北海道といえば美瑛でしょ
今回もやはり新日本海フェリーを利用する
21時間かけて苫小牧東港に到着
ライダーは空が明るくなると共に行動開始する
とりあえず帯広にやって来ました
景色は最高!昆布刈石の海岸線
余裕を持って釧路に到着。とても長かった初日はここまで。
前回は霧で視界ゼロだった霧多布湿原にリベンジです
とても思い出深い霧多布岬に到着
何も無い平原の一本道を根室に向かってひた走るのです
標津を縦横無尽に走り抜け、ライダーの聖地開陽台に到着
暗闇のギリ前に到着した摩周湖ユースで一泊です
霧の摩周湖なんて一度も見たことありません
今回北海道初の温泉は混浴キター!
知床峠では毎回曇り空ばかり
カムイワッカの滝
クリオネは快適なライダーハウスでした
野付半島展望台
中標津あたりを地図も見ないで走りまくる
和琴温泉の熱湯チャレンジで3人組に完全勝利
本日はオホーツク沿岸にある紋別のRHで一泊
富良野といえば麓郷の森へ行かねばなりません
やむを得ず富良野でもう一泊することに決定
フェリー欠航が分かっているけど小樽へ行くしか無い
いよいよ波瀾万丈だった北海道ともお別れです
夏だ!走りに行こうぜ!北の大地、北海道ツーリング!
北海道夏だ!走りに行こうぜ!北の大地、北海道ツーリング!
北の大地北海道は、全ライダーの約束の地と申しましょうか、一度は走ってみたい聖地なのであります。限りなく続く地平線、一直線の道、誰もいない海岸線、そして忘れていけない絶品海鮮丼。はい、全部北海道にありました。今迄何だかんだで計7回の渡道、うち計6回の北海道ツーリングを決行。お陰様で北海道ほぼ全域を走りました。今回は少々古い話で恐縮ですが一番写真が多く残っている2004年のツーリングを中心に話を進め、その中に更に古い写真を混ぜていきたいと思います。今回のテーマはズバリ「北海道ツーリング」。旅の参考になりますでしょうか。
一般的に北海道のイメージといえば美瑛の風景ではないでしょうか。色とりどりの絨毯がゆるい丘にパッチワークのように重なる風景は間違いなく美瑛に存在します。今まで数多くのカメラマンが現地に飛び込んで写真を撮る気持ちがわかります。今回のプランは記号順に時系列で並んでいます。ちなみに『Aスポット』の美瑛は『Vスポット』の挿入記事になります。 さて、今回美瑛にやって来たのは北海道上陸して5日目。朝の爽やかな時間帯の中、誰もいない美瑛の丘を隅々まで充分に楽しみました。当日の宿は既に中富良野にある「いもやらだいこん」に予約済み。安心して走ります。
ケンメリの木
かつてこの場所でタバコのCM撮影があったらしいんですね。と言う話を横においておいても絵になるんです。近くにも行けますが遠くから撮影したほうが綺麗です。
絶景は未舗装路の先に
北海道内の各地を実際に走って実感したことは、本当の北海道らしい景色は必ず未舗装路の先にあるという真理。通常の、車や観光バスでは行く事が出来ない場所にこそ北海道らしい景色が存在します。
北海道を実感する風景
やっぱり北海道を写すカメラマンは大したもので、美しい風景を確実に切り取っています。ナイスな場所を探し当てても今度は天気とか時刻とか。素敵な景色を最良の条件で見る事はなかなか難しい。
感動の夕焼けを見よう
せっかく夕方まで美瑛に居続ける事が出来るなら、是非夕刻の日没まで粘りたいものです。目前で刻々と空の色が変化する大パノラマが最高です。
また台風が来るんですか?
