国立新美術館で「日本かぶれのナビ」の異名を取るピエール・ボナールの企画展を開催
2018年9月26日(水) 〜 2018年12月17日(月)
- 「日本かぶれのナビ」の異名を持つ謎多き 20 世紀フランス絵画の巨匠・ピエール・ボナールの企画展
- ピエール・ボナールの傑作130点以上が集結する14年振りの大回顧展
- 絵画はもちろん、素描や版画、写真といったさまざまなジャンルの作品を展示
2018年9月26日(水)から12月17日(月)の期間、東京・六本木にある国立新美術館で「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」を開催する。
19世紀末のフランスでナビ派の一員として出発した画家ピエール・ボナール(1867〜1947)は、浮世絵の影響が顕著な装飾的画面により、「日本かぶれのナビ」の異名を取った。20世紀に入ると、目にした光景の印象をいかに絵画化するかという「視神経の冒険」に身を投じ、鮮烈な色彩の絵画を多数生み出す。
今回の企画展では、パリ・オルセー美術館の特別協力を得て、その豊富なコレクションを中心に構成される大規模な回顧展。絵画はもちろん、素描や版画、写真といったさまざまなジャンルの作品を通じて、謎多き画家ボナールの魅力に迫る内容となっている。
各章の紹介
ボナールの作品を年代順にテーマごとに紹介。
-
日本かぶれのナビ
浮世絵のような平坦な色面構成や掛け軸風の縦型作品など、日本美術からの影響をたどる。 -
ナビ派時代の版画作品
ボナールを世に知らしめた、都会的で洒脱なリトグラフによるポスターや版画集を紹介。 -
スナップショット
コダックの手持ちカメラで撮影した日常のスナップ写真から創造のプロセスを明らかにする。 -
近代の水の妖精たち
ボナール絵画の代名詞「浴室の裸婦」に、色彩や構図などの独自性を見出す。 -
室内と静物「時間の静止」
「親密さ」をテーマに、どこか謎めいたボナールの室内画を概観する。 -
ノルマンディーやその他の風景
ノルマンディー地方などボナールが滞在した土地で描かれた、水と空気に満ちた風景画を紹介。 -
終わりなき夏
晩年に暮らした南仏 ル・カネの風景を中心に、 輝く色彩に満ちたボナールの「終わりなき夏」を表現したといえる作品群で展覧会を締めくくる。
開催概要
- 名称 オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展
Pierre Bonnard, l'éternel été / Pierre Bonnard, The Never-Ending Summer - 会期 2018年9月26日(水) 〜 12月17日(月) ※休館日:毎週火曜日
- 会場 国立新美術館 企画展示室 1E
- 主催 国立新美術館、オルセー美術館、日本経済新聞社
ホリデー編集部からのコメント
時代によって変化するピエール・ボナールの作品を一度に見られる大回顧展!この企画展で20世紀のフランスの巨匠の魅力を体感しよう!
開催場所
イベント情報
オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展
開催期間
2018年9月26日(水) 〜 12月17日(月)
開館時間
10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週火曜日
主催者
国立新美術館、オルセー美術館、日本経済新聞社