
洋紙発祥地・飛鳥山山頂から眺める王子のまち並み
東京洋紙発祥地・飛鳥山山頂から眺める王子のまち並み
まいどまいど! 東京都でも特別区は23区あり、そのうちの一つに数えられる北区には王子や赤羽と呼ばれるターミナル駅がありまんな。 特に、王子駅周辺では洋紙発祥の地として知られ、日本で初めてとなる洋紙生産が本格的に開始。 田圃の中、煙を吐くレンガづくりの工場は、錦絵にも描かれて東京の新名所ともなったとか。 その他、徳川吉宗が享保の改革の一環として桜を植樹等の整備・造成された飛鳥山は上野公園・芝公園・浅草公園・深川公園と共に日本最初の公園の一つに指定され、園内には、実業家として知られる渋沢栄一に関する資料館などがおまっせ。 さらにお札と切手の博物館もおまして、国内外に存在する歴代の紙幣や切手をはじめ、紙幣の偽造防止技術体験によってマイクロ文字や特殊発光インキの効果などを体験できまんねん。
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1990年、王子貨物駅跡地に複合文化施設として開業。 テーマは、北区の産業の発展と区民の文化水準の高揚。 最上階の17階では関東平野を一望できる展望ロビーがある。 施設内では各種ホール、研修室、会議室、和室、茶室、音楽スタジオ、トレーニングルームなどがある。 オープニング公演は外山雄三指揮するNHK交響楽団。 毎年秋には古楽をテーマとした音楽祭「北とぴあ国際音楽祭」が開催。 正面玄関前には、彫刻家の北村西望氏による平和祈念像が展示。 像は長崎県長崎市にある平和祈念像を縮小したもので、北村西望氏は生前、北区内で過ごし、北区の名誉区民第1号に選ばれたことから建立。
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2011年、紙幣と切手を中心とした専門博物館として開館。 別名、国立印刷局博物館。 展示室では、国内外に存在する歴代の紙幣や切手をはじめ、偽造を防止する印刷技術について紹介する「偽造防止技術の歴史」のコーナーや「チャップマン彩紋彫刻機」などを展示。 紙幣の偽造防止技術体験コーナーでは、マイクロ文字や特殊発光インキの効果などを体験できる。 国立印刷局が製造している官報、日本国旅券、収入印紙や、紙幣の製造と深い関わりを持つ銅版画などを展示。 1971年、大蔵省印刷局創立100年を記念して東京都新宿区に開館。 2003年、独立行政法人国立印刷局となり運営。 2011年、国立印刷局王子工場付近に移転。
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1873年、官僚で実業家の渋沢栄一はヨーロッパの先進文明を視察。 帰国後、王子製紙と日本製紙の前身にあたる「抄紙会社」を設立し、製紙工場を創業。 日本で初めてとなる洋紙生産が本格的に開始され、田圃の中、煙を吐くレンガづくりの工場は、錦絵にも描かれて東京の新名所ともなった。 1945年、戦災により焼失。 1953年、工場創立80周年を記念して石碑を建立。
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屋外・ショートパイル人工芝3面がある多目的フットサルコート。
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小平市の東部から隅田川へと流れる石神井川の旧流路に整備された公園。 かつては桜の名所、紅葉の名所としてにぎわう景勝地であったが、周辺の都市開発により姿を消した。 日本の都市公園100選に選定。 園内では、かつての王子七滝の一つ「権現の滝」が再現。
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旧称王子権現。 周辺の地域名である「王子」の由来とも。 創建時期など詳細は不明。 祭神は、伊弉諾命、伊弉冉命、天照大御神、速玉之男命、事解之男命。 1000年代、源義家が奥州征伐の折、当地で金輪仏頂を修法、凱旋の日に甲冑を奉納。 1300年代、当地の領主豊島氏が社殿を再興、熊野新宮の浜王子より「若一王子宮」を改めて勧請・奉斎、王子神社となる。 北区無形民俗文化財に指定された田楽舞が奉納され、8月の例大祭で披露。 攝末社は、関神社。
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かもじ業者
「蝉丸公」は延喜帝の第四皇子、髪の毛が逆髪である故、嘆き悲しむ姉君「逆髪姫」のために侍女の「古屋美女」に命じて「かもじ・かつら」を考案、髪を整える工夫をしたことから「音曲諸芸道の神」、「髪の祖神」と崇敬を集め、「関蝉丸神社」として、滋賀県大津の逢坂山に祀られた。 「かもじ業者」らが中心となって江戸時代に奉斎。
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1720年、徳川吉宗が享保の改革の一環として桜を植樹等の整備・造成を開始。 1873年、太政官布達第16号により、上野公園・芝公園・浅草公園・深川公園と共に日本最初の公園の一つに指定。 1879年、渋沢栄一の本邸を建設。 1970年、回転式展望タワー「スカイラウンジ」(飛鳥山タワー)が開業。 1998年、地域の郷土資料を展示する「北区飛鳥山博物館」、紙専門の「紙の博物館」、実業家・渋沢栄一に関する「渋沢史料館」が開館。 渋沢栄一の旧邸「曖依村荘」跡の庭園で現存する晩香廬、青淵文庫の2棟は旧渋沢家飛鳥山邸として国の重要文化財に指定。 鉄道唱歌の奥州・磐城篇の第2番「森は花見し飛鳥山」として登場。
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船津翁
1943年に製造された日本国有鉄道の蒸気機関車D51形853号機、1949年に製造された東京都交通局6000形6080号が静態保存車両。 1737年、飛鳥山の由来を記した飛鳥山碑が建立。 1881年、佐久間象山の「桜賦」を勝海舟の意で碑にした桜の賦の碑が建立。 1899年、農事試験場技師として農業の発展に努めた船津伝次平の功績を顕彰した船津翁の碑が建立。
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2009年、飛鳥山公園内で営業するスロープカー「飛鳥山公園モノレール」として運転開始。 飛鳥山公園入口駅と飛鳥山山頂駅とを結ぶ。 愛称は、あすかパークレール、アスカルゴ。 車両名のアスカルゴはゆっくり上がる様子がエスカルゴ(カタツムリ)に似ていることから。 標高差は、約17m。 案内アナウンスは、日本の女優、歌手、声優として活躍する倍賞千恵子さん。
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公園には草木が生い茂り、遊具が設置され、住民の憩いの場として親しまれている。
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工場跡地から
かつては工場が操業していたといい、古墳時代のものとされる方形周溝墓が工場跡地から発見された。 方形周溝墓は100基以上を数え、その中から日本最古のガラス小玉の鋳型が出土。 その他、発掘調査により、壺や甕、土器、沓、鍬、舟のミニチュアなどの木製品が発見されたとか。
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