売店でラベンダーソフトを食べてたら、そこに居たライダーから台風が小樽に接近していてフェリーがヤバイという情報を入手しました。小樽に確認すると既に乗船予定の便は欠航決定とのこと。行きに続いて帰りまで。今回の台風はどうなってるのやら。
上富良野、フラヌイ温泉
夜、風呂の替わりに案内してもらった温泉がここ、フラヌイ温泉。以前に一度入ったことがあります。泉質は最高ですが、浴室は正直綺麗ではないかも。改装なんてしないだろうなー。
とほ宿、いもやらだいこん
「とほ宿」というのは、RH以上YH未満の宿グループです。簡易民宿と行った感じです。今回利用した宿は元小学校を改装した建物らしいです。しかし、本日の宿泊者も自分一人でした。今晩もオーナーと二人きりで飲み会です。これにて道内5日めは無事終了。
思えば第5回目となる2004年の北海道ツーリングは最初から波瀾万丈。元々8月30日昼便の予約を押さえてあったのですが、運悪く「敦賀出発日」と台風の「敦賀直撃」が重なってしまいました。30日の便は早々に欠航が決定した為、チケットを即座に翌31日の便に切り替えてもらい、外では暴風雨が荒れ狂う敦賀のフェリーターミナルの中で一夜を明かし翌31日の便にて敦賀を出港したのでした。 旅の詳細はこちらから。→
早々に欠航が決定
30日の便は早々に欠航が決定。さっさと31日出発の便に切り替えたものの、出発は天候回復次第だから心せよという天の声が記載されている掲示板。
ターミナルは嵐の前の静けさ
これはまだ30日朝方の時刻。フェリーターミナル内にはまだ殆ど人影がありません。この後次第に風雨が強くなり超大荒れの天候になるのです。軽量なバイクは風で飛ばされそうなので建物の影に避難しました。
31日深夜、敦賀真上を台風が通過しつつある暴風雨真最中に乗船が開始され、乗船後はそのまま船内待機。荷物を片付けた後に取り急ぎ風呂に入り、入浴後は寝台でひたすら体力温存に努めます。結局、出港したのは台風通過後の早朝5時頃。その後は急速に天候が回復しましたが到着が遅れに遅れ、苫小牧東港に到着したのは出港から21時間後の深夜2時。無理です。こんな時刻に到着されても走れません。大荷物をバイクに括りつけたまま貴重品だけ持って苫小牧東港フェリーターミナル内で朝まで仮眠することにしました。
船内に風呂があります
人気の風呂はもちろん何度入っても無料。昼間のうちは窓から外が見えるんです。海を眺めながら湯船に入るのもオツなものです。ただ、停泊中の入浴は危険かもw
ようやく空が白んできました。周囲の景色が見えるようになると同時に仮眠中のラーダー達は出発準備を始め、一台また一台と北の大地に夢と期待を込めて旅立って行きます。実は今回の苫小牧東港利用は初めてで現在位置がイマイチ不安だったのです。地図でしっかり進む方角を確認してからいよいよ初日の始まり。とりあえず襟裳岬を目指すことにします。 旅の詳細はこちらから→
ようやく日の出
まだ暗い中から走っていて、徐々に空が明るくなりついに日が昇ります。昨日までの台風は何処へやら、空は超快晴。雲が全て吹き飛んだ感じです。ただし台風の置き土産か風が超強いのが難点。
道路は誰も走っていません
信号が殆んど無い道路を延々と走ります。誰も走ってないしすれ違いもしません。早朝の北海道はめっちゃ快適です。風さえなければ。
馬で有名な日高を通過し、新冠も過ぎ、様似までやってきた時。あと一息で襟裳岬という場所まで来たらバイザーにポツポツと泡が付き始めました。よく見ると空に「泡」が飛んでいるのです。バイザーに付いた泡は擦っても取れにくいので空に舞い上がった海の泡ではないでしょうか。このままでは全身塩だらけという判断で岬を諦め山中ショートカットで帯広に入りました。問題はそこから先。所持していた地図が古いのか、新道が記載されていなく、道に迷いまくったのです。現在ではスマホが助けてくれますが、当時は地図が命だったのです。
花畑牧場
