【宮城】アートと自然を楽しむ@港町・石巻
宮城【宮城】アートと自然を楽しむ@港町・石巻
宮城県東部の港町・石巻(いしのまき)で開催されているアートフェスティバルに行ってきました🎨 石巻といえば2011年の東日本大震災で甚大な被害を被ったエリアとして有名ですが、震災から約10年の歳月が過ぎた今、改めて復興の様子を見に訪れることに。 市街地はオシャレなカフェやレストランのほか、アートギャラリーなどが点在していて活気が戻っていました。また、地形柄か瀬戸内のような風景も広がっていて「宮城の観光」に新たな可能性を感じる1日となりました。 今回ご紹介するのは、アートスポットを中心に石巻を車で散策するプランです🚗「街ごと美術館」…そんなキーワードが似合う港町・石巻へようこそ!
このプランの行程
結構歩くスポットがあるので、歩きやすい靴を履いていくことをオススメします🚶♀️
市街地では有料駐車場(30分100円,2時間以降 一律300円)の利用が便利です。
40分
16分
29分
24分
このプランのスポット一覧
REBORN ART FESTIVAL(リボーン・アートフェスティバル)は「石巻市街地・牡鹿半島」を中心に、2017年から開催されている総合芸術祭です🌿 「アート・音楽・食」をコンセプトに、毎回異なるテーマに沿って開催されるので、訪れる度に異なる見どころがありますよ👀‼️ ▶︎入場料 当日券 3,500円/前売り券3,000円 (県内在住者は2,000円) ※シーズン中は出入り自由
ある日、こんな隕石が降ってきたら🪨
どこからか飛んできて、石垣の上に着地したようです。
よく見ると周りにも散乱しています(別日に撮影)
着陸時の衝撃からか、辺りには青い球体が散乱しています。いや、実際にこんなのが降ってきたら、中から宇宙人が出てくるのではないかと想像してしまいますね。
宇宙人👽発見
我々も一種の宇宙人ですからね…笑
「仮面ライダー」や「ロボコン」など人気マンガの作家としてお馴染みの漫画家・石ノ森章太郎の記念館がある港町。 JR仙台駅から仙石線を利用して約1時間25分🚃 「猫島🐱」として注目を集めている田代島や金華山⛰、綺麗なビーチが自慢の網地島など様々な観光地を訪れる拠点として親しまれています。 今回は、市街地をメインに散策。 滞在時間の都合でカフェなどには行けませんでしたが、REBORN ART FESTIVALのアートスポットに指定されている場所をなるべく多く訪れるようにしました。
廃墟感が堪らない!?サウナ石巻
2019年に閉業したサウナの建物を利用するというユニークな発想に惹かれ、「サウナ石巻」を訪れてみました。 入口のすぐ側にある階段を上がった先には、旧レセプションとメインホール。内部は撮影禁止だったので写真はありませんが、先住民族「アイヌ」をテーマにした興味深い展示が行われていました。 また、普段では見ることの出来ない内装も必見だと思います。
最大の見どころは1階
2階のレセプション付近には、別の階段が設けられており、そこを下りた先にラドン風呂の浴場があります。 室内はやや薄暗く、遅い時間帯だと 恐らく不気味に感じるかもしれません。かつては多くの人々で賑わっていた建物も、廃墟になると不思議なほどの静けさに包まれます。 もしかしたら、廃墟ファンはこのような "独特な雰囲気" に惹かれているのかもしれませんね。
サウナ石巻の隣にある旧銭湯
富士山のペイントが施された懐かしい雰囲気の銭湯を使った展示。サーモグラフィーでシャワーの水などの温度の変化を表現していました。
市内に点在するレトロな建造物に注目
石巻の市街地には、明治から昭和初期にかけて建造された建物が多く点在しています。 現代らしいモダンな建造物も良いですが、昔ながらの趣が漂うレトロな建築様式もまた素敵ですよね。 こちらは昭和5年(1930)建造の「旧観慶丸商店」で、市の指定文化財として保存されています。 他にも、まちを歩いていると趣ある建物がいくつもあるので、お時間に余裕のある方はぜひゆっくりと散策してみてください。
石巻市街地から北東に約15kmほど車を走らせると「牡鹿(おしか)半島」という自然豊かなエリアに辿り着きます。 ここは三陸海岸の最南端に位置し、リアス式という非常に入り組んだ地形を有するのが特徴です。牡蠣やワカメ・ホタテ・ホヤなどの海産物の養殖が盛んであるほか、古くから捕鯨(クジラ漁)が行われていることでも有名なんですよ。 海の先に浮かぶ島は「金華山」 人口は...たった5人しか居ないのですが全員が神職に就いているという!まさに島全体がパワースポットといっても過言ではありません。 島に鎮座する「黄金山神社⛩」は、3年連続で参拝すると一生お金に困らないという言い伝えがあります。
白い道 - The white road
REBORN ART FESTIVALの作品は、牡鹿半島にも数多く点在しています。 主なエリアは「桃浦・小積・鮎川・萩浜」の4ヵ所です。 また、石巻からは少し離れているのですが、すぐ隣に位置する「女川(おながわ)」という自治体にもアート作品の展示が計3つあります。 女川に関しては、このプランの最後に追加しておくので、興味のある方はご覧ください。 ちなみに、こちらの作品は「白い道」です。
白い道の先に広がる絶景の大パノラマ
「白い道は樹木の間を抜け、空へ、海へと延びていきます。金華山が迫り、波の見えるところ、そこに鳥たちはあそんで居るでしょうか?そこは自然をもう一度発見するところです」written by 島袋道浩
泡 - Bubble
廃校になった小学校の校庭を利用した「泡」という作品。 校舎の屋上に上がってみると、風に揺れる泡の影が見事な美しさを放ちます。 地上で眺めれば「Object」が主体と なる一方で、視点を変えれば全く異なる部分にフォーカスが当たる。 非常に興味深い作品でした。
アート作品のハイライトはこちら!
