
大人になってから「奈良公園」をベタに満喫してみませんか。
奈良大人になってから「奈良公園」をベタに満喫してみませんか。
京都奈良といえば修学旅行の定番中の定番観光地。しかし奈良で一体何を見てきたのか、実はよく思い出せないんですよね。とりあえず東大寺へは行ったし、二月堂とか若草山とか、春日神社へも行ったような気がする。しかしその途中にはどのような風景だったのか思い出せないという方が殆どではないかと思うのです。そこで、今回は奈良公園に腰を据えじっくり歩き倒してみることにしました。そんなわけで「奈良公園とその周辺だけを散策する」が今回のテーマです。修学旅行で見た記憶があるモノ、あるいは記憶に無いモノが多数見つかると思います。ウン十年前の記憶をたぐる「リベンジ修学旅行」はいかが。
奈良といえば東大寺。そして大仏殿。奈良を代表するイメージの第一人者でもあります。中に収められている大仏も日本一なら大仏を包み込む大仏殿も、木造建築物としては日本一。そんな事は日本人なら誰でも知ってることなんですよ。そんな大仏殿外観をじっくり眺めたことがありますか? 上の写真で門が閉まってるのは時刻がまだ朝の6時頃だからです。流石にこの時刻歩いてる人は地元の散歩の方のみ。観光客なんて誰一人いやしません。普段観光客だらけで面白く無いとお嘆きのアナタ、早朝散歩がオススメです。 大きな写真はこちらをクリック→
東大寺拝観入口
東大寺拝観入口です、思い出しましたか。恐らくこの入口前で整列してクラス別に入場した記憶はありませんか。
いよいよ突入直前
さぁ、いよいよ東大寺へ入場です。この辺りからワクワクドキドキしてきたのではないでしょうか。もしくは友人と遊んで記憶に無いか。どちらかですね。
必ず言われたと思う
大仏殿の目の前にそそり立つ巨大な塔。この薄く彫られたレリーフをよく見ておきなさいと、ガイドもしくは先生方に言われたのではないかと思います。
いきなり大仏様とご対面
大仏殿正面から突入するとまさしく正面にデーンといらっしゃいます。メインディッシュの大仏様はモチロンですが、周囲に飛んでいる小さな仏様の姿もキチンと見ましたか?
大仏様の両側には
大仏様の向かって左側には見事な「虚空蔵菩薩」。右側にも見事な「如意輪観音」が鎮座しています。この辺り、しっかり見ておかないと損です。柱の穴で遊んでる場合ではありません。
大仏様を守護している四天王
菩薩様と観音様の更に外側にはこれまた見事な四天王像、「多聞天」と「廣目天」が守護してるかのごとく立ち上がって周囲に睨みを効かせています。
大仏の背中側
大仏の背中側って案外見ていないのではないでしょうか。言い方は悪いですが、ドラマ舞台裏の大道具みたいです。
鬼瓦も巨大
実際に屋根に使われてた巨大鬼瓦。背丈以上の高さがあります。こんな巨大な鬼瓦を焼くにはそれなりの巨大な釜が必要な筈。まさに驚きです。
怖い顔をした賓頭盧様
普通はこのような恐ろしい顔はしていません。むしろ珍しいです。この像は要するに「身代わり」ということで、自分の悪い所、例えば足が悪いなら足を擦って拝むと回復すると言われています。
意外に見逃す屋根の上
屋根の大棟に輝くのは「鴟尾」ですね、試験に出ませんでしたか。流石にカメラでは望遠にしてやっと見える程度ですが、必ず実物を見ておきたいものです
御朱印
勿論東大寺にも御朱印があります。
順路で行くと大仏殿の手前参道にでーんとそびえ立つのが南大門。この門を通過すると間もなく正面が大仏殿になります。
手前に石柱があります
その参道、南大門の手前右側にはさり気なく石柱が建っています。現在で言うところの「石柱タイプの山門」という扱いになるのでしょうか。
やっぱり早朝がオススメ
この参道は観光客が一番多いのでは無いでしょうか。写真を撮りたいなら観光客が全く居ない朝一番の攻略が夏でもまだ涼しいし、オススメ。
今にも崩壊しそうな感じ
遠目で立派に見える南大門も近くで見るとこの通り。相当に老朽化してるのではないのでしょうか。今にも崩壊しそうに見える感じは結構怖いかも。
門の両側には仁王像
南大門の両側には仁王様が守護しています。ところでどちらが「あ」で「うん」なのか分かりますか?