生キャラメルやアイスクリーム、チーズ等でお馴染みの花畑牧場が帯広平原のど真ん中にあります。おみやげはここから配送が手っ取り早いです。
幸福駅
愛国から幸福行きの切符が流行したのは今からウン十年前。残念ながら既に廃線になっています。しかし駅舎とホームだけは観光用に残っています。ちなみに最初に幸福駅に来た時はまだ電車動いてました。
まだ売ってます
いったいどうやって作ってるのか、駅前土産店ではいまだにキーホルダーが売っています。
帯広といえば豚丼でしょ
お店はあらかじめ調べておいた帯広駅近くの「ぶた八」。有名店なんですね、結構並んでました。帯広に来たら香ばしい豚丼を食べるべきです。
何度となく道に迷いながらやっと昆布刈石に到達しました。かつて一度来たことがある海岸です。海岸線見渡す限りどこまでも家や建物はもちろん、誰も居ません。前回は調子に乗って海岸まで降りて砂浜を快走したのはいいものの、砂浜から道路に上がるのに非常に苦労した記憶があります。
前回苦労した時の写真
固く締まった海岸で走りまくって遊んで気分爽快、いい気になってます。この後に大変な事態になることをまだ知りません。
この辺りはダート天国
位置的に帯広平野の南端辺り。一体何処に続いているのか砂利が敷かれたダートがそこら中にあります。おかげで散々道に迷ったんだけどね。
- アプリで地図を見る
途中、何本かの林道にチャレンジしながら釧路に到着しました。初日の宿泊は釧路のユースに予約を入れました。思ったより早めに到着したので重い荷物を一旦ユースに預け、身軽になってから釧路湿原の展望台等を探索。展望台からは曲がりくねる川を見ることが出来ます。現在では湿原どまんなかを走る道は通行止めですが、大昔は走れてしまいました。 旅の詳細はこちらから→
前回の写真
現在は通れない道を走って向こう側まで出てしまった時の写真。多分。
和商市場で晩飯を食べる
釧路といえば和商市場が有名。誰が開発したのか「のっけ丼」と言うシステムが存在します。最初ご飯だけを購入した後、各店を巡りおかずを好きなだけ購入し丼に乗せていきます。
出来上がったのがこれだ
経験者に言わせてもらうと、調子に乗って乗っけすぎると驚くほど高くつきます。美味しそうだかたと言ってあれもこれも乗せすぎるのは禁物です。
まきばユースで宿泊
現在は知りませんが、当時のまきばユースの規則は結構厳しく、宴会すら出来ませんでした。ライダーの我々は近所のランドリーを利用しつつ、ランドリー内に酒とつまみを持ち込んで騒いでしまいました。ごめんなさい。反省してます。
道内2日目のスタートです。前回(3回めの時)、釧路から先の道東は全て霧にやられてしまいました。途中、厚岸を通過して霧多布に入っても周囲真っ白で何も見えませんでした。今回はどうでしょう、スカっと快晴でないものの充分に景色が楽しめました。特に前回何も見えなかった霧多布湿原がバッチリ見えたのは感動モノです。
馬や牛が近寄ってきます
北海道の馬や牛は興味津々なんでしょうか、すぐに近寄ってきます。
前回は濃霧の中、霧多布キャンプ場でキャンプしました。霧で周囲は何も見えないし、夜の間ずっと断続的に岬に設置された霧笛が大音量で鳴り響くし、オマケに寒いし。ここでも一緒に宿泊したバイク仲間達でいろいろなことがありました。ごめんなさい。反省してます。
芝生が綺麗なキャンプ場
芝生の周囲を囲んだログハウスには見覚えがあります。確かにここで宿泊したのです。
霧多布に来た本当の目的
写真の遠く、岬があるその向こうに小さな陸地があるのが見えますでしょうか。その島は「嶮暮帰島」と言って、大昔ムツゴロウ先生が住んでいた島です。中学生の頃に氏の「無人島記」を読んで以来、絶対に見たいと思っていた島なのです。それからウン十年経ってようやく実現しました。
前回のキャンプ場
現在は芝生にバイクが入れませんが、当時は何処でもオッケでした。地面ドロドロだし。
濃霧の中カッコつけてるのは?
