インディーズ牛丼をめぐる冒険
東京インディーズ牛丼をめぐる冒険
牛丼。 安い・早い・うまいの三拍子が揃ったあの牛丼です。 現在、世の牛丼シーンは吉野家・松屋・すき家(&なか卯※)の、いわゆる御三家が占めていると言っても過言ではありません。 しかし、その三国志が如き争いの影には、かつて大手チェーンと渡り合わんと激しく戦った、インディーズとも呼ぶべき牛丼屋達が、今でも確かに息づいているのです。 本記事は、そんなインディーズ牛丼店を、一日で四軒はしごしたレポートです。 ※なか卯はすき家と同じゼンショーグループ。
90年代、東京を中心にチェーン展開をしていた「牛友」という牛丼屋がありました。 倒産に伴い牛友は姿を消したのですが、この大井町駅前にある店舗は「牛八」と名を変え、独自に再出発を果たしました。 今でも使っている皿には「牛友」の名が刻まれています。
牛丼(小) 400円
味噌汁付き。 小とありますが、一般的な牛丼屋の大盛に近いボリューム。 かなりあっさり目の味付けで、ふわっとした薄切りの牛肉が特徴。
他のメニュー
他にはカレーやスタミナライス(豚丼)、冷やししゃぶしゃぶ定食など。 また、サイズはそれぞれ小・中・大の三つがあり、大は大食い番組で使われることもあるという、とんでもないデカ盛りサイズとなります。 おススメはスタミナ・カレー・牛丼の三種相掛けのスペシャルカレー。
神奈川に2店舗、そして沖縄に3店舗という独自の展開をしている牛丼屋。 牛丼を看板に掲げていますが、揚げ物なども扱っており、定食屋に近いイメージ。
牛丼 380円
ここも味噌汁が付いてきます。 牛肉はかなり煮込まれています。 並を頼んだのですがここも結構な量。 味噌汁の味はここが一番好みかな。
紅ショウガ入れ
紅ショウガ入れが不思議な形をしていました。
どん亭スペシャル
これは別の日に食べた、どん亭一押しのメニュー「どん亭スペシャル」。 カレー・トンカツ・牛丼という夢の組み合わせ。 なんとカツは揚げたて。
沖縄そば
沖縄の店舗ですと、沖縄そばも出しているとのこと。 神奈川の店舗にはありませんのでご注意ください。
この暑い中、大盛りサイズを二連続はきつかったので、どん亭のある武蔵新城の銭湯で休憩。 手ぬぐいなどは駅前に百均があるので、そこで調達。
ラインナップ
一通りそろっています。 火曜日定休。
新宿三丁目にある牛丼屋。 一時期は銀座や神田にも店を出していたのですが、いつの間にかここ一店舗となってしまいました。 ここの牛丼は…強烈です。
牛どん 350円
牛丼は、文明開化の代名詞とも言える牛鍋、その残った具を飯にぶっかけたのがルーツと言われています。 たつやの牛丼はそれに敬意を払うがごとく、豆腐が二切れ乗っています。 その味ですが…とてもとても濃いつゆの味が効いた、超濃厚味。
メニュー
牛丼以外にも、とりどんやかつどん、玉子どんにさらにはうどんと豊富なメニューがあります。 でも、ここに来たらやっぱり牛丼頼んじゃうんだろうなー…。
あなたは牛丼太郎を知っていますか。 「納豆丼 220円」という、恐るべきメニューがある牛丼太郎。 BSE問題で牛肉の調達が難しい時に、牛丼に豚肉を入れて「牛豚丼」として250円で出していた牛丼太郎。 経営母体の倒産で「牛丼太郎」が使えなくなり、牛の字を赤テープで隠して「丼太郎」として再出発した、丼太郎。 2015年の3月に代々木店が閉店し、ここ茗荷谷が最後の一店となりました。
並び
丼太郎の並びには松屋となか卯が店を構えています。 がんばれ丼太郎。
牛丼並 290円
味噌汁付き。 現時点で300円を切る牛丼は、都内でもそうは無いと思われます。 お新香30円を追加注文。 パリパリした食感で食欲をそそります。
牛丼
味付けは比較的あっさり目。 肉はよく煮込まれた感のある細切れ。
納豆丼
今は無き代々木店で食べた納豆丼+キムチ。 牛丼太郎のキムチはその独特の色合いから、牛丼太郎ファン…もとい丼太郎ファンから、愛を込めて「蛍光キムチ」と呼ばれています。