東大寺横から二月堂に向かう途中に四月堂があります。地図を見ると近いように見えて案外距離があるんですね。途中にある石段や建物も満遍なく見て行きたいものです。
大仏殿横の石段
境内は様々なルートがありますが、この大仏殿真横の石段ルートがオススメ。壁際をずーっと歩くと辿り着きます。
大仏殿の真横が眺められる
大仏殿の真横を見るならココ。石段上には土産屋がありますので暑い日には休憩にどうぞ。
途中にある鐘楼
途中にある鐘楼。基本的に寺院では鐘は自由に撞いてオッケですので、撞けるものなら撞きたかったのですが、残念ながらしっかり固定してありました。
この石段の先が四月堂
ここで別ルートの参道と合流します。さていよいよこの先に四月堂と二月堂が貴方を待っています。
実は四月堂の対面が二月堂なので、眼に入るのは二月堂のほうが先になります。二月堂はお水取りのイベントが有名ですが、残念ながら一度も見たことがありません。 大きな写真はこちらをクリック→
二月堂
ここもやはりスケールがでかいですよね。しかもわざわざこんな斜面に建てられているのが不思議。斜面には全面芝生が植えられて鹿がのんびりしています。
順路は右側の石段から
登りは右側の石段からになります。御朱印もそこで頂けます。主旨は少し違いますが、300円で素晴らしくカッコいい「書」を頂けるというのは素敵だと思います。
特徴がある提灯
この提灯を見ると二月堂という感じですね。よく似た提灯は確か同じ奈良の長谷寺でも見かけたような気がします。
絵になるシルエット
シルエットが青空に映えますね。天気がいまいち安定していなかったのですがわずかにでも青空が見えてよかった。
舞台からの眺め
上がってきて石段の先にある建物が開山堂。残念ながら中は見れません。四月堂は左側ですね。
大仏殿の屋根が見えます
これだけ上がってきたのに大仏殿の屋根を超えるか超えないかという高田なのが凄い。一度大仏殿の屋根に上がってみたくありませんか。
退場は反対側の階段で
屋根付きで快適かというと、実は上から下までストレート。何かあったら下まで一気かと思うと新調に降りるようになります。
美味しそうな道が
二月堂から大仏殿裏に通じる道があります。時間の関係でその先は避けましたが、行きたくてムズムズしてました。
御朱印
二月堂は、西国三十三観音の番外という説もあります。
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春日大社といえば、奈良公園内では東大寺に次ぐ人気スポット。朱色の柱の神殿と、参道脇にズラリと並んだ石灯籠がチャームポイント。また、全国に存在する春日神社の総親玉的存在がココ。非常にお偉い立ち位置なのであります。
よく写真で写るもの
朱色の廊下と吊灯籠の写真はここだね。ただ、中は立入禁止となっているのでこのアングルが限界。
大小無限にある石灯籠
きっと全ての和を数えた人がいるんだろうね。大小ものすごい数の燈籠が参道両側を埋め尽くされています。
使徒は鹿
ココでもやはり鹿は神聖な動物として扱われています。なんと、手水までも鹿なんですね。
参道の入口にある鳥居
さすが春日大社だけあって参道が相当長いんです。その入口部分には重厚感ある立派な鳥居が。
本当にたまたまの偶然だったのですが、早朝の神官巡回ツアーに混ぜてもらうことになり、順番に参拝しつつ解説を聞くことができました。春日大社から更に奥へ大小様々な神様がいらっしゃるということです。春日大社へ来られた方は、もう一歩奥へ足を踏み入れてみてはいかがでしょう。上の写真は若宮神社。
夫婦大國社なんてものもある
要するに夫婦円満や、良縁に関する神社ですな。各種グッズが販売されていたのはこちらだけ。
奈良公園の象徴ともいえる「鹿」ですが、はっきり言って要注意です。鹿が可愛いから鹿せんべいを購入しようとする姿を、奴らはじっと見ています。そして鹿せんべいを購入した事を確認しロックオンされたら最後、大量の鹿に囲まれお辞儀の洗礼を受けることになります。ここで躊躇するとモモやハラを噛まれる被害が出ることでしょう。貴方は常に狙われていることを自覚し、周囲をよく確認し覚悟を決めてから鹿せんべいの購入を決めて下さい。