濃霧のお陰で見えるのは灯りの周辺だけ。近くの霧笛が鳴り響く中、岬の先端まで探検しました。海に落ちたら助からないような場所なのによくぞ行ったものです。(現在行けません)
第2回の時に濃霧で何も見えず、前回の第3回の時にはやはり濃霧で断念した根室は、今回は天気が良さそうです。少々遠いのですが思い切って行くことにしました。岬からは歯舞色丹択捉が眼前に見え、売店の全部入りラーメンに感動したのはいいのですが、写真を撮り忘れました。非常に残念です。さて、根室を引き返し次に向かうのは中標津。今夜はライダーハウスを利用するつもりでした。
標識はそのままでした
当時既にムツゴロウ王国は引っ越した後でこの地にはありません。しかしながら標識だけが残っていました。
根室から中標津に向かう途中、舗装道路の両側に素晴らしいフラットな未舗装路が続いていたのでフラフラと入り込んでしまった結果、現在地が全くわかりません。仕方なくテキトーに走っているうちに目指す辺りに出て事なきを得ました。さて、予定していた中標津にあるはずのRHが地図が古いせいで見つかりません。仕方なく摩周YHに予約を入れ開陽台へ向かいます。開陽台とはご存知360度の展望があるライダーの聖地ですが、前回は360度の白い壁が存在するだけでした。2度めの挑戦でようやく開陽台にリベンジです。 旅の詳細はこちらから→
少々霞むけど全然OK!
前回の濃霧に比べたら全然オッケでしょ。地平の境がやや霞むものの開陽台の超展望を見ることが出来ました。
あれ?????
前回来た時の開陽台の形や位置、駐車場の感じが違います。前回は濃霧だったので勘違い? いや、確かに違っています。建て直したのではないかと思うのですが。
開陽台の裏側がキャンプ場
開陽台の真裏にキャンプ可能なスペースが有り、シーズンになるとテントで埋まります。この姿も今回初めて見ることができました。
既に日没寸前です
開陽台がある場所から摩周湖YHまではかなり距離があります。真っ暗の道を走ることだけは危険だし避けたいので早々に退散します。
- アプリで地図を見る
中標津から一番近そうなYHということで予約しました。到着した時は結構暗かったのでわかりませんでしたが、外観も内装も綺麗なYHです。正直利用料金が少し高めかな。今回のツーリングで一番綺麗な宿。幸い夕食時に間に合ったので今回初のマトモな食事となりました。
日没との戦い
YH到着前、開陽台からひたすら日没と戦っている途中の風景。日が沈んだら道路には街路灯なんてありません。何とか明かりが残る中、摩周YHに到着。
道内3日目の早朝。旅先では必ず早めに目が醒めます。朝食までの時間に摩周湖を攻略しました。早朝なので駐車場誰も居ません。よくね、霧の摩周湖と言って、実際霧にやられた話をよく耳にするのですが、これで摩周湖は計3度めなのに一度も霧が出たことがありません。常に快晴です。
早朝の摩周湖
早朝6時前の摩周湖展望台は無人でした。他の観光客も誰も居ません。光り輝く湖面がまぶしすぎます。
摩周湖の反対側を見ると
湖側ではなく反対側を眺めると、山の向こうに薄く湖が見えます。あれは近くにある屈斜路湖。今回はまだ屈斜路湖へは行きません。
噂の裏摩周湖に行ってみる
現在ではすっかり有名になってしまった裏摩周湖ですが、昔はダート道のおかげで知る人ぞ知る場所でした。表側と反対の風景というのも面白いです。
実際は小さな池ですが
舗装道路からダートの枝道に入って何キロか進むと神の子池があります。オフ車だと快適ですが、アメリカンの方は凸凹に苦労してました。
透明度がすっごいんです
水が湖底から湧き出ているため、水の透明度が高く、おかげで写真を撮っても全く写りません。実際に見たほうが断然いいですね。
今回初の屋外温泉は養老牛温泉。神の子池から比較的近くにあります。「養老牛温泉」というのはしっかりとした温泉地ですが、目指すのは山中にある「からまつの湯」。無料で混浴、しかも水着禁止という素晴らしい温泉なのであります。温泉までは未舗装路を走る必要がありますが走りやすい道なので大丈夫です。駐車場は、何処にでもw
川沿いに作られた湯船
