蛎殻銀座跡碑
東京都中央区日本橋人形町1丁目17-8
1612年、日本の政権において銀地金の売買、貨幣の鋳造を担った銀座が駿府から移転し、江戸・京橋銀座が設立。
江戸銀座において上納銀の滞納など不正行為が発覚し、銀改役の大黒長左衛門八代目常房は家職放免の上、永蟄居を命じられた。
大黒作右衛門十代目常明が京都銀座から江戸へ招致され、京都および江戸両座の銀改役を兼任。
銀座粛正の後、座人は縮小、蛎殻町(現在の日本橋人形町)に移転。
南鐐二朱銀鋳造が再開。
京都および京橋で行われていた貨幣鋳造は蛎殻町銀座に集約、幕府による統制が強化され、御用達町人による請負事業から事実上幕府の直轄事業となった。