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国立新美術館「こいのぼりなう!須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション」開催

2018年4月11日(水) 〜 2018年5月28日(月)

ポイント!
  • こどもの日にぴったりな、躍動感溢れるこいのぼりの展示
  • 体験コーナーでは実際にこいのぼりを作ることができる!
  • 観るだけでなく、聞いて触って楽しめて観覧料は無料!

展覧会概要

日本を代表するテキスタイルデザイナー、須藤玲子がデザインした約300匹のこいのぼりが、展示室をダイナミックに泳ぎまわる。須藤は、日本の伝統行事に着想を得たこのインスタレーションを、フランスの展示デザイナーのアドリアン・ガルデールとコラボレーションし、2008年にはワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ舞台芸術センターにおいて、2014年にはパリのギメ東洋美術館にて発表した。国立新美術館のもっとも大きい展示室(2000㎡、天井高8m)を使った今回の新しいヴァージョンには、ライゾマティクスの活動で知られる齋藤精一も加わります。また会場には、どなたでも参加できる体験コーナーも用意されている。色とりどりのこいのぼりが生み出す「なう!」な空間に期待しよう。

須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2014年 フランス国立ギメ東洋美術館展示風景
須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2014年 フランス国立ギメ東洋美術館展示風景

展覧会の見どころ

過去最大級のインスタレーション

須藤玲子と、須藤が主宰するテキスタイルメーカー「布」のメンバーがデザインしたこいのぼり約300点を一挙に展示。国立新美術館でもっとも大きい展示室(2000㎡、天井高8m)全面を使い、こいのぼりを空間全体に泳がせる。

日本初のコラボレーション

須藤とは、これまでワシントンD.C.とパリでもコラボレーションを行ってきた展示デザイナーのアドリアン・ガルデール。本展では、ここにライゾマティクスの齋藤精一も加わり、日本で初めてのコラボレーションが実現。

須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2008年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景
須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2008年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景

体験コーナー

ワークシートを使い、随時手軽にこいのぼりの制作が楽しめる体験コーナーを会場に併設(参加は無料)。また、こいのぼりに使われている布を実際に手に取り、それぞれにつけられているタイトルや産地の情報を知ることができるコーナーも設けられる。

トークイベント

須藤と齋藤による展覧会関連トーク、また、日本では初となるガルデールのレクチャーが実現。会期中には須藤による、こいのぼりのワークショップも予定している。

「六本木アートナイト2018」に合わせたスペシャル・プログラムを開催

本インスタレーションにサウンドを提供するsoftpadによるスペシャル・プログラムを5月26日(土)に開催予定。イベントの詳細は決定次第、国立新美術館ホームページ等で告知。

関連イベント

スペシャル・トーク1 アドリアン・ガルデール

日時:4月11日(水) 14:00 〜15:30(13:30開場) 
会場:国立新美術館 3階講堂 
参加費:無料・申込不要
定員:260名(先着順) ※英日逐次通訳付き

スペシャル・トーク2 須藤玲子+齋藤精一

日時:5月13日(日) 14:00 〜15:30 
会場:国立新美術館 企画展示室2E内 
参加費:無料・申込不要 
定員:100名(先着順)

こいのぼりなう!ワークショップ

日時:4月29日(日) 13:00 〜16:00 
講師:須藤玲子 
参加費:無料・事前申込制
※イベントの詳細は決定次第、国立新美術館ホームページ等で告知。

須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《Fantasy in Japan Blue》 2017年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景
須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《Fantasy in Japan Blue》 2017年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景

作家プロフィール

須藤玲子

テキスタイルデザイナー。1953年、茨城県石岡市生まれ。東京都在住。1984年、テキスタイルメーカー株式会社「布」の設立に加わり、新たな技術を駆使した布づくりを行う。2005年に英国UCA芸術大学から名誉修士号を授与。2006年にマンダリンオリエンタル東京のテキスタイルデザインを手がけ、毎日デザイン賞を受賞。2008年より株式会社 良品計画のファブリック企画開発に携わり、2016年より無印良品のアドバイザリーボードメンバー。その他、企業などのテキスタイル開発についてもデザインアドバイスを行っている。布の豊かな表現性が評価され、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ビクトリア&アルバート美術館、東京国立近代美術館工芸館などに作品が所蔵。国内外で展覧会も多数開催。東京造形大学教授、セントラル・セント・マーチンズ客員教授、株式会社「布」取締役。

アドリアン・ガルデール

展示デザイナー。1972年、パリ生まれ。同地在住。2000年にスタジオ・アドリアン・ガルデールを設立。照明などのプロダクトデザインから世界各国の美術館・博物館の展示デザインまでを幅広く手がける。これまでの代表的な仕事として2010年のカイロ・イスラミック美術館の改修や2012年に開館したルーブル美術館ランス別館、2016年に上海・余徳耀美術館(YuzMuseum Shanghai)で開催されたアルベルト・ジャコメッティ回顧展の展示デザインなどを担当。現在進行中のプロジェクトとして、デイヴィッド・チッパーフィールドと協働しているロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、フォスター・アンド・パートナーズとともに設計中のナルボンヌ・中世美術博物館新館がある。

齋藤精一

株式会社ライゾマティクス 代表取締役、ライゾマティクスアーキテクチャー主宰。1975年、神奈川県生まれ。東京都在住。コロンビア大学で建築デザインを学び、NYで活動を始める。その後2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選ばれたことをきっかけに帰国。2006年にライゾマティクスを設立。以降、建築で培った思考をもとに、アート、コマーシャルの分野でインタラクティブな作品制作を続けている。2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員、2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、六本木アートナイト2015メディアアートディレクター。また、須藤が取締役を勤める「布」ではHPや映像制作を担当。

サウンド:softpad

須藤玲子+齋藤精一 《NUNO: Lost and Found(鶴岡織物工業協同組合)》(映像スチル) 2016年
須藤玲子+齋藤精一 《NUNO: Lost and Found(鶴岡織物工業協同組合)》(映像スチル) 2016年

ホリデー編集部

ホリデー編集部からのコメント

体験コーナーやトークイベントなど盛りだくさんな企画展!観覧料も無料ということなので、こどもの日に合わせてご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか?

開催場所

イベント情報

こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション

開催期間

2018年4月11日(水) 〜 5月28日(月)

開催時間

10:00〜18:00
毎週金・土曜日、4月28日(土) 〜 5月6日(日)は20:00まで
※5月26日(土)は 「六本木アートナイト2018」開催にともない、22:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで

料金

観覧料:無料

問い合わせ先

03-5777-8600(ハローダイヤル)

主催者

国立新美術館

オフィシャルサイト

写真一覧

  • 須藤玲子 《Trap Circle》 2015年 撮影:Sue McNab
  • 須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《Fantasy in Japan Blue》 2017年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景
  • 須藤玲子+齋藤精一 《NUNO: Lost and Found(鶴岡織物工業協同組合)》(映像スチル) 2016年
  • 須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2008年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景
  • 須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2008年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景
  • 須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《こいのぼり》 2014年 フランス国立ギメ東洋美術館展示風景