一応外側は塀で囲ってあるし、男女別更衣室もあるけど、湯船がちっせ。5人も入れば満員の湯船に入っていたら女性がキター。と思ったら彼氏付でした。水着は無いけどしっかりバスタオル巻きでした。残念。
もう一度開陽台に
養老牛から標津を通って知床に行く途中に開陽台がある。今日は昨日より天気がいいし、見晴らしを期待して行ってみると、見事な眺望でした。マジ地平線が見えるんだよ。すっごいよー。
暫くこの3台で走ってました
見た目も排気量も違うこの3台が向かう先が同じ開陽台だったようです。つるんだ訳でないんだけど、結果的に一列でここまで来ました。
この周辺は直線の宝庫
中標津周辺の道路はまるで定規で線を引いたかのよう。多少の上下があっても強引に真っ直ぐになっている。走ると気持ちいいんだから。
この知床峠を通り抜けるのはこれで2度め。しかし、今回もやはり峠で天気が悪くなってきた。どーもここで晴れない。何だか雨が降ってきそうでしたのでさっさと峠から降りました。するとね、天気いいんだよね。なんだかねー。
どうも天気に恵まれない
確か峠の下にあった熊の湯辺りでは暑いほどの晴天だった筈ですが、いざ峠に上がるとこの通り。見事に曇ってますねー。雨が降りそうですねー。ついてないですねー。
川の向こうに熊の湯
知床横断峠の羅臼側入口辺りにある無料温泉、熊の湯。今回2つ目の温泉に入ります。場所は橋を渡った向こう側。湯船も更衣室も男女別なので安全。ただ、問題は熱いんだよね。自分は意地でも無理して入ってやりました。熱かったら地元民の冷たい視線に負けず、素直に水で埋めましょう。
羅臼から知床を横断して反対側へ。途中分岐を半島先端に向かって走ります。途中で未舗装路になる先にある川が、カムイワッカ川。その川を暫く川登りした先にある滝壺の温泉が通称「カムイワッカ滝の湯」です。北海道で随一の秘境温泉だと断言できます。昔は自由に林道を走れたのですが最近では規制されている場合があります。常に事情が変わってきています。常に最新の情報を手に入れて下さい。
川底を歩いて登って行く
この温泉は酸性の水質。そのせいか川底にぬめりがなく、植物が生えていないんですね。登りやすいとはいえ相当急な箇所もあり危険。それなりの履物が必須です。昔はもっと上の滝壺まで行けたと思うんだけど、現在は止められています。温泉として入りやすい滝壺はフルオープン。水着が無難かな。当然無料。
- アプリで地図を見る
3日目の宿は斜里のライダーハウス、クリオネです。北海道にやって来て途中出会ったライダーの皆さんから「良かったよ」という噂を聞いてやって来ました。ここは基本的にキャンプ場のようです。その中の一角に建っている巨大な倉庫のような建物がライダーハウスとなっています。到着すると丁度夕食前で、近隣の施設へ食べに行くということになってました。特筆すべきは温泉です。モール温泉と呼ばれる温泉が無料で24時間入りたい放題。夜は例のごとく宴会になりました。
ガス欠の恐怖
知床のカムイワッカ攻略後暫くしてガソリンがリザーブに切り替わりました。その先の町にガソリンスタンドがある筈だとアテにしてたら休業日。どこまでガソリンが持つのか恐怖と闘いながら走ること約40キロ。呑気に写真撮ってる場合ではないのです、本当は。結局斜里の町までガス欠しなくて助かりました。道内では早め早めのガソリン補給が鉄則だと改めて実感しました。
いよいよ道内4日目。昨晩宴会後に行き先を検討した結果、一度も行ったことがない野付半島に行ってみることにしました。方角的には再び標津町に向かうことになります。このあたり、前日に行き先を決めるという全くの行き当たりばったり。マジにテキトーなのであります。ということでクリオネを出発後は眺望が効かない山の中を通り抜け、海に出たら半島は直ぐ先。細い半島の先にあるのが名所になっている「トドワラ」。近くで見れるかと思ったら案外遠かったです。
この先は徒歩オンリー
野付半島は地図で見ると道路の両端が海のように見えますが、実際は案外幅が広くて両側海が見えることはありません。なお本当の先端へは道道終点から先、徒歩になります。少しだけ歩いてみましたが、直ぐ挫折しました。