先ほどご紹介した「泡」という作品がある「石巻市立荻浜小学校」の体育館を訪れてみると、チームラボを連想させるような素晴らしいアート作品がありました。 廃校の体育館に居るとは思えないような異空間。そして光と音楽が織りなす素晴らしい調和に感動しました。
お気に入りなので、もう1枚。
「またかよ!」って思った方、そうです。 一応最後の1枚だとは思います😂😂😂
吟じます。
スポット内のおすすめ
牡鹿半島の全景を眺める高台に位置する風光明媚な公園です。 REBORN ART FESTIVALの展示を行う「ホテル ニューさか井 」から近いので、ついでに立ち寄ってみたのですが、あまりの美しさに、予定していたよりもはるかに長く滞在してしまいました。 ここは、江戸時代に仙台藩が唐船(中国から来る船)の襲来に備えて見張り台を設けていたとされる場所です。
絶景〜♪
丘の上からは周囲360度を見渡すことができます。夜は星空がとても美しく、月明かりが無ければ、肉眼で天の川をハッキリと確認することができます。 ドライブやツーリングで訪れるには最適のスポットでしょう。
冬の景色👀
インスタグラムを中心とするSNSで話題のスポット「白い鹿」へ🚗 こちらは通年見られる場所なのですが、REBORN ART FESTIVALの開催期間中はその他の展示作品を含む有料エリアに位置しているため注意が必要です。
白い鹿 - The White Deer
青い空と真っ白な鹿のコントラストが素敵です。 インスタグラムで「#白い鹿」で検索すると満天の星空をバックに撮影した神秘的な写真などもあるので、気になる方はチェックしてみてください! 今回は日中に訪れましたが、今度は真夜中を狙って訪れるのもアリかなと思いました。
スポット内のおすすめ
「白い鹿」のすぐ隣には、オシャレなレストランカフェがあります。 爽やかな潮風が吹き抜ける解放的な空間は、自然光がたっぷりと取り込めるような造りで、とても印象的。 自然を眺めながらゆっくりとした時間を過ごしていると、自分の居場所が分からなくなるような不思議な感覚に陥ります。 メニューはコースとアラカルトの2種類ですが、店内のお客さんの8〜9割はコースメニューを注文していました。お料理はすべて地域の素材を使用しており、”地産地消"の実現を目指す石巻ならでは。
スポット内のおすすめ
スポット内のおすすめ
スポット内のおすすめ
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桃生の中華も🥟!?
タイミングが合えば、石巻の桃生(ものう)に店を構える中華料理店「寿」の料理も食べられます🍴
地元の素材をたっぷりと使ったコース料理 3,800円
【コースメニュー】 ・蒸しホヤと石巻夏野菜のサラダ ・荻浜ブイヤベース ・肉または魚(本日の魚のソテー🐟/伊豆沼赤豚の薪焼き) ・土鍋炊きご飯または変わり素麺 ・パンナコッタ
スポット内のおすすめ
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石巻の市街地から車で約30分程の女川町には、3つの作品があります。こちらはオノヨウコさん作の「Wish tree」 すぐ目の前には、白い短冊が用意されているのでMake a wish(願いを込める)しましょう。
Wish Treeの後ろには、震災遺構が。
木の後ろ側に回ってみると、震災遺構として保存されている「旧女川交番」が見えます。
ジョンレノンの「Imagine」が聴こえてきます(心の中だけですが)
津波の脅威を伝える震災遺構「旧女川交番」
スポット内のおすすめ
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