に移転しました。 他にも、学問の神様「孔子」やオランダ駆逐に成功した「延平郡王」、「観音菩薩」等が祀られています。
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高雄の「左營」という所は、新幹線の「左營(高雄)駅」というイメージが強いですが、日本時代に軍港が造られてから今日まで海軍の重要な場所でもあります。 実は現在も、この「左營軍區故事館」のお隣は、海軍の基地なのです。 ここ「左營軍區故事館」はそんな海軍の歴史や現在の働きを知ってもらおうと開放された所で、今では、小学校の野外学習など利用されている教育の場でもあります。 月曜日休館、開放日もお昼休みありです。
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左栄の歴史紹介
清の時代は「萬丹港」と呼ばれる商港でしたが、海底に土砂が溜まり小さな漁港になりました。 日本統治時代、1937年に軍港に整備され今日に至ります。
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展示品
海軍に属する部署や学校、団体のワッペン。 艦隊によってデザインが異なるのは意外でした! 興味深々でずっと見てしまいました。
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展示
軍艦や潜水艦などの模型。 過去の物から、今使用されているものまで展示されていました。 参観に来ていたちびっ子も興味深く見ていました。
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園内
1950、60年代に左營を訪問された総統や海外からの来賓を載せたキャデラックも展示されていました。
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日本時代に造られた海軍の宿舎群で、中曽根康弘元総理も、この宿舎群で生活をしたことがあると言われています。 戦後、国民政府に接収された後も海軍の高官宿舎として利用され、「海軍将軍村」と呼ばれていた時期もあり、台湾最大の海軍宿舎群でもありました。 現在、利用されなくなった宿舎をリノベーションし、「台湾眷村カルチャ―センター」として、戦後ここで暮らした人たちの様子を展示しています。 月曜休館 要入場料
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園内
現在開放されている宿舎は6棟で、それぞれ台湾に移住したばかりの時代やアメリカ軍が駐屯していた時代など、時の流れに沿った展示がしてあります。
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展示品
展示品のなかに、各軍隊の階級章がありました。 個人的に興味がありじっくり見てしまいました。
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展示品
40~50年前のここでの生活風景を再現した部屋。 一般家庭よりは良い暮らしだったのが垣間見れました。
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展示品
ここで生活しているという証明である「居住証」。 以前はこのような物もあったんですね。。
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南部台湾の交通の玄関。 新幹線では台北から最短1時間35分で移動できます。 高雄市内へは高雄MRTや、台鉄の電車で、長距離バスで、台湾の最南端の街、墾丁へ移動することもできます。