野付半島攻略後、屈斜路湖の温泉を目指すことにしました。途中、中標津あたりを今回3度めの通過となります。一体何やってるんでしょ。我ながら呆れます。この辺りは見渡す限りの牧場地で、道路が正しく碁盤の目になっています。しかも殆どが未舗装路。ある意味、最も北海道らしい風景がここにあるのです。方角をカンに任せて地図もろくに見ないで縦横無尽に走りまくりました。
フラットダートが一直線
定規で線を引いたように区画されているのでどこまでも一直線。途中、牛以外誰も居ません、何もありません。あまりの快適走行中にメーターを見たら100キロでした。驚きました。
牧草ロールがゴロゴロしてる
一帯の牧草地には刈り取られた牧草ロールがそこら中に点在しています。思わず中に入って写真を撮ってしまいました。
方角だけはちゃんと確認します
時折見掛ける道路標識で方角を確認して再び走り始めます。途中に「多和平」という処が近いらしいので向かうことにします。
標茶の多和平に到着
中標津の開陽台は元祖地平線を眺めるスポットですが、地平線スポットとして新たに多和平展望台が脚光を浴びています。展望台は標高がやや低いものの景色はバッチリ。キャンプ場も併設してるので宿泊も可能です。
多和平からの眺め
実は開陽台の地平線率は約270度ですが、ここ多和平の地平線率は360度。まさに平原のど真ん中という雰囲気です。
多和平から屈斜路湖へはほぼ一本道なので寄り道できません。途中、2日前にお世話になった摩周YHのすぐ近くを通過して屈斜路湖に到着。目指すは和琴温泉の露天風呂。屈斜路湖へは今回で3度目。前回和琴でキャンプした時とは随分変わっていて、池の周りに垣根が出来、更衣室もありました。温泉到着時、前の3人組が帰る所で、熱すぎて入れないんだって。ここは意地で10秒だけ入ってやり、喝采と勝利を勝ち取ったのでした。温泉無料。
全く変わらない湖畔の風景
温泉の周囲だけ様子が変わっていますが、屈斜路湖自体は全く変わっていません。実は池の温泉は屈斜路湖に続いています。前回は夜中に温泉に入った後、勢いで『そのまま』屈斜路湖で泳いだのはナイショの話。
半島の中は深い森
半島は歩くと狭いところなのですが、中央部がガッツリ森になっていて神社や温泉があるのです。木の上を見るとリスの姿も。
半島の中にある温泉も攻略
屈斜路湖の中に突き出している半島の中にも実は温泉があります。湖畔に小屋が建っていてその中が温泉になっています。熱いという噂がありましたが湯加減は調度良かったです。温泉無料。
美幌峠に上がってみます
連続して温泉攻略後、美幌峠に上がって更に展望台に上がって見ると眼前に屈斜路湖がパノラマ状態で横たわっています。正面の島は中島。ここで再度行き先を検討。次はオホーツクを目指します。
美幌峠から一帯どの道を通ってオホーツク沿岸に出たのか全くわかりません。快適そうな道を選んでいたらサロマ湖に出ていました。そろそろ日がか傾いてきたので次の宿泊地を探さなければなりません。取り敢えず途中、紋別市街でライダーハウスを見掛けたものの、もう少し走れそうなので次のライダーハウス「愛夢巣」にしました。そしたらね、その日の宿泊は自分だけなんだって。晩飯を頂きながらオーナーと2人のみ。かなり酔ってましたね、オーナーが。これにて道内4日目は終了です。
道路標識に萌えます
道路標識を見ると、遠くに来たものだと実感しますね。ちなみに道内では1キロ=1分で完全換算可能。標識の稚内までは228分、つまり3時間48分で到達可能だということです。この計算は結構正確ですよ。道内恐るべしw
- アプリで地図を見る
思いがけず北の方までやって来てしまいました。そろそろ札幌の方角に向かう必要があります。ここから内陸部に入るとして、途中にあるのが美瑛と富良野。久し振りに麓郷の森を見てみたいし。ということで行き先は富良野に決定。更に今回は初の「とほ宿」というものに泊まって見たいと思います。 ※順番が逆になりますが、ここに『Aスポット』が入ります。 さて、富良野で一泊して道内6日目になりました。フェリーを問い合わせたら予約した便は既に欠航が決定。空模様も怪しいので朝から富良野でのんびりしています。向かった先は麓郷の森。