南大門周辺は特にデンジャー
鹿せんべいを持ったら鹿がお辞儀するのは有名な事実ですが、雌ならともかく巨大な角を持った鹿がお辞儀すると角がハラに刺さります。鹿せんべいが無くなった際には両手を上げて無いことをアピールして下さい。奴らは無くなるまで囲い込み作戦を継続します。
こうして様子を伺っています
奴らはおとなしいふりをして常に周囲を監視しています。そして一旦餌を見せると最後、鳩に餌を与えるとどんどん増えるが如く鹿がやってきます。特に小さい子供の餌やりはご注意を。トラウマになった心の傷は一生消えません。被害が出る前に自衛することが肝心だと言えます。
その名前はよく聞いたことがある猿沢の池。ところがその池が何処にあったのか。そして見覚えがある池の風景は一体何処なのか?全く記憶がありません。自転車や徒歩でようやく探したのがこの風景。あの岩、大昔から変わって無いんですね。ある意味すごい。
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時間があったら入る所だけど、残念ながら時間が押しちゃってね。やっぱり奈良公園は広すぎる。公園とその周辺だけで3日は必要だなと今回痛感しました。
采女神社。どこでもこの手の神社はあるんですよねー。効くのか効かないのか、試してみないことにはそれはわかりません。
何とも古い銀行。南都銀行本店だそうな。地元でないのでどのクラスなのかイマイチピンときていません。しかし建物は立派なものなのでいつまでも残って欲しいですね。
近鉄奈良駅を中心とするエリアってアーケードが発達してるんですよね。昔からアーケードに慣れ親しんでいるせいか、アーケードがあると安心するんですよね。
よく見えないが旧JR奈良駅の時計は5時45分辺りを指しています。今回の奈良は日帰りではもったいないのでJR奈良駅近くで宿泊することにしました。それで早朝、車に積み込んだマイ自転車で誰も歩いていない奈良公園とその周辺を散策することにした。まさに文字通り「朝飯前」で。
奈良女子大学
奈良女子大学のこの風景を見たかったのです。ただそれだけ。贅沢言えば門が開いていればなお良かったのだけど、時間が時間だし。仕方ないね。
祇園八坂神社
奈良なのに祇園八坂神社を発見。京都の神社と何か関連があるのだろうか
周辺道路もこの通り
自転車で走り放題。これだけ車が走って居ないと気持ちいいものです
大仏殿の近くのはず
このたりは大仏殿の近くのような気がする。ココで一旦引きかえしてしまったけど、後で地図を確認してみたらもう少し先へ行ってもよかった。
大仏殿前
これだけ人が居ないと気持ちいいね。観光客が大挙して来襲する前の散歩はこんなに有効です。
奈良100年会館
再び駅前に戻ってきました。念のため駅の反対側に行ってみたら奈良100年会館という建物が。この時は青空だったんだけどねー。
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今回はどうせ奈良で宿泊を決めているので夕方遅くまでひたすら奈良の町をあてもなくブラブラ散策してました。ホント、何の目的もなしに道もテキトーに歩くと意外なものがあったりしてオモシロイのです。
このような道を歩きます
観光地化されていようがいるまいがお構いなし。どんどん歩くのです。すると、そのうち何かがあるでしょう。歩くのは好きですね。
表札を描いてもらった
たまたま巡りあった蔵馬工房。即興で表札をオーダーしてくれるというので絵入りの表札を注文しました。後で確認したら案外有名な方だったんですね。
民家を改造した店舗
どこか忘れちゃったんですが、民家を改造した店舗がありました。天井が高いっていいですね。
あちこちに古い建物が
この辺り、ごく普通に古い建物が残ってるんですね。
残念ながら閉まってましたが
タイムオーバーで閉まってましたが、これはいったい何なんでしょうか。マジなのかシャレなのか。興味があります。
銭湯だー
せっかくなので町の銭湯することにしました。ホント、このような銭湯がとっても好きなんです。1日の汗と疲れを落として、次は酒ですね。