北の国からの世界がそこに
この建物を見るとどこからかさだまさしのテーマ曲が頭の中をよぎります。この辺りもこれで3度目になりますが、来る度に建物が崩壊していくようです。
石の家
今回初めて見る石の家。有料でしたので中には入らず、遠くから眺めさせて頂きました。
拾った家
文字通り、廃品を集めた家だそうです。廃品と言いながら企画して造った雰囲気が出過ぎ。雰囲気はありません。
名物は忘れるべからず
売店で売ってたじゃがバタとメロン。地域によって味が違います。名物は見つけたらその場で食べてみるべきです。
入れるだけ温泉に入りたい
写真がありませんが、吹上温泉に入ってきました。話によると北の国からで宮沢エリが入った温泉だそうです。その後は続きで大雪山十勝岳に。いよいよ空が怪しい雰囲気。
富良野駅まで戻ったところで無情の雨。カッパ着るの嫌だったし、翌日の船は欠航決定だし。ということで早々に富良野連泊決定。本日の宿はRHの「ログ由縁」。ここも出会ったライダー推薦の宿。RHにしてはやや高いものの、布団に寝れるというメリットと居心地の良さを優先しました。早めの時間に決めたので夕方までRH内でゴロゴロし、晩飯は皆で富良野にある回転すしまで走り、夜は例のごとく宴会です。今回つくづく感じたのは、RHを利用する方は皆たくましい。旅のプロと言う感じ。道内の情報もバッチリ聞けます。こうして道内6日目は無事終了。
建物は完全手作りだそうです
宿の名前の通り、ログハウスはオーナによる完全手作り。北海道では自分が住む家は自分の手で作るケースが少なくないようです。外観はややアレですが、居住性バッチリ。
道内7日目になりました。本来は今頃小樽ターミナルに居るべきなのですが、まだ富良野にいます。しかし、便の状況とチケットを確認するために一度はターミナルに行かねばなりません。本日は途中寄り道はなるべく避けて小樽に向かいます。何通りかある行き方のうち、選んだのは夕張に続く、前回延々雨の中何十キロも続いた泥んこダートの道。現在は整備されて快適な道になっています。途中、通過する夕張に少し立ち寄っただけで、札幌にもよらずに小樽に直行。小樽の三角市場でお土産を選んでからターミナルへ。今晩台風が通過する予定なので明日の便を押さえました。
飛び出し注意標識にビビる
道内には様々な動物飛び出し注意標識が存在します。キタキツネやシカ、タヌキは普通ですが、この標識だけは見たくありませんでした。こんなんが道路に飛び出してきたらどうします?
夕張は映画の町
この当時、映画関連のポスターや展示が町のあちこちにありました。途中、夕張のRH前を通ったら案外快適そうでした。
前回の小樽では
前回の写真を探すと見事に同じ場所で撮ってます。酷いドロドロ道を走り続けたのでよく見ると車体は泥だらけの状態。北海道の勲章のようなものです。
その後は小樽ターミナルで泊まるのを避け、伝説のRH宿「オショロ」にて宿泊。夜半から暴風雨に見舞われた小樽直撃台風を宿の中で回避。翌道内8日目午後、ようやく道路封鎖が解けたのを機にフェリーターミナルに移動。夕刻頃にフェリー乗船が始まりこれにてひと安心。この先敦賀まで何もやることがありません。これにて行き帰り台風直撃を食らった結果全日程11日に及ぶ今回の北海道ツーリングも終了となります。色々なことがあり過ぎて楽しかったツーリングでした。また機会があったら行きたいですね。
フェリー内はスッキリ
通常、ここら辺りにはテーブルや椅子が置いてあるはずですが、あまりにも揺れるため危険なので全て撤去してありました。台風は過ぎたのですが波が収まらず真っ直ぐ歩けません。
翌日は波穏やかに
一晩寝た後は波も収まり穏やかになっていました。
ゆっくりと疲れを取るのです
フェリー内は何もやることがありません。船尾デッキの椅子でひたすらゴロゴロして道内での疲れを取るのです。
さらば北海道の旅
最終日夕方。間もなく敦賀到着。敦賀に到着したら自宅に向かって走るだけ。これにて北海道旅行も終